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第二章 高校二年生(二学期)
さらあらい(柚)
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「ごちそうさま。ボク葉奈さんの作ってくれる料理すごい好きだな~」
「はいはい。もう作ったんだから出ていってくださいっす」
もういつものことになっている、葉奈の家に侵入する柚。
葉奈には父親がいなくて、母親が夜遅くまで働いているらしい。
だから、これみよがしに自由に出入りしている。
「さーて、お次は……一緒に遊ぼうよ。きっと楽しいと思うな~!」
柚は目に付いたゲーム機をちらちら見ながら、葉奈に提案してみる。
テーブルの上にはお菓子もあるし、ゲームをしながらお菓子を食べるという贅沢ができて楽しいのではないか。
柚はそう思って声をかけたのだが、葉奈は乗り気ではないようだった。
「今はそんな気分じゃないんすよ。あと、柚が使った皿を洗わないといけないっすし」
「じゃあ、それまで待ってるよ」
「え……うちがゲームの気分になるとも限らないのにっすか?」
「うん。待つよ」
なにか変なことでも言っただろうか。
葉奈と楽しいことができるのなら、例え数日待たされたって平気だろう。
数ヶ月はさすがにきついかもしれないけど。
すると、葉奈はいつものおちゃらけた様子でやれやれといったポーズを取る。
「はー、それならこっちの皿洗いも手伝ってほしいっすねぇ。柚のせいで洗い物増えたんすから」
「あぁ、そういうことか」
待つのではなく、助けてほしいと。そういうことらしい。
柚は葉奈のことを気に入っている。
だから、助けるのもやぶさかでないと思った。
これも葉奈との楽しい時間を過ごすため、柚は自分が食べた分の食器を洗うことにした。
適当にはやく終わらせたかったが、変なところで真面目な葉奈ならとことん綺麗にしそうだ。
……これも、葉奈とのゲームを楽しむため。
「お、めっちゃ綺麗になったじゃないっすか。柚はやればできる子なんすね!」
「はぁ……へへ、どうよ。はぁ……ボクにかかれば汚れなんて……イチコロさ。はぁ……」
「なんで息切れしてるんすか?」
やっと、やっと遊べる。
柚はそのことで頭がいっぱいになっていて、自分に向かって伸びてくる手に気づくことができなかった。
「よく頑張ったっすね。たまには褒めてやるっすよ」
葉奈に頭を撫でられたと理解するまで、10秒はかかったとか、かからなかったとか……
「はいはい。もう作ったんだから出ていってくださいっす」
もういつものことになっている、葉奈の家に侵入する柚。
葉奈には父親がいなくて、母親が夜遅くまで働いているらしい。
だから、これみよがしに自由に出入りしている。
「さーて、お次は……一緒に遊ぼうよ。きっと楽しいと思うな~!」
柚は目に付いたゲーム機をちらちら見ながら、葉奈に提案してみる。
テーブルの上にはお菓子もあるし、ゲームをしながらお菓子を食べるという贅沢ができて楽しいのではないか。
柚はそう思って声をかけたのだが、葉奈は乗り気ではないようだった。
「今はそんな気分じゃないんすよ。あと、柚が使った皿を洗わないといけないっすし」
「じゃあ、それまで待ってるよ」
「え……うちがゲームの気分になるとも限らないのにっすか?」
「うん。待つよ」
なにか変なことでも言っただろうか。
葉奈と楽しいことができるのなら、例え数日待たされたって平気だろう。
数ヶ月はさすがにきついかもしれないけど。
すると、葉奈はいつものおちゃらけた様子でやれやれといったポーズを取る。
「はー、それならこっちの皿洗いも手伝ってほしいっすねぇ。柚のせいで洗い物増えたんすから」
「あぁ、そういうことか」
待つのではなく、助けてほしいと。そういうことらしい。
柚は葉奈のことを気に入っている。
だから、助けるのもやぶさかでないと思った。
これも葉奈との楽しい時間を過ごすため、柚は自分が食べた分の食器を洗うことにした。
適当にはやく終わらせたかったが、変なところで真面目な葉奈ならとことん綺麗にしそうだ。
……これも、葉奈とのゲームを楽しむため。
「お、めっちゃ綺麗になったじゃないっすか。柚はやればできる子なんすね!」
「はぁ……へへ、どうよ。はぁ……ボクにかかれば汚れなんて……イチコロさ。はぁ……」
「なんで息切れしてるんすか?」
やっと、やっと遊べる。
柚はそのことで頭がいっぱいになっていて、自分に向かって伸びてくる手に気づくことができなかった。
「よく頑張ったっすね。たまには褒めてやるっすよ」
葉奈に頭を撫でられたと理解するまで、10秒はかかったとか、かからなかったとか……
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