社会復帰日記

社会復帰中

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19.06.02

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 Pairsでの活動を止めている。それは成果が出ないからだし、SNSでマッチングアプリの搾取構造を見たからかもしれないが、大きな理由としては、私は本当に恋愛とその先にある結婚がしたいのか自信を持てなくなったからだ。かつては結婚をしていないと一人前ではないみたいな風潮があったものの、今はそんなことはない。なので、恋愛に纏わる話は本当に自分がしたいのかどうかに依っている。なんとなくしたい気もする。性的快感は私だって好きだし、寂しくなるときもあるけれど、それが自分の意思というより動物的な本能にしか思えない。そのような性的衝動は風俗で解消すれば良いようにも思え、それが女性を搾取しているというのは今は別の問題だが、やはり恋愛にならなくとも良い気がする。恋愛はことごとく私を不安定にさせてきた。私を好きになってくれたように見える人の気持ちが変わっていくのを観測しなければならないイベントだった。このように恋愛を捉えてしまう気分の中では、どうしたって出来ない。誰かに好かれたい思いはあるが、好きになりたいとは思えないのだ。

 昨日からの続き。突然、母が家に来ると言い出した。そうは言っても前から時々は私の様子を見に来ることはあったので今回もそれかもしれないと思ったが、その場合には一週前から私の都合を聞くことが殆どだったので、今日家に行くという連絡は珍しかった。

 特に断る理由は無いので、母には家に来ても良い旨を連絡する。あたかも会社に問題なく勤めているかのように、スーツを着て遅く帰宅することも考えたが、面倒なので止めて、偶然今日も休みをとっていたことにした。これを繰り返すと余りにも休みが偶然ピタリと予定に合ってしまうので、後々別の方法を考えなければなと思う。

 母は夕食の材料を持って、17:00頃に家に来た。ぱっと見で、嫌な予感がした。それは家族にしか感付けないものなのかはわからない。表情がいつも通りなように見えて、どこか平坦だった。いつも通りに見せているように思えた。けれど、特に何も言わなかった。単に機嫌が悪いだけかもしれないし、色々ある。わざわざ家に来るからには、出来る限り良い気分で来て欲しいとは思ったけれど。

 急にどうしたの、と聞いては見たけれど、母は言葉を濁して、夕食を作る。家では殆どシンプルに煮るか焼くかしかしていなかったから、いくつかの工程を踏む母の食事は懐かしく、美味しかった。味はいつも通りだったが、その間も母はどこか変だった。

 食事を終え食器を片付けて、冷凍庫にストックしてあるアイスを2人で食べていたら、突然に母が泣き出したので驚いた。

 細かい話は明日以降に続ける。
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