62 / 554
Part1
Б.в 王太子殿下 - 08
しおりを挟む
「――そ、それ、は……。ですが……こんな得体も知れない下賤の輩に――」
「貴様、いつまで、王国の恥をさらけ出す気でいるのだ?」
「なにをっ――。我々が、罪を犯したなど、そんな証拠でも挙がっていると?」
「証拠は挙げられているだろう?」
「そんなものっ、でっち上げに過ぎません。王太子殿下ともあろうお方が、このような下賤の輩の言うことをお聞きになるなど――」
「口に気を付けろよ。さもなければ、この場で斬り落としているところだが」
怒気もなく、強く命令口調でもなかった。
だが、底冷えするような脅しある淡々とした声音が、本気を語っていた。
「……ひっ……、なにをっ……。王太子殿下と言えど、そのような横暴――」
「証拠が挙がっている、と言っているだろう? 貴様の隊から、証人まで上がってきている。それを、どう言い訳する?」
「証人? 一体、誰が、そんな……」
「貴様が見捨てた兵士達だ」
「見捨ててなどいませんが。今は――戦況が苦しいのです。兵士を無駄にはできません」
「そうだな。もう、貴様のくだらない言い訳は聞き飽きた。――この者を捕縛せよ。そして、この隊の指揮官及び、上級士官、その者達、全員の捕縛もだ」
「かしこまりました」
だが、中尉の目が飛び跳ねていた。
「そんな、横暴だっ――!」
「ダーマン中尉、王国軍の不正、違法行為、その他、有り余る罪を犯し、責務も果たさず、責任放棄の重罪を犯した貴様を逮捕する」
「なんだとっ! ――そんなの横暴だっ……!」
ガタッ――と、椅子が勢いよくひっくり返る。
「こんな所業、許されるわけがない……」
「取り押さえろ」
騎士団団長のハーキンが無情に言い捨てた。
「はい」
その場に控えていた十人程の騎士達が、一斉に、中尉を取り囲む。
「何をするっ……! 横暴だっ――! こんな言いがかりをつけられ――うがぁっ……!!」
うるさく抵抗をみせた中尉の脇腹を、素早い、鋭い肘付きが、一発入れられていた。
一瞬、痛みで呼吸を失った中尉が、その場で倒れ込む。
「恥を知れ。王国の恥さらしが」
肘当てを一発入れた騎士が、侮蔑も露わにそれを吐き捨て、地面にへばり込んだ中尉を腹這いにさせ、その背に自分の膝を押し付ける。
用意してきていた縄で、中尉の腕を縛り上げた。
その様子を見て、ハーキンが残りの騎士達に厳しい視線を向けた。
「お前達、残りの上級士官諸共、全員、捕縛せよ。逃亡者など、決して許さない」
はっ、と全員が硬く返事をする。
「隊ごとに、五人は付き添わせるように。この椅子の――数からしても、10人。全員捕縛せよ」
「わかりました」
バラバラ、バラバラと、重装備の騎士達が部屋から飛び出していく。
シーンと、その室内が一気に沈黙が降り、それも――気まずい沈黙だけが降り、その光景を全く興味もなさそうに静観している伯爵家代行は、ただ、引きずられていく中尉を、軽蔑したように見下ろしているだけだ。
「――――今回のことは、王国軍が恥ずべき醜態を晒し、伯爵家には多大な迷惑をかけてしまった……。非礼を、お詫びする」
王太子殿下である立場なら、格下の伯爵家程度に謝罪を述べる必要もない。
普段ならそうだ。
だが、相手は隣国。アトレシア大王国内の貴族ではない。
義勇軍として、強制的ではなくボランティアで戦に参加してきた他国の貴族なのに、自国の――それも、国を守るべき存在の王国軍の目に余る非礼の数々。
こんな醜態が、隣国のノーウッド王国に知られたのなら――もう、アトレシア大王国の恥さらしだけではなく、国交問題にも繋がるかもしれない。
隣国からの義勇軍を蔑ろにし、戦に強制参加させたなど――これは、ただの契約違反などという次元ではない。
むしろ、強制参加など、アトレシア大王国側の使役、または奴隷並の扱いをしてしまったと、誤解される恐れまででてきてしまう。
そんな重要な問題も理解せず、威張り散らして、隣国の貴族を戦に投げ込んだ――王国側の責任は、ものすごい重いものだ。
運よく、伯爵家代行は、戦で命を落とさなかったようだから、まだ、「済まない」 と謝罪もできるが、もし――戦で命を落としてしまっていたのなら……、もう、アトレシア大王国だって、言い訳ができるはずもない。
だが、相手からの反応はない。
シーンと、更に気まずい沈黙だけが延びる……。
それで、セシル達の出方を待っている王太子殿下の前で、セシルは無言で、少し後ろを向き、その手を上げてみせた。
後ろに控えているフィロが、持っていたファイルの中から、一枚の紙を取り上げ、セシルに手渡した。
「これが、強制没収された物資のリストです。そして、急遽、買いださなければならない物資全部。全品名と容量、それから、かかった費用分、全て返してもらいましょうか」
トン、とその紙切れをセシルが、大きな机の上に叩きつけた。
すぐに、騎士団長のハーキンが、机の側を回って紙を取りに来た。サッと目を通した紙を、王太子殿下の前に差し出す。
その紙の中身を確認した王太子殿下は、顔には出さずに、苦虫を潰したような表情であったのは、言うまでもない。
「この場には、書類に記載されている物資を持ってきてはいない。明日まで用意させるので、それまで待ってもらいたい」
冷たい無言だけが返されるだけだ。
それで、表情を隠している奥でも、王太子殿下が、更に、苦虫を潰したような面持ちになりかけている。
「必ず、全部の物資を返すことを約束する」
「では、負傷兵は? まあ、すでに死んでいるでしょうけど」
淡々と、冷たく、全く気にもかけていないようなその言葉も、口調も、声色も、軽蔑だけが露わで、完全にアトレシア大王国を信用していない態度が明確だった。
それだけの――非礼も非道もしてしまっただけに、その場の王国騎士団の騎士達は、重い沈黙の中で、反論もできない。
「まったく、上が無能だと、下々に至る者達の締まりがない」
ものすごい――あからさまな侮辱だ。
事実――だとしても、王国の王太子殿下を前にして、その一言を投げつける者がいるなんて信じられず、付き添っている騎士団団長やその場の騎士達が息を詰めた。
確かに、この駐屯地の指揮官は、先程逮捕した中尉だ。
国王軍の締まりがなく、規制も管理されず、監視されず、あまりに恥さらしのオンパレードだ。
あんな無能な男を指した一言だったのかもしれないが――それでも、今この現在、この場所で、一番上に立つ立場にいるのは、紛れもない、王太子殿下だ。
その上が無能だから、下々の家臣達の締まりがない――など、明らかに、王太子殿下を侮辱した言葉と取られてもおかしくはない。
「大層な御託を並べ、威張り散らし、戦場にいながら兵士としての役割も果たさず、味方を殺し、兵士を無駄にし、おまけに悪事・不正の数々。よくもまあ、誉ある大王国の王国軍だ、などと豪語できること」
そして、更なる苦情に全く容赦がない。
切り傷に塩を塗り込むどころか、むしろ、その傷口を大きく割けさせ、傷口を更に刺激するかのように、ナイフで切り刻んでいる感じだ。
弁論も、反論も、弁解も――できない。
アトレシア大王国は、あの王国軍の指揮官たちのせいで、その名誉も立場も完全に地に落ちてしまったのだから。
「明日の朝までには全品返却、全額返済を」
それだけを言いつけて、挨拶もせず、礼も取らず、クルリと向きを変えて、伯爵家代行は、さっさと部屋を出て行ってしまった。
「王太子殿下……」
あまりの信じられない話に、内から吹き荒れているほどの怒りで切歯扼腕しかかっている王太子殿下の側で、騎士団団長のハーキンも、それ以上の言葉がかけられない。
「――リストに記載されているものを、全て揃えよ」
「わかりました」
そして、2~3の指示を出した後は、完全に無言だった。
王太子殿下の怒りがあまりに心頭に達していて、もう、今はこれ以上喋りたくもない様相がありありとしていた。
「貴様、いつまで、王国の恥をさらけ出す気でいるのだ?」
「なにをっ――。我々が、罪を犯したなど、そんな証拠でも挙がっていると?」
「証拠は挙げられているだろう?」
「そんなものっ、でっち上げに過ぎません。王太子殿下ともあろうお方が、このような下賤の輩の言うことをお聞きになるなど――」
「口に気を付けろよ。さもなければ、この場で斬り落としているところだが」
怒気もなく、強く命令口調でもなかった。
だが、底冷えするような脅しある淡々とした声音が、本気を語っていた。
「……ひっ……、なにをっ……。王太子殿下と言えど、そのような横暴――」
「証拠が挙がっている、と言っているだろう? 貴様の隊から、証人まで上がってきている。それを、どう言い訳する?」
「証人? 一体、誰が、そんな……」
「貴様が見捨てた兵士達だ」
「見捨ててなどいませんが。今は――戦況が苦しいのです。兵士を無駄にはできません」
「そうだな。もう、貴様のくだらない言い訳は聞き飽きた。――この者を捕縛せよ。そして、この隊の指揮官及び、上級士官、その者達、全員の捕縛もだ」
「かしこまりました」
だが、中尉の目が飛び跳ねていた。
「そんな、横暴だっ――!」
「ダーマン中尉、王国軍の不正、違法行為、その他、有り余る罪を犯し、責務も果たさず、責任放棄の重罪を犯した貴様を逮捕する」
「なんだとっ! ――そんなの横暴だっ……!」
ガタッ――と、椅子が勢いよくひっくり返る。
「こんな所業、許されるわけがない……」
「取り押さえろ」
騎士団団長のハーキンが無情に言い捨てた。
「はい」
その場に控えていた十人程の騎士達が、一斉に、中尉を取り囲む。
「何をするっ……! 横暴だっ――! こんな言いがかりをつけられ――うがぁっ……!!」
うるさく抵抗をみせた中尉の脇腹を、素早い、鋭い肘付きが、一発入れられていた。
一瞬、痛みで呼吸を失った中尉が、その場で倒れ込む。
「恥を知れ。王国の恥さらしが」
肘当てを一発入れた騎士が、侮蔑も露わにそれを吐き捨て、地面にへばり込んだ中尉を腹這いにさせ、その背に自分の膝を押し付ける。
用意してきていた縄で、中尉の腕を縛り上げた。
その様子を見て、ハーキンが残りの騎士達に厳しい視線を向けた。
「お前達、残りの上級士官諸共、全員、捕縛せよ。逃亡者など、決して許さない」
はっ、と全員が硬く返事をする。
「隊ごとに、五人は付き添わせるように。この椅子の――数からしても、10人。全員捕縛せよ」
「わかりました」
バラバラ、バラバラと、重装備の騎士達が部屋から飛び出していく。
シーンと、その室内が一気に沈黙が降り、それも――気まずい沈黙だけが降り、その光景を全く興味もなさそうに静観している伯爵家代行は、ただ、引きずられていく中尉を、軽蔑したように見下ろしているだけだ。
「――――今回のことは、王国軍が恥ずべき醜態を晒し、伯爵家には多大な迷惑をかけてしまった……。非礼を、お詫びする」
王太子殿下である立場なら、格下の伯爵家程度に謝罪を述べる必要もない。
普段ならそうだ。
だが、相手は隣国。アトレシア大王国内の貴族ではない。
義勇軍として、強制的ではなくボランティアで戦に参加してきた他国の貴族なのに、自国の――それも、国を守るべき存在の王国軍の目に余る非礼の数々。
こんな醜態が、隣国のノーウッド王国に知られたのなら――もう、アトレシア大王国の恥さらしだけではなく、国交問題にも繋がるかもしれない。
隣国からの義勇軍を蔑ろにし、戦に強制参加させたなど――これは、ただの契約違反などという次元ではない。
むしろ、強制参加など、アトレシア大王国側の使役、または奴隷並の扱いをしてしまったと、誤解される恐れまででてきてしまう。
そんな重要な問題も理解せず、威張り散らして、隣国の貴族を戦に投げ込んだ――王国側の責任は、ものすごい重いものだ。
運よく、伯爵家代行は、戦で命を落とさなかったようだから、まだ、「済まない」 と謝罪もできるが、もし――戦で命を落としてしまっていたのなら……、もう、アトレシア大王国だって、言い訳ができるはずもない。
だが、相手からの反応はない。
シーンと、更に気まずい沈黙だけが延びる……。
それで、セシル達の出方を待っている王太子殿下の前で、セシルは無言で、少し後ろを向き、その手を上げてみせた。
後ろに控えているフィロが、持っていたファイルの中から、一枚の紙を取り上げ、セシルに手渡した。
「これが、強制没収された物資のリストです。そして、急遽、買いださなければならない物資全部。全品名と容量、それから、かかった費用分、全て返してもらいましょうか」
トン、とその紙切れをセシルが、大きな机の上に叩きつけた。
すぐに、騎士団長のハーキンが、机の側を回って紙を取りに来た。サッと目を通した紙を、王太子殿下の前に差し出す。
その紙の中身を確認した王太子殿下は、顔には出さずに、苦虫を潰したような表情であったのは、言うまでもない。
「この場には、書類に記載されている物資を持ってきてはいない。明日まで用意させるので、それまで待ってもらいたい」
冷たい無言だけが返されるだけだ。
それで、表情を隠している奥でも、王太子殿下が、更に、苦虫を潰したような面持ちになりかけている。
「必ず、全部の物資を返すことを約束する」
「では、負傷兵は? まあ、すでに死んでいるでしょうけど」
淡々と、冷たく、全く気にもかけていないようなその言葉も、口調も、声色も、軽蔑だけが露わで、完全にアトレシア大王国を信用していない態度が明確だった。
それだけの――非礼も非道もしてしまっただけに、その場の王国騎士団の騎士達は、重い沈黙の中で、反論もできない。
「まったく、上が無能だと、下々に至る者達の締まりがない」
ものすごい――あからさまな侮辱だ。
事実――だとしても、王国の王太子殿下を前にして、その一言を投げつける者がいるなんて信じられず、付き添っている騎士団団長やその場の騎士達が息を詰めた。
確かに、この駐屯地の指揮官は、先程逮捕した中尉だ。
国王軍の締まりがなく、規制も管理されず、監視されず、あまりに恥さらしのオンパレードだ。
あんな無能な男を指した一言だったのかもしれないが――それでも、今この現在、この場所で、一番上に立つ立場にいるのは、紛れもない、王太子殿下だ。
その上が無能だから、下々の家臣達の締まりがない――など、明らかに、王太子殿下を侮辱した言葉と取られてもおかしくはない。
「大層な御託を並べ、威張り散らし、戦場にいながら兵士としての役割も果たさず、味方を殺し、兵士を無駄にし、おまけに悪事・不正の数々。よくもまあ、誉ある大王国の王国軍だ、などと豪語できること」
そして、更なる苦情に全く容赦がない。
切り傷に塩を塗り込むどころか、むしろ、その傷口を大きく割けさせ、傷口を更に刺激するかのように、ナイフで切り刻んでいる感じだ。
弁論も、反論も、弁解も――できない。
アトレシア大王国は、あの王国軍の指揮官たちのせいで、その名誉も立場も完全に地に落ちてしまったのだから。
「明日の朝までには全品返却、全額返済を」
それだけを言いつけて、挨拶もせず、礼も取らず、クルリと向きを変えて、伯爵家代行は、さっさと部屋を出て行ってしまった。
「王太子殿下……」
あまりの信じられない話に、内から吹き荒れているほどの怒りで切歯扼腕しかかっている王太子殿下の側で、騎士団団長のハーキンも、それ以上の言葉がかけられない。
「――リストに記載されているものを、全て揃えよ」
「わかりました」
そして、2~3の指示を出した後は、完全に無言だった。
王太子殿下の怒りがあまりに心頭に達していて、もう、今はこれ以上喋りたくもない様相がありありとしていた。
12
あなたにおすすめの小説
転生令嬢はやんちゃする
ナギ
恋愛
【完結しました!】
猫を助けてぐしゃっといって。
そして私はどこぞのファンタジー世界の令嬢でした。
木登り落下事件から蘇えった前世の記憶。
でも私は私、まいぺぇす。
2017年5月18日 完結しました。
わぁいながい!
お付き合いいただきありがとうございました!
でもまだちょっとばかり、与太話でおまけを書くと思います。
いえ、やっぱりちょっとじゃないかもしれない。
【感謝】
感想ありがとうございます!
楽しんでいただけてたんだなぁとほっこり。
完結後に頂いた感想は、全部ネタバリ有りにさせていただいてます。
与太話、中身なくて、楽しい。
最近息子ちゃんをいじってます。
息子ちゃん編は、まとめてちゃんと書くことにしました。
が、大まかな、美味しいとこどりの流れはこちらにひとまず。
ひとくぎりがつくまでは。
【第一章】狂気の王と永遠の愛(接吻)を
逢生ありす
ファンタジー
女性向け異世界ファンタジー(逆ハーレム)です。ヤンデレ、ツンデレ、溺愛、嫉妬etc……。乙女ゲームのような恋物語をテーマに偉大な"五大国の王"や"人型聖獣"、"謎の美青年"たちと織り成す極甘長編ストーリー。ラストに待ち受ける物語の真実と彼女が選ぶ道は――?
――すべての女性に捧げる乙女ゲームのような恋物語――
『狂気の王と永遠の愛(接吻)を』
五大国から成る異世界の王と
たった一人の少女の織り成す恋愛ファンタジー
――この世界は強大な五大国と、各国に君臨する絶対的な『王』が存在している。彼らにはそれぞれを象徴する<力>と<神具>が授けられており、その生命も人間を遥かに凌駕するほど長いものだった。
この物語は悠久の王・キュリオの前に現れた幼い少女が主人公である。
――世界が"何か"を望んだ時、必ずその力を持った人物が生み出され……すべてが大きく変わるだろう。そして……
その"世界"自体が一個人の"誰か"かもしれない――
出会うはずのない者たちが出揃うとき……その先に待ち受けるものは?
最後に待つのは幸せか、残酷な運命か――
そして次第に明らかになる彼女の正体とは……?
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
毒姫ライラは今日も生きている
木崎優
恋愛
エイシュケル王国第二王女ライラ。
だけど私をそう呼ぶ人はいない。毒姫ライラ、それは私を示す名だ。
ひっそりと森で暮らす私はこの国において毒にも等しく、王女として扱われることはなかった。
そんな私に、十六歳にして初めて、王女としての役割が与えられた。
それは、王様が愛するお姫様の代わりに、暴君と呼ばれる皇帝に嫁ぐこと。
「これは王命だ。王女としての責務を果たせ」
暴君のもとに愛しいお姫様を嫁がせたくない王様。
「どうしてもいやだったら、代わってあげるわ」
暴君のもとに嫁ぎたいお姫様。
「お前を妃に迎える気はない」
そして私を認めない暴君。
三者三様の彼らのもとで私がするべきことは一つだけ。
「頑張って死んでまいります!」
――そのはずが、何故だか死ぬ気配がありません。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
王女は魔道師団長の愛に溺れる
クマ三郎@書籍&コミカライズ3作配信中
恋愛
アルムガルド王国の末姫リーリアは、幼い頃、避暑地からの帰り道に魔物の襲撃を受け、従者たちとはぐれてしまう。森の中で途方に暮れていたリーリアだったが、突如現れた青年に助けられる。
青年の名はユーイン。彼はアルムガルド王国が誇る宮廷魔道師団の一員だった……
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる