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未知の文字
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行く手を阻まれたシンは、急ブレーキも間に合わず道から放り出されてしまう。マクシムが飛び降りた高さほどではないが、このまま海面に叩きつけられれば無事では済まないことは確かだ。
乗っていたボードが、そのまま宙を走り抜けて行く。人の身体と同様、物もこの高さから落ちれば、ひとたまりも無い。ツバキには悪いが、こうなってしまっては、最早回収のしようがない上に、彼らのチームとしての機動力も大きく下がってしまう痛手となる。
シンは先に海の方へと落ちていくボードを惜しみながら見送り、自身もなんとかして落下から逃れなければと、自分の持ち物と装備を確認し、腕に付けられたガントレットを使って、アンカーをリヴァイアサンに撃ち込む。
正直なところ、どこまでアンカーが伸びるのかは分からなかった。だが、シンがリヴァイアサンから離れていくよりも先に、アンカーはその巨体に突き刺さる。
これ以上遠くに離れることはなかったが、落下の速度と重さに耐えきれず、アンカーに繋がっていたワイヤーが切れてしまう。
「うッ・・・!そんな馬鹿なッ・・・ちょとまってッ!!」
必死に何度も手を伸ばす。しかし、当然彼の腕は届くことはなく、まるで宙を泳いでいるように落下していった。ガントレットのワイヤーは千切れ、壊れてしまった。
何か他に手立てはないか。と、咄嗟にウンディーネの存在を思い出し、周囲を見渡すが彼女はいない。ならばとシンが落下してきた軌跡を辿るように上を向くと、必死に落ちゆくシンを追おうとしているウンディーネが見えた
「ウンディーネッ!」
「マズイわ!依代である貴方との距離が離れると、私は消えてしまうの!」
そもそもミアの魔力によって姿を現しているウンディーネは、シンという依代を経由してその姿を保っている。それが今まさに、シンの落下によって二人の距離が開き、彼女の身体は今にも消えそうなほど薄くなっていた。
マクシムの落下を防いだ彼女の能力だけが頼りだった。それが今まさに絶たれようとしている。しかし、青ざめる彼の腕を掴む、救いの手が現れた。それは、翼の生えた白馬に乗る、見知った顔の少年だった。
「シンさん!良かったぁ~・・・間に合って」
「ヘラルト・・・!何故こんなところにッ!?」
「話は後です!先ずは落ち着ける場所に!」
ヘラルトはシンを後ろに乗せると、上空へと飛び上がり彼が落ちてきた分の遅れを取り戻す。途中でウンディーネと合流した彼らは、そのまま空を飛び、リヴァイアサンの後頭部にある謎の文字の羅列がある場所へと向かう。
少年の乗る翼の生えた馬のおかげで、もう水の道は必要なくなった。魔力温存のためにも、ウンディーネは海水で作った空への道を解除した。バケツをひっくり返したように落下し、登って来ていた小型のモンスター達は行き場を失い、宙に放り出された。
「道が・・・。あの者は大丈夫だろうか?」
「どうしますか?隊長。後を追いますか?」
しかし、ロイク達竜騎士隊がエイヴリーから受けている指示は、邪魔な小型モンスターの排除にある。一応、海上に大半の部隊は残してきたが、これ以上頭を突っ込むことでもないと、ロイク達は危険なその場を離れ、元の場所へ戻って行く。
「いや、ここまでだ。この事を一度、船長のところへ持ち帰るぞ。余計なことをして隊員の命を危険に晒せば、俺の命が危ないからな」
シン達とロイク一行は、互いにその後どうなったかを知らぬまま、それぞれのいるべき場所へと戻っていく。シン達が向かうのは、リヴァイアサンによる攻撃が激しくなる近接の距離。
その水による攻撃は、明らかに彼らを意識してのものだった。同じく形を留めないはずの水路を両断してしまうほどの鋭さ。もしあれに当たって仕舞えば、銃弾のように身体に風穴を開けられるだけでなく、薙ぎ払われれば真っ二つにされかねない。
同じ属性を司るウンディーネの助言のおかげで、いくつも監視カメラのように彼らを覗く水の球体が放つ、攻撃のサインを読むことができ、辛うじて回避しながらリヴァイアサンの力を封じ込める場所へ向かう。
「もう少しです!目的の場所の上空に来たら、飛び降りましょう!」
「馬はどうする気だ?」
「大丈夫です。これは僕のスキルで形を成している創作物に過ぎません。生き物ではないのです」
流石のリヴァイアサンも、自らの身体に近づかれては、無闇矢鱈に攻撃を放てないようだ。手数の減った隙を突き、一気に加速し近づくシン達。そしてリヴァイアサンの後方に回り込み、目的の文字の羅列が蠢く後頭部を見つけると、シンはヘラルトを傍に抱え込み、馬から飛び降りた。
後頭部付近にも、傷口を焼くチン・シー海賊団の炎が燃え盛っていたが、ウンディーネの守りによって、二人とも燃えずに済んでいる。
「これは一体・・・。見たこともない文字ですね」
「どうだ?ウンディーネ。魔力は感じるか?」
側に近づき、動いている文字に触れてみるウンディーネ。だが、期待とは裏腹に、そこからは彼女の知る魔力は感じなかったという。折角苦労して辿り着いた彼らだったが、何かを掴むことは出来ず、無駄足に終わってしまった。
少年は見たこともない文字に目を輝かせ、せめてこの光景を書き写そうと、スケッチブックを開き、巨大なモンスターの体表に刻まれる文字の羅列を描いていった。
その間、シンとウンディーネは他に何か情報はないかと辺りを調べる。硬い体表に突き刺さった短剣にも、文字の羅列が流れるように巡っている。本当なら引き抜いて調べてみたいところではあったが、折角強大なリヴァイアサンの能力を封じている装置を解除する訳にはいかない。
遠目では分からなかったが、リヴァイアサンの背に降りて初めてわかったことがある。身体を巡っていた文字の羅列は、リヴァイアサンの後頭部から首に向けて、更にはその更に向こうへと通じていたのだ。
「どこへ繋がっているんだ・・・?」
興味はあったが、これ以上は角度が急になっており、生身では滑り落ちてしまう。そこでシンは、ある程度なら依代から離れられるウンディーネに、文字がどこへ続いているのか見てきてくれないかと頼む。
ゆっくり降下しながら文字を辿るウンディーネ。暫く進むと、文字が行き着く先には、真っ暗で向こう側が一切見えない、小さな穴が空いていた。何が起きている訳でもなかったが、不思議とその穴に近づくにつれ、まるで吸い込まれるような感覚に陥り、恐怖を感じた彼女は、急いでシン達の元へ戻ってきた。
「どうだった?」
人間よりも遥かに永く生き、膨大な知識を誇る精霊の彼女が、何やら怯えた様子で見てきた光景を彼に説明した。
「穴が・・・あったわ・・・」
「穴・・・?」
「私が丁度入れるくらいの小さな穴・・・。でも、何だか普通じゃなかったの。近づくとそのまま飲み込まれてしまいそうなほど、大きく見える不思議な穴・・・」
小さいのか大きいのか。シンには彼女の見てきた光景が想像出来なかったが、この世界の精霊である彼女が、これほど恐怖を感じるということは、余程のことなのだということだけは分かった。
「描けた!お待たせしました。これは一体どこの文字なのでしょうね。彼女の言う“穴“に、何か関わりがあるのでしょうか?」
写生を終えたヘラルトが、自分の描いた絵と実際の光景を見比べ、違いを探すように交互に見つめる。少年の絵の腕前は、素人のシンからすればまるで写真に撮ったかのように、その場の光景を切り取ったものに見えた。違いがあるとすれば、文字が動いていることぐらいだろう。
「これが文字であるのなら、必ず意味があるはず。・・・だが、ここにいる俺達に解読出来ない以上、理解することは不可能だ・・・」
未知なるものを前に、ただ呆然と立ち尽くすシン達。ふと、ヘラルトがしゃがみ込み、自分の描いた絵の文字の部分だけを、リヴァイアサンの体表に書き起こし始めた。
どこで文脈を切るかも分からず、ただ文字の羅列は描いていく。すると、ヘラルトが描いていたリヴァイアサンの体表に、墨を垂らしたような小さな穴が出現した。
乗っていたボードが、そのまま宙を走り抜けて行く。人の身体と同様、物もこの高さから落ちれば、ひとたまりも無い。ツバキには悪いが、こうなってしまっては、最早回収のしようがない上に、彼らのチームとしての機動力も大きく下がってしまう痛手となる。
シンは先に海の方へと落ちていくボードを惜しみながら見送り、自身もなんとかして落下から逃れなければと、自分の持ち物と装備を確認し、腕に付けられたガントレットを使って、アンカーをリヴァイアサンに撃ち込む。
正直なところ、どこまでアンカーが伸びるのかは分からなかった。だが、シンがリヴァイアサンから離れていくよりも先に、アンカーはその巨体に突き刺さる。
これ以上遠くに離れることはなかったが、落下の速度と重さに耐えきれず、アンカーに繋がっていたワイヤーが切れてしまう。
「うッ・・・!そんな馬鹿なッ・・・ちょとまってッ!!」
必死に何度も手を伸ばす。しかし、当然彼の腕は届くことはなく、まるで宙を泳いでいるように落下していった。ガントレットのワイヤーは千切れ、壊れてしまった。
何か他に手立てはないか。と、咄嗟にウンディーネの存在を思い出し、周囲を見渡すが彼女はいない。ならばとシンが落下してきた軌跡を辿るように上を向くと、必死に落ちゆくシンを追おうとしているウンディーネが見えた
「ウンディーネッ!」
「マズイわ!依代である貴方との距離が離れると、私は消えてしまうの!」
そもそもミアの魔力によって姿を現しているウンディーネは、シンという依代を経由してその姿を保っている。それが今まさに、シンの落下によって二人の距離が開き、彼女の身体は今にも消えそうなほど薄くなっていた。
マクシムの落下を防いだ彼女の能力だけが頼りだった。それが今まさに絶たれようとしている。しかし、青ざめる彼の腕を掴む、救いの手が現れた。それは、翼の生えた白馬に乗る、見知った顔の少年だった。
「シンさん!良かったぁ~・・・間に合って」
「ヘラルト・・・!何故こんなところにッ!?」
「話は後です!先ずは落ち着ける場所に!」
ヘラルトはシンを後ろに乗せると、上空へと飛び上がり彼が落ちてきた分の遅れを取り戻す。途中でウンディーネと合流した彼らは、そのまま空を飛び、リヴァイアサンの後頭部にある謎の文字の羅列がある場所へと向かう。
少年の乗る翼の生えた馬のおかげで、もう水の道は必要なくなった。魔力温存のためにも、ウンディーネは海水で作った空への道を解除した。バケツをひっくり返したように落下し、登って来ていた小型のモンスター達は行き場を失い、宙に放り出された。
「道が・・・。あの者は大丈夫だろうか?」
「どうしますか?隊長。後を追いますか?」
しかし、ロイク達竜騎士隊がエイヴリーから受けている指示は、邪魔な小型モンスターの排除にある。一応、海上に大半の部隊は残してきたが、これ以上頭を突っ込むことでもないと、ロイク達は危険なその場を離れ、元の場所へ戻って行く。
「いや、ここまでだ。この事を一度、船長のところへ持ち帰るぞ。余計なことをして隊員の命を危険に晒せば、俺の命が危ないからな」
シン達とロイク一行は、互いにその後どうなったかを知らぬまま、それぞれのいるべき場所へと戻っていく。シン達が向かうのは、リヴァイアサンによる攻撃が激しくなる近接の距離。
その水による攻撃は、明らかに彼らを意識してのものだった。同じく形を留めないはずの水路を両断してしまうほどの鋭さ。もしあれに当たって仕舞えば、銃弾のように身体に風穴を開けられるだけでなく、薙ぎ払われれば真っ二つにされかねない。
同じ属性を司るウンディーネの助言のおかげで、いくつも監視カメラのように彼らを覗く水の球体が放つ、攻撃のサインを読むことができ、辛うじて回避しながらリヴァイアサンの力を封じ込める場所へ向かう。
「もう少しです!目的の場所の上空に来たら、飛び降りましょう!」
「馬はどうする気だ?」
「大丈夫です。これは僕のスキルで形を成している創作物に過ぎません。生き物ではないのです」
流石のリヴァイアサンも、自らの身体に近づかれては、無闇矢鱈に攻撃を放てないようだ。手数の減った隙を突き、一気に加速し近づくシン達。そしてリヴァイアサンの後方に回り込み、目的の文字の羅列が蠢く後頭部を見つけると、シンはヘラルトを傍に抱え込み、馬から飛び降りた。
後頭部付近にも、傷口を焼くチン・シー海賊団の炎が燃え盛っていたが、ウンディーネの守りによって、二人とも燃えずに済んでいる。
「これは一体・・・。見たこともない文字ですね」
「どうだ?ウンディーネ。魔力は感じるか?」
側に近づき、動いている文字に触れてみるウンディーネ。だが、期待とは裏腹に、そこからは彼女の知る魔力は感じなかったという。折角苦労して辿り着いた彼らだったが、何かを掴むことは出来ず、無駄足に終わってしまった。
少年は見たこともない文字に目を輝かせ、せめてこの光景を書き写そうと、スケッチブックを開き、巨大なモンスターの体表に刻まれる文字の羅列を描いていった。
その間、シンとウンディーネは他に何か情報はないかと辺りを調べる。硬い体表に突き刺さった短剣にも、文字の羅列が流れるように巡っている。本当なら引き抜いて調べてみたいところではあったが、折角強大なリヴァイアサンの能力を封じている装置を解除する訳にはいかない。
遠目では分からなかったが、リヴァイアサンの背に降りて初めてわかったことがある。身体を巡っていた文字の羅列は、リヴァイアサンの後頭部から首に向けて、更にはその更に向こうへと通じていたのだ。
「どこへ繋がっているんだ・・・?」
興味はあったが、これ以上は角度が急になっており、生身では滑り落ちてしまう。そこでシンは、ある程度なら依代から離れられるウンディーネに、文字がどこへ続いているのか見てきてくれないかと頼む。
ゆっくり降下しながら文字を辿るウンディーネ。暫く進むと、文字が行き着く先には、真っ暗で向こう側が一切見えない、小さな穴が空いていた。何が起きている訳でもなかったが、不思議とその穴に近づくにつれ、まるで吸い込まれるような感覚に陥り、恐怖を感じた彼女は、急いでシン達の元へ戻ってきた。
「どうだった?」
人間よりも遥かに永く生き、膨大な知識を誇る精霊の彼女が、何やら怯えた様子で見てきた光景を彼に説明した。
「穴が・・・あったわ・・・」
「穴・・・?」
「私が丁度入れるくらいの小さな穴・・・。でも、何だか普通じゃなかったの。近づくとそのまま飲み込まれてしまいそうなほど、大きく見える不思議な穴・・・」
小さいのか大きいのか。シンには彼女の見てきた光景が想像出来なかったが、この世界の精霊である彼女が、これほど恐怖を感じるということは、余程のことなのだということだけは分かった。
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写生を終えたヘラルトが、自分の描いた絵と実際の光景を見比べ、違いを探すように交互に見つめる。少年の絵の腕前は、素人のシンからすればまるで写真に撮ったかのように、その場の光景を切り取ったものに見えた。違いがあるとすれば、文字が動いていることぐらいだろう。
「これが文字であるのなら、必ず意味があるはず。・・・だが、ここにいる俺達に解読出来ない以上、理解することは不可能だ・・・」
未知なるものを前に、ただ呆然と立ち尽くすシン達。ふと、ヘラルトがしゃがみ込み、自分の描いた絵の文字の部分だけを、リヴァイアサンの体表に書き起こし始めた。
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