「婚約破棄させてくれ」「やったぁ!」

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「婚約破棄させてくれ」「やったぁ!」

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「婚約破棄させてくれ」
「やったぁ!」
「???」
「いえ、なんでもありません……えっと……どうして! どうして!婚約破棄するんですか!?」
「いや、今さら困った顔をされても」
「ばれたかぁ…えへへ」
「えへへじゃない!とにかく婚約破棄させてもらう」
「はい、どうぞ!」
「……」
「どうかしましたか?」
「いや、なんでもない」

こうして私は婚約破棄されたが別に構わなかった。なぜなら婚約書にこのような注意書があるからだ。

「婚約破棄を通告した者は通告された者に対して財産の三分の二付与すること」

これで私は悠々自適な暮らしが確定した。
一方元婚約者様はそんな注意書があるとは知らず、貧しい生活を余儀なくされ、婚約するはずだった別の女性にも逃げられたそうだ。
あわれな元婚約者様。
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