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別れと再会(中編)
しおりを挟む雅裕との再会は、彼が姉と来訪してから一週間後の帰り際。
なぜかブライダルショップの駐車場で朱莉の車の前に立っていた。
「伏見様、失礼ですが、その車に乗りたいので、どいていただけますでしょうか?」
「朱莉、話がしたい。」
「・・・伏見様が何をおっしゃりたいのかわかりかねます。」
はっきりと確信のある目で話しかけてくる雅裕に朱莉は内心舌打ちしていたが、それでもしばらっくれることにした。すると、雅裕が近寄ってきて、朱莉の髪がかかった耳元をまさぐり、ピアスを指さした。
「ああ、やっぱりだ、この小さな真珠がたくさん固まったハート型のピアス。確か、欲しかったから給料を一生懸命貯めて買ったって言っていたヤツだろ。」
「・・・・・よく覚えていたね。でも、いつそんなの・・・」
「タキシードを試着していた時に、君はファイルに何やら書き込んでいただろう。その時、髪を耳にかけているしぐさでピアスに気づいた。」
雅裕の言う通り、気に入って毎日つけていたし、もちろん、あの日も確かに同じピアスを付けていた。
舌打ちしながら、かぶっていた猫を降ろすと、雅裕は懐かし気に笑った。
「なるほどね。で、私に何の用なの?」
「ああ、うん・・・なんか、その表情を見ると変わってないなって思えるよ。」
「あのさ、そんなことを言うためにここで待ってたの?」
「で、彼氏はできたの?」
「はぁっ!?仕事が忙しいのに作るわけないでしょ。なんでいきなりそんなことを聞くの?」
「そうか。・・・・名前が変わってないってことは結婚もまだってことだもんな。」
「あなたね、厭味を言いに来たの?もういいからどいてもらえる?」
怒り気味に言うと、雅裕はスマホを取り出して何かを考えた後、さらなる爆弾をぶっこんできた。
「そうだな、話をしたいが、今日はもう遅い。・・・なぁ、久しぶりにゆっくり話したいから明日会えないか。」
「・・・・・・・・・・・。」
今さら何故・・・という気持ちが表情に出ていたのか、さらに雅裕が棒読みで脅しをかけてきた。店に迷惑をかけるのを嫌った朱莉は逃げ場がないと踏んで、ため息をついた。もっとも、雅裕のことだ、最初から朱莉が断れないと解っていて言ったのだろうが。
「ムリだったら、お店の方にあいている日ありますかって連日おしかけるよ?夜ご飯程度でいいから。」
「・・・・・・・・・・・解ったわよ。何時にどこで待ち合わせるかは任せる。」
「じゃ、夜の18時にあそこの前で。」
「あそこ・・・ああ、向かい側にある海野ホテルの前ね。わかったわ。」
会う約束を取り付けた時、ようやく雅裕が車からどいてくれた。それにため息をつきながら車に乗り込んでドアを閉めようとした。その時、なぜか雅裕がドアを抑えているので閉めることができない。それに困惑して抗議しようと顔をあげたとたん、キスされた。いきなりのキスにびっくりしている朱莉をよそに雅裕は余裕ある表情でドアを閉めて手を振っていた。
「・・っ・・・!?」
「また、明日な。」
一瞬ほうけたものの、我に返った朱莉は苦々し気に車を発車させた。ミラー越しに見えた雅裕の余裕ある顔が憎たらしいと思った。
(腹立つーーーー!!何で余裕ある顔かましてんの、あいつ!?それに、あれから3年だよ、3年も経っているのに何で今さら!!)
海野ホテルの前で、シンプルに茶系でまとめてきた朱莉は約束の20分前にホテル前にあるガーテンテラスに座っていた。
「あー、約束の時間までまだまだあるなぁ。コーヒーでも飲もうっと。」
立ちあがって、すぐ近くに見える自動販売機へ行こうとした時、玄関で女性が困ったように座り込んでいた。どうやら転んで立ちあがれないとみた朱莉はすぐにその女性のいる方へと歩き出した。
「失礼ですが、手をかしましょうか?」
「えっ・・大丈夫です、あの・・いたっ・・・や、やっぱり、申し訳ございませんが、すぐそこのホールまでお願いできますでしょうか。」
「もちろんです。ああ、こちら側の腕に掴まってください。あ、パンプスも折れていますね。こちらもお持ちします。」
「す、すみません・・・・。」
ホテルに入り、ホールにある待合用のソファーへと女性を座らせて、パンプスも傍へ置く。すぐにトイレに行き、ハンカチを濡らしてからまた女性のところへ戻り、濡らしたハンカチを足首に巻いた。
「これで大丈夫ですよ。」
「ありがとうございます、何から何まで・・・体調が悪かったのは解っていたけれどまさか転ぶとは思わなくて。」
「顔色も優れませんね・・・・。」
「そうなの。最近吐き気が酷いし、食欲もなくて。前は焼き鳥が好物だったんだけれど、それも食べられなくなってしまって。」
「あの、失礼ですが、それは・・・病院に行かれた方がいいのでは。」
「え・・・ど、どういう意味ですか?」
「もし、心当たりあるのであれば、転ばれたことも心配ですし、産婦人科を受診してみてはいかがでしょうか?」
「産婦人科・・・えっ、に、妊娠しているかもってこと!?」
「はっきりした確証はありませんが。とにかく、病院に行かれることをお勧めします。旦那様と連絡をとることは可能でしょうか?」
慌てふためいていた女性を宥め、旦那さんと病院に行くようにと伝えた朱莉は、「時間だから」と待ち合わせ場所に戻った。すると、雅裕が座って手を振っていた。
「あ、待たせてしまってごめん。」
「いや、いいよ。ガラス越しにホールが見えていたからなんとなく何かあったんだろうなと。」
「玄関で女の人が転んで立てないっていうんで、ホールまで連れて行ったところ。」
「そうか。じゃ、出かけようか。」
「・・・・・なんのために呼んだのよ・・・。」
「もちろん、デートのため。」
あっさりと言い切った雅裕に鞄を投げつけた私は悪くない。
「いってぇ・・・。」
「自業自得。それより、こっちよ。さっき助けた女性がおすすめしてくれた店に行くわ。焼き鳥が美味しいお店らしいの。」
「ああ、それは(いろんな意味で)美味しそうだな。」
「・・・なんか、変な間があったような。」
「気のせいだ。」
しばらく歩いていると、匂いがただよってきて、焼き鳥屋さんが見えてきた。それに気分も高揚してうきうきと店の中へと入る。俺は無視かという声が聞こえたがスルーするに限る。
「大体、私はデートのつもりなんかないんだけれど?」
「そういいながら飲んでるじゃないか・・・。」
「あ、このもも塩、とっても美味しい!!」
「ほっんとう、焼き鳥になると目の色が変わるよな。で、今は、彼氏いないんだっけ。」
「あ、このタレも美味しい。」
「お願いだから聞いてくれよ・・・・。」
「んーもう聞かない。付き合ってた頃は散々いい子ぶって言うことハイハイ受け入れていたからね。今は聞く気なんて全くありませーん。あー美味しい。」
焼き鳥を頬張りながら、本題へと入っていくのに気づいた朱莉は酒を飲んでいることをいいことに本音を話し出した。
「ねー聞いてる!?」
「はいはい・・・相変わらず酒癖悪いよな。なー、今の家はどこだ?」
「何故別れた人にそれ言わなきゃなんないのかなー?」
「送っていくだけだから。」
「じゃ、駅まで・・・っっと・・・。」
酒に酔っぱらって足がふらふらし出した朱莉は思わず、雅裕の腕に掴まっていた。謝りながら外そうとすると雅裕の方から腰を支えられる。反抗するものの、手に力が入らず、仕方なく腕に捕まったまま降りた。と、店の前になぜか高そうな車がどんと現れ・・・た。
突然登場した車に朱莉はキョトンとしたが、雅裕は心当たりがあるようえ、唖然と表情になっていた。雅裕が車へと近寄っていくのと同時に、ドアが開いて、見目麗しい男性が現れた。
「やっぱりっ!一体、何故、あなたがここにいるんですか、社長!」
「それはこっちのセリフだ。・・・失礼ですが、鈴木朱莉さんでいらっしゃいますか。」
「あ、はい・・・何故私の名前を?」
「これは失礼。海野新と申します。この通り名刺もありますので、ご確認を。ホテルでは妻がお世話になったのでお礼をしに伺いました。」
「これはご丁寧に。妻・・・あっ!あの転んだ女性・・・の・・・もしかして、ここが解ったのも彼女から聞かれて?」
「ええ。おかげさまで母子ともに健康だということが解りました。本当にありがとうございます。お礼と言ってはなんですが、今宵はぜひ我がホテルにお泊りいただければと。もちろん代金は頂戴しませんので。」
「ちょ、ちょっと社長・・・!!」
「伏見には聞いていない。俺はこちらの女性に聞いているんだ。」
「・・・そういえば、知りあいなんですか?」
「ええ、伏見は私の第一秘書です。今日は休みと聞いていたが、彼女とデートか?」
「いえいえ、とっくに三年前に別れています。今日は知人として食事を。」
「ちょっと待て、知人って・・・友人でもないのか?」
「だって、再会してまだ2回目だもん。」
「んん、三年前というと・・・あっ!伏見、お前が退職届を叩きつけた時の彼女か!?」
驚きながら指をさす新に対し、嫌そうな表情をしている雅裕。その2人を見比べながらどういうことですか?と話しかけると、新が気まずそうに口を開いた。
「失礼しました。その、三年前に彼女の誕生日だから休む。その日は絶対に予定を入れないでほしいと頼まれていたんですが、少々こちらの不手際で結局呼び出しをせざるを得なくなりまして。」
「ちょ、ちょっとしゃべりすぎですから、社長っ!!」
「黙れ。で、こいつが退職するから探すなと連絡があった後は本当に行方をくらませてしまって。お陰で我が社の問題になるほど大騒ぎになりました。見つかった後で話を聞けば、彼女に愛想がつきたと言われた上に別れを切り出されたとかなり凹んでいて申し訳ないなと思っていたんだが・・・そうでしたか。その時の彼女が貴方でいらしたと。」
「だから詳しく言わなくても。」
「へー、知りませんでした。でも、会社を辞めなかったということは立ち直ったわけですね、良かったです。」
最早、雅裕などいないかのように、会話しあう2人。なぜか気が合ったらしくノリノリだ。多分、朱莉がお酒を飲んでいるということも大きいのだろう。新の方は何かを企んでいるらしく、意図的に合わせている。
「なるほどなるほど。そういうことならば、余計に我がホテルに泊まって頂かねば申し訳が立たない。」
「・・・さっき社長と言われていたんですが、ホテルのオーナーも兼任されておられる?」
「ええ。会社の系列に連なるホテルを経営しています。そうだ、泊まりたい部屋とかおありですか?」
「海野ホテルの一番上の部屋ってどうなっているか知りたかったんですけど、見学とかできますかね?」
「見学と言わずにどうぞ、お泊り下さい。」
「え、本当に?でも、海野ホテルの最上階となれば予約いっぱいでは?」
「・・・・まさかの展開!!社長、俺をほったらかしにしないでください!」
「伏見は黙って立っていろ。今の交渉相手は彼女だ。」
最上階については冗談とノリで、実際は別の部屋に泊まらせてくれるものだと思っていたが、新は車のドアを開けて中を指示しながらニヤリと笑みを作った。
「貴方は我が妻子の恩人。加えて幸運なことに今日、お望みの部屋は空き部屋。このチャンスをどうするかは貴方次第ですよ。さぁ、どうされます?」
この日の夜、朱莉は海野ホテルのスィートルームに泊まることになる・・・
何故か元彼である雅裕も一緒に。
立派な部屋に泊まれたのはいいが、よりによって元彼と一緒とか笑えない。
朱莉はため息をつきながら、たくさんのクッションでベッドの真ん中にバリケードを作っていた。
「なんでこうなるのーーーー!!このベットのこっち側に入ってこないでよね!」
「なんで簡単に社長の口車に載せられるかな・・・。これも絶対俺への嫌がらせに入っていると思う。」
「・・・・それって、伏見さんへの嫌がらせに巻き込まれたってことよね?でもなぜ?」
「・・・・・多分、まだ根に持っているんだよ。俺が、退職届を出した後に行方をくらましたこと。」
「でも、戻ったんでしょ?」
膨れながら、部屋の中にあるものを確認していた朱莉の耳に入ってきたのは驚くべき情報で。
「・・・半年後に。」
「半年もいなくなってたの?よくクビにならなかったね!?」
思わず振り返ると雅裕はベッドの上に座ったまま目を泳がせながら枕に顔を埋めていた。
「見つかった時の俺が本当にショック状態で、かなり酷い状態だったらしいから、社長も見かねて仏心を出したんだろ。」
余談
帰り道の車の中で運転をしている第二秘書である黒神としゃべっていた新はとても機嫌が良かった。それはそうだろう、妻を助けてくれた女性が病院にとすすめてくれなければ、妊娠もわからなかったのだ。そのお礼をと思えば、都合よいことに伏見の(元)彼女。お蔭で話がトントンと進んだ。
「ああ、いいことした。そう思わないか、黒神。」
「社長が言うとあまり良く聞こえませんね。それにしてもあの女性が伏見さんの彼女だったとは。」
「元彼女らしいがな・・・まぁ、3年も諦めきれず未だに想い続けている伏見のことだ、なんとしても捕まえるだろうよ。」
「・・・ああ、あの時、伏見を見つけた場所が病院でしたからね。正直、社長をはじめ、海野家の方々があれほど慌てまくるのは初めて見ました。まぁ、お蔭で、伏見さんが社長の従弟だとホテルの人間全員が知ったわけですが。でも、彼は何故に秘書なんかを?」
伏見が消えた時のことを思い出したのか、新は苦々しい顔になった。あれは思い出したくもない。
何故って、あいつが消えたのと同時に、いきなり海野ホテルの株どころか、多くの海野関連会社のほとんどの株が軒並み売りに出されて一気に会社の状況がかわったのだ。何も知らない奴が原因不明だって騒いでいるが、符号が合いすぎて、どう考えたって伏見の仕業だとしか思いつかなかった。
(探そうにも行方不明で、俺達家族が必死に会社を持たせながら探しまくってようやく見つけた時には病院に入院していたとかありえん。)
「あいつは充実感を求める現場主義だからな。経営は嫌だって言って、秘書に力を入れて、肝心の株は道楽で操るぐらいだから俺にはさっぱり理解できん。」
「あれでも、海野ホテルの株の約35%を有していますからね・・・そりゃいなくなったら大騒ぎで当たり前です。しかし、本当に恐ろしいのはその株をしれっと買い直していたことですね・・・」
「ホテルの株だけじゃないぞ・・・。ったく、あの時の大騒ぎを考えりゃこれぐらいの嫌がらせは許されるだろう。」
「彼女ともやり直せるチャンスもありますしね。」
「そうだ、うまいこというな。・・・もし、そうなったら瑠梨も喜ぶかも知れん、命の恩人と縁ができるんだから・・・。」
「本当に、社長は瑠梨さんが良ければなんだっていいんですね。」
「オオカミは赤ずきんだけに夢中なんだから、それ以外はなんだっていいんだよ、本当に、な。」
満足げに頷いた新の機嫌よい声を聞きながら、黒神は運転を続けた。
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