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最終章 みんなのキズナ
おまけ そのあとのはなし(美奈)
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「ただいまーっ!」
「おかえり。……なにかいいことあった?」
姉がウキウキした様子で帰ってくるのは珍しくないが、今回は少し違った。
どこか、悪いものを吐き出してスッキリしたような……そんな感じがする。
一体なにがあったのだろうか。
「実はね、みんなと仲良くなれたの!」
「元からでしょ?」
「違うって! みんなともっと仲良くなれたってこと!」
「あー、そういうこと……」
だけど、それも珍しいことではない。
一緒にいればいるだけお互いのことを知れるから、仲良くなり続けることは普通にある。
それも、美久里ならわかっているはず。
なのになぜ。
「ほんとはずっと、不安だったのかも」
「ん?」
美久里がぽつぽつと言葉をこぼし始めた。
それほど聞きたいわけでもないけど、気になるから聞いておこう。
「私なんかと仲良くしてくれる人なんていない。……そう思ってた」
「うん」
「でも、いたんだ。いてくれたんだ。ちゃんと、ずっと、いてくれてたんだよ……」
言葉がだんだんつっかえていく。
感情が昂って、涙が込み上げてきたようだった。
それは鈍感な自分に怒っているようにも、ずっと一緒にいてくれている友だちに感謝しているようにも見える。
もしかしたら、どっちもあるのかもしれない。
不甲斐ない自分が情けなくて、それでもみんなと一緒にいたくて、ずっと一緒だという約束がいつまでも続けばいいと願う。
その気持ちは、美奈にもわかる気がした。
美奈の場合は“みんな”の部分が“姉”になるのだけども。
「よかったね」
「うん。美奈も……ずっと一緒にいてくれる?」
「……え?」
それは、どういう意味なのだろう。
一瞬疑問に思ったが、すぐにハッとする。
姉妹であっても、大人になるにつれて別居したり疎遠になったりしてしまうことがあるだろう。
美奈はそんなことするつもりは今のところないが、美久里はどうなのだろうと不安になっていたことでもあった。
でも、その美久里も不安に思うのなら、美奈の不安は解消されたも同然だ。
だから、美奈は笑顔を浮かべて言う。
「当たり前じゃん。頼りないおねえでも、私のただ一人の『お姉ちゃん』なんだから」
そしていつの日か、自分の想いを伝えられたらいいと……密かに思うのだった。
「おかえり。……なにかいいことあった?」
姉がウキウキした様子で帰ってくるのは珍しくないが、今回は少し違った。
どこか、悪いものを吐き出してスッキリしたような……そんな感じがする。
一体なにがあったのだろうか。
「実はね、みんなと仲良くなれたの!」
「元からでしょ?」
「違うって! みんなともっと仲良くなれたってこと!」
「あー、そういうこと……」
だけど、それも珍しいことではない。
一緒にいればいるだけお互いのことを知れるから、仲良くなり続けることは普通にある。
それも、美久里ならわかっているはず。
なのになぜ。
「ほんとはずっと、不安だったのかも」
「ん?」
美久里がぽつぽつと言葉をこぼし始めた。
それほど聞きたいわけでもないけど、気になるから聞いておこう。
「私なんかと仲良くしてくれる人なんていない。……そう思ってた」
「うん」
「でも、いたんだ。いてくれたんだ。ちゃんと、ずっと、いてくれてたんだよ……」
言葉がだんだんつっかえていく。
感情が昂って、涙が込み上げてきたようだった。
それは鈍感な自分に怒っているようにも、ずっと一緒にいてくれている友だちに感謝しているようにも見える。
もしかしたら、どっちもあるのかもしれない。
不甲斐ない自分が情けなくて、それでもみんなと一緒にいたくて、ずっと一緒だという約束がいつまでも続けばいいと願う。
その気持ちは、美奈にもわかる気がした。
美奈の場合は“みんな”の部分が“姉”になるのだけども。
「よかったね」
「うん。美奈も……ずっと一緒にいてくれる?」
「……え?」
それは、どういう意味なのだろう。
一瞬疑問に思ったが、すぐにハッとする。
姉妹であっても、大人になるにつれて別居したり疎遠になったりしてしまうことがあるだろう。
美奈はそんなことするつもりは今のところないが、美久里はどうなのだろうと不安になっていたことでもあった。
でも、その美久里も不安に思うのなら、美奈の不安は解消されたも同然だ。
だから、美奈は笑顔を浮かべて言う。
「当たり前じゃん。頼りないおねえでも、私のただ一人の『お姉ちゃん』なんだから」
そしていつの日か、自分の想いを伝えられたらいいと……密かに思うのだった。
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