個性派JK☆勢揃いっ!【完結済み】

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最終章 みんなのキズナ

朔良の過去

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「朔良、お前のことが好きなんだ!」
「朔良ちゃん……女の子同士なんておかしいと思うけど……好き、なの……」

 もう、その言葉は聞き飽きた。
 幾千幾万……はさすがに言い過ぎだが、体感としてはそれくらいなのだ。
 同じような言葉を浴びせられ、下手に振ったら泣かれるか恨まれるかしてしまう。
 こんなにも面倒くさいことは他にない。

「もうあたしのことは放っておいてくれよ……」

 男女問わず人気者な朔良。
 それが裏目に出ると、これほどまでに大変なことになる。
 一人ずつ振っていくのも面倒くさいが、それ以前に朔良はだれかのものになる気はない。

 下手に束縛されるくらいなら、一人で生きていきたいと思っているほどだ。
 友だち付き合いなら大歓迎だが、恋人となると話は別だ。
 色恋沙汰の人付き合いは苦手意識が強い。

 知り合いというのも、なるべく作りたくなかった。
 自分のことを極力隠したいから、朔良にとっての人付き合いは生きていく上での枷でしかない。
 それでも外面は取り繕うため、一人になることはできなかった。

「高校はなるべく色恋沙汰とは無縁そうなところに行きてぇな……」

 中学生の、進路を決めなくてはいけない時期。
 朔良は進路に悩んでいた。
 どこに行っても色恋沙汰に巻き込まれそうで、嫌気がさしている。

 だけど、ふととある学校のページが目に飛び込んできた。
 それは『聖タピオカ女子高等学校』と書かれている。
 聖、ということはキリスト教系の学校だろう。

「キリスト教っていえば、確か同性愛って禁止だったよな……」

 それに女子校だから、当然同級生の男子はいない。
 これはいいと、朔良は飛びついた。
 そのあと、女の子に言い寄られるようになるのは、また別の話……
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