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Part2
Е. б 豊穣祭 - 04
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* * *
今年も、たくさんご馳走をいただきました。
昼間の暑さもまだ消えず、後夜祭が始まる夜になっても、まだ外は温かいものだ。
夕食を終え、一息ついた領民達はリラックスした雰囲気で、全員が領地の大広場の方に戻ってきている。
後夜祭の開会式が始まり、豊穣祭係員の挨拶を終えて、次は今夜のメインイベント!
会場の横から、騎士にエスコートされたセシルが、ゆっくりと中に入ってくる。
静まり返った会場の場でも、期待を込めた眼差しや、期待の混じった溜息が漏らされ、全員がセシルの動きを目で追っていく。
ゆっくりと、ゆっくりと、セシルが会場の中へ進んで行き、壇上の階段を上がっていく。
その動きで長いスカートが、ふわり、ふわりと、揺れていた。
壇上の中央にセシルが上がり、そして、そのどこまでも静かな藍の瞳が、会場中の観客を見渡していく。
ほうぅ……と、嬉しそうな、感嘆めいた溜息が上がっていた。
(……ああ……、今年も、すごく、美しい……!)
壇上を見上げ、セシルを見つめているギルバートだって、感嘆めいた溜息が出そうだった。
セシルが着ているドレスは、去年と違って、深い深紅の目に鮮やかなドレスだった。
だが、今年も、ドレスの形が見慣れないもので、それなのに、セシルにはとても良く似合っていて、所々、見える白い肌とはあまりに対照的な深紅の色が艶やかで、鎖骨や細い首元が目立ち、目が離せないほどの――色香を放っていた。
去年は、月から舞い降りて来た、女神の様な、神秘的な、夜に吸い込まれていくような、そんな雰囲気があった。
今年は、セシルの強い眼差しに負けないほどの深い深紅が強く、その存在感自体が、強く輝いているかのような美しさだった。
それでも、どうあがいても、「女神」以外に見えない。
その強い眼差しも、きらきらと輝いている立ち姿も、目が離せないほどの色香も、立っているだけで目を奪われてしまうほどの存在感も、その全てが神々しく見えてしまうのは――ギルバートの私情だけではないはずだ。
少し深めのⅤネック型のトップは、タイトでセシルの細いウェストを包み込むハイウェストだ。
そして、スカートは、布だけで大きく広がったベル型のスカートで、なにか、花のような模様が立体的に刺繍されていて、華麗なドレスだった。
細く長い腕には、同じ色の手袋が上腕部の半分までも隠し、そして、その腕には、ドレスの裾にも届きそうなほど、長いショールがかけられていた。
耳と胸元には、お揃いのダイヤのピアスとネックレスが。
ほうぅ……と、会場中のどこからも、感嘆めいた溜息が上がる。
ギルバートも、その気持ちはよーく分かった。
ギルバートも、同じ気持ちだったから。
「今年も、無事に豊穣祭を終えることができました。大盛況を迎え、私もとても嬉しく思っています。皆さん、豊穣祭までの準備、そして、今日一日の大仕事を終え、また、無事に終えることができて、ほっと一安心していることでしょう。皆さんの協力があってこそ、今年も、この領地の豊穣祭を祝うことができました」
うわぁっと、歓声が上がり、拍手が沸き起こる。
セシルも薄っすらと微笑みを投げ、
「私が領主に任命されてから、アッと言う間に時間が過ぎて行っているように感じます。今年も、たくさんのことがありました。私にとって、どれも実になるものでした。この領地でも、一歩ずつ、私達は前に進んで行っていると、私は強く感じています」
今年も、色々なイベントから始まったものだ。
アトレシア大王国にも何度も滞在することになった。その間でも、セシルの領地開発は進められ、発展をし続けている。
時は止まらない。
セシルも、止まらない。
「皆さんは、どうですか? 一年はアッと言う間に過ぎ去って行っても、私達は前に進んで行っています。もっとたくさんのことを、始めていけます。もっとたくさんのことを、続けていけます」
セシルが左手を上げ、グッとその拳を握った。
この領地では、やっと、領地自体の収入も落ち着いて来て、余剰が出て来ることもできた。そのおかげで、今まで手に付けられなかった計画や、新たな政策を実行することが可能になってきた。
これからも、もっと、この領地は発展し続けていく。成長していく。
前に進んで、進化していくのだ。
「まだまだ、やらなければならないこともあります。まだまだ、やることもあります。そして、まだまだ、やりたいこともあります。たくさんあり過ぎて、困ってしまう程に」
はははと、その場の全員から笑いが漏れる。
「私は、皆さんと一緒に前に進んで行く為に、止まりません。これからも、この領地を発展させ、そして、繁栄を築いていく為、全力で駆けて行くつもりです。これから、明日の為に、次の年の為に、そして、もっと先の未来の為に、私と一緒に駆けて行きましょう」
「マイレディー!」
「マイレディー……!?」
大歓声が上がり、会場全体で轟くほどの拍手喝采が沸き上がる。
「マイレディー――!!」
「マイレディー!」
大歓声が沸き上がる会場の中で、毅然として立っているセシルが会場全体を眺めて行き、その口元には挑戦的にも見える蠱惑的な微笑が浮かんでいる。
強い意志を表した藍の瞳が全員を見詰め、そして、優し気に細められて行く。
スッと、セシルが手を下ろすと同時に、その場に、一気に静寂が訪れていた。
セシルは両手でドレスの端を摘み、ゆっくりと、とても優雅なお辞儀をする。
「今まで、私と共に生きてくれて、本当にありがとう。皆に、私からの最上の感謝を、ここに。ありがとう」
「……マイレディー!!」
「マイレディー……!?」
さきほどまで興奮していた大観衆が泣き声になり、そこらから、涙を流し感動している領民達から更なる拍手と歓声が上がる。
何度経験しても、本当に圧倒されるほどの場面だった。
周り中の熱狂に圧倒され、セシルに圧倒され、胸が一杯になってしまうほどに。
「……このイベントは後夜祭の恒例行事なのかもしれませんが、それでも……毎回、圧倒されますね」
「ありがとうございます」
「領民の為に感謝を示し、心から頭を下げる領主など……、聞いたことがありません。ご令嬢だからこそ、これだけの支持を受け、領民達から誰よりも愛されているのですね」
それを聞いて、シリルが嬉しそうに瞳を細めていく。
「はい……。そのようにおっしゃってくださって、ありがとうございます」
「事実です。お礼などいらないのですが……」
「ですが、他国のお方が、この領地を見て、姉上を見て、そのように評価してくださることは、私もとても嬉しく思います……」
この領地以外では、今まで、セシルは影の無い存在として、ほぼ自分の存在自体を殺してきた苦汁があったから。
ギルバートは素直な感想を述べてくれたのだろうが、それでも、シリルにとって、その言葉は、なによりも嬉しいものだったのだ。
「すみませんが、少しだけ失礼させていただきます」
「どうぞ」
シリルが立ち上がり、壇上に向かって行く。
セシルの両親への『祝福』が渡され、シリルも膝をついて、セシルから『祝福』を受けていく。
次々に、壇上に向かって、領民達が並び始めていた。
「去年も思いましたが――さすがに、この後夜祭では、言葉もありませんね」
「ああ、そうだな。今年だって、この光景を見て、圧巻されて、言葉も出ない」
「どこに行っても見慣れない光景ですが、この領地では……あまり違和感がないのかもしれません」
それは、クリストフの独り言だったのだろう。
ギルバートもその気持ちはよく分かるだけに、ただ笑っていた。
今年も、たくさんご馳走をいただきました。
昼間の暑さもまだ消えず、後夜祭が始まる夜になっても、まだ外は温かいものだ。
夕食を終え、一息ついた領民達はリラックスした雰囲気で、全員が領地の大広場の方に戻ってきている。
後夜祭の開会式が始まり、豊穣祭係員の挨拶を終えて、次は今夜のメインイベント!
会場の横から、騎士にエスコートされたセシルが、ゆっくりと中に入ってくる。
静まり返った会場の場でも、期待を込めた眼差しや、期待の混じった溜息が漏らされ、全員がセシルの動きを目で追っていく。
ゆっくりと、ゆっくりと、セシルが会場の中へ進んで行き、壇上の階段を上がっていく。
その動きで長いスカートが、ふわり、ふわりと、揺れていた。
壇上の中央にセシルが上がり、そして、そのどこまでも静かな藍の瞳が、会場中の観客を見渡していく。
ほうぅ……と、嬉しそうな、感嘆めいた溜息が上がっていた。
(……ああ……、今年も、すごく、美しい……!)
壇上を見上げ、セシルを見つめているギルバートだって、感嘆めいた溜息が出そうだった。
セシルが着ているドレスは、去年と違って、深い深紅の目に鮮やかなドレスだった。
だが、今年も、ドレスの形が見慣れないもので、それなのに、セシルにはとても良く似合っていて、所々、見える白い肌とはあまりに対照的な深紅の色が艶やかで、鎖骨や細い首元が目立ち、目が離せないほどの――色香を放っていた。
去年は、月から舞い降りて来た、女神の様な、神秘的な、夜に吸い込まれていくような、そんな雰囲気があった。
今年は、セシルの強い眼差しに負けないほどの深い深紅が強く、その存在感自体が、強く輝いているかのような美しさだった。
それでも、どうあがいても、「女神」以外に見えない。
その強い眼差しも、きらきらと輝いている立ち姿も、目が離せないほどの色香も、立っているだけで目を奪われてしまうほどの存在感も、その全てが神々しく見えてしまうのは――ギルバートの私情だけではないはずだ。
少し深めのⅤネック型のトップは、タイトでセシルの細いウェストを包み込むハイウェストだ。
そして、スカートは、布だけで大きく広がったベル型のスカートで、なにか、花のような模様が立体的に刺繍されていて、華麗なドレスだった。
細く長い腕には、同じ色の手袋が上腕部の半分までも隠し、そして、その腕には、ドレスの裾にも届きそうなほど、長いショールがかけられていた。
耳と胸元には、お揃いのダイヤのピアスとネックレスが。
ほうぅ……と、会場中のどこからも、感嘆めいた溜息が上がる。
ギルバートも、その気持ちはよーく分かった。
ギルバートも、同じ気持ちだったから。
「今年も、無事に豊穣祭を終えることができました。大盛況を迎え、私もとても嬉しく思っています。皆さん、豊穣祭までの準備、そして、今日一日の大仕事を終え、また、無事に終えることができて、ほっと一安心していることでしょう。皆さんの協力があってこそ、今年も、この領地の豊穣祭を祝うことができました」
うわぁっと、歓声が上がり、拍手が沸き起こる。
セシルも薄っすらと微笑みを投げ、
「私が領主に任命されてから、アッと言う間に時間が過ぎて行っているように感じます。今年も、たくさんのことがありました。私にとって、どれも実になるものでした。この領地でも、一歩ずつ、私達は前に進んで行っていると、私は強く感じています」
今年も、色々なイベントから始まったものだ。
アトレシア大王国にも何度も滞在することになった。その間でも、セシルの領地開発は進められ、発展をし続けている。
時は止まらない。
セシルも、止まらない。
「皆さんは、どうですか? 一年はアッと言う間に過ぎ去って行っても、私達は前に進んで行っています。もっとたくさんのことを、始めていけます。もっとたくさんのことを、続けていけます」
セシルが左手を上げ、グッとその拳を握った。
この領地では、やっと、領地自体の収入も落ち着いて来て、余剰が出て来ることもできた。そのおかげで、今まで手に付けられなかった計画や、新たな政策を実行することが可能になってきた。
これからも、もっと、この領地は発展し続けていく。成長していく。
前に進んで、進化していくのだ。
「まだまだ、やらなければならないこともあります。まだまだ、やることもあります。そして、まだまだ、やりたいこともあります。たくさんあり過ぎて、困ってしまう程に」
はははと、その場の全員から笑いが漏れる。
「私は、皆さんと一緒に前に進んで行く為に、止まりません。これからも、この領地を発展させ、そして、繁栄を築いていく為、全力で駆けて行くつもりです。これから、明日の為に、次の年の為に、そして、もっと先の未来の為に、私と一緒に駆けて行きましょう」
「マイレディー!」
「マイレディー……!?」
大歓声が上がり、会場全体で轟くほどの拍手喝采が沸き上がる。
「マイレディー――!!」
「マイレディー!」
大歓声が沸き上がる会場の中で、毅然として立っているセシルが会場全体を眺めて行き、その口元には挑戦的にも見える蠱惑的な微笑が浮かんでいる。
強い意志を表した藍の瞳が全員を見詰め、そして、優し気に細められて行く。
スッと、セシルが手を下ろすと同時に、その場に、一気に静寂が訪れていた。
セシルは両手でドレスの端を摘み、ゆっくりと、とても優雅なお辞儀をする。
「今まで、私と共に生きてくれて、本当にありがとう。皆に、私からの最上の感謝を、ここに。ありがとう」
「……マイレディー!!」
「マイレディー……!?」
さきほどまで興奮していた大観衆が泣き声になり、そこらから、涙を流し感動している領民達から更なる拍手と歓声が上がる。
何度経験しても、本当に圧倒されるほどの場面だった。
周り中の熱狂に圧倒され、セシルに圧倒され、胸が一杯になってしまうほどに。
「……このイベントは後夜祭の恒例行事なのかもしれませんが、それでも……毎回、圧倒されますね」
「ありがとうございます」
「領民の為に感謝を示し、心から頭を下げる領主など……、聞いたことがありません。ご令嬢だからこそ、これだけの支持を受け、領民達から誰よりも愛されているのですね」
それを聞いて、シリルが嬉しそうに瞳を細めていく。
「はい……。そのようにおっしゃってくださって、ありがとうございます」
「事実です。お礼などいらないのですが……」
「ですが、他国のお方が、この領地を見て、姉上を見て、そのように評価してくださることは、私もとても嬉しく思います……」
この領地以外では、今まで、セシルは影の無い存在として、ほぼ自分の存在自体を殺してきた苦汁があったから。
ギルバートは素直な感想を述べてくれたのだろうが、それでも、シリルにとって、その言葉は、なによりも嬉しいものだったのだ。
「すみませんが、少しだけ失礼させていただきます」
「どうぞ」
シリルが立ち上がり、壇上に向かって行く。
セシルの両親への『祝福』が渡され、シリルも膝をついて、セシルから『祝福』を受けていく。
次々に、壇上に向かって、領民達が並び始めていた。
「去年も思いましたが――さすがに、この後夜祭では、言葉もありませんね」
「ああ、そうだな。今年だって、この光景を見て、圧巻されて、言葉も出ない」
「どこに行っても見慣れない光景ですが、この領地では……あまり違和感がないのかもしれません」
それは、クリストフの独り言だったのだろう。
ギルバートもその気持ちはよく分かるだけに、ただ笑っていた。
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