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第一章 高校一年生(三学期)
かわいい(紫乃)
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今日の紫乃は少し張り切っていた。
なぜなら、葉奈とお出かけしているからである。
今はちょうどお昼時。
しかし、紫乃も葉奈も特に食べたいものが無かったので、フードコートで適当に食べることにしたのだった。
「……紫乃ちゃんって、うちが何か食べてる時ずっとうちのこと見てるっすよね」
「え~、そうかなぁ……特に意識してなかったけど~」
「そうっすか……でもなんとなく見られてる気がするんすよね……」
「うーん……それは葉奈ちゃんが可愛いからじゃないかな~?」
「そっすか……ん?」
葉奈はなんでもないように対応したが、すぐに固まる。
ちょうどジュースを飲んでいた時だからか、少しむせていた。
「葉奈ちゃん、大丈夫~?」
「ゲホゲホっ……だ、大丈夫っす……」
葉奈はすごく何か言いたそうな顔をしていたが、それ以上葉奈から言葉が出てくることはなかった。
紫乃は疑問に思ったが、目を逸らして気まずそうにしている葉奈に見とれていた。
いつもふざけている葉奈だが、食べ方がすごく綺麗で上品だ。
きっと、いい教育を受けてきたのだろうと思われる。
普段の様子からは想像できないが。
「……紫乃ちゃんって、たまに突拍子もなく変なこと言い出すっすよね」
「え……?」
急に葉奈からそんなことを言われたが、紫乃は変なことを言った覚えはない。
ずっと普通に会話していただけだ。
「いや、その……うちのこと可愛いとか言い出したりとか……」
「え、それだけ~?」
「それだけっすけど……なんかそう言われると気にしてる自分がおかしいんじゃないかって気になるっすね……」
葉奈はもごもごと言い訳めいたことを呟いている。
葉奈が可愛いのは、紫乃にとっては事実でしかない。何が不満なのだろう。
「……可愛いのは、紫乃ちゃんの方っすよ……」
「ん~? 何か言った~?」
「別にっす」
そう言いながら、葉奈はジュースを飲み干した。
なぜなら、葉奈とお出かけしているからである。
今はちょうどお昼時。
しかし、紫乃も葉奈も特に食べたいものが無かったので、フードコートで適当に食べることにしたのだった。
「……紫乃ちゃんって、うちが何か食べてる時ずっとうちのこと見てるっすよね」
「え~、そうかなぁ……特に意識してなかったけど~」
「そうっすか……でもなんとなく見られてる気がするんすよね……」
「うーん……それは葉奈ちゃんが可愛いからじゃないかな~?」
「そっすか……ん?」
葉奈はなんでもないように対応したが、すぐに固まる。
ちょうどジュースを飲んでいた時だからか、少しむせていた。
「葉奈ちゃん、大丈夫~?」
「ゲホゲホっ……だ、大丈夫っす……」
葉奈はすごく何か言いたそうな顔をしていたが、それ以上葉奈から言葉が出てくることはなかった。
紫乃は疑問に思ったが、目を逸らして気まずそうにしている葉奈に見とれていた。
いつもふざけている葉奈だが、食べ方がすごく綺麗で上品だ。
きっと、いい教育を受けてきたのだろうと思われる。
普段の様子からは想像できないが。
「……紫乃ちゃんって、たまに突拍子もなく変なこと言い出すっすよね」
「え……?」
急に葉奈からそんなことを言われたが、紫乃は変なことを言った覚えはない。
ずっと普通に会話していただけだ。
「いや、その……うちのこと可愛いとか言い出したりとか……」
「え、それだけ~?」
「それだけっすけど……なんかそう言われると気にしてる自分がおかしいんじゃないかって気になるっすね……」
葉奈はもごもごと言い訳めいたことを呟いている。
葉奈が可愛いのは、紫乃にとっては事実でしかない。何が不満なのだろう。
「……可愛いのは、紫乃ちゃんの方っすよ……」
「ん~? 何か言った~?」
「別にっす」
そう言いながら、葉奈はジュースを飲み干した。
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