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失われた物、手にした者
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大勢の兵を連れてアンドレイ一行が広間を去った事で、少しだけスペースに余裕が生まれる。するとケヴィンは、我々も移動しましょうとシン達を先導して宮殿の外へと向かう。
慣れた様子で街を進むケヴィンに、何処へ向かうのかと尋ねるとどうやらアルバに知り合いが経営している喫茶店があるらしく、そこへシン達を招待しようとしていたようだ。
「職業柄、色んなところへ向かう機会が多くて、その時出会った方がアルバに移住して店を開くと手紙が来たんです。色々あってまだ足を運べてなかったので、皆さんと一緒にと思いまして・・・」
「いいんですか?こんなに大人数で押し掛けちゃって」
「何ならでっかい鳥もいるしな」
「キィーーッ!」
ツバキの軽口を理解しているかのように、それまで大人しかった紅葉が鳴き声を上げる。いちいち紅葉を怒らせるツバキに、アカリはキツイ視線を送りながら紅葉を宥める。
「おいおい、まるで俺が何て言ったか分かってる見てぇじゃねぇか・・・」
「ははは、大丈夫ですよ。彼は寛大な方ですから。それに動物の同伴も出来るみたいですし、何ならテラス席に案内してもらえば良いんですよ」
賑やかな一行と共に訪れたのは、オシャレな雰囲気で早朝から客で賑わう人気店のようだった。あまりの賑わいに、案内して来たケヴィンですら驚いている。
「これは想定外でしたね。まさかこれ程人が居ようとは・・・。皆さんはここで待ってて下さい、私が先に行って店主に話をして来ます」
「あぁ、悪いがよろしく頼む」
そう言って小走りで店内へ向かったケヴィン。一行は近くのベンチに腰掛け、彼の帰りを待つ事にした。
街には最初にアルバにやって来た時と同じように、様々なところから色んな楽器の音が聞こえてくる。そして今ではすっかり印象の変わった、音の出るシャボン玉もそこら中に漂っていた。
行き交う人々は、それを物珍しそうに触り、聞こえてくる音を嬉しそうに楽しんでいる。それを危うい赤子を見るような目で眺めていたツバキが、皆が思っていたであろう事を口にする。
「ったく、呑気な野朗共だな。アレのおかげで俺達がどんだけ宮殿に軟禁されてたと思ってやがんだ」
「しょうがないわよ、街のみんなは知らないんだし・・・」
「まぁ、何も知らねぇ方が幸せってやつか」
アカリとツバキの会話を聞いていたツクヨが、最初に街を訪れた時の二人の様子を引き合いに出す。すると二人は、未知なる物に無警戒ではしゃいでいた事が恥ずかしくなったのか、顔を赤くしてツクヨの言葉を否定した。
そんな日常の風景を見ながら、シンは今まで聞けなかった事をミアに尋ねる。
「なぁ、ミア」
「何?」
「昨日から今日の朝までの記憶に、何か違和感を感じないか?」
「違和感?どういう事だ?」
「いや、何か忘れてしまっているような・・・。何だか記憶の一部がポッカリ穴が空いたみたいで・・・!?」
別の世界線の記憶が抜け落ちている事に、何かの違和感といった現象として記憶に変化をもたらしていたシン。頭を抑えて何か抜け落ちた記憶を思い出そうとしたところで、彼はその目から現実世界の白獅に貰った、異なる世界間でデータを送受信出来るアイテムのテュルプ・オーブが無くなっている事に気がついた。
「無いッ・・・!!」
「落ち着け。無いって何がだ?」
「現実世界で白獅と言う男から貰ったアイテムがなくなってる!」
突然慌て出すシンに、どうしたのかと視線を向けるツバキ達。だが彼らはシン達が別の世界からやって来た事を知らない。騒いで何かを勘付かれる前に、ミアはシンを落ち着かせる。
「おい!ツバキ達の前では控えろ。バレたら面倒になるだろ?」
「ごっごめん・・・」
「それで?その無くしたモンは、そうそう無くなる物なのか?」
「いや、それはあり得ない。俺の左目に擬態して、この世界の異変を調べてもらってたんだ。知らない間に取れたり無くしたりなんか、それこそあり得ない話だ」
シンの無くしたものは、落とし物と言うレベルの話ではない。そもそも落とす筈のない目玉という物である事。例え寝ている間に取られたとしても、流石に本人であるシンが気が付かない筈はないのだ。
「でも、無くなってるんだろ。宮殿に忘れて来たとかは?そもそも外した記憶は?」
「外した・・・?そんな筈はない。第一私生活や戦闘に支障がないように組み込まれていた。実際、これまで邪魔に感じた事もない」
「じゃぁ何か?さっきシンの言ってた、記憶の違和感と何か関係があるって訳か?」
「分からない・・・。けど一度戻って白獅に知らせないと。彼が削除したのならそれはそれで構わないが、もし誰かが持っているのなら大変な事になる」
この世界線のシンは知る由もない事だが、テュルプ・オーブはクリストフとの戦闘に敗れた事で、アルバに現れた黒いコートの人物によって、約束通り奪われてしまっていた。
そんなシンの様子を、民家の屋根から伺う影があった。
「今更気が付いたのかな?でもこれって、この世界の物じゃなさそうなんだよなぁ・・・。けど魔力も感じなければ、”誰かと“通じていたような形跡もない。彼はこれを何処で手に入れたんだ・・・?」
シンからオーブを盗み出した黒いコートの人物は、太陽の光に透かせるようにしてその未知なる球体を眺めていた。どうやらシンが白獅と連絡を取り合っていた事はバレていないようだ。
そもそもオーブを手にしたその人物は、それがどのような用途で使われる物なのかも分かっていない様子だった。実際暫くの間、シンと白獅は連絡を取り合っていなかった。
シンから質問を送る事こそあれど、向こうからは返信すらなくなっていた。初めはアサシンギルドに何かあったのかと心配していたが、こちらの世界での騒動に巻き込まれていく内に、シンもそれどころではなくなっていて、何を質問していたのかさえ忘れていたくらいだ。
その間に白獅が気を利かし、痕跡を残さないようシンの目から離れた時点で、通信データの削除が行われるようにシステムを組んでいたのかも知れない。
何にせよ、そこから足がつく事はなくなったのは不幸中の幸いと言ったところだろう。
「ふん、まぁいいや。手柄を取られるのは癪だし、これで一歩リードって感じだよね?君達が取るに足りる存在なのかどうか、もう少し見極めるとしよう・・・」
シン達を眺めながら、黒いコートの人物は別の世界線で消えた者達と同じように、黒い塵となって姿を消した。
何とか誤魔化したシンとミアは、無くしたそのアイテムの行方を探ってもらう為、後日現実世界へ戻る算段を立てた。その際もミアはこちらに残り、シンだけが報告の為戻る事となる。
だが今は、アークシティの情報を聞きアルバを離れるまで時間を割くことが出来ない。幸いこれまでの旅でも、街から街への移動中は異変には巻き込まれてこなかった。
現実世界へ戻るなら移動中か、事が済んだアルバに滞在している間になる。
慣れた様子で街を進むケヴィンに、何処へ向かうのかと尋ねるとどうやらアルバに知り合いが経営している喫茶店があるらしく、そこへシン達を招待しようとしていたようだ。
「職業柄、色んなところへ向かう機会が多くて、その時出会った方がアルバに移住して店を開くと手紙が来たんです。色々あってまだ足を運べてなかったので、皆さんと一緒にと思いまして・・・」
「いいんですか?こんなに大人数で押し掛けちゃって」
「何ならでっかい鳥もいるしな」
「キィーーッ!」
ツバキの軽口を理解しているかのように、それまで大人しかった紅葉が鳴き声を上げる。いちいち紅葉を怒らせるツバキに、アカリはキツイ視線を送りながら紅葉を宥める。
「おいおい、まるで俺が何て言ったか分かってる見てぇじゃねぇか・・・」
「ははは、大丈夫ですよ。彼は寛大な方ですから。それに動物の同伴も出来るみたいですし、何ならテラス席に案内してもらえば良いんですよ」
賑やかな一行と共に訪れたのは、オシャレな雰囲気で早朝から客で賑わう人気店のようだった。あまりの賑わいに、案内して来たケヴィンですら驚いている。
「これは想定外でしたね。まさかこれ程人が居ようとは・・・。皆さんはここで待ってて下さい、私が先に行って店主に話をして来ます」
「あぁ、悪いがよろしく頼む」
そう言って小走りで店内へ向かったケヴィン。一行は近くのベンチに腰掛け、彼の帰りを待つ事にした。
街には最初にアルバにやって来た時と同じように、様々なところから色んな楽器の音が聞こえてくる。そして今ではすっかり印象の変わった、音の出るシャボン玉もそこら中に漂っていた。
行き交う人々は、それを物珍しそうに触り、聞こえてくる音を嬉しそうに楽しんでいる。それを危うい赤子を見るような目で眺めていたツバキが、皆が思っていたであろう事を口にする。
「ったく、呑気な野朗共だな。アレのおかげで俺達がどんだけ宮殿に軟禁されてたと思ってやがんだ」
「しょうがないわよ、街のみんなは知らないんだし・・・」
「まぁ、何も知らねぇ方が幸せってやつか」
アカリとツバキの会話を聞いていたツクヨが、最初に街を訪れた時の二人の様子を引き合いに出す。すると二人は、未知なる物に無警戒ではしゃいでいた事が恥ずかしくなったのか、顔を赤くしてツクヨの言葉を否定した。
そんな日常の風景を見ながら、シンは今まで聞けなかった事をミアに尋ねる。
「なぁ、ミア」
「何?」
「昨日から今日の朝までの記憶に、何か違和感を感じないか?」
「違和感?どういう事だ?」
「いや、何か忘れてしまっているような・・・。何だか記憶の一部がポッカリ穴が空いたみたいで・・・!?」
別の世界線の記憶が抜け落ちている事に、何かの違和感といった現象として記憶に変化をもたらしていたシン。頭を抑えて何か抜け落ちた記憶を思い出そうとしたところで、彼はその目から現実世界の白獅に貰った、異なる世界間でデータを送受信出来るアイテムのテュルプ・オーブが無くなっている事に気がついた。
「無いッ・・・!!」
「落ち着け。無いって何がだ?」
「現実世界で白獅と言う男から貰ったアイテムがなくなってる!」
突然慌て出すシンに、どうしたのかと視線を向けるツバキ達。だが彼らはシン達が別の世界からやって来た事を知らない。騒いで何かを勘付かれる前に、ミアはシンを落ち着かせる。
「おい!ツバキ達の前では控えろ。バレたら面倒になるだろ?」
「ごっごめん・・・」
「それで?その無くしたモンは、そうそう無くなる物なのか?」
「いや、それはあり得ない。俺の左目に擬態して、この世界の異変を調べてもらってたんだ。知らない間に取れたり無くしたりなんか、それこそあり得ない話だ」
シンの無くしたものは、落とし物と言うレベルの話ではない。そもそも落とす筈のない目玉という物である事。例え寝ている間に取られたとしても、流石に本人であるシンが気が付かない筈はないのだ。
「でも、無くなってるんだろ。宮殿に忘れて来たとかは?そもそも外した記憶は?」
「外した・・・?そんな筈はない。第一私生活や戦闘に支障がないように組み込まれていた。実際、これまで邪魔に感じた事もない」
「じゃぁ何か?さっきシンの言ってた、記憶の違和感と何か関係があるって訳か?」
「分からない・・・。けど一度戻って白獅に知らせないと。彼が削除したのならそれはそれで構わないが、もし誰かが持っているのなら大変な事になる」
この世界線のシンは知る由もない事だが、テュルプ・オーブはクリストフとの戦闘に敗れた事で、アルバに現れた黒いコートの人物によって、約束通り奪われてしまっていた。
そんなシンの様子を、民家の屋根から伺う影があった。
「今更気が付いたのかな?でもこれって、この世界の物じゃなさそうなんだよなぁ・・・。けど魔力も感じなければ、”誰かと“通じていたような形跡もない。彼はこれを何処で手に入れたんだ・・・?」
シンからオーブを盗み出した黒いコートの人物は、太陽の光に透かせるようにしてその未知なる球体を眺めていた。どうやらシンが白獅と連絡を取り合っていた事はバレていないようだ。
そもそもオーブを手にしたその人物は、それがどのような用途で使われる物なのかも分かっていない様子だった。実際暫くの間、シンと白獅は連絡を取り合っていなかった。
シンから質問を送る事こそあれど、向こうからは返信すらなくなっていた。初めはアサシンギルドに何かあったのかと心配していたが、こちらの世界での騒動に巻き込まれていく内に、シンもそれどころではなくなっていて、何を質問していたのかさえ忘れていたくらいだ。
その間に白獅が気を利かし、痕跡を残さないようシンの目から離れた時点で、通信データの削除が行われるようにシステムを組んでいたのかも知れない。
何にせよ、そこから足がつく事はなくなったのは不幸中の幸いと言ったところだろう。
「ふん、まぁいいや。手柄を取られるのは癪だし、これで一歩リードって感じだよね?君達が取るに足りる存在なのかどうか、もう少し見極めるとしよう・・・」
シン達を眺めながら、黒いコートの人物は別の世界線で消えた者達と同じように、黒い塵となって姿を消した。
何とか誤魔化したシンとミアは、無くしたそのアイテムの行方を探ってもらう為、後日現実世界へ戻る算段を立てた。その際もミアはこちらに残り、シンだけが報告の為戻る事となる。
だが今は、アークシティの情報を聞きアルバを離れるまで時間を割くことが出来ない。幸いこれまでの旅でも、街から街への移動中は異変には巻き込まれてこなかった。
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