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5章.初まりの日
145.初まりの日「欠けていた情報」
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私は・・
私の心の中から語りかけてくるしの言葉だけだったら信じなかったかも・・
しれない。
でもその心の中から沸き上がってくる声?
『声なんかじゃ無い!!其れは・・・イメージ!!』
膨大な量のイメージが一気に私の頭の中に流れ込んできた。
その膨大な量のイメージデータの多さに私の思考回路は麻痺してしまっていた。
『機械で言うところのキャパシティーオーバーって感じね』
現実なのか、それとも幻想?幻夢?なのか解らない。
タダ・・
『優の体が完全に修復?して命の危険は無い!!』
それは解る!!
理屈じゃなく
『其れは真実』
どうして?って言われても・・・
答える事が出来ない。
私はやっとの事で
「それが本当の事だったとして、停止していた貴方が何故急に稼働し始めたの?」
と心の中のソレに思わず問いかけてしまう。
私の中から聞こえてくる声の主は
「それはほんの少し前から私の創造主と同じ波動を感じたからだ。私はその創造主の波動を見失わないようにメッセージを送り続けた。しかし私の波動はこの個体には届く事はなかった。
この個体の波動を感じる度に数えきれない位のメッセージを私はこの個体に送り続けたが、しかし今までこの個体が私の呼びかけに気づく事は一度として無かった。
私は、今日に限って何故かメッセージの送信方法を変える事を思いついた。
地中深くに埋もれた私の本体から地上近くに送信用アンテナを伸ばして其処からこの個体にメッセージを送信しようと考えた訳だ。
計画は的中した。この個体は私の呼びかけに応えて、此処まで歩いてきてくれた。
『私は此処にいる!!気づいてくれ!』
そのメッセージを伝えたい気持ちがマックスに達した瞬間にそれはエネルギーとなり放出されてしまったみたいだ。
私の『きづいて欲しいという気持ち』がエネルギーとして流出してしまいこの辺一体に地震を起こしてしまったのだ。
不運な事に私の起こした地震の為に。私の真上の歩道に居たこの個体が歩いていた歩道が崩落して私が地中から伸ばしていた送信用アンテナの真上に落ちて、私の伸ばしていた送信用アンテナで串刺しにしてしまったのだ。
その為に、この個体の生命は放っておけば数分で絶命してしまう。
私の安易な行動の結果この個体を殺してしまう事になってしまった。
私はこの個体を助ける為に、仮想空間にあるメインコンピュータに接続し最適の方法を瞬時に検索した結果、この個体の細胞と融合する事を選んでこの個体を仮死状態にして保存した。
それは、私の地上近くに伸ばしたアンテナによりこの個体の生命活動に必要な部位が消失してしまっていたからだ。
私にはこの惑星の個体に対する情報が無い為にそれらを再生出来なかった。
私の本体もこの個体と癒合してしまった為に、粘膜同士の接続で無いと情報収集が出来なくなっていた。
だから貴方がこの個体の口に貴方の口を接続した瞬間に、貴方の体の中に体の一部を伸ばして貴方の全情報を取得した。
そして今、貴方の前にいいる私が凍結していた個体の修復再生を行った所だ。
この個体はもう大丈夫だ。
暫くしたら目覚めるだろう。
私はこの個体の中で存在し続ける。
この個体は私が中に居る事すら気づかないだろう。
貴方にも、そしてこの個体にも一つだけ誤っておかなければいけない事がある。
それは・・
貴方がこの個体に接続した時、私が貴方の体組織情報を取得し貴方の中から私の体の一部が抜け出す前に貴方は接続を切ってしまった。
私が体の中に入って情報収集するのはほんの一瞬。
普通の生物ならば気づく事すら無いハズ。
だが貴方は気づいて接続を瞬時に切ってしまった。
その為に、貴方の中に私の体の一部が残ったまま、貴方の細胞と融合してしまっている。
それによって、貴方もそしてこの個体も永遠に歳を取らない体になってしまった。
其れだけは許してくれ」
つづく・・・
私の心の中から語りかけてくるしの言葉だけだったら信じなかったかも・・
しれない。
でもその心の中から沸き上がってくる声?
『声なんかじゃ無い!!其れは・・・イメージ!!』
膨大な量のイメージが一気に私の頭の中に流れ込んできた。
その膨大な量のイメージデータの多さに私の思考回路は麻痺してしまっていた。
『機械で言うところのキャパシティーオーバーって感じね』
現実なのか、それとも幻想?幻夢?なのか解らない。
タダ・・
『優の体が完全に修復?して命の危険は無い!!』
それは解る!!
理屈じゃなく
『其れは真実』
どうして?って言われても・・・
答える事が出来ない。
私はやっとの事で
「それが本当の事だったとして、停止していた貴方が何故急に稼働し始めたの?」
と心の中のソレに思わず問いかけてしまう。
私の中から聞こえてくる声の主は
「それはほんの少し前から私の創造主と同じ波動を感じたからだ。私はその創造主の波動を見失わないようにメッセージを送り続けた。しかし私の波動はこの個体には届く事はなかった。
この個体の波動を感じる度に数えきれない位のメッセージを私はこの個体に送り続けたが、しかし今までこの個体が私の呼びかけに気づく事は一度として無かった。
私は、今日に限って何故かメッセージの送信方法を変える事を思いついた。
地中深くに埋もれた私の本体から地上近くに送信用アンテナを伸ばして其処からこの個体にメッセージを送信しようと考えた訳だ。
計画は的中した。この個体は私の呼びかけに応えて、此処まで歩いてきてくれた。
『私は此処にいる!!気づいてくれ!』
そのメッセージを伝えたい気持ちがマックスに達した瞬間にそれはエネルギーとなり放出されてしまったみたいだ。
私の『きづいて欲しいという気持ち』がエネルギーとして流出してしまいこの辺一体に地震を起こしてしまったのだ。
不運な事に私の起こした地震の為に。私の真上の歩道に居たこの個体が歩いていた歩道が崩落して私が地中から伸ばしていた送信用アンテナの真上に落ちて、私の伸ばしていた送信用アンテナで串刺しにしてしまったのだ。
その為に、この個体の生命は放っておけば数分で絶命してしまう。
私の安易な行動の結果この個体を殺してしまう事になってしまった。
私はこの個体を助ける為に、仮想空間にあるメインコンピュータに接続し最適の方法を瞬時に検索した結果、この個体の細胞と融合する事を選んでこの個体を仮死状態にして保存した。
それは、私の地上近くに伸ばしたアンテナによりこの個体の生命活動に必要な部位が消失してしまっていたからだ。
私にはこの惑星の個体に対する情報が無い為にそれらを再生出来なかった。
私の本体もこの個体と癒合してしまった為に、粘膜同士の接続で無いと情報収集が出来なくなっていた。
だから貴方がこの個体の口に貴方の口を接続した瞬間に、貴方の体の中に体の一部を伸ばして貴方の全情報を取得した。
そして今、貴方の前にいいる私が凍結していた個体の修復再生を行った所だ。
この個体はもう大丈夫だ。
暫くしたら目覚めるだろう。
私はこの個体の中で存在し続ける。
この個体は私が中に居る事すら気づかないだろう。
貴方にも、そしてこの個体にも一つだけ誤っておかなければいけない事がある。
それは・・
貴方がこの個体に接続した時、私が貴方の体組織情報を取得し貴方の中から私の体の一部が抜け出す前に貴方は接続を切ってしまった。
私が体の中に入って情報収集するのはほんの一瞬。
普通の生物ならば気づく事すら無いハズ。
だが貴方は気づいて接続を瞬時に切ってしまった。
その為に、貴方の中に私の体の一部が残ったまま、貴方の細胞と融合してしまっている。
それによって、貴方もそしてこの個体も永遠に歳を取らない体になってしまった。
其れだけは許してくれ」
つづく・・・
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