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第1部・第2話:ルカ
第4章
ルカが丘の上の一軒家に帰宅したのは、ちょうど夕食の支度が整う頃合いのことだった。
暖かな湯気の立つミートパイに食欲を刺激され、充実感と共にダイニングテーブルに着く。実作業に魔法を加えたベリンダの手料理は、手際が良いだけでなく、どれもとても美味しい。
育ち盛りの孫と弟子のために、パイを大きく切り分けながら、ベリンダがにこりと微笑んだ。
「今日はジェイクに何を教えて貰ったの?」
保護者がこんな風に、子供や孫の今日1日の動向を知りたがるのは、どこの世界も同じらしい。「随分遅くまで頑張ってたみたいだけど」という、他意の無さそうな指摘に少し動揺しながらも、ルカはあらかじめ用意していた回答を口にしようとした。
「ええと、ね……」
と、その時。
カチカチと窓ガラスを叩くような音が聞こえてきて、3人は咄嗟に顔を見合わせた。心得た様子で、ユージーンが音もなく立ち上がる。死角になる位置から壁伝いに窓辺に近寄る姿は、さながらスパイ映画の俳優のようだ。この世界では褒め言葉として通用しないことが、とてももどかしい。
庭先を覗いたユージーンが、外を向いたまま、小さく首を横に降る。彼の位置からでも、特に異変は見当たらないらしい。お伺いを立てるような視線を向けられ、ベリンダがこくりと頷いた。
ユージーンの周囲に青い光が閃いて、ルカは彼が、自身に防御魔法を掛けたことを知る。他者に掛けるのは慣れていなくても、対象が自分だけなら完璧ということらしい。
素早い動作で窓が開け放たれるのと、何かが屋内に飛び込んでくるのは、ほぼ同時だった。
「――わっ! えっ、お前……!」
纏わりつくようにグルグルと周囲を飛び回られ、ルカは一瞬パニックになりかけた。しかし、見覚えのある灰色の毛並みに、はたと瞳を瞬かせる。
それは、昼間手当てを施した、あの小鳥のような生き物だった。柔らかそうな羽毛には汚れ一つなく、元気にルカの周りを羽ばたいている。ネイトお手製のポーションが劇的に効いたことは明白だが、どうしてうちに?
「お前まさか、付いてきちゃったのか?」
疑問で頭をいっぱいにさせるルカの右手を、小鳥(?)が嘴でチョンチョンとつつき始めた。痛くはない。繰り返しの行動に意味があるのかもしれないと感じたルカは、おずおずと掌を差し出してみる。すると、我が意を得たりとばかりに、小さいけれど鋭い鉤爪が、キラキラと光る何かを落とした。紅い魔石のようだが、昼間集めた物などより、格段に美しい。宝石と見紛うばかりの輝きだ。
「……くれるの? 僕に?」
お礼ということなのだろうか。思わず聞き返すと、ルカの右肩に留まった小鳥(?)は、ピイと同意するかのような声を上げる。こうしてみると、可愛く思えてくるから不思議だ。
驚いたのは、ベリンダとユージーンだった。
「ルカ、あなた……!」
ギョッと目を見開いた様子から、二人には小鳥様のその生き物の正体について、心当たりがあるのだろう。
謎の生物とじゃれ合う孫に向かって、ベリンダが手を伸ばそうとした、次の瞬間。
「――ッ……!!」
聞くに耐えない怪音が響き渡り、ルカは耳を塞いだ。地を這うような重低音と呼応するかのように、恐ろしい家鳴りが続いて、思わずその場にしゃがみこむ。
音による圧迫感からの解放があまりに急激だったため、ルカはしばらく床を見詰めたまま、肩で呼吸を繰り返した。恐る恐る顔を上げてみると、ユージーンがルカを庇うように立ち塞がり、前に進み出た祖母が凛とした様子で、ロッドを構えている。恐らくは家中に結界を張り巡らしたのだ。
――そして、窓の外では巨大な緑色の翼竜が2匹、爛々と光る黄色い瞳で、こちらをギロリと睥睨している。
「な、なんで……!?」
おとぎ話の中の存在としてしか認識してこなかった、最強クラスのモンスターの登場に、ルカは悲鳴を上げた。対する魔法使い師弟はというと、落ち着いたものではある。しかし、片時も視線を外さない点から、黄金のベリンダの実力を以てしても、一筋縄では行かない相手であることは間違いないようだ。
「その子を追って来たんでしょう」
振り返らぬままの祖母の回答に、ルカは震え上がった。
「えぇっ、じゃあコイツ、翼竜の子供なの!?」
「話は後よ!」
言うが早いか、ベリンダは宙に浮かぶ竜達に向かって、魔法で引き寄せたロッドを振りかざした。動きを封じられたらしい巨体が、忌々しげにのたうつ。拘束が完全でないのは相手の力が強すぎるのか、2体同時だからなのかまではわからない。
ベリンダはそのまま、戸外へ走り出していった。
「君はここに居て」
ユージーンもまた、そう言い残して師の後を追う。
結界が張られた安全な屋内で、ルカは突き動かされるように、窓辺に走り寄った。2体の翼竜と対峙する祖母の元に、ユージーンが駆け付ける。見守ることしか出来ない自分を、これほど情けないと思ったことはない。
ベリンダの拘束を振り切った1体が暴れだした。重ねて動きを封じる間にも、もう1体が自由になる。
やはり、2匹が相手では分が悪いのだろうか。しかし、ユージーンの的確なサポートが徐々に功を奏して来ているようにも見えて、ルカは知らぬうちに、両手を強く握り締める。
何度目かの攻防で、ユージーンがついに、2体揃っての拘束を成功させた。祖母が常日頃から彼を「才能がある」「センスが良い」と称する本当の意味が、理解できた気がする。危険を伴う実戦の中で進歩していくのは、並大抵の実力ではない。
これを受けて、ベリンダが一気に攻勢に出た。ロッドの上部に、金色の光が集まっていく。
ルカの肩にとまった翼竜の雛が、悲しげな鳴き声を上げた。
「……待って、おばあちゃん!!」
考える間もなく、ルカは叫んでいた。2体の翼竜は恐らく番であり、この雛の親なのだろう。家族を奪われる――引き離されることの恐怖が、ひしひしと伝わってくる。
ベリンダとユージーンが動きを止めた。なぜ止めるのかと訝しむ様子が、はっきりと見て取れる。
この世界で暮らすことに慣れていないルカにも、人里に降りてきた魔物は、住み分けの出来ない個体として、問答無用で狩らなければならないことはわかっている。――だが。
「あの、僕、コイツが翼竜だって知らなくて……」
窓から身を乗り出すようにしながら、ルカは必死で状況の説明を始めた。
恐らくこの翼竜の雛は、怪我の手当てに恩義を感じて、ルカを追ってきたのだろう。先程の紅い魔石は、やはりお礼と考えるのが自然な気がする。
あの時の状況を思い返してみると、親達とはぐれたタイミングで敵に襲われた翼竜の子供は、何とか撃退に成功したものの、深手を負って倒れていた、そこをルカに助けられたと考えれば説明がつく。
しかし、今ようやく雛を見付けた親達は、きっとルカこそが我が子を攫った張本人とでも考えたのに違いない。
「ねぇ、だから……っ」
意を決したルカは、雛を抱いて戸外へ走り出た。
「! ダメよ、ルカ!」
焦ったような祖母の制止が聞こえたが、構わず、動きの封じられたままの翼竜達に近付く。落ち着いて見れば、見上げるような巨体には、大小の対格差があるようだ。比較的大きい方が父親、小さい方が母親なのだろう。
ルカは、そっと雛を差し出した。
雛は、ルカの手の中で、おとなしくしている。
「僕は、この子を攫ったりなんかしてない」
黄色い4つの目が、ギョロリとルカを睨め付けた。遠慮のない視線は、まるで品定めされているかのようで、ひどく緊張する。
慎重に言葉を選びながら、ルカは何とか弁解を口にした。
「この子はたぶん、僕にお礼を言いに来てくれただけだから、怒らないでくれると助かるんだけど……」
ルカを補足するかのように、雛がピィと声を上げた。
構えを解かぬまま、ベリンダが厳しい視線を翼竜達に向ける。
「知能があるんだから、この子が言っていることはわかるわね?」
それは問い掛けというよりは、詰問に近い。理解できぬと言うなら、今度こそ問答無用でお前達を倒すと、言外に脅しているのだ。
――やがて父親らしき翼竜から、反応があった。
『……信じよう』
耳に聞こえる声ではない、それは思念波のようなものだったのだろう。
明確に意思の疎通が図れることに、ルカは驚いた。「知能があるんだから」というのは、そのままの意味らしい。ドラゴンという存在は、やっぱり強くて賢いということだ。
拘束魔法を解くべきかと迷うユージーンを「そのまま」と止めておいて、ベリンダはロッドを強く地面に叩き付けた。自らの優位を固持したまま、硬い表情で宣言する。
「うちの子に免じて、今後一切人里に近付かないと約束するなら、解放してあげるわ。少しでも抵抗するなら……」
ロッドの先端に、光の玉がぶわりと現れた。力の一端を見せ付けたベリンダに、翼竜の番は静かに頭を垂れる。
それから一家は、ひとしきりルカの頭上をグルグルと飛び回ってから、西の方角へ飛び去っていった。
ホッと息をつく暇もなく、ベリンダの硬い声がルカの名を呼ぶ。
「――ルカ。説明してちょうだい」
その美しくも恐ろしい形相に、ルカは初めて本気で祖母に叱られる覚悟を決めた。
暖かな湯気の立つミートパイに食欲を刺激され、充実感と共にダイニングテーブルに着く。実作業に魔法を加えたベリンダの手料理は、手際が良いだけでなく、どれもとても美味しい。
育ち盛りの孫と弟子のために、パイを大きく切り分けながら、ベリンダがにこりと微笑んだ。
「今日はジェイクに何を教えて貰ったの?」
保護者がこんな風に、子供や孫の今日1日の動向を知りたがるのは、どこの世界も同じらしい。「随分遅くまで頑張ってたみたいだけど」という、他意の無さそうな指摘に少し動揺しながらも、ルカはあらかじめ用意していた回答を口にしようとした。
「ええと、ね……」
と、その時。
カチカチと窓ガラスを叩くような音が聞こえてきて、3人は咄嗟に顔を見合わせた。心得た様子で、ユージーンが音もなく立ち上がる。死角になる位置から壁伝いに窓辺に近寄る姿は、さながらスパイ映画の俳優のようだ。この世界では褒め言葉として通用しないことが、とてももどかしい。
庭先を覗いたユージーンが、外を向いたまま、小さく首を横に降る。彼の位置からでも、特に異変は見当たらないらしい。お伺いを立てるような視線を向けられ、ベリンダがこくりと頷いた。
ユージーンの周囲に青い光が閃いて、ルカは彼が、自身に防御魔法を掛けたことを知る。他者に掛けるのは慣れていなくても、対象が自分だけなら完璧ということらしい。
素早い動作で窓が開け放たれるのと、何かが屋内に飛び込んでくるのは、ほぼ同時だった。
「――わっ! えっ、お前……!」
纏わりつくようにグルグルと周囲を飛び回られ、ルカは一瞬パニックになりかけた。しかし、見覚えのある灰色の毛並みに、はたと瞳を瞬かせる。
それは、昼間手当てを施した、あの小鳥のような生き物だった。柔らかそうな羽毛には汚れ一つなく、元気にルカの周りを羽ばたいている。ネイトお手製のポーションが劇的に効いたことは明白だが、どうしてうちに?
「お前まさか、付いてきちゃったのか?」
疑問で頭をいっぱいにさせるルカの右手を、小鳥(?)が嘴でチョンチョンとつつき始めた。痛くはない。繰り返しの行動に意味があるのかもしれないと感じたルカは、おずおずと掌を差し出してみる。すると、我が意を得たりとばかりに、小さいけれど鋭い鉤爪が、キラキラと光る何かを落とした。紅い魔石のようだが、昼間集めた物などより、格段に美しい。宝石と見紛うばかりの輝きだ。
「……くれるの? 僕に?」
お礼ということなのだろうか。思わず聞き返すと、ルカの右肩に留まった小鳥(?)は、ピイと同意するかのような声を上げる。こうしてみると、可愛く思えてくるから不思議だ。
驚いたのは、ベリンダとユージーンだった。
「ルカ、あなた……!」
ギョッと目を見開いた様子から、二人には小鳥様のその生き物の正体について、心当たりがあるのだろう。
謎の生物とじゃれ合う孫に向かって、ベリンダが手を伸ばそうとした、次の瞬間。
「――ッ……!!」
聞くに耐えない怪音が響き渡り、ルカは耳を塞いだ。地を這うような重低音と呼応するかのように、恐ろしい家鳴りが続いて、思わずその場にしゃがみこむ。
音による圧迫感からの解放があまりに急激だったため、ルカはしばらく床を見詰めたまま、肩で呼吸を繰り返した。恐る恐る顔を上げてみると、ユージーンがルカを庇うように立ち塞がり、前に進み出た祖母が凛とした様子で、ロッドを構えている。恐らくは家中に結界を張り巡らしたのだ。
――そして、窓の外では巨大な緑色の翼竜が2匹、爛々と光る黄色い瞳で、こちらをギロリと睥睨している。
「な、なんで……!?」
おとぎ話の中の存在としてしか認識してこなかった、最強クラスのモンスターの登場に、ルカは悲鳴を上げた。対する魔法使い師弟はというと、落ち着いたものではある。しかし、片時も視線を外さない点から、黄金のベリンダの実力を以てしても、一筋縄では行かない相手であることは間違いないようだ。
「その子を追って来たんでしょう」
振り返らぬままの祖母の回答に、ルカは震え上がった。
「えぇっ、じゃあコイツ、翼竜の子供なの!?」
「話は後よ!」
言うが早いか、ベリンダは宙に浮かぶ竜達に向かって、魔法で引き寄せたロッドを振りかざした。動きを封じられたらしい巨体が、忌々しげにのたうつ。拘束が完全でないのは相手の力が強すぎるのか、2体同時だからなのかまではわからない。
ベリンダはそのまま、戸外へ走り出していった。
「君はここに居て」
ユージーンもまた、そう言い残して師の後を追う。
結界が張られた安全な屋内で、ルカは突き動かされるように、窓辺に走り寄った。2体の翼竜と対峙する祖母の元に、ユージーンが駆け付ける。見守ることしか出来ない自分を、これほど情けないと思ったことはない。
ベリンダの拘束を振り切った1体が暴れだした。重ねて動きを封じる間にも、もう1体が自由になる。
やはり、2匹が相手では分が悪いのだろうか。しかし、ユージーンの的確なサポートが徐々に功を奏して来ているようにも見えて、ルカは知らぬうちに、両手を強く握り締める。
何度目かの攻防で、ユージーンがついに、2体揃っての拘束を成功させた。祖母が常日頃から彼を「才能がある」「センスが良い」と称する本当の意味が、理解できた気がする。危険を伴う実戦の中で進歩していくのは、並大抵の実力ではない。
これを受けて、ベリンダが一気に攻勢に出た。ロッドの上部に、金色の光が集まっていく。
ルカの肩にとまった翼竜の雛が、悲しげな鳴き声を上げた。
「……待って、おばあちゃん!!」
考える間もなく、ルカは叫んでいた。2体の翼竜は恐らく番であり、この雛の親なのだろう。家族を奪われる――引き離されることの恐怖が、ひしひしと伝わってくる。
ベリンダとユージーンが動きを止めた。なぜ止めるのかと訝しむ様子が、はっきりと見て取れる。
この世界で暮らすことに慣れていないルカにも、人里に降りてきた魔物は、住み分けの出来ない個体として、問答無用で狩らなければならないことはわかっている。――だが。
「あの、僕、コイツが翼竜だって知らなくて……」
窓から身を乗り出すようにしながら、ルカは必死で状況の説明を始めた。
恐らくこの翼竜の雛は、怪我の手当てに恩義を感じて、ルカを追ってきたのだろう。先程の紅い魔石は、やはりお礼と考えるのが自然な気がする。
あの時の状況を思い返してみると、親達とはぐれたタイミングで敵に襲われた翼竜の子供は、何とか撃退に成功したものの、深手を負って倒れていた、そこをルカに助けられたと考えれば説明がつく。
しかし、今ようやく雛を見付けた親達は、きっとルカこそが我が子を攫った張本人とでも考えたのに違いない。
「ねぇ、だから……っ」
意を決したルカは、雛を抱いて戸外へ走り出た。
「! ダメよ、ルカ!」
焦ったような祖母の制止が聞こえたが、構わず、動きの封じられたままの翼竜達に近付く。落ち着いて見れば、見上げるような巨体には、大小の対格差があるようだ。比較的大きい方が父親、小さい方が母親なのだろう。
ルカは、そっと雛を差し出した。
雛は、ルカの手の中で、おとなしくしている。
「僕は、この子を攫ったりなんかしてない」
黄色い4つの目が、ギョロリとルカを睨め付けた。遠慮のない視線は、まるで品定めされているかのようで、ひどく緊張する。
慎重に言葉を選びながら、ルカは何とか弁解を口にした。
「この子はたぶん、僕にお礼を言いに来てくれただけだから、怒らないでくれると助かるんだけど……」
ルカを補足するかのように、雛がピィと声を上げた。
構えを解かぬまま、ベリンダが厳しい視線を翼竜達に向ける。
「知能があるんだから、この子が言っていることはわかるわね?」
それは問い掛けというよりは、詰問に近い。理解できぬと言うなら、今度こそ問答無用でお前達を倒すと、言外に脅しているのだ。
――やがて父親らしき翼竜から、反応があった。
『……信じよう』
耳に聞こえる声ではない、それは思念波のようなものだったのだろう。
明確に意思の疎通が図れることに、ルカは驚いた。「知能があるんだから」というのは、そのままの意味らしい。ドラゴンという存在は、やっぱり強くて賢いということだ。
拘束魔法を解くべきかと迷うユージーンを「そのまま」と止めておいて、ベリンダはロッドを強く地面に叩き付けた。自らの優位を固持したまま、硬い表情で宣言する。
「うちの子に免じて、今後一切人里に近付かないと約束するなら、解放してあげるわ。少しでも抵抗するなら……」
ロッドの先端に、光の玉がぶわりと現れた。力の一端を見せ付けたベリンダに、翼竜の番は静かに頭を垂れる。
それから一家は、ひとしきりルカの頭上をグルグルと飛び回ってから、西の方角へ飛び去っていった。
ホッと息をつく暇もなく、ベリンダの硬い声がルカの名を呼ぶ。
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