仮想現実・夢見る少女

神城 リーナ

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4章.波乱

116.2回目のデート「私達死じゃうの?」

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「クソ!!当たってないのか?」
「奴らは一体何者なんだ!!」

私達を銃撃してきた男達はそう口々に叫んでいる。

『当たってない?』
『私達、あの男達に撃たれたの?』
そんな疑問が次から次に浮かんでくる。

私は・・・
銃声がした瞬間、咄嗟に達也を庇って私の背中を敵に向け達也の体を抱き抱えていた。
そんな事した記憶全然無かったのに!!

達也は?
そんな私の咄嗟の行動にビックリして私の顔をじっと凝視したままだ。
達也の顔が・・
私の頬の傍に有る!!
達也の激しい息遣いが・・
私の頬を擽り続けている。

『私達は撃たれた?はずなのに何故?』
弾が当たった形跡さえ無いのは何故?


私と達也は同時に拳銃を持った男達の方に視線を向けた。
その瞬間に

「ダン!」
「ダン!」
「ダン!」
「ダン!」
「ダン!」
「ダン!」
「ダン!」
「ダン!」

男達の構えた拳銃から再度の銃撃。

硝煙で男達の姿が霞む・・・

今度こそ、私達2人は銃撃で蜂の巣のように穴だらけに?


『なってない!!』

奴らの発射した銃弾は・・・

私達の目の前の空間で止まっている?

そして次の瞬間、

『コンッ』
『コンッ』
『コンッ』
『コンッ』
『コンッ』
『コンッ』
『コンッ』
『コンッ』

と金属音を響かせてアスファルトの路面との間に音を奏でる。

そんな状態を見た暗殺者達の一人は
「チッ拳銃は奴らには効かないのか、グレネードランチャーで攻撃だ!!」
そう言った瞬間コートの中からランチャーを取り出しランチャーを構えた瞬間に立ち止まった。

『ドーン』

『ドーン』

暗殺者が構えたランチャーから同時にグレネード弾が発射される。
それはまるで映画で見た戦闘シーンのよう。

『此れは現実????私達死ぬの?』

私の頭の中は一瞬でパニックになる。

つづく・・・
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