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最終章 みんなのキズナ
いないもの(朔良)
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「おい、今日って美久里休みなのか?」
「そうみたいですね。なんか引っかかります」
「……なにがだ?」
美久里が学校を休むのなんて珍しいが、そこまで引っかかることだろうか。
体調を崩したり、学校が嫌でサボっているということもないとは言いきれない。
「いや、さっき先生に聞いたんですけど、美久里ちゃんから休むって連絡もらってないらしいんですよ」
「んー……連絡忘れることもあるんじゃねぇか?」
「だといいんですけど」
萌花の言いたいことがいまいち見えてこない。もっとはっきり言ってくれてもいいのに。
朔良はどこかモヤモヤした気持ちが晴れないまま、アリタスホームへ向かった。
三年生になって、朔良と萌花と瑠衣はA組、美久里と紫乃はB組、葉奈と柚はC組になった。
でも、その中で美久里の姿はなくて。
胸騒ぎが止まらなかった。
「同じクラスになってよかったっすね」
「うんうん。これで葉奈さんにいたずらし放題だよ」
「……お手柔らかにお願いするっす」
「もえにゃーん。一緒のクラスにゃー!」
「うわぁ!? 急に飛びつかないでください!」
「えへへ、ごめんにゃ」
盛り上がっている知り合いたちを横目に、同じく不安を抱えているであろう仲間を見つけた。
集会が終わって担任の先生の話を聞けばすぐ帰れるという楽な日に、暗い顔をしていれば異質に見えるのは必然。
美久里と同じクラスになった紫乃に、声をかける。
「……よぉ」
「あ、朔良ちゃん……」
朔良と紫乃はあまり接点がなく、なんて声をかければいいのかわからなかった。
「美久里ちゃん、どうしたんだろうね~?」
「風邪でも引いたんだろ……多分」
「そっか~。それならいいんだけど~」
今の紫乃に、胸騒ぎがするとは言えなかった。
曖昧なものだし、落ち込んでいる紫乃に追撃するようなことはしたくない。
本当に、なんでもなければいいのだが。
とりあえず、教室に帰るまで紫乃と一緒にいよう。
そう決めて歩き出した時。
「ん……?」
教室へ戻ろうと溢れかえる生徒たちの中に、一瞬ピンク色の髪がちらっと見えたような気がした。
「そうみたいですね。なんか引っかかります」
「……なにがだ?」
美久里が学校を休むのなんて珍しいが、そこまで引っかかることだろうか。
体調を崩したり、学校が嫌でサボっているということもないとは言いきれない。
「いや、さっき先生に聞いたんですけど、美久里ちゃんから休むって連絡もらってないらしいんですよ」
「んー……連絡忘れることもあるんじゃねぇか?」
「だといいんですけど」
萌花の言いたいことがいまいち見えてこない。もっとはっきり言ってくれてもいいのに。
朔良はどこかモヤモヤした気持ちが晴れないまま、アリタスホームへ向かった。
三年生になって、朔良と萌花と瑠衣はA組、美久里と紫乃はB組、葉奈と柚はC組になった。
でも、その中で美久里の姿はなくて。
胸騒ぎが止まらなかった。
「同じクラスになってよかったっすね」
「うんうん。これで葉奈さんにいたずらし放題だよ」
「……お手柔らかにお願いするっす」
「もえにゃーん。一緒のクラスにゃー!」
「うわぁ!? 急に飛びつかないでください!」
「えへへ、ごめんにゃ」
盛り上がっている知り合いたちを横目に、同じく不安を抱えているであろう仲間を見つけた。
集会が終わって担任の先生の話を聞けばすぐ帰れるという楽な日に、暗い顔をしていれば異質に見えるのは必然。
美久里と同じクラスになった紫乃に、声をかける。
「……よぉ」
「あ、朔良ちゃん……」
朔良と紫乃はあまり接点がなく、なんて声をかければいいのかわからなかった。
「美久里ちゃん、どうしたんだろうね~?」
「風邪でも引いたんだろ……多分」
「そっか~。それならいいんだけど~」
今の紫乃に、胸騒ぎがするとは言えなかった。
曖昧なものだし、落ち込んでいる紫乃に追撃するようなことはしたくない。
本当に、なんでもなければいいのだが。
とりあえず、教室に帰るまで紫乃と一緒にいよう。
そう決めて歩き出した時。
「ん……?」
教室へ戻ろうと溢れかえる生徒たちの中に、一瞬ピンク色の髪がちらっと見えたような気がした。
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