社会復帰日記

社会復帰中

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19.06.27

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 電車通勤はほとほと嫌になってしまう。私は7:30には会社の最寄駅に着くようにしているので、最も混雑する時よりは幾分マシなはずなのだが、それでも詰め込まれている状況に変わりはないし、もっと空間、ゆとりが欲しい。ごちゃごちゃした電車は明らかに精神に悪く、私は可能な限り人に優しく生きていたいと思うのだが、満員電車内だとそんな心構えも消えてなくなってしまう。詰まっている中に更に入ってこようとするサラリーマンがいれば、その邪魔もしたくなるし、大きな荷物を抱えた学生がいれば正直に言って降りて欲しいと思ってしまう。如何に簡単に気持ちが折れてしまうのかを実感させられる。自分がこうしたいと考えていても、簡単に身体の反応がそれを上回ってしまう。意思の力がどれだけ弱いものか。悟りはまだ遠い。

 昨日からの続き。辞めるつもりである、と会社へ告げることが出来ないまま、内定を貰ってから一週間が経ってしまった。言葉を考えている間に、経営計画の前の部署の上司から電話が入った。悩んだが取る。

「おー、どうだ調子は?」

 かなりよくなってきました。転職先の内定が貰える程度には。貰った電話で言う話題では無いように思え、口には出せなかったなどと言い訳をするが、ここで言い出せなかったことがいけなかったのだと思う。

「別に用事があるわけじゃないんだけど、そろそろ一年だなと思ってさ」

 休職に入った時期を覚えていてくれていることに、嬉しさよりも驚きというか気持ち悪さというか、面倒臭さを感じる。意外にも電話を受けたことに大して明るい気持ちを持てていない。それはやはりもう会社を離れる気持ちが固まっていたからだろうか。電話の内容は殆ど当り障りのないもので、私の立場を考えれば、障ることを向こうが言えるはずもないのだが、互いに何も得られるものが無いように思えて、苛々してきた。単純に唐突な電話が嫌だったのかもしれない。

「またどこかで飲みにいかないか」

 是非、お願いします。心にも思っていなかったが、そう答えた。社交辞令的でその場では日程の話題は出ず、私はずっと暇だと思われていただろうから、いつでもいいと思っていたのだろう。それで電話は終わった。

 それから改めて今までとこれからのことを考えた。今日に至るまでの様々なイベントについて、たった今の自分の感情とか、家族とか、キャリアとか、周囲との人間関係とか、友人とか、恋人とか、要するに今まで書いてきたようなことを、思い付く限りの私の人生のパーツを、一度ノートに書いてみた。並べたところで大した結論は生まれず、整理はあくまで整理に過ぎないと感じたが、さっきまで元上司と話していたときの尖った気持ちは丸まっていて、冷静に考えることが出来るようになっていた。そして、選択の時。会社を辞めるにしろ、内定を辞退するにせよ。こんな劇的な話ではないのかもしれないが、私は決めた。

 細かい話は明日以降に続ける。
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