ノーストレスライフ!~魔王を倒した勇者、スライムに屈する!?~

write

文字の大きさ
7 / 21

イベント

しおりを挟む
「お嬢様!お嬢様」

執務室に戻ったはずのジイの声が聞こえ、ラーナは目を覚ました。

「えっ? どうしたの?」

上体を起こすと、ジイの必死そうな顔が見えた。

もしかしてさっきのギルドの賞金上限の嘘がばれたのかと思ったラーナだったが、そうではなかった。

「お嬢様、今、これを伝えとくべきなのか分かりませんが、」

ジイはちらっと壁の時計を見た。

「事前に言いつけられておりましたので、伝えますね。もうすぐイベントが始まるのではないのですか?」

「あっ」

ラーナもその時計を見た。

時計の短針は6、長針は11を指していた。

後5分しかないじゃないの!


ラーナは急いで自分の部屋に戻り、蜃気楼箱を取り出した。

今日は蜃気楼箱内で大きなイベントがあった。

今は参加してる場合じゃないのはわかってはいたラーナであったが、目の前の問題から目を背けたい気持ちのほうが上回った。

まぁ寝るよりかはましだよね

自分に都合の良い理由をつけ、罪悪感を消しながら蜃気楼箱の蓋を開ける。

たちまち霧が現れ、ラーナを包み込む。

ラーナは目をつぶった。

しばらくして目を開けると、辺り一面が草原に広がる空間にいた。まわりには他のプレイヤー達もいる。

やっぱりミッションじゃなく、バトルのほうかぁ。でもそらそうよね。だって賞品はなんだから。

イベントには大きく二つに分かれており、一人でミッションをクリアするタイプと今日のようにプレイヤー通しで競い合うタイプがあった。
このイベントは一応オープン戦だ。だから皆、レベル1でやるのだが、

ラーナだけレベル2以上じゃないとだめだった。
以前まではそんなことはなかったが、あまりにもラーナが勝ちすぎたので運営側が世界大会以外では、ラーナのレベル制限が設けられた。


不満はあるけど、しかたないわね……

ただレベル2でも本気を出せば勝てると思えるイベントもこれまで何個かあった。
だがこれでまた何回も勝ってしまうと運営にまた目をつけられるので、ここぞというときにだけ本気を出した。

その本気を出すのが今日のイベントだった。


ラーナは周りをキョロキョロ見ながらしばらく歩いた。そしてフィールドの中央辺りで大きくジャンブした。



フィールドはほぼ透明な壁で覆われている。天井もそうだ。

ほぼ透明、というのには理由があり、近くまで来ると、壁に黄色の点々模様が見える。その模様でプレイヤーは壁だと認識できる。
その壁はトランポリンのような壁なのでダメージは受けない。


そして地上から30メートル程の高さにあるその透明な壁(天井)付近までラーナは飛んだ。そこからゆっくりと降下しながらフィールド全体を見渡す。

ざっと1000人はいるかしら。すごいわね。

ラーナはフィールド内のプレイヤーの数に少し驚いた


でも当然よね。なんたって商品はなんだから

「て、あれ?」

とここで、地面に向かって降りながらラーナはあることに気がついた。

「私、腰痛めてなかったかしら。本当に三日で治っちゃった!」

ラーナは心の中でガッツポーズをした。

その後もゆっくりと降下していき、地面に着地したタイミングで、

「皆さん、こーんーにーちわー!」

フィールド前方からマイクを通して男性の大きな声が聞こえた。

その声が合図なのか、フィールドの前後左右の透明な壁がいきなりスクリーンとなり、その声を発した仮面の男が映し出された。

「こんにちわ!」

プレイヤー達がその男の声に呼応して大声で叫んだ。

「今日は争奪戦となります。本日の優勝賞品は!」

じゃじゃじゃじゃじゃじゃん!

「龍の鎧です!」

「待ってました!」

「すごいなぁ!」

観衆から声が上がった。


おお!これよこれよ!

スクリーンに大きく映し出されたその鎧を見てラーナもまた興奮していた。

竜の鎧とは500年程前までは存在していたといわれている竜騎士の、鎧である。

伝説によるとその昔、騎士と竜は契約を交わすことがあった。その契約してる間、竜は剥がれ落ちるうろこをその騎士に上げていたという。その鱗で作られた鎧が竜の鎧と呼ばれている。

なぜ竜は鱗を契約した騎士に渡していたのかは諸説あるが、いまだはっきりとは分かってはいない。

そもそもその竜を操る竜騎士の活躍も書物にはほとんど残っておらず謎のままだ。唯一の物的証拠として、この鎧が残っているが、それでも一部研究者の間では竜騎士の存在を否定する者もいた。

いずれにせよそのミステリアスさも含めこの鎧の人気はすさまじかった。

今現在、鎧は世界の中で十数個しかない。500年もたっているので鱗の色味はあせているが、それでもひとたびオークションにかければ、冒険者が一生をかけて稼げる平均賞金の額の100倍以上の値はつく代物だった。

そしてラーナが今スクリーン越しで見ているものは蜃気楼内でしか着られないいわゆる模造品ではあった。だが鎧の色味は当時の状態を再現しており、その分デザインは本物よりかっこよく、ゲットすれば、この世界(蜃気楼箱内の)で唯一の幻の竜騎士になりきれるので、ラーナも含め皆、このイベントをまちに待っていた。

「これが本日の一位の人のみがゲットできます。その他順位に応じて次の賞品がもらえます。まず二位から五位までは……」

司会者は二位以下の景品について説明し始めたが、ラーナは聞き耳を立てることもせずスクリーンに映し出された竜の鎧に見とれていた。



「さぁ皆さん! これらを巡って戦ってもらいます! さて、その種目は、」

さぁ、ここが大事よ、どんな種目かしら。

ラーナはスクリーンをじっとみつめた。


じゃじゃじゃじゃーじゃん!

「スライム倒しでーす!」

「なんですって!」 

ラーナは思わず声をあげてしまった。

それは、今の私にぴったしな競技じゃない!

驚きと喜びのあまりラーナは両手を頭の後頭部にあてた。


「今からスライムが大量放出されます!」


そのアナウンスでラーナは我に返った。

「30分以内に倒した数で競います! さぁさっそくですが、カウントダウンしますよ! 皆準備は良いかぁ?!」
「「「良いよ!」」」

フィールド内の熱気があふれている。

「10!」
「9!」
「8!」
「7!」
「6!」


ラーナは剣を鞘から抜いた。


「5!」
「4!」
「3!」
「2!」
「1!」




「0!!!!!!!!!!」

すると透明な天井が開き、そこから大量のスライムが放出された。

さぁ! 英雄ラーナの剣さばきをとくとみるが良い!


ラーナはすぐさまジャンプし、まるで急な階段を駆けあがるかのように空へと登っていく。

その間、落下していくスライムを剣で次々と蹴散らしていく。

「オラー!スライムども!」


そして天井まで上ると、そこから下を見下ろした。


数秒後、


「今よ!」

ラーナは天井の壁を足で蹴った。

猛スピードで、逆さまの状態のままラーナは落ちていく。


落ちていく。


そしてくるっと回転して上体を戻し、

「さぁ、日頃の恨み!」

持っていた剣を振り上げ、その振り上げた剣をラーナは

「ここで晴らしてくれるわぁ!」


地面に向かって振り落とした。

ダーン


一刀両断。落ちていくスライム数十匹がその剣一振りでスライスされた。


地面に着地したラーナは、今度は地上に落ちたスライムを次々と切りながら駆けていく。

「おい、あいつやべーぞ」
「めっちゃ剣さばきうめー!」
「早くて分からんかったけど、あれ、ナーラじゃない?」




尋常じゃないスピードで草原をかけていくラーナの動きに周りのプレイヤーから感嘆の声が聞こえる。

ふん! 当然じゃないの! 私は英雄ラーナよ

この世界を救った、勇者よ!

竜騎士の鎧は私のものよ!!!






戦いは終わった。ラーナは、一位だった。




「ねぇ聞いて!ジイ 取ったよ! 竜騎士の鎧!」
「それは素晴らしいことでございます!」
「私は世界で唯一の竜騎士なのよ、ジイ」
「すごいことでございます!」

夕食中、ラーナはジイに優勝報告をした。

夜、ラーナは疲れ果てすぐにベットで横になった。

今日はたくさんスライムをやっつけたわ!

だから絶対に今日こそはぐっすり眠れる。

スライムはもういないのよ!
ラーナはそう思ったが

一時間後


ウ―ウーウーウーウーウーウーウーウーウー


「うるさーい!」

ラーナはまた、ベットから起き上がった。


どれだけ蜃気楼箱の中でやっつけたとしても現実世界ではスライムは家のまわりにうようよいるという事実をラーナは認めたくなかった。

翌朝

「おはようございます、お嬢様」

「おはよう、ジイ」

「お嬢様、そのお顔は・・・」

ラーナの目の下にはくまがあった。

「また歌ってたのよ。この合唱、いつまで続くわけ? それに変な夢を見たわ」
「変な夢とは?」
「私がだれかと行き止まりの道を通る夢」
「??」
「まぁそれはどうでも良いのよ。もうどうしたら良いわけ、道場に誰か来なさいよ」
「お嬢様・・・やはり、ギルトに頼む他ありませんよ。冒険者に多額の報酬を払うという理念は素晴らしいですが、このままだと、ラーナ様のお体が持ちません。冒険者が少ないとはいえ、ギルトなら、出稼ぎから戻ってきている人達をすぐに紹介してもらえるはずです」

「だめよ!英雄ラーナのっ……!」

英雄ラーナの名に傷をつけるつもり、と危うくいいそうだったわ。

ラーナはいったん息を飲み込み、そして一拍おいてから、また話し出す。

「とにかくだめよ、道場を開くわよ」
「ですが……」
「ですが?」
「いえ何も……」

「大丈夫よ! 今日の夜はきっと大丈夫!」

ラーナはそう言い放ち、朝食をすぐに済ませ、部屋に戻った。

よし、今日も遊ぶぞ!

ラーナは蜃気楼箱を開けた。

今日は皆に自慢するわ!


プレイヤーコミュニティー広場にきた。
ここでは一緒にクエストする仲間を集めたり、物品交換、後バトルの対戦申し込みができる。

たちまち、ラーナの周りに人々が群がった。

「やっぱかっこいいな! 竜騎士の鎧!」
「良いな、ほしかったなぁ。でもナーラのあの動きを見たらしょうがないよな」

人々から善望の声が聞こえてくる。


えっへん!
この世界で唯一の竜騎士よ! 私は!


夜になり、蜃気楼箱をしまい、夕食にした。

そしてベットによこになった。
今日こそは大丈夫よ!
そう思って、ラーナは目をつぶった。
だがラーナの願いもむなしく、その日の夜もスライムは合唱をしていた。



「はぁどうしてなの?」

朝食を食べながらラーナはため息をついた。

「お嬢様……」
「昨日も誰も来なかったのよね?」
「……はい」

ジイはチラシを増やし、町中に貼ったが、効果がなかった。
「ごちそうさま、どうせ、今日も来ないのよ、きっと」

ラーナは自室に戻り、蜃気楼箱の蓋を開けた。

コミュニティー広場にまた行くと、

プレイヤー仲間のスケが待ち受けていた。

「師匠、おめでとうございます!さすがですね」



スケとは蜃気楼箱を初めて間もない頃に出会った。クエストでは助っ人として誰かを呼ぶことができ、スケを助けると、ラーナを師匠と言い始めた。

師匠、最初に言われた時は気恥ずかしさを感じたラーナであったが、今ではもうなれた。

「ありがとう、スケ」

「そしてさっそく着ているのですね、竜騎士の鎧を。さすが師匠! よくお似合いです!」
「そう?」
スライムの件で落ち込んでいたラーナだったがスケに褒められて、少し気分が晴れた。

「あんな素早く剣を振るなんて、まるでラーナ様ですね」
「あっ、そうねぇ……」

蜃気楼箱では顔マスクという相手に身バレしないためのアイテムがある。ただマスクとは言っても自分以外の人間にはマスクをかぶってるように見えるだけであり、実際にはかぶってるわけではない。これによって、マスクが肌について気になる人も大丈夫だった。

なので、ラーナは身分を隠してプレイができた。名前もラーナではなく、ナーラにした。

あの英雄ラーナだと、ばれたらいろいろとやっかいだからね……
ラーナはスケに顔をそむけた。
「そもそも師匠は重力レベル2ですよね?」
「ええ、そうよ」
ラーナは再びスケに顔を向けた。
「それで一位なんて、本当にすごすぎません!?」
「へへ、そうかな? まぁでも相手がスライムだったのが良かったのかもしれないわ。」
「えっ何でですか?」
「あっいや、なんでもないよ。だけどあんたもすごいじゃないの8位入賞」
「へへへ、そうでもないっすよ」

スケはまんざらでもない表情を浮かべてそう言った。

「スケもこないだからだいぶスキルが上達してるんじゃないの」

そう自分で言った言葉でラーナはおとといのイベントのことを思い出した。

おととい、あのフィールドにはあんなにプレイヤーがいた。皆、私ほどではなかったけど、剣さばきはなかなか良かったわよね……

例え重力レベルが4、つまり現実世界でも相当できるはず。

じゃあ、皆ギルドに登録しているのかしら? この国は無理でも他国では報奨制度が残ってるって、確かギルドの受付の人が言ってたよね。そのスキルを生かせば、破格の報酬金を得られるチャンスだから。

「そういえば、スケ、あなたの国では、勇者の報償制度ってあるの?」
「えっありますけど」
「じゃああなた、ギルトに登録してるよね?」
「何言ってるんですか、師匠。そんなの無理っすよ」
「なんでよ?」
「現実世界だと、やられたらそこでおしまいじゃないですか。ゲームだとリセットできますからね」
「他の人もそうなのかしら?」
「そうでしょう、ここで剣を振っているのはただ単に楽しいからですよ。」
「そうなのね……単に楽しいからか……あっ!」

ラーナは思わず声を出した。

「すけ、ごめん! 今日のクエストはまた今度!」
「えっ! 今日は僕のクエスト助けてくれるんじゃ……」
「ちょっと急用を思い出しちゃって、ボス戦一人で頑張ってね!」
「そんなぁ~」

ラーナは急いで蜃気楼箱から出て、
ジイのいる執務室のドアを叩いた。

「お嬢様どうしたのですか?」
ジイはドアを開けた。
「ジイ、道場じゃないのよ!  やることは同じ。名称を変えるだけよ」
「名称を?」
「スライムパークよ、ここは」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜

みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。 …しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた! 「元気に育ってねぇクロウ」 (…クロウ…ってまさか!?) そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム 「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが 「クロウ•チューリア」だ ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う 運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる "バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う 「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と! その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ 剣ぺろと言う「バグ技」は "剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ この物語は 剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語 (自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!) しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない

追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る

夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!

ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~

とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。 先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。 龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。 魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。 バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……

『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』

チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。 その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。 「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」 そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!? のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

無能と追放された鑑定士の俺、実は未来まで見通す超チートスキル持ちでした。のんびりスローライフのはずが、気づけば伝説の英雄に!?

黒崎隼人
ファンタジー
Sランクパーティの鑑定士アルノは、地味なスキルを理由にリーダーの勇者から追放宣告を受ける。 古代迷宮の深層に置き去りにされ、絶望的な状況――しかし、それは彼にとって新たな人生の始まりだった。 これまでパーティのために抑制していたスキル【万物鑑定】。 その真の力は、あらゆるものの真価、未来、最適解までも見抜く神の眼だった。 隠された脱出路、道端の石に眠る価値、呪われたエルフの少女を救う方法。 彼は、追放をきっかけに手に入れた自由と力で、心優しい仲間たちと共に、誰もが笑って暮らせる理想郷『アルカディア』を創り上げていく。 一方、アルノを失った勇者パーティは、坂道を転がるように凋落していき……。 痛快な逆転成り上がりファンタジーが、ここに開幕する。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

処理中です...