3 / 47
こちらの世界
お泊まりは三人で
しおりを挟む
「あ、あのー……めいさん? 何をしていらっしゃるの?」
「え? お姉ちゃんはこういうのがお好きだと聞いたのですが……」
夕食を終え、お風呂は各自で入りそろそろ寝ようかというタイミングになった。
改めてめいを見ると、すごくスタイルがいい。
特に胸の強調がすごい。
私より背が10cmぐらい低く、手足も細いのに、どこがとは言わないが大きく実っている。
しかも、お互い向かい合って抱き合っているので、それがより近くにあって眼福……非常に困る。
「あのー……めいさん?」
「はい」
「いつまでこのままなのでしょうか……」
「……さあ?」
「…………」
めいは別に何も悪くないし、悪気もないし、私に喜んでもらいたいと思ってこうしてくれてるのだが……正直目のやり場に困る。
さっきから目が離せないというか、思わずガン見してしまう。
しかも、めいは慣れた様子で平気で私に抱き着いている。
「お姉ちゃん」
「は、はい?」
「……胸ばっかり見てるの、バレてますよ」
しっかりバレてた。
「いや、これは……その……ごめんなさい……」
「いえいえ。お姉ちゃんなら、いくらでも見ていいですよ?」
そう言って、めいは自慢気に胸を強調する。
いくら女の子同士とはいえ、これはさすがに恥ずかしい。
「いや……まあ……それは……」
「それとも、揉みますか?」
「……へ?」
めいはそう言うと、私の右手を掴んで自分の胸に押し付けた。
「ちょ! めい!?」
「どうぞ」
「いや、さすがにそれは……」
「遠慮なさらずに」
いや、遠慮ではなく恥ずかしがってるのだが……
めいは、ぐいぐいと私の右手を引いて、自分の胸を揉ませようとする。
「お・ね・え・ちゃ・ん」
めいが耳元で囁いてくる。
これはヤバい。
私はこの獣から逃れることはできないのか。
「……あのさぁ、三人で一緒に寝ようって言ってたのに何してるの……」
そんな時、うみが気まずそうに部屋の中に入ってきた。
助かったとほっとするのと同時に、自分の中の大切な何かが失われたような気がした。
「いや……これは……その……」
「いえ、わたしはただお姉ちゃんとスキンシップをしていただけです」
めいがいつもと変わらない笑顔で答える。
「……はい?」
それを聞いたうみは、これがスキンシップでいいのかと言いたげな顔をしながらも部屋に入ってきた。
ドン引きしている。まあ当然だろうけど。
「スキンシップ……結構激しめなんですね」
「あ、うみちゃんもしかして寂しかったですか? 三人でします?」
「いや、結構です」
うみがバッサリ断る。
出会って間もないはずなのに、めいの扱いを完全にわかっているのがすごい。
私もそんな感じで断ればいいのか。
……いや、できる気がしないな。
「そ、そうですか……じゃあみんなで寝ますか……」
めいは見るからに落ち込んで、めそめそとわざとらしい涙を見せている。
男の人ならイチコロだろうけど、あいにくここには女の子しかいない。
泣き落としは効かない。特にうみには。
「ですね。さっさと寝ましょう」
「うみはブレないなぁ……」
うみはめいをガン無視して、私の手を引いて布団に入る。
「お姉ちゃん!」
めいが続いて入ってくる。
もう考えるのも面倒くさくなってきたので、ぎゅうぎゅうになりながら頭を空っぽにして寝ることにした。
なぜか真ん中にされたことで二人の体温を感じ、温かさが体全体を覆う。
……ほんとになんなんだろう、この状況。
こんな妹二人にサンドイッチされることあるんだ。一人は赤の他人だが。
「えへへ……お姉ちゃん、温かいですね」
「……そうだね」
まだ混乱してるけど、その笑顔を見ていたらなんだかどうでもよくなってきた。
明日にはきっといなくなっているだろうし、今日くらいはいいか。
『ごめん、もう好きじゃなくなった』
「……っ!」
どうして今更になって思い出すんだろう。
あんな嫌な記憶忘れかけていたのに。
「お姉ちゃん……?」
めいが心配そうに顔を覗き込んでくる。
「……大丈夫だよ。ただ、ちょっと考え事してただけ」
私は平静を装ったつもりだったが、動揺を隠しきれなかったみたいだ。
「お姉ちゃん、何かありましたか? よかったらわたしがお話を聞きますが」
こんなつらい記憶なんて消えてなくなればいいと思っているから、あんまり掘り起こされたくない。
話しているうちにどんどん別の嫌なことも思い出しそうだったので、適当にはぐらかすことにした。
「いや、別に何も……」
「そうですか? それならいいんですが……」
めいは納得してなさそうな顔をしながらもそれ以上追及してこなかった。
「あ、そういえばめいって何歳なの?」
「……え?」
話題を変えようとしてずっと聞きたかったことを聞いてみることにした。
だけど、この質問はさすがに失礼だったか。
めいはきょとんとした顔をして固まった。
「あ! いや、別に深い意味はないよ? ただちょっと気になっただけで、ね? 私のことお姉ちゃんって呼んでるし……」
「ああ、そういうことですか。大丈夫ですよ」
めいはにっこり笑うと、待ってましたと言わんばかりに話し始める。
「わたしは今18です!」
「えっ」
18ということは高校生?
もしかして私犯罪者!?
家出少女とかじゃないよな……不安になってくる。
「あ、18と言っても大学生ですので! お姉ちゃんと一緒です!」
「そ、そう……え?」
なんで私が大学生なこと知ってるんだ。
名前も知られていたし、もしかして同じ大学に通っているとかだろうか。
だけど、私は大学でソロ活動しているのでこんな可愛い子と話した記憶がない。
いったいこの子は何者なんだろう。
「え? お姉ちゃんはこういうのがお好きだと聞いたのですが……」
夕食を終え、お風呂は各自で入りそろそろ寝ようかというタイミングになった。
改めてめいを見ると、すごくスタイルがいい。
特に胸の強調がすごい。
私より背が10cmぐらい低く、手足も細いのに、どこがとは言わないが大きく実っている。
しかも、お互い向かい合って抱き合っているので、それがより近くにあって眼福……非常に困る。
「あのー……めいさん?」
「はい」
「いつまでこのままなのでしょうか……」
「……さあ?」
「…………」
めいは別に何も悪くないし、悪気もないし、私に喜んでもらいたいと思ってこうしてくれてるのだが……正直目のやり場に困る。
さっきから目が離せないというか、思わずガン見してしまう。
しかも、めいは慣れた様子で平気で私に抱き着いている。
「お姉ちゃん」
「は、はい?」
「……胸ばっかり見てるの、バレてますよ」
しっかりバレてた。
「いや、これは……その……ごめんなさい……」
「いえいえ。お姉ちゃんなら、いくらでも見ていいですよ?」
そう言って、めいは自慢気に胸を強調する。
いくら女の子同士とはいえ、これはさすがに恥ずかしい。
「いや……まあ……それは……」
「それとも、揉みますか?」
「……へ?」
めいはそう言うと、私の右手を掴んで自分の胸に押し付けた。
「ちょ! めい!?」
「どうぞ」
「いや、さすがにそれは……」
「遠慮なさらずに」
いや、遠慮ではなく恥ずかしがってるのだが……
めいは、ぐいぐいと私の右手を引いて、自分の胸を揉ませようとする。
「お・ね・え・ちゃ・ん」
めいが耳元で囁いてくる。
これはヤバい。
私はこの獣から逃れることはできないのか。
「……あのさぁ、三人で一緒に寝ようって言ってたのに何してるの……」
そんな時、うみが気まずそうに部屋の中に入ってきた。
助かったとほっとするのと同時に、自分の中の大切な何かが失われたような気がした。
「いや……これは……その……」
「いえ、わたしはただお姉ちゃんとスキンシップをしていただけです」
めいがいつもと変わらない笑顔で答える。
「……はい?」
それを聞いたうみは、これがスキンシップでいいのかと言いたげな顔をしながらも部屋に入ってきた。
ドン引きしている。まあ当然だろうけど。
「スキンシップ……結構激しめなんですね」
「あ、うみちゃんもしかして寂しかったですか? 三人でします?」
「いや、結構です」
うみがバッサリ断る。
出会って間もないはずなのに、めいの扱いを完全にわかっているのがすごい。
私もそんな感じで断ればいいのか。
……いや、できる気がしないな。
「そ、そうですか……じゃあみんなで寝ますか……」
めいは見るからに落ち込んで、めそめそとわざとらしい涙を見せている。
男の人ならイチコロだろうけど、あいにくここには女の子しかいない。
泣き落としは効かない。特にうみには。
「ですね。さっさと寝ましょう」
「うみはブレないなぁ……」
うみはめいをガン無視して、私の手を引いて布団に入る。
「お姉ちゃん!」
めいが続いて入ってくる。
もう考えるのも面倒くさくなってきたので、ぎゅうぎゅうになりながら頭を空っぽにして寝ることにした。
なぜか真ん中にされたことで二人の体温を感じ、温かさが体全体を覆う。
……ほんとになんなんだろう、この状況。
こんな妹二人にサンドイッチされることあるんだ。一人は赤の他人だが。
「えへへ……お姉ちゃん、温かいですね」
「……そうだね」
まだ混乱してるけど、その笑顔を見ていたらなんだかどうでもよくなってきた。
明日にはきっといなくなっているだろうし、今日くらいはいいか。
『ごめん、もう好きじゃなくなった』
「……っ!」
どうして今更になって思い出すんだろう。
あんな嫌な記憶忘れかけていたのに。
「お姉ちゃん……?」
めいが心配そうに顔を覗き込んでくる。
「……大丈夫だよ。ただ、ちょっと考え事してただけ」
私は平静を装ったつもりだったが、動揺を隠しきれなかったみたいだ。
「お姉ちゃん、何かありましたか? よかったらわたしがお話を聞きますが」
こんなつらい記憶なんて消えてなくなればいいと思っているから、あんまり掘り起こされたくない。
話しているうちにどんどん別の嫌なことも思い出しそうだったので、適当にはぐらかすことにした。
「いや、別に何も……」
「そうですか? それならいいんですが……」
めいは納得してなさそうな顔をしながらもそれ以上追及してこなかった。
「あ、そういえばめいって何歳なの?」
「……え?」
話題を変えようとしてずっと聞きたかったことを聞いてみることにした。
だけど、この質問はさすがに失礼だったか。
めいはきょとんとした顔をして固まった。
「あ! いや、別に深い意味はないよ? ただちょっと気になっただけで、ね? 私のことお姉ちゃんって呼んでるし……」
「ああ、そういうことですか。大丈夫ですよ」
めいはにっこり笑うと、待ってましたと言わんばかりに話し始める。
「わたしは今18です!」
「えっ」
18ということは高校生?
もしかして私犯罪者!?
家出少女とかじゃないよな……不安になってくる。
「あ、18と言っても大学生ですので! お姉ちゃんと一緒です!」
「そ、そう……え?」
なんで私が大学生なこと知ってるんだ。
名前も知られていたし、もしかして同じ大学に通っているとかだろうか。
だけど、私は大学でソロ活動しているのでこんな可愛い子と話した記憶がない。
いったいこの子は何者なんだろう。
0
あなたにおすすめの小説
百合ハーレムが大好きです!〜全ルート攻略開始〜
M・A・J・O
大衆娯楽
【大衆娯楽小説ランキング、最高第7位達成!】
黒髪赤目の、女の子に囲まれたい願望を持つ朱美。
そんな彼女には、美少女の妹、美少女の幼なじみ、美少女の先輩、美少女のクラスメイトがいた。
そんな美少女な彼女たちは、朱美のことが好きらしく――?
「私は“百合ハーレム”が好きなのぉぉぉぉぉぉ!!」
誰か一人に絞りこめなかった朱美は、彼女たちから逃げ出した。
……
ここから朱美の全ルート攻略が始まる!
・表紙絵はTwitterのフォロワー様より。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる