4 / 146
プロローグ
役立たずの命と引き換えに
しおりを挟む
必ず……やり遂げてみせる。
そう誓っていると。
「…………………………」
いつの間にか、侍女がこの部屋に戻って来ていた。
もちろん、少女はこの場にはいない。
「あ、あの……!?」
声を掛けようとした瞬間、侍女がものすごく素早い動きで僕の背後を取ると、首元にナイフを突きつけてきた。
「……先程の“お嬢様”への言葉、あれはどういう意味ですか?」
“ライラ様”から“お嬢様”と呼び方を変えた侍女が、無機質な声で尋ねてきた。
……いや、結構怒ってるかも。
「……言葉通りの意味です。僕は、伯爵様の希望に応える、それだけですよ」
「っ! ふざけるのもいい加減にしてください! そんな、できもしない妄言でお嬢様を惑わすな!」
「ガッ!?」
僕は首元をナイフの柄で殴られ、もんどりうって倒れる。
「お嬢様は! もうこれ以上ない程のつらい思いをなされたんです! それを……!」
そう叫ぶと、侍女が僕の身体に馬乗りになる。
「……所詮はただの冒険者。ここで死んだところで、誰も悲しみませんよ」
誰も悲しまない……ああ、そうだな、そうだよ。
『黄金の旋風』のメンバーも、ギルドの連中も……そして、カルラも。
だけど。
「……僕を殺せば、復讐するどころか伯爵様は一生あのまま。あなたは、自分の主君が光を失ったまま今後の人生を無為に過ごすことを望むんですか……?」
「っ! 分かったような口を……「僕ならできる! 僕なら……彼女に力を与えることが!」」
ナイフを振り下ろそうとした彼女に、僕は力強く叫んだ。
すると。
「……そんなの、どうやって……」
ゆっくりとナイフを下ろし、侍女はうなだれた。
「……とにかく、信じてもらうしかありません」
侍女が僕の目を見据えたまま、しばらく沈黙が続く。
そして。
「……分かりました。今は……信じることにします。今だけは」
そう言うと、彼女は立ち上がって僕の上から退いた。
僕は起き上がると、彼女を見つめる。
「失礼ですが、お名前は?」
「……“ハンナ”です」
「ではハンナさん……少し、失礼しますね。【設計】」
僕は[技術者]の能力の一つ、【設計】を発動した。
すると、僕の頭の中に、少女の想いを叶えるために必要な無数の図面が映像となって生まれる。
「ぐ……う……」
や、やっぱり頭が割れそうだ……!
せ、せめて必要となる材料だけでも……!
っ! これか!
その無数の図面の中から、必要となる材料の種類をピックアップすると、僕は【設計】を止めた。
「ハアッ……ハアッ……!」
「だ、大丈夫ですか!?」
憔悴している僕に、ハンナさんが駆け寄って来た。
「ハアッ……ハンナさん、ありったけの鉄とミスリル、それと魔石……できればランクの高い魔物のものを、これもできるだけ用意してください。今すぐ!」
「で、ですが……」
「お願いします!」
「っ! は、はい!」
僕の様子を察してか、ハンナさんは急いで応接室を飛び出した。
「ハア……ハアー……」
とりあえず、すぐに【設計】を止めたから、鼻血程度で済んだ、か……。
これは、本番では僕もいよいよ終わり、かな……。
はは……でも、僕にはもう未練もない。
どうせ僕には、居場所も、存在する価値もないんだから。
せめてハンナさんが戻って来るまでは、本番に向けて休息しておこう。
僕は応接室の床にゴロン、と横になると、そのまま眠りについた。
◇
「……様。アデル様」
……誰かが僕を呼ぶ声が聞こえる。
僕はゆっくりと目を開けると……そこには、心配そうに見つめるハンナさんの姿があった。
「ああ、すいません。少し眠らせていただきました」
「あ、いえ……それはよろしいのですが……それより、ご依頼のもの、全てご用意いたしました。どうぞこちらへ」
僕はハンナさんに別の部屋へと案内されると。
「おお……!」
そこには、大量の鉄とミスリル、そして、箱にぎっしりと詰まった魔石があった。
これだけを揃えるとなると、ものすごい金額になっただろうな……。
「それで……これで足りますでしょうか?」
「充分……な筈です」
本当は具体的な量も【設計】で確認したかったけど、あれ以上すれば僕の意識が飛んでいただろうし……まあ、何とかなる筈……。
「それでは次に、この部屋に伯爵様をお連れいただいてもよろしいですか?」
「はい」
ハンナさんは部屋を出ると、すぐに少女の車椅子を押しながらこの部屋にやって来た。
「…………………………」
感情のない右の瞳で、この部屋にある金属と魔石の数々を眺める少女。
僕はそんな彼女に近づくと。
「今から……僕はあなたの両腕と両脚、そして、その左眼を作ります。少々痛い思いをするかもしれませんが、よろしいですか?」
「……(コクリ)」
少女は無言で頷く。
「ありがとうございます。では……!」
僕は振り返り、大量の金属の山の前に立つと。
「——【設計】!【加工】!【製作】!」
僕が持つ能力の全てを一斉に発動する。
それも、最大限に。
「グ……ギギ……!」
頭が割れるような痛みが襲い掛かり、全身の骨が、筋肉が悲鳴を上げる。
だけど、全部の能力をまとめて発動させて同時にこなさないと、僕の身体が最後までもたないから……だから……!
無数に頭の中に浮かぶ図面に沿うかのように、僕の右手が目の前の鉄を加工していく。
不純物を取り除き、高密度な玉鋼へと作り替えるために。
そして左手は、ミスリルを糸のように細く、長く変化させる。
これは、魔力を全身に供給するための管となる。
今度は、精製された鋼が骨に代わるフレームや外殻、歯車、動力装置など様々な部品となり、それに同化・結合するように細い管となったミスリルが埋め込まれていく。
さらに、その部品が組み上げられ……!?
——ブシュウウウウ!
「……血で目が見えないな」
どうやら能力で多大な負荷がかかり、目、鼻、耳と、顔にある穴という穴から、血が噴き出したみたいだ。
でも、問題ない。
僕の[技術者]は、全て自動で作業をこなしてくれるから。
——僕の命が続く限りは。
そしてそのまま作業を続け、僕はグイ、と腕で両目を拭うと……目の前には一対の腕と一対の脚、そして、左眼となる眼球が完成していた。
「つ、次は……核となる魔石を……」
僕は魔石の入った箱に手を伸ばそうとして……その場で崩れ落ち……!?
「わ、私が支えます!」
「ハ……ンナ、さん……」
ハンナさんに肩を借り、僕は魔石の箱に手をかざす。
「キャ……【加工】」
そう呟き、箱にあった全ての魔石を圧縮する。
「あ……」
その中に、あのオーガの魔石があった。
でも、オーガの魔石も他の魔石と同じように僕の手で圧縮される。
過去も、思い出も、握りつぶすように。
そして、大量にあった魔石は直径十センチ、厚さ三センチ程の円盤へと変化した。
「こ……れ、で……」
後は……全てを彼女に取り付けるだけ。
ズリ……ズリ……と、身体を引きずりながら、僕は少女の傍へと向かう。
ふと見ると……彼女は表情を変えないまま、その右の瞳から涙を流していた。
「あ……ああ……!」
「は……は……これ、で、最後……だ、から……」
僕は、車椅子に座る彼女の身体に両手をかざす、と……。
「【加工】……【製作】……」
ニコリ、と微笑んで、僕は人生最後の能力を使い——全てが黒く染まった。
そう誓っていると。
「…………………………」
いつの間にか、侍女がこの部屋に戻って来ていた。
もちろん、少女はこの場にはいない。
「あ、あの……!?」
声を掛けようとした瞬間、侍女がものすごく素早い動きで僕の背後を取ると、首元にナイフを突きつけてきた。
「……先程の“お嬢様”への言葉、あれはどういう意味ですか?」
“ライラ様”から“お嬢様”と呼び方を変えた侍女が、無機質な声で尋ねてきた。
……いや、結構怒ってるかも。
「……言葉通りの意味です。僕は、伯爵様の希望に応える、それだけですよ」
「っ! ふざけるのもいい加減にしてください! そんな、できもしない妄言でお嬢様を惑わすな!」
「ガッ!?」
僕は首元をナイフの柄で殴られ、もんどりうって倒れる。
「お嬢様は! もうこれ以上ない程のつらい思いをなされたんです! それを……!」
そう叫ぶと、侍女が僕の身体に馬乗りになる。
「……所詮はただの冒険者。ここで死んだところで、誰も悲しみませんよ」
誰も悲しまない……ああ、そうだな、そうだよ。
『黄金の旋風』のメンバーも、ギルドの連中も……そして、カルラも。
だけど。
「……僕を殺せば、復讐するどころか伯爵様は一生あのまま。あなたは、自分の主君が光を失ったまま今後の人生を無為に過ごすことを望むんですか……?」
「っ! 分かったような口を……「僕ならできる! 僕なら……彼女に力を与えることが!」」
ナイフを振り下ろそうとした彼女に、僕は力強く叫んだ。
すると。
「……そんなの、どうやって……」
ゆっくりとナイフを下ろし、侍女はうなだれた。
「……とにかく、信じてもらうしかありません」
侍女が僕の目を見据えたまま、しばらく沈黙が続く。
そして。
「……分かりました。今は……信じることにします。今だけは」
そう言うと、彼女は立ち上がって僕の上から退いた。
僕は起き上がると、彼女を見つめる。
「失礼ですが、お名前は?」
「……“ハンナ”です」
「ではハンナさん……少し、失礼しますね。【設計】」
僕は[技術者]の能力の一つ、【設計】を発動した。
すると、僕の頭の中に、少女の想いを叶えるために必要な無数の図面が映像となって生まれる。
「ぐ……う……」
や、やっぱり頭が割れそうだ……!
せ、せめて必要となる材料だけでも……!
っ! これか!
その無数の図面の中から、必要となる材料の種類をピックアップすると、僕は【設計】を止めた。
「ハアッ……ハアッ……!」
「だ、大丈夫ですか!?」
憔悴している僕に、ハンナさんが駆け寄って来た。
「ハアッ……ハンナさん、ありったけの鉄とミスリル、それと魔石……できればランクの高い魔物のものを、これもできるだけ用意してください。今すぐ!」
「で、ですが……」
「お願いします!」
「っ! は、はい!」
僕の様子を察してか、ハンナさんは急いで応接室を飛び出した。
「ハア……ハアー……」
とりあえず、すぐに【設計】を止めたから、鼻血程度で済んだ、か……。
これは、本番では僕もいよいよ終わり、かな……。
はは……でも、僕にはもう未練もない。
どうせ僕には、居場所も、存在する価値もないんだから。
せめてハンナさんが戻って来るまでは、本番に向けて休息しておこう。
僕は応接室の床にゴロン、と横になると、そのまま眠りについた。
◇
「……様。アデル様」
……誰かが僕を呼ぶ声が聞こえる。
僕はゆっくりと目を開けると……そこには、心配そうに見つめるハンナさんの姿があった。
「ああ、すいません。少し眠らせていただきました」
「あ、いえ……それはよろしいのですが……それより、ご依頼のもの、全てご用意いたしました。どうぞこちらへ」
僕はハンナさんに別の部屋へと案内されると。
「おお……!」
そこには、大量の鉄とミスリル、そして、箱にぎっしりと詰まった魔石があった。
これだけを揃えるとなると、ものすごい金額になっただろうな……。
「それで……これで足りますでしょうか?」
「充分……な筈です」
本当は具体的な量も【設計】で確認したかったけど、あれ以上すれば僕の意識が飛んでいただろうし……まあ、何とかなる筈……。
「それでは次に、この部屋に伯爵様をお連れいただいてもよろしいですか?」
「はい」
ハンナさんは部屋を出ると、すぐに少女の車椅子を押しながらこの部屋にやって来た。
「…………………………」
感情のない右の瞳で、この部屋にある金属と魔石の数々を眺める少女。
僕はそんな彼女に近づくと。
「今から……僕はあなたの両腕と両脚、そして、その左眼を作ります。少々痛い思いをするかもしれませんが、よろしいですか?」
「……(コクリ)」
少女は無言で頷く。
「ありがとうございます。では……!」
僕は振り返り、大量の金属の山の前に立つと。
「——【設計】!【加工】!【製作】!」
僕が持つ能力の全てを一斉に発動する。
それも、最大限に。
「グ……ギギ……!」
頭が割れるような痛みが襲い掛かり、全身の骨が、筋肉が悲鳴を上げる。
だけど、全部の能力をまとめて発動させて同時にこなさないと、僕の身体が最後までもたないから……だから……!
無数に頭の中に浮かぶ図面に沿うかのように、僕の右手が目の前の鉄を加工していく。
不純物を取り除き、高密度な玉鋼へと作り替えるために。
そして左手は、ミスリルを糸のように細く、長く変化させる。
これは、魔力を全身に供給するための管となる。
今度は、精製された鋼が骨に代わるフレームや外殻、歯車、動力装置など様々な部品となり、それに同化・結合するように細い管となったミスリルが埋め込まれていく。
さらに、その部品が組み上げられ……!?
——ブシュウウウウ!
「……血で目が見えないな」
どうやら能力で多大な負荷がかかり、目、鼻、耳と、顔にある穴という穴から、血が噴き出したみたいだ。
でも、問題ない。
僕の[技術者]は、全て自動で作業をこなしてくれるから。
——僕の命が続く限りは。
そしてそのまま作業を続け、僕はグイ、と腕で両目を拭うと……目の前には一対の腕と一対の脚、そして、左眼となる眼球が完成していた。
「つ、次は……核となる魔石を……」
僕は魔石の入った箱に手を伸ばそうとして……その場で崩れ落ち……!?
「わ、私が支えます!」
「ハ……ンナ、さん……」
ハンナさんに肩を借り、僕は魔石の箱に手をかざす。
「キャ……【加工】」
そう呟き、箱にあった全ての魔石を圧縮する。
「あ……」
その中に、あのオーガの魔石があった。
でも、オーガの魔石も他の魔石と同じように僕の手で圧縮される。
過去も、思い出も、握りつぶすように。
そして、大量にあった魔石は直径十センチ、厚さ三センチ程の円盤へと変化した。
「こ……れ、で……」
後は……全てを彼女に取り付けるだけ。
ズリ……ズリ……と、身体を引きずりながら、僕は少女の傍へと向かう。
ふと見ると……彼女は表情を変えないまま、その右の瞳から涙を流していた。
「あ……ああ……!」
「は……は……これ、で、最後……だ、から……」
僕は、車椅子に座る彼女の身体に両手をかざす、と……。
「【加工】……【製作】……」
ニコリ、と微笑んで、僕は人生最後の能力を使い——全てが黒く染まった。
0
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる