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王と三騎士達
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そしてイデアールは休暇中、する事もなかったので、真面目な彼は聖都及び市街地の見回りをすることにした。
そんな折にイデアールが過去、シュトラールの徹底した“悪”の排除に対し、疑問の念が芽生え始めていた頃、“人を活かす”という心を広める朝孝に影響を受け、相談に寄っていた道場へ、物資の運搬をする程で訪れる。
そしてそこでシンに出会い、稽古をした後に彼と共に、シュトラールに頼まれていた物を運ぶ任を、何かお礼がしたいという彼の願いから手伝ってもらうこととなる。
「荷物は聖都にある。 俺は聖騎士隊の隊長だからな、俺の連れなら手続き無しで入れるんだ。旅の者には中々ないことなんだぞ?」
聖都への厳重な警備を、顔パスのように通過出来るという仕組みについてシンは少し疑問に思うところもあった。
イデアールには自分が“悪”でないのか分かるのであろうか。
「借りを返しに行くのに、また借りが出来てしまうな」
そういうと彼は声をだして笑い、その通りだなといいながら、シンには気にすることはないと気を利かせてくれた。
「なぁ、イデアールのような隊長クラスの騎士は、聖都にどの位いるものなんだ?」
大きな都市である聖都ユスティーチ全土を仕切るのだから、嘸かし大所帯の部隊で形成されているものだと、シンは考えていた。
「隊長は俺を含めて、リーベという女と、シャーフという朝孝さんのお弟子さんの三人だ」
シンは、イデアールの口にした、聖騎士隊隊長の名の中に一人、気になる人物がいた。
それは、朝孝の弟子だというシャーフという人物だ。
朝孝を師と仰ぐということは、もしかしたらアーテムと何か関係のある人物なのではないだろうか。
それに、朝孝の考えと聖都の考えは、互いに交わることの無いそれぞれの正義であり、シャーフという弟子は謂わば、師匠の考えとは別の道を歩んでいるということになる。
「俺たちは皆、シュトラール様によって導かれ集い、そして聖騎士となった・・・」
イデアールとリーベは、元々このユスティーチの出身ではなかったようだ。
イデアールは、ここユスティーチよりも北部にある山岳地帯の構える国の出身で、そこでも彼は騎士として働いていたという。
イデアールは子供の頃から、国に暮らす者達の為に働くことに憧れにしており、その目標の為に勉学・武術に励み、晴れて騎士となったが、そこには彼の目指した憧れの騎士の姿はなかったという。
国内を巡回しては、目につく者達に理由を付けては罰則を与えるその反面、悪行の限りを尽くし、民達を怯えさせている組織には一切触れず、国に暮らす民からは“正義を盾に民草を抑圧する犬畜生”と罵られていた。
本当にしたかった事を出来ず、それでいて国にも所属する部隊にも逆らえず、言いなりになり流されるだけの、無駄に時間を使い、ただ腐っていくだけの日々を送っていた。
ある日、町の外れでいつもの様に民を捕まえ罰則を言い渡したところ、それに怒った民から反撃に合う。
逆上した騎士の仲間がその民を連れ、民衆の前で罰だと言い公開処刑を実行し始めたのだ。
イデアールは後ろの方で、ただ日常と化したその光景を無心で傍観していた。
そこへ現れたのが、まだ聖都ユスティーチの王になる前のシュトラールだった。
シュトラールは悪戯に傷つけられていた民を救うと、騎士達を追い返す。
イデアールは身の危険を感じ、急ぎその場を離れた。
シュトラールはその町で英雄の様に崇められ、それ以降、町に騎士が訪れても町の者達は屈せず戦う、強い民へとなっていった。
人々に希望を与え、人生に輝きを灯すシュトラールの姿が頭から離れないでいるイデアールの元に、ある夜シュトラールが姿を現す。
イデアールは、彼の正しさを体現したかの様な剣により殺されるのだと、そこで今までの行いを思い返し、命を捨てる覚悟をした。
しかし、シュトラールは彼に危害を加えることはなく、ただ話をしに来た
だけであったのだ。
「人は“力”を手にすると、それに胡座をかき、欲を満たそうとする。 だが“力”とは、それを持たない者の為に使い、彼らを導く為に与えられたものだ・・・」
イデアールは彼の言葉に、何も言う事が出来ず、ただ目から雫を流すだけだった。
「君も・・・本当はそう使いたかったのではないか? 」
自分の本当の気持ちを見抜かれたイデアールは、まるで暗闇の森で迷う自分を見つけてくれたかのような気持ちになる。
「人の穢れを見てきた者でないと、見抜けぬものがある。 私は何れ国を手にする。そこで誰もが正しく生きられる国を作るつもりだ。 ・・・君にまだ、大志を抱く気持ちがあるのなら・・・。 私は再び君の元へ訪れよう」
シュトラールは、それだけを伝えると、崩れ落ちて立てないでいるイデアールの元を去っていった。
イデアールはそれを期に、国の騎士をやめ、義賊として民を救いながらシュトラールが再び訪れるのを待ち続けたのだと言う。
リーベは、聖都ユスティーチより西にある大森林に暮らす、狩猟民族であった。
日々の暮らしを、森に生きる生き物を狩猟する事でなり立てていたその民族は、その土地を自分のものだと言い出した領主により、追い出されそうになる。
民族の長が交渉の末、領主に下る形で今まで通りの生活が出来るように、話を通してくれた。
しかし、その条件は彼らを苦しめる結果となってしまう。
狩猟により得たものの殆どを、領主へ献上しなくてはならず、とても今まで通りなどとは言えなかった。
嫌気がさした民族の若者達が、別の場所へ移住しようとしているのを領主に見つかり、彼らを除く民族の者達を捉え、領主の住居にて奴隷の様な扱いをされ、お前達の心にはまだ逃げようという意思があると言われ、拷問を受ける日々を過ごす。
そんな渦中にあったリーベは、仕事の失態から酷い暴行を受け、外の下水へと投げ捨てられてしまう。
その付近を通りかかった貴族の男にリーベは救われ、適切な医療と食事を与えられる。
助けてもらった恩もあり、他の民族の仲間が気掛かりであったが、その貴族の男に何かお礼がしたいと思う。
貴族の男の許可を得て、近隣の町で踊り子として働き始めお金を貯めると、貴族の男に贈り物としてアクセサリーを買い、彼に渡そうとした。
しかし貴族の男は、プレゼントを渡すリーベの手を跳ね除け、彼女を押し倒した。
助けてやった恩を返すのなら、お前のような身分の者がするべき事は一つだろと、貴族の男はリーベを襲おうとする。
そこへ、何処から、またいつからいたのかシュトラールが現れ、貴族の男を切り捨てると、彼はリーベへ選択を迫る。
「善意を使い、他人を掌握する者がいる。 一見、人の良さそうな者でも、心に“悪”を宿していることがある。 その者は“善”を知り、“善”利用する、善の仮面を被った悪魔だ。 どんなに小さな“悪”をも淘汰することが出来れば、真に人を信じ、愛すことが出来る。 “人の痛み”を知らなければ、真に“人の痛み”を知ることは出来ないだろう」
男の善意に感謝をしていたリーベは、そんな男の仮面を見抜けなかった自分の未熟さと、信頼を裏切られたショックで泣き崩れる。
「君のように“人の痛み”に苦しむ同志を救い、愛で、送る覚悟があるのなら、私は君に恩寵を授けよう。そして私と共に誰もが無垢に人を信じられる国創りに力を貸して欲しい」
シュトラールの差し伸べる手を、リーベは考えるよりも身体が勝手に求めた。
それは、地の底へと堕ちていく彼女に指した光であり、辛く苦しい思いをしてきた彼女がその光を受けない道理はなかった。
そんな折にイデアールが過去、シュトラールの徹底した“悪”の排除に対し、疑問の念が芽生え始めていた頃、“人を活かす”という心を広める朝孝に影響を受け、相談に寄っていた道場へ、物資の運搬をする程で訪れる。
そしてそこでシンに出会い、稽古をした後に彼と共に、シュトラールに頼まれていた物を運ぶ任を、何かお礼がしたいという彼の願いから手伝ってもらうこととなる。
「荷物は聖都にある。 俺は聖騎士隊の隊長だからな、俺の連れなら手続き無しで入れるんだ。旅の者には中々ないことなんだぞ?」
聖都への厳重な警備を、顔パスのように通過出来るという仕組みについてシンは少し疑問に思うところもあった。
イデアールには自分が“悪”でないのか分かるのであろうか。
「借りを返しに行くのに、また借りが出来てしまうな」
そういうと彼は声をだして笑い、その通りだなといいながら、シンには気にすることはないと気を利かせてくれた。
「なぁ、イデアールのような隊長クラスの騎士は、聖都にどの位いるものなんだ?」
大きな都市である聖都ユスティーチ全土を仕切るのだから、嘸かし大所帯の部隊で形成されているものだと、シンは考えていた。
「隊長は俺を含めて、リーベという女と、シャーフという朝孝さんのお弟子さんの三人だ」
シンは、イデアールの口にした、聖騎士隊隊長の名の中に一人、気になる人物がいた。
それは、朝孝の弟子だというシャーフという人物だ。
朝孝を師と仰ぐということは、もしかしたらアーテムと何か関係のある人物なのではないだろうか。
それに、朝孝の考えと聖都の考えは、互いに交わることの無いそれぞれの正義であり、シャーフという弟子は謂わば、師匠の考えとは別の道を歩んでいるということになる。
「俺たちは皆、シュトラール様によって導かれ集い、そして聖騎士となった・・・」
イデアールとリーベは、元々このユスティーチの出身ではなかったようだ。
イデアールは、ここユスティーチよりも北部にある山岳地帯の構える国の出身で、そこでも彼は騎士として働いていたという。
イデアールは子供の頃から、国に暮らす者達の為に働くことに憧れにしており、その目標の為に勉学・武術に励み、晴れて騎士となったが、そこには彼の目指した憧れの騎士の姿はなかったという。
国内を巡回しては、目につく者達に理由を付けては罰則を与えるその反面、悪行の限りを尽くし、民達を怯えさせている組織には一切触れず、国に暮らす民からは“正義を盾に民草を抑圧する犬畜生”と罵られていた。
本当にしたかった事を出来ず、それでいて国にも所属する部隊にも逆らえず、言いなりになり流されるだけの、無駄に時間を使い、ただ腐っていくだけの日々を送っていた。
ある日、町の外れでいつもの様に民を捕まえ罰則を言い渡したところ、それに怒った民から反撃に合う。
逆上した騎士の仲間がその民を連れ、民衆の前で罰だと言い公開処刑を実行し始めたのだ。
イデアールは後ろの方で、ただ日常と化したその光景を無心で傍観していた。
そこへ現れたのが、まだ聖都ユスティーチの王になる前のシュトラールだった。
シュトラールは悪戯に傷つけられていた民を救うと、騎士達を追い返す。
イデアールは身の危険を感じ、急ぎその場を離れた。
シュトラールはその町で英雄の様に崇められ、それ以降、町に騎士が訪れても町の者達は屈せず戦う、強い民へとなっていった。
人々に希望を与え、人生に輝きを灯すシュトラールの姿が頭から離れないでいるイデアールの元に、ある夜シュトラールが姿を現す。
イデアールは、彼の正しさを体現したかの様な剣により殺されるのだと、そこで今までの行いを思い返し、命を捨てる覚悟をした。
しかし、シュトラールは彼に危害を加えることはなく、ただ話をしに来た
だけであったのだ。
「人は“力”を手にすると、それに胡座をかき、欲を満たそうとする。 だが“力”とは、それを持たない者の為に使い、彼らを導く為に与えられたものだ・・・」
イデアールは彼の言葉に、何も言う事が出来ず、ただ目から雫を流すだけだった。
「君も・・・本当はそう使いたかったのではないか? 」
自分の本当の気持ちを見抜かれたイデアールは、まるで暗闇の森で迷う自分を見つけてくれたかのような気持ちになる。
「人の穢れを見てきた者でないと、見抜けぬものがある。 私は何れ国を手にする。そこで誰もが正しく生きられる国を作るつもりだ。 ・・・君にまだ、大志を抱く気持ちがあるのなら・・・。 私は再び君の元へ訪れよう」
シュトラールは、それだけを伝えると、崩れ落ちて立てないでいるイデアールの元を去っていった。
イデアールはそれを期に、国の騎士をやめ、義賊として民を救いながらシュトラールが再び訪れるのを待ち続けたのだと言う。
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日々の暮らしを、森に生きる生き物を狩猟する事でなり立てていたその民族は、その土地を自分のものだと言い出した領主により、追い出されそうになる。
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しかし、その条件は彼らを苦しめる結果となってしまう。
狩猟により得たものの殆どを、領主へ献上しなくてはならず、とても今まで通りなどとは言えなかった。
嫌気がさした民族の若者達が、別の場所へ移住しようとしているのを領主に見つかり、彼らを除く民族の者達を捉え、領主の住居にて奴隷の様な扱いをされ、お前達の心にはまだ逃げようという意思があると言われ、拷問を受ける日々を過ごす。
そんな渦中にあったリーベは、仕事の失態から酷い暴行を受け、外の下水へと投げ捨てられてしまう。
その付近を通りかかった貴族の男にリーベは救われ、適切な医療と食事を与えられる。
助けてもらった恩もあり、他の民族の仲間が気掛かりであったが、その貴族の男に何かお礼がしたいと思う。
貴族の男の許可を得て、近隣の町で踊り子として働き始めお金を貯めると、貴族の男に贈り物としてアクセサリーを買い、彼に渡そうとした。
しかし貴族の男は、プレゼントを渡すリーベの手を跳ね除け、彼女を押し倒した。
助けてやった恩を返すのなら、お前のような身分の者がするべき事は一つだろと、貴族の男はリーベを襲おうとする。
そこへ、何処から、またいつからいたのかシュトラールが現れ、貴族の男を切り捨てると、彼はリーベへ選択を迫る。
「善意を使い、他人を掌握する者がいる。 一見、人の良さそうな者でも、心に“悪”を宿していることがある。 その者は“善”を知り、“善”利用する、善の仮面を被った悪魔だ。 どんなに小さな“悪”をも淘汰することが出来れば、真に人を信じ、愛すことが出来る。 “人の痛み”を知らなければ、真に“人の痛み”を知ることは出来ないだろう」
男の善意に感謝をしていたリーベは、そんな男の仮面を見抜けなかった自分の未熟さと、信頼を裏切られたショックで泣き崩れる。
「君のように“人の痛み”に苦しむ同志を救い、愛で、送る覚悟があるのなら、私は君に恩寵を授けよう。そして私と共に誰もが無垢に人を信じられる国創りに力を貸して欲しい」
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