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第一章 高校一年生(二学期)
しんがっき(美久里)
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「久しぶりー!」
「おー、おひさ~!」
夏休みが終わり、今日から二学期が始まる。
夏休みも充分楽しかったが、美久里にとっては学校に行くことの方が何倍も楽しいようだ。
もちろん、勉強や授業は面倒くさいことこの上ないのだが。
みんなに会えるこの時間が、何よりも楽しいのだ。
「朔良、ちょっと焼けたっすか?」
「ちょっと外に出てる時間長かったからな~。葉奈だって焼けたんじゃね?」
「多分気のせいじゃないっすか? うち、ずっと家にいたっすから」
葉奈と朔良の和気あいあいとした会話が聞こえてくる。
そう、これだ。これが恋しかったのだ。
なんだかこの会話を聞いているだけで、ほっこりとした温かい気分になる。
これが心地よくてたまらない。
「おはよぉ~。みんなは元気だね~」
「紫乃ちゃん……! おはよう!」
紫乃は挨拶の延長といった感じで、ナチュラルに抱きついてきた。
紫乃に抱きつかれるのは初めてだが、ぎこちなさがない。
(慣れてるのかな……?)
こういうスキンシップは、女子校ならではだろう。
この距離感の近さは、共学だった小・中学時代にはなかった。
初めは戸惑っていた美久里だが、やがて「こういうものなのか」と段々順応していったのだ。
今では美久里も、たまにする側に回ったりする。
だから、こういうスキンシップも恋しかった。
なんだか、「帰ってきた」という感じがする。
そんな時、シスターが壇上に立つ。
これは祈りの時間が始まるという合図だ。
アリタスホーム(体育館のような場所)に集まった全生徒が一斉に静まり返る。
厳かな雰囲気が辺りを包む。
「ルカによる福音書、16章の10節。『ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である』と――」
このお祈りが終われば、新学期最初の集会が始まる。
(新学期もみんなと楽しく過ごせたらいいな……)
そんなことを思いながら、シスターの話を聞いた。
「おー、おひさ~!」
夏休みが終わり、今日から二学期が始まる。
夏休みも充分楽しかったが、美久里にとっては学校に行くことの方が何倍も楽しいようだ。
もちろん、勉強や授業は面倒くさいことこの上ないのだが。
みんなに会えるこの時間が、何よりも楽しいのだ。
「朔良、ちょっと焼けたっすか?」
「ちょっと外に出てる時間長かったからな~。葉奈だって焼けたんじゃね?」
「多分気のせいじゃないっすか? うち、ずっと家にいたっすから」
葉奈と朔良の和気あいあいとした会話が聞こえてくる。
そう、これだ。これが恋しかったのだ。
なんだかこの会話を聞いているだけで、ほっこりとした温かい気分になる。
これが心地よくてたまらない。
「おはよぉ~。みんなは元気だね~」
「紫乃ちゃん……! おはよう!」
紫乃は挨拶の延長といった感じで、ナチュラルに抱きついてきた。
紫乃に抱きつかれるのは初めてだが、ぎこちなさがない。
(慣れてるのかな……?)
こういうスキンシップは、女子校ならではだろう。
この距離感の近さは、共学だった小・中学時代にはなかった。
初めは戸惑っていた美久里だが、やがて「こういうものなのか」と段々順応していったのだ。
今では美久里も、たまにする側に回ったりする。
だから、こういうスキンシップも恋しかった。
なんだか、「帰ってきた」という感じがする。
そんな時、シスターが壇上に立つ。
これは祈りの時間が始まるという合図だ。
アリタスホーム(体育館のような場所)に集まった全生徒が一斉に静まり返る。
厳かな雰囲気が辺りを包む。
「ルカによる福音書、16章の10節。『ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である』と――」
このお祈りが終われば、新学期最初の集会が始まる。
(新学期もみんなと楽しく過ごせたらいいな……)
そんなことを思いながら、シスターの話を聞いた。
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