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5章.初まりの日
134.アリーシャとヤツとの関係「初まりの日」
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私が夢だって思っていた事は全部本当の出来事だった。
アリーシャの言葉に私は
『現実に一瞬で引き戻される』
「アリーシャ、私どうしちゃったのかな?」
正気に戻った私はそう聞くしかなかった。
「どうもヤツが咲の意識とリンクして咲に無意識にやらしたみたいだな。俺達には何もヤツは何もしてくれなかったって言うのによ!!
何で咲だけこんなに贔屓するんだ」
アリーシャは何故か不機嫌そうに呟いている。
どうもアリーシャがヤツと呼んでいる者と話した事が有るのは鮎香さんだけらしい。
アリーシャは、この辺一体の戦闘の惨劇の状態をあの黒龍を呼び出して跡形もなく全部消滅。
もう今では此処でそんな事が有った事さえ解らない。
私達は予定どうり、鮎香さんの運転で今海に向かっている。
そして私はその車の中でアリーシャがヤツと呼んでいる者の正体を聞く事になる。
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
アリーシャは後部座席で詩織の体を抱き締めながら思い出すようにヤツと呼んでいる者との出会った状況を喋りだす。
・・・
俺は入学式で正体をバラしてしまった手前、鮎香に合って直接此れからの事を相談しようと思ったんだ。
真逆、テレビ局や、雑誌の記者まで来るとは思っても見なかったからな。
今まで鮎香がバレないようにマスコミを抑えてくれてたのに俺がバラしちまった格好になった訳だから鮎香に相談しとかなきゃ後で何言われるか解ったもんじゃねえって俺もビビっちまった訳だ。
でもよ、校門の前にはもう取材陣とか一杯いてさ、そのままじゃ見つかっちまうしと思って悩んでたんだ。
俺はゲリラライブを数え切れないくらい経験したお陰で、見つからないように逃げる?隠れるのは得意だ。
ゲリラライブを経験したお陰で、ゲリラライブが終わると速攻片付けて楽器、超小型アンプ、超小型大出力スピーカーを抱えたまま詩織を気遣いながら何時も全力疾走してた。
だから、今日みたいに何も持っていない状態だったら楽勝だぜ!!
『裏の塀から出れば?』
そう思い、俺は校庭の裏に回って校舎の裏の塀まで歩いて行ったんだ。
すると白沢高校の塀は余り高くなさそうだから、一気に飛び越える事が出来そうだと思った訳だ!!。
見た所、おれの背丈よりも少し高い位・・かなざっと見て高さ2メートルって感じだろう。
此れくらいの高さだったら楽勝!!
何せ俺は鮎香に鍛えられてるからな!!鮎香の戦闘狂、容赦ないからな・・
『きょろっ』
左よ~~し!!
『きょろっ』
右よ~~し!!
前方は・・此れは飛び上がらないと無理!!
そのまま塀にぶつかるような真似は絶対にしない。
一歩下がって、助走をつけて
『エイッ』
俺は一気に塀の上に両手をついて体を腕の力で塀の上に押し上げる。
同時に塀と平行に体を真横に倒しその瞬間外の景色を確認。
『よし!!誰も居ない!!降りるなら今!!』
一気に外の歩道に飛び降り、飛び降りた瞬間に全速力でダッシュだ!!
一刻も早く白沢高校のこの場所から遠ざかる。
それが最優先!!
それにしても、この男の白沢高校の制服は目立ってしょうがねえぜ!!
姉貴のいったようにまだ、女の子の制服の方が違和感無くて良かったかもしれねえ。
『着替えだけでも持ってきとくべきだったな』
俺は全速力で走りながら独り言を言ってしまっていた。
今11時過ぎか。この時間街中を歩いている高校生なんてまだ居ない。
高校の制服で出歩いていると相当に目立つな。
駅への道を只管に全速力で走り抜ける。
今の所、追って?そう言うと何か俺殺人犯か何かで追いかけられている気分になるからその言い方は止そう!!
後をつけてくる報道陣は居ないと言ったほうが言いな!
途中交差点に差し掛かった時ビルの壁に取り付けられた大画面の液晶にデカデカと俺の顔が映し出されていた。
「な・・・なんだ~~俺が何で?」
大画面に映し出された俺の入学式ライブ映像、
新入生の誰かが携帯で撮ってたか!!
そして流れるテロップ
『大スクープ!!』
『正体不明のロックバンド『yui&アリーシャ』の正体が解る!!』
『『yui&アリーシャ』の正体は白沢高校の学生で二人は姉妹 』
『入学式で突然のライブ敢行!!ロックバンド『yui&アリーシャ』新曲2曲披露』
名前は出ていないな!!
俺達未成年だから?もしかして姉貴が脅した?
これから高校生活ちょっとやりにくくなるな。
それにしても、情報ってのは凄い早さだな!!
兎に角、駅へ急ごう。
つづく・・・
アリーシャの言葉に私は
『現実に一瞬で引き戻される』
「アリーシャ、私どうしちゃったのかな?」
正気に戻った私はそう聞くしかなかった。
「どうもヤツが咲の意識とリンクして咲に無意識にやらしたみたいだな。俺達には何もヤツは何もしてくれなかったって言うのによ!!
何で咲だけこんなに贔屓するんだ」
アリーシャは何故か不機嫌そうに呟いている。
どうもアリーシャがヤツと呼んでいる者と話した事が有るのは鮎香さんだけらしい。
アリーシャは、この辺一体の戦闘の惨劇の状態をあの黒龍を呼び出して跡形もなく全部消滅。
もう今では此処でそんな事が有った事さえ解らない。
私達は予定どうり、鮎香さんの運転で今海に向かっている。
そして私はその車の中でアリーシャがヤツと呼んでいる者の正体を聞く事になる。
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アリーシャは後部座席で詩織の体を抱き締めながら思い出すようにヤツと呼んでいる者との出会った状況を喋りだす。
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俺は入学式で正体をバラしてしまった手前、鮎香に合って直接此れからの事を相談しようと思ったんだ。
真逆、テレビ局や、雑誌の記者まで来るとは思っても見なかったからな。
今まで鮎香がバレないようにマスコミを抑えてくれてたのに俺がバラしちまった格好になった訳だから鮎香に相談しとかなきゃ後で何言われるか解ったもんじゃねえって俺もビビっちまった訳だ。
でもよ、校門の前にはもう取材陣とか一杯いてさ、そのままじゃ見つかっちまうしと思って悩んでたんだ。
俺はゲリラライブを数え切れないくらい経験したお陰で、見つからないように逃げる?隠れるのは得意だ。
ゲリラライブを経験したお陰で、ゲリラライブが終わると速攻片付けて楽器、超小型アンプ、超小型大出力スピーカーを抱えたまま詩織を気遣いながら何時も全力疾走してた。
だから、今日みたいに何も持っていない状態だったら楽勝だぜ!!
『裏の塀から出れば?』
そう思い、俺は校庭の裏に回って校舎の裏の塀まで歩いて行ったんだ。
すると白沢高校の塀は余り高くなさそうだから、一気に飛び越える事が出来そうだと思った訳だ!!。
見た所、おれの背丈よりも少し高い位・・かなざっと見て高さ2メートルって感じだろう。
此れくらいの高さだったら楽勝!!
何せ俺は鮎香に鍛えられてるからな!!鮎香の戦闘狂、容赦ないからな・・
『きょろっ』
左よ~~し!!
『きょろっ』
右よ~~し!!
前方は・・此れは飛び上がらないと無理!!
そのまま塀にぶつかるような真似は絶対にしない。
一歩下がって、助走をつけて
『エイッ』
俺は一気に塀の上に両手をついて体を腕の力で塀の上に押し上げる。
同時に塀と平行に体を真横に倒しその瞬間外の景色を確認。
『よし!!誰も居ない!!降りるなら今!!』
一気に外の歩道に飛び降り、飛び降りた瞬間に全速力でダッシュだ!!
一刻も早く白沢高校のこの場所から遠ざかる。
それが最優先!!
それにしても、この男の白沢高校の制服は目立ってしょうがねえぜ!!
姉貴のいったようにまだ、女の子の制服の方が違和感無くて良かったかもしれねえ。
『着替えだけでも持ってきとくべきだったな』
俺は全速力で走りながら独り言を言ってしまっていた。
今11時過ぎか。この時間街中を歩いている高校生なんてまだ居ない。
高校の制服で出歩いていると相当に目立つな。
駅への道を只管に全速力で走り抜ける。
今の所、追って?そう言うと何か俺殺人犯か何かで追いかけられている気分になるからその言い方は止そう!!
後をつけてくる報道陣は居ないと言ったほうが言いな!
途中交差点に差し掛かった時ビルの壁に取り付けられた大画面の液晶にデカデカと俺の顔が映し出されていた。
「な・・・なんだ~~俺が何で?」
大画面に映し出された俺の入学式ライブ映像、
新入生の誰かが携帯で撮ってたか!!
そして流れるテロップ
『大スクープ!!』
『正体不明のロックバンド『yui&アリーシャ』の正体が解る!!』
『『yui&アリーシャ』の正体は白沢高校の学生で二人は姉妹 』
『入学式で突然のライブ敢行!!ロックバンド『yui&アリーシャ』新曲2曲披露』
名前は出ていないな!!
俺達未成年だから?もしかして姉貴が脅した?
これから高校生活ちょっとやりにくくなるな。
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兎に角、駅へ急ごう。
つづく・・・
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