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4章.波乱
113.2回目のデート「内緒にしてて下さいね」
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アリーシャとの電話が終わったのを見計らったように達也がドリンクバーからドリンクをトレーに乗せて帰ってきた。
「誰かと携帯で話してたみたいだけど楽しそうだったね
とさり気なく私に言いながら持ってきたトレーから飲み物をテーブルに並べてくれている。
達也私がスマホで話してるの見て、終わるまで待っててくれたんだ。
そんな達也の気遣いが嬉しい。
それに私が誰と話してるのか・・気になっちゃったのかな?
『真逆、妬いちゃった?』
ふと・・そんな思いが心の中に浮かんできちゃってた。
心配?かけても悪いし、それに隠すような事じゃ無いから
「アリーシャから番組収録の空き時間だって電話かかってきて、収録予定どうりだから17時にこのレストランで待ち合わせしようって連絡してくれたの。
それとね・・
私達の『ベストカップルコンテスト』の様子、ツイッターにアップされてるってチェック入っちゃった」
「電話の相手アリーシャだったんだ~」
達也はそう言った瞬間
『はぁ~』
と胸を撫で下ろすような仕草を一瞬見せた。
やっぱり・・達也・・私が男の人と電話してると思っちゃってた?
う~ん、私が話してたのは、正確には男の子・・だよね!!
でも、此れは内緒!!だってアリーシャが男だってバラす訳にはいかないもの!!
達也はいつの間にかスマホを操作してツイッター検索して
アップされている『ベストカップルコンテスト』の様子をチェックしていた。
「本当にアップされてたんだ」
と私達の動画をマジマジ見ている。
私も何か言おうと思ったけれど・・・
あのパンチラ場面みて何か言われるとどう答えて良いか解らず、結局私は何も言わない事にした。
『早く世間の記憶から消えて欲しい』
そう思わざるを得なかった。
私はその話を振られる前に話題転換!!
「達也~もう14時前だから達也が言ってた宝石屋さん、先に行かない?」
そう言って胸元から半分に欠けたペンダントを出して達也の前で揺らせてみせる。
「あ・・もうそんな時間になってたんだ!!じゃ~宝石屋さん行ってみようか」
達也は時計を見ながらそう言って、荷物をもって立ち上がった。
そしてレジで会計をした後、そのまま出ようとするから・・
「達也、その大きな写真そのまま持って行くつもり?」
私は思わず達也に聞いてしまっていた。
「そのつもりだけど、何か有るのか?」
「何かあるかじゃ無いでしょ?達也はその写真宝石屋さんまで皆に見られながら持って行くつもりなの?」
達也はマジマジその写真を見ながら
「あ~~ヤッパリマズイ・・・かな?」
「私はめいっぱいパンチラした写真見られたくないんだけどな~」
と可愛く小首を傾げ達也の顔を下から覗き込む。
「そ・・・そうだよな」
今頃気づいたか・・この鈍感!!
私はレジをしている店員さんに
「今日17時5人で食事したいんですけど、予約席として抑えておいて欲しいんですが大丈夫でしょうか?それとその時までこの写真を此処で預かってて欲しいんですけど良いでしょうか?」
とさり気なく聞いた。
「先にお写真の方お預かりいたします」
そう言って店員さんは達也の持っていたA3判の写真を預かってお客様お預かり分と札を付けて保管してくれている。
それを心配そうに達也が目で追っている。
『達也どんだけその写真気に入ってるのよ!』
そう思わず叫んでしまいたい心をグゥッと押さえる。
「因みに夕方は何方とご一緒されるんですか?」
気さくに店員さんが私に聞いてくれる。
「ロックバンド『Yui&アリーシャ』の人達と一緒に食事です。内緒にしてて下さいね」
「え・・・」
と店員さんは驚の声を一瞬あげる。
「内緒にお願いしますね」
と私はくちびるの前に人差し指を立てて可愛くウィンク。
「で・・ですよね~じゃ~VIPルームご用意しておきますのでいらっしゃいましたらお声をお掛け下さいませ」
と言いながら店員さんは深々とお辞儀をしてくれる。
つづく・・・
「誰かと携帯で話してたみたいだけど楽しそうだったね
とさり気なく私に言いながら持ってきたトレーから飲み物をテーブルに並べてくれている。
達也私がスマホで話してるの見て、終わるまで待っててくれたんだ。
そんな達也の気遣いが嬉しい。
それに私が誰と話してるのか・・気になっちゃったのかな?
『真逆、妬いちゃった?』
ふと・・そんな思いが心の中に浮かんできちゃってた。
心配?かけても悪いし、それに隠すような事じゃ無いから
「アリーシャから番組収録の空き時間だって電話かかってきて、収録予定どうりだから17時にこのレストランで待ち合わせしようって連絡してくれたの。
それとね・・
私達の『ベストカップルコンテスト』の様子、ツイッターにアップされてるってチェック入っちゃった」
「電話の相手アリーシャだったんだ~」
達也はそう言った瞬間
『はぁ~』
と胸を撫で下ろすような仕草を一瞬見せた。
やっぱり・・達也・・私が男の人と電話してると思っちゃってた?
う~ん、私が話してたのは、正確には男の子・・だよね!!
でも、此れは内緒!!だってアリーシャが男だってバラす訳にはいかないもの!!
達也はいつの間にかスマホを操作してツイッター検索して
アップされている『ベストカップルコンテスト』の様子をチェックしていた。
「本当にアップされてたんだ」
と私達の動画をマジマジ見ている。
私も何か言おうと思ったけれど・・・
あのパンチラ場面みて何か言われるとどう答えて良いか解らず、結局私は何も言わない事にした。
『早く世間の記憶から消えて欲しい』
そう思わざるを得なかった。
私はその話を振られる前に話題転換!!
「達也~もう14時前だから達也が言ってた宝石屋さん、先に行かない?」
そう言って胸元から半分に欠けたペンダントを出して達也の前で揺らせてみせる。
「あ・・もうそんな時間になってたんだ!!じゃ~宝石屋さん行ってみようか」
達也は時計を見ながらそう言って、荷物をもって立ち上がった。
そしてレジで会計をした後、そのまま出ようとするから・・
「達也、その大きな写真そのまま持って行くつもり?」
私は思わず達也に聞いてしまっていた。
「そのつもりだけど、何か有るのか?」
「何かあるかじゃ無いでしょ?達也はその写真宝石屋さんまで皆に見られながら持って行くつもりなの?」
達也はマジマジその写真を見ながら
「あ~~ヤッパリマズイ・・・かな?」
「私はめいっぱいパンチラした写真見られたくないんだけどな~」
と可愛く小首を傾げ達也の顔を下から覗き込む。
「そ・・・そうだよな」
今頃気づいたか・・この鈍感!!
私はレジをしている店員さんに
「今日17時5人で食事したいんですけど、予約席として抑えておいて欲しいんですが大丈夫でしょうか?それとその時までこの写真を此処で預かってて欲しいんですけど良いでしょうか?」
とさり気なく聞いた。
「先にお写真の方お預かりいたします」
そう言って店員さんは達也の持っていたA3判の写真を預かってお客様お預かり分と札を付けて保管してくれている。
それを心配そうに達也が目で追っている。
『達也どんだけその写真気に入ってるのよ!』
そう思わず叫んでしまいたい心をグゥッと押さえる。
「因みに夕方は何方とご一緒されるんですか?」
気さくに店員さんが私に聞いてくれる。
「ロックバンド『Yui&アリーシャ』の人達と一緒に食事です。内緒にしてて下さいね」
「え・・・」
と店員さんは驚の声を一瞬あげる。
「内緒にお願いしますね」
と私はくちびるの前に人差し指を立てて可愛くウィンク。
「で・・ですよね~じゃ~VIPルームご用意しておきますのでいらっしゃいましたらお声をお掛け下さいませ」
と言いながら店員さんは深々とお辞儀をしてくれる。
つづく・・・
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