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19.05.15
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シルバニアファミリーなどの人形やぬいぐるみが苦手だ。苦手と言っても嫌いなわけではなく、何故か見ていると胸が締め付けられるような気分になるせいだ。黒目だけの眼のせいなのか、いつも寂しげな表情を浮かべているように思える。それかそういうものに話しかけている人の姿が勝手に想起されてしまうからということもあるかもしれない。ハローキティに口がないのは、どんな表情にも見せることが出来るからだとどこかで聞いたことがあるが、それに似た感じで、私がそういった人形に読み込むのは切ない感覚が多い。人形に話しかけている人は、何かとても胸を打たれる。それは私が今までしてきたようなコミュニケーションの失敗をそういう姿に重ねているのかもしれないし、或いは自分から話さない人形に話しかける姿は、話者の「こういう話がしたい」という願いに見えてくるせいかもしれない。誰かの願いについて考えるときも、私は胸が痛くなる。これからもそういうことを考えたい。
昨日からの続き。ミントについて。そう言えば、ミントもそういうぬいぐるを持っていた。兎のぬいぐるみ。今もどんな顔をしていたか思い出すことが出来る。そして、思い出すことは殆どが苦しく、少し温かい気持ちになる。
ミントは下着姿を送ってくることであったり、かつての心中未遂に苛まれていることであったり、苛まれていることを嫌がられたらそれを抑えることが出来ることだったりから分かるように、かまってちゃんで繊細だった。つまり、わかりやすいメンヘラだった。ビッチと自称していた。
彼女の実家は兵庫にあり、同時にヒョウコともやり取りをしていた私はまた兵庫か、と思いつつもミントの暮らしがどのように営まれているのか気になった。
既に書いたように、ミントはケーキ屋で働いていたがそれはアルバイトだと言うことだった。平日毎日出ていたから、アルバイトと言うよりはパートの方が適した呼び方かもしれない。いずれにしても、非正規の時間給のみで賃貸暮らしが成り立つようには思えなかった。家賃は低いだろうが、それと同じ水準で時給が低いはずだ。なんとなく実家から支援を受けているのだろうと思った。
その疑問になんとなくの答えが浮かんだのは、電話を何回か重ねてからだった。ミントは言葉の端々にわかりやすくメッセージを乗せていた。今日は電話が出来る日、とか遅くまで連絡が出来るとか、生活を共にする者の存在を匂わせていた。それがわざとなのかわからないが、自らその共同生活者のことを打ち明けることはいつまでもなかった。結局、私から尋ねた。それは直接同居人の存在を伺うのとは多少異なっていたが。
何かの話の流れ。
「ミントさんも彼氏をつくればいいのにー」
「実はね、もういるの」
こんな感じだった。まあ、一緒に暮らす人なら男かもしれないなと思っていたので、そこまで衝撃はなかった。単に答え合わせのような。
「なんとなくわかってたよ」
「ごめんね。彼氏いるのに、ビッチだわ」
確かにそうだ。もしこのことを彼氏が知ったら、どれ程苦しむだろうか。実際に会っていないとは言え、好きとかやり取りしたり、下着の写真を送っていたのだから、問題だっただろう。
かつてのケースでいえば、ユニコと同じように先が無いケースに思えた。だが、それでも関係は続けた。理由はシンプルで、ミントがそれを望んだからだ。
「勝手だけど、これからも仲良くしてほしいのよ」
これだけで私には十分だった。ただの異性の友人として関係は続く。続けることが出来るはずだった。
細かい話は明日以降に続ける。
昨日からの続き。ミントについて。そう言えば、ミントもそういうぬいぐるを持っていた。兎のぬいぐるみ。今もどんな顔をしていたか思い出すことが出来る。そして、思い出すことは殆どが苦しく、少し温かい気持ちになる。
ミントは下着姿を送ってくることであったり、かつての心中未遂に苛まれていることであったり、苛まれていることを嫌がられたらそれを抑えることが出来ることだったりから分かるように、かまってちゃんで繊細だった。つまり、わかりやすいメンヘラだった。ビッチと自称していた。
彼女の実家は兵庫にあり、同時にヒョウコともやり取りをしていた私はまた兵庫か、と思いつつもミントの暮らしがどのように営まれているのか気になった。
既に書いたように、ミントはケーキ屋で働いていたがそれはアルバイトだと言うことだった。平日毎日出ていたから、アルバイトと言うよりはパートの方が適した呼び方かもしれない。いずれにしても、非正規の時間給のみで賃貸暮らしが成り立つようには思えなかった。家賃は低いだろうが、それと同じ水準で時給が低いはずだ。なんとなく実家から支援を受けているのだろうと思った。
その疑問になんとなくの答えが浮かんだのは、電話を何回か重ねてからだった。ミントは言葉の端々にわかりやすくメッセージを乗せていた。今日は電話が出来る日、とか遅くまで連絡が出来るとか、生活を共にする者の存在を匂わせていた。それがわざとなのかわからないが、自らその共同生活者のことを打ち明けることはいつまでもなかった。結局、私から尋ねた。それは直接同居人の存在を伺うのとは多少異なっていたが。
何かの話の流れ。
「ミントさんも彼氏をつくればいいのにー」
「実はね、もういるの」
こんな感じだった。まあ、一緒に暮らす人なら男かもしれないなと思っていたので、そこまで衝撃はなかった。単に答え合わせのような。
「なんとなくわかってたよ」
「ごめんね。彼氏いるのに、ビッチだわ」
確かにそうだ。もしこのことを彼氏が知ったら、どれ程苦しむだろうか。実際に会っていないとは言え、好きとかやり取りしたり、下着の写真を送っていたのだから、問題だっただろう。
かつてのケースでいえば、ユニコと同じように先が無いケースに思えた。だが、それでも関係は続けた。理由はシンプルで、ミントがそれを望んだからだ。
「勝手だけど、これからも仲良くしてほしいのよ」
これだけで私には十分だった。ただの異性の友人として関係は続く。続けることが出来るはずだった。
細かい話は明日以降に続ける。
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