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第二章 高校二年生(一学期)
あたらしいくらす(美久里)
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「ふーっ、なんとか間に待ったー!」
「間一髪でしたね」
「学年上がって早々にこれは……かなりやばいよね……」
美久里と萌花は息があがっている。
それもそのはず。
二人は新学年早々に遅刻しそうになっていたから。
「すみません……私が色々なところで転けたりしたから……」
「いやいや、気にしなくていいよ! 私は萌花ちゃんと一緒に学校に来たかったんだから!」
二人は8時25分の予鈴チャイムが鳴り終わるのとほぼ同時に正門へ飛び込んだ。
この学校ではそれ以降の登校は遅刻扱いとされてしまう。
毎朝正門前に立つ、生活指導部の先生方にきちんとチェックされるのだ。
そのことを、二人はよく知っているはず。
それなのに遅刻をしてしまったのは、まあ端的に言ってしまえば、萌花がありとあらゆる場面でドジを踏んだからである。
八時半の、朝のホームルーム開始を知らせるチャイムが鳴るまでに急いで教室へ。
二人は一年の時と違い、クラスは離れてしまった。
しかし、友情は不変である。
二人はそれぞれの教室へ入り、美久里はまた別の友だちに声をかけた。
「おはよう、朔良!」
「おはー。今日は遅かったな」
朔良は美久里の方を見ると、いつも通りの笑顔を浮かべた。
そして、朔良の近くにいる者も楽しそうに笑っている。
「はよっす、美久里。うちが察するに萌花ちゃんと登校したはいいものの、萌花ちゃんのドジっぷりを忘れてて遅刻ギリギリになったってとこっすかね」
「おはよう、葉奈ちゃん……って、なんでわかるの!? エスパー!?」
「ふっふっふ、うちの人間観察力をなめないでもらいたいっすね」
「お前の人間観察力はもう人間のレベルを超えてるよな……」
そう、これが二年生のメンツ。
美久里と朔良と葉奈は二年A組。萌花はB組。紫乃と瑠衣はC組になった。
みんな見事にバラバラになってしまった。特に萌花はぼっちだ。
でも、萌花ならばきっと他の人と上手くやれるだろうという確信があった。
なにせ萌花は一年生でクラスのリーダーだったのだから、当然新しいクラスでもリーダーを務めるだろう。
「これからもいい一年になりそう……!」
美久里たちの友情は、クラスがバラバラになった程度で縁が切れるほど脆いものではないから。
「間一髪でしたね」
「学年上がって早々にこれは……かなりやばいよね……」
美久里と萌花は息があがっている。
それもそのはず。
二人は新学年早々に遅刻しそうになっていたから。
「すみません……私が色々なところで転けたりしたから……」
「いやいや、気にしなくていいよ! 私は萌花ちゃんと一緒に学校に来たかったんだから!」
二人は8時25分の予鈴チャイムが鳴り終わるのとほぼ同時に正門へ飛び込んだ。
この学校ではそれ以降の登校は遅刻扱いとされてしまう。
毎朝正門前に立つ、生活指導部の先生方にきちんとチェックされるのだ。
そのことを、二人はよく知っているはず。
それなのに遅刻をしてしまったのは、まあ端的に言ってしまえば、萌花がありとあらゆる場面でドジを踏んだからである。
八時半の、朝のホームルーム開始を知らせるチャイムが鳴るまでに急いで教室へ。
二人は一年の時と違い、クラスは離れてしまった。
しかし、友情は不変である。
二人はそれぞれの教室へ入り、美久里はまた別の友だちに声をかけた。
「おはよう、朔良!」
「おはー。今日は遅かったな」
朔良は美久里の方を見ると、いつも通りの笑顔を浮かべた。
そして、朔良の近くにいる者も楽しそうに笑っている。
「はよっす、美久里。うちが察するに萌花ちゃんと登校したはいいものの、萌花ちゃんのドジっぷりを忘れてて遅刻ギリギリになったってとこっすかね」
「おはよう、葉奈ちゃん……って、なんでわかるの!? エスパー!?」
「ふっふっふ、うちの人間観察力をなめないでもらいたいっすね」
「お前の人間観察力はもう人間のレベルを超えてるよな……」
そう、これが二年生のメンツ。
美久里と朔良と葉奈は二年A組。萌花はB組。紫乃と瑠衣はC組になった。
みんな見事にバラバラになってしまった。特に萌花はぼっちだ。
でも、萌花ならばきっと他の人と上手くやれるだろうという確信があった。
なにせ萌花は一年生でクラスのリーダーだったのだから、当然新しいクラスでもリーダーを務めるだろう。
「これからもいい一年になりそう……!」
美久里たちの友情は、クラスがバラバラになった程度で縁が切れるほど脆いものではないから。
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