悪役令嬢の兄に転生した俺、なぜか現実世界の義弟にプロポーズされてます。

ちんすこう

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18―3※

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「なんでお前が――ぁふっ」

「転生してしばらく、カイの体に慣れるために色々魔導書を読んでたんだよね。
 そうしたら見たことない魔法がどっさり出てきたから、一通り練習してさ」

 こ、この研究者気質め!

「そのおかげで兄ちゃんにこんなことできるわけだけど」

 しかもこいつ器用だから、たった数日で習得しやがって……!
 奏はにたりと笑い、乳首を捏ねながら激しく啜り立てた。

「んぁあ……っ!」
「かーわいい……」

 胸を弄っていた手が下へ降りて、ズボンを脱がされる。
 ぷるんと剥き出しにされたそこへ奏の顔が近付いて、緩く握られた。

「ここは咥えられた?」
「そこは何も――うわっ!?」

 ゆるゆると半勃ちのそれを扱いていた奏は、俺のものを、ためらいなく口にする。
 温かく濡れた粘膜に覆われ、腰が溶けそうなくらい気持ち良かった。

「んぅ……! や、そんなの……っ」

 咥えるな、という言葉が喘ぎ声に変わる。
 形の良い頬を窄めて、屹立をじゅるじゅると吸い込まれた。
 裏筋をぬるついた舌でねっとりと舐めあげられて、口の輪で扱かれながら深く出し入れされる。

「ん、ふ……っきもひぃ? ゆう」
「……! 奏ぇ……っ」

 奏が上目遣いに見上げてくる。
 唇に俺自身を咥えながら、長い睫毛に縁取られた目が熱心に俺を見つめる。

「そんなとこ、口入れなくていいから……っ」
「俺がしたいの」
「あぁ、んぅぅっ……」

 絶対美味いはずないのに、アイスキャンディーでも舐めるみたいに恍惚としゃぶられる。
 ずぢゅぢゅ、と信じられないくらい下品な音を立てながら。それが却って興奮を呷る。
 俺は耐えられなくて顔を逸らし、腕で目を塞いだ。

「ひ……っ吸わな、で……ああぅっ」

 目を逸らしても奉仕はやめてもらえなくて、奏は俺の両脚を抱えてソレを喉の奥深くまで迎え入れた。

「や、やばっ、出るから、離し……っ!」
「いーよ、飲む」
「なぁっ!? 飲むな、う、ひぁっ……!」

 太腿で奏の頭を挟むようにしながら、俺はがくがくと痙攣して精を放った。

「はー……っ、ぁあ……っ」

 気持ち良い。
 あったかい肉に包まれながら、奏の口の中にとくん、とくん、と射精する。
 我も忘れて陶酔感に浸っていると、奏の喉が鳴るのが聞こえてカッと耳が熱くなった。

「っん」
「ぁ、あ、飲むなって言ったのにぃっ」

 聞こえてるはずなのに奏は口を放さず、茂みの中に唇を埋めている。
 結局吐き出したものを全部飲まれて、めまいがした。心臓が破裂しそうだ。

「俺のだから」

 奏はそう言って、最後の一滴まで舐め取る。
 くたりと萎んだそこに、愛でるように舌を這わせながら、色の濃い瞳でじっと俺を見つめた。


「ゆうの髪の毛から、爪の先まで。
 ここから出るものも、全部俺のだから。その証明」


 ――もうじゅうぶん分からされてるよ……。

 とっくに知ってるのに。
 世界線を越えてまで自分を見つけ出してくれるのは、奏しかいないこと。
 俺をここまで愛してくれるのはお前だけだって。

 救出されてから、ずっと言おうと思っていたことがあった。
 奏が俺を好きだと言ってくれる、その気持ちに対する答えについて――もう小屋の外で聞かれてたらしいが、こういうのはちゃんとしたところで言わないと。


「奏、俺……」


 と、恥じらいつつ声をかけたら、ぐるりと体を反転させられた。


「っぅえ!!?」

「うん、分かってる。これじゃまだ辛いよね」

「ち、違っ!? そうじゃなくて!!」


 媚薬の話だと思われてる!!
 うつ伏せにされながら慌てて訂正しようとするが、孔をつんと押されて声が漏れた。

「ふあぁっ」

 魔法で濡れた指が、あの変態に弄られていた窄まりに触れる。
 ぬぷぬぷと中を確かめるように浅く出し入れされて、それだけで腰が跳ねてしまった。

「だめ、も、いいから……っ」
「中、柔らかいね」

 案外するっと指が入ってしまったのが気に入らなかったのか、やや荒っぽく擦られる。すぐにもう一本指が足されて、体液や媚薬入りの粘液が混じった音を上げながらナカを解されていった。

「ぃ、いあ……っ!」

 こりゅ、としこりを押された瞬間、びくびく全身が跳ねる。
 シーツを握り締めて爪先を丸め、軽い絶頂をやり過ごした。

「どう? 中を触ったら楽になるかと思ったんだけど……」
「~~っ」

 奏は、あくまで解呪のつもりでやってくれたらしい。
 指を抜いて俺の肩を撫で擦りつつ、俺の反応を窺っている。
 当の俺は――沸騰しそうなほど熱い顔をベッドに押しつけて、肩で息をしていた。
 楽になるどころか、逆に悪化してる気がする。

「ぅう、熱い、これやだぁ……っ!」

 前もとっくに膨らみを取り戻していて、腹につくほど反り返っている。
 先走りでシーツが汚れるのもいとわず、俺はソレをベッドに擦り付けた。

「ぁっ、あ、あ」
「えっ、駄目だった!?」

 腰を揺らしながら、奏に疼く孔を見せつけた。早く助けてほしい一心で。

「まだ、全然足りないからぁ……っ、
 ……挿れて……?
 ここ、じんじんして、くるしい」

 奏の指が抜けていったばかりの孔を、自分で拡げてみせながら懇願する。

「に、兄ちゃ」
「ここ、『奏が欲しい』って言ってる……っ」

 眉を下げて困っている奏に、熱に浮かされた目で縋った。

「俺、おまえとなら繋がりたい……」

 ごっきゅん。と喉を鳴らした奏を見ると、膝立ちしている足の中心が、服の上からでも分かるほどいきり勃っていた。
 その膨らみを注視しながら尻を高く上げる。

「それ、ほしい」

 囁くように言う。
 奏は据わった目で俺を見下ろして、腰を抱えてきた。


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