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第27話「元最強陰陽師、ヒヒイロカネを求める」
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この世界の天文学に関する成果を得た次の日の朝、いつもと同じようにカナデと一緒に魔術の実験室に来ていた。目的はもちろんゲートを開くことだ。
何時ものように呪文を唱えるとゲートが出現し、元の世界の俺の部屋につながる。出来上がったゲートは何時ものように人が通ることは叶わない小さなものだ。こんなサイズのものでさえ、今の俺には精一杯なのだ。そして、何時ものようにカナデの作ってくれたイモリだのコウモリだのの、魔力回復料理を食べなければこの程度の事すらできない。
運河が開通し地形の変更したことにより、風水の影響でこの地における魔術の行使は容易になるはずだが、流石に昨日今日で改善はされないようで、ゲートを作った感触はいつもの通りだった。
「アツヤ様ですね?」
「そうだ。俺だ。祖父を呼んでくれ」
ゲートの先には我が陰陽道一門の俊英たる蘆屋さんが待機しており、求めに応じてすぐに党首である祖父を呼んできてくれた。
「おお。アツヤか。元気そうで何より。まあ世間話をしている暇もなかろう。報告せい」
「はい。実は……」
俺はこれまでの状況をかいつまんで報告した。
祖父の助言の通り風水の観点から、魔術的な環境を改善させることに成功したこと。
その最中に、元の世界でも名の知れた大魔神アスモデウスと遭遇して、生き残ることに成功し、更に天体に関する助言を得たこと。
そして、アスモデウスの助言に従った結果、元の世界とこの世界の天体について神話的な共通点を発見し、それを元にすればこの世界の陰陽道を成立させることが出来るかもしれないということだ。
「ほう? これがそちらの世界の天体の運行の記録と、神話の概要だな? こちらで一門の研究者を総動員すれば、近々解析が完了するだろう。よく調べ上げたな」
ゲートによって送られた報告書に目を通しながら、祖父は満足げな声を出した。その声色には俺が何とか戻れる目算がついたことによる安堵と、陰陽師としての好奇心が入り混じっている。
「ところで、アツヤよ。魔力は回復しているのか?」
「それは中々上手くいっていませんね。色々と試してはいるのですが」
俺が陰陽道を満足に使えなくなった原因は、この世界の魔術法則が陰陽道に適合していなかっただけではない。俺の体質がこの世界に慣れていないため、魔力の回復が遅いのも原因だ。
元の世界では世界最強の魔術師との呼び声も高い俺だったが、それは魔術の技量のみでなく、魔力量が並外れていた事も影響している。
魔力の総量が多いということは、それが満ちるのも遅いということだ。元の世界では体質上回復量も並外れていたり、世界に満ちる魔力を取り込むことですぐに回復したものだが、この世界ではそうはいかなない。
「それならば、帰還のためのゲートを作るためには、もう一工夫せねばすぐには帰れんのではないか?」
「もう一工夫?」
「左様。見たところ、アツヤがその世界に行くためのゲートを開いたとき、魔力の大半を使っているはず。それはそうしなければ世界を隔てる壁に大穴を開けることが出来ないからだ。つまり、アツヤの魔力が相当回復せねば普通では成功しないということだ」
「それは困りますね。一体いつ元通りになるのか分かったものではありませんから」
もしかしたら、体質がこの世界に慣れてきて、すぐに回復するかもしれないし、そうでないかもしれない。そもそもこの世界で最大値まで回復するとは限らないのだ。
「そういえば、アツヤがゲートを作る前に、この世界とそちらの世界をつなぐゲートを作った娘がいたのだったな? その娘の陰陽道の技術を上げることで協力してはもらえんのか? 何しろ単独で大きなゲートを作れる魔力があるのは確定しているのだからな」
「うーん。どうですかね? 陰陽道についてはこれまで指導してはいるのですが、このゲートは陰陽五行の要素を全てバランス良く精密な操作をしなければならないので、理論が分かっても確実に実行できるようになるまでにはかなりの時間を要すると思いますね」
「私も、あの時成功したのは本当に偶然だったと思います」
傍で話を聞いていたカナデも、話題が自分に向いているのを察して参加してきた。カナデも俺の指導で陰陽師としての知識は着実に伸ばしているものの、高等な陰陽道を行使するのはまだ先の話だろう。
何しろ俺自身がこの世界に適合した陰陽道は模索中なのだ。
「ふむ。下手に精密な魔術に協力されても失敗するか、悪くすると全く違う世界にゲートがつながるかもしれんから、やめておいた方がよいかもしれんな。お、そうだ。そちらの世界にヒヒイロカネは無いのかな?」
「ヒヒイロカネ? ヒヒイロカネって、あのヒヒイロカネですよね?」
「他にヒヒイロカネなどあるのか?」
「いや、無いですけどね」
ヒヒイロカネは魔術的な金属であり、魔術師の間で珍重されている。魔術界隈以外でも一部の神話や言い伝えで知られている。当然陰陽師である俺はヒヒイロカネについて知っているが、それが何だというのか。
「実は二つのヒヒイロカネを使用することで、魔力が共鳴して特殊な場が生まれるという研究結果があってな。これを利用することでゲートの安定化と巨大化を図れると思うのだが」
「なるほど、それは検討の余地がありそうですが、それではヒヒイロカネをこちらに一つ送って貰えるんですね?」
「それがそうはいかなくてな。現在九頭刃家にあるヒヒイロカネは一つしかないので、新しく調達しなければならんのだ」
「ヒヒイロカネって手に入る物なのですか?」
ヒヒイロカネは貴重品である。そのような物を他の魔術師の一門が手放すとは思えない。
「無理だと思う」
やっぱりだ。各魔術師の流派は協力関係にあるものの、仲良しこよしというわけではない。重要なものを他の勢力に渡すのはまずあり得ない。
「と言う訳で、そちらの世界で探してほしい」
「本気で言っているんですか?」
「一応こっちでも友好関係にある勢力に頼んではみるが、そちらでも探してみてくれ。お前なら見ればわかるだろう?」
「分かりますけどね」
そこまで会話が進んだところで、突然ゲートが消滅した。残念ながらまだ長時間つなげることは叶わない。
折角これまで課題だった風水と天文学が解決したのだったが、新たな課題が出てきて頭を抱えるしかなかった。
何時ものように呪文を唱えるとゲートが出現し、元の世界の俺の部屋につながる。出来上がったゲートは何時ものように人が通ることは叶わない小さなものだ。こんなサイズのものでさえ、今の俺には精一杯なのだ。そして、何時ものようにカナデの作ってくれたイモリだのコウモリだのの、魔力回復料理を食べなければこの程度の事すらできない。
運河が開通し地形の変更したことにより、風水の影響でこの地における魔術の行使は容易になるはずだが、流石に昨日今日で改善はされないようで、ゲートを作った感触はいつもの通りだった。
「アツヤ様ですね?」
「そうだ。俺だ。祖父を呼んでくれ」
ゲートの先には我が陰陽道一門の俊英たる蘆屋さんが待機しており、求めに応じてすぐに党首である祖父を呼んできてくれた。
「おお。アツヤか。元気そうで何より。まあ世間話をしている暇もなかろう。報告せい」
「はい。実は……」
俺はこれまでの状況をかいつまんで報告した。
祖父の助言の通り風水の観点から、魔術的な環境を改善させることに成功したこと。
その最中に、元の世界でも名の知れた大魔神アスモデウスと遭遇して、生き残ることに成功し、更に天体に関する助言を得たこと。
そして、アスモデウスの助言に従った結果、元の世界とこの世界の天体について神話的な共通点を発見し、それを元にすればこの世界の陰陽道を成立させることが出来るかもしれないということだ。
「ほう? これがそちらの世界の天体の運行の記録と、神話の概要だな? こちらで一門の研究者を総動員すれば、近々解析が完了するだろう。よく調べ上げたな」
ゲートによって送られた報告書に目を通しながら、祖父は満足げな声を出した。その声色には俺が何とか戻れる目算がついたことによる安堵と、陰陽師としての好奇心が入り混じっている。
「ところで、アツヤよ。魔力は回復しているのか?」
「それは中々上手くいっていませんね。色々と試してはいるのですが」
俺が陰陽道を満足に使えなくなった原因は、この世界の魔術法則が陰陽道に適合していなかっただけではない。俺の体質がこの世界に慣れていないため、魔力の回復が遅いのも原因だ。
元の世界では世界最強の魔術師との呼び声も高い俺だったが、それは魔術の技量のみでなく、魔力量が並外れていた事も影響している。
魔力の総量が多いということは、それが満ちるのも遅いということだ。元の世界では体質上回復量も並外れていたり、世界に満ちる魔力を取り込むことですぐに回復したものだが、この世界ではそうはいかなない。
「それならば、帰還のためのゲートを作るためには、もう一工夫せねばすぐには帰れんのではないか?」
「もう一工夫?」
「左様。見たところ、アツヤがその世界に行くためのゲートを開いたとき、魔力の大半を使っているはず。それはそうしなければ世界を隔てる壁に大穴を開けることが出来ないからだ。つまり、アツヤの魔力が相当回復せねば普通では成功しないということだ」
「それは困りますね。一体いつ元通りになるのか分かったものではありませんから」
もしかしたら、体質がこの世界に慣れてきて、すぐに回復するかもしれないし、そうでないかもしれない。そもそもこの世界で最大値まで回復するとは限らないのだ。
「そういえば、アツヤがゲートを作る前に、この世界とそちらの世界をつなぐゲートを作った娘がいたのだったな? その娘の陰陽道の技術を上げることで協力してはもらえんのか? 何しろ単独で大きなゲートを作れる魔力があるのは確定しているのだからな」
「うーん。どうですかね? 陰陽道についてはこれまで指導してはいるのですが、このゲートは陰陽五行の要素を全てバランス良く精密な操作をしなければならないので、理論が分かっても確実に実行できるようになるまでにはかなりの時間を要すると思いますね」
「私も、あの時成功したのは本当に偶然だったと思います」
傍で話を聞いていたカナデも、話題が自分に向いているのを察して参加してきた。カナデも俺の指導で陰陽師としての知識は着実に伸ばしているものの、高等な陰陽道を行使するのはまだ先の話だろう。
何しろ俺自身がこの世界に適合した陰陽道は模索中なのだ。
「ふむ。下手に精密な魔術に協力されても失敗するか、悪くすると全く違う世界にゲートがつながるかもしれんから、やめておいた方がよいかもしれんな。お、そうだ。そちらの世界にヒヒイロカネは無いのかな?」
「ヒヒイロカネ? ヒヒイロカネって、あのヒヒイロカネですよね?」
「他にヒヒイロカネなどあるのか?」
「いや、無いですけどね」
ヒヒイロカネは魔術的な金属であり、魔術師の間で珍重されている。魔術界隈以外でも一部の神話や言い伝えで知られている。当然陰陽師である俺はヒヒイロカネについて知っているが、それが何だというのか。
「実は二つのヒヒイロカネを使用することで、魔力が共鳴して特殊な場が生まれるという研究結果があってな。これを利用することでゲートの安定化と巨大化を図れると思うのだが」
「なるほど、それは検討の余地がありそうですが、それではヒヒイロカネをこちらに一つ送って貰えるんですね?」
「それがそうはいかなくてな。現在九頭刃家にあるヒヒイロカネは一つしかないので、新しく調達しなければならんのだ」
「ヒヒイロカネって手に入る物なのですか?」
ヒヒイロカネは貴重品である。そのような物を他の魔術師の一門が手放すとは思えない。
「無理だと思う」
やっぱりだ。各魔術師の流派は協力関係にあるものの、仲良しこよしというわけではない。重要なものを他の勢力に渡すのはまずあり得ない。
「と言う訳で、そちらの世界で探してほしい」
「本気で言っているんですか?」
「一応こっちでも友好関係にある勢力に頼んではみるが、そちらでも探してみてくれ。お前なら見ればわかるだろう?」
「分かりますけどね」
そこまで会話が進んだところで、突然ゲートが消滅した。残念ながらまだ長時間つなげることは叶わない。
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