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エンディング
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英雄農場にはもうスライムはいない。
彼女、ラーナは勇敢に戦った。
私は今日久しぶりに彼女の農場だった場所を訪れている。
「ユーリお嬢様」
「あっジイ。久しぶりね。」
「ご無事でなによりでした。」
ジイが私に向かって頭を下げた。
その直後だった。
風が顔の頬の横を通り過ぎていった。
だから風が通っていった方角に顔が自然と向いた。
すると辺り一面の牧草地があった。
その牧場の草原の上に立つ一頭の牛がいた。
その時私は
―良い牛乳つくりなよ!―
牛にそう話しかけた彼女のことを思いだし、ふと笑みがこぼれた。
その笑った頬には、涙が……。
「流れてるわけないでしょ。後別に笑ってなんかいないわよ。後、牛なんてどこにいるのよ。今は牛舎の中でしょ!」
ユーリは彼女、木の陰に隠れていたラーナのほうを見た。
「えぇ! だって良いじゃん。町のために頑張った英雄……な感じで」
「いい加減にしなさい 変なナレーションつけないで。」」
「さっきまで何も突っ込まなかったのに。」
「無視していたのよ。だけど、あんたがずっと続けるから」
「無視してたの? のってくれてるのかと思ったわ」
「……でも本当に良かった、まさか一人で魔物を倒そうと考えるなんて。でも、気持ちはなんとなく分かるわ。」
「師匠の手紙をユーリも見たのね」
「……うん」
「だから私ひとりで倒さないとって思った。でもあの時本当に一人だったら多分」
「うん、ローレンスさんに感謝ね。」
あの後、
道の左右の崖の上に、ローレンスさんの部隊が到着し、そこから、弓矢で助太刀してくれた。それでなんとか、魔物軍を撃退した。
「後、師匠にも」
「え?」
「石壁の道、昔教えてもらったんだ。あそこだったら一対多数でも大丈夫だっていうことを。おかげでたくさんの魔物にうまく対応できたよ。それに行き止まりだから、逃げたい気持ちを押さえられた」
「そっか、師匠が」
ラーナはゆっくりうなづいた。
「私、最近変な夢を見たの。でも変な夢じゃなかった。その夢は私にそのことを教えてくれた思い出だった。」
「そう」
「後それともう一人」
「もう一人?」
「ユーリ、私を目覚めさせてくれてありがとう。特訓してくれてありがとう。」
それを言われ、ユーリは笑みを浮かべた。
「なんか昔のラーナに戻った気がする」
「本当!?」
「嘘かな」
「うそかーい」
二人は笑いあった。
「助けてもらったから、英雄じゃないかな?」
「そんなことはないわ。皆あなたに感謝してたわよ。英雄ラーナ様っていってたでしょ」
「そうだったね……じゃあこれからも私は英雄?」
「調子乗っちゃだめよ」
「分かってるよー」
「それと師匠の話だけど、スライムはもういないから、魔物が襲ってくることはないって。安心して今まで通り、暮らせるって」
「そっか! 良かった。」
ラーナはガッツポーズをとった。
「そういえば今日オープンじゃないの」
「ええそうよ。名付けて英雄パークよ!」
スライムが出なくなった後
土地の一部を子供達の遊び場として開放することにした。
「ラーナ様、遊ぼう!」
「鬼ごっこしよう!」
いつのまにか子供達がラーナの元にやってきて、ラーナの手を引っ張った。
「いいよ!じゃぁまずは私が鬼よ。ユーリも参加ね。」
「え? 私も、めんどくさいわねぇ」
「後、ジイも」
「えっ、わたくしもですか?!」
「10、数えるよ。」
ラーナは目をつぶった。
1,2、3、4……
「ええ、もう?!」
「早く逃げないと!」
「十秒しかないの?」
子供達がはしゃぐ声が耳に入る。
5、6,7,8……
「私は魔法で透明になろうかしら」
「だめですよ、ユーリ様。それでは鬼ごっこになりません」
「冗談よ、ジイ」
ユーリとジイの声も聞こえる。
ふふ、なんだか蜃気楼箱より、
9、10!
こっちのほうが楽しいかも
「さぁ、皆!」
ラーナは目を開けた。目の前に広がる広大な農場には人がたくさんいた。
「英雄ラーナの走りをとくと見るが良い!」
彼女、ラーナは勇敢に戦った。
私は今日久しぶりに彼女の農場だった場所を訪れている。
「ユーリお嬢様」
「あっジイ。久しぶりね。」
「ご無事でなによりでした。」
ジイが私に向かって頭を下げた。
その直後だった。
風が顔の頬の横を通り過ぎていった。
だから風が通っていった方角に顔が自然と向いた。
すると辺り一面の牧草地があった。
その牧場の草原の上に立つ一頭の牛がいた。
その時私は
―良い牛乳つくりなよ!―
牛にそう話しかけた彼女のことを思いだし、ふと笑みがこぼれた。
その笑った頬には、涙が……。
「流れてるわけないでしょ。後別に笑ってなんかいないわよ。後、牛なんてどこにいるのよ。今は牛舎の中でしょ!」
ユーリは彼女、木の陰に隠れていたラーナのほうを見た。
「えぇ! だって良いじゃん。町のために頑張った英雄……な感じで」
「いい加減にしなさい 変なナレーションつけないで。」」
「さっきまで何も突っ込まなかったのに。」
「無視していたのよ。だけど、あんたがずっと続けるから」
「無視してたの? のってくれてるのかと思ったわ」
「……でも本当に良かった、まさか一人で魔物を倒そうと考えるなんて。でも、気持ちはなんとなく分かるわ。」
「師匠の手紙をユーリも見たのね」
「……うん」
「だから私ひとりで倒さないとって思った。でもあの時本当に一人だったら多分」
「うん、ローレンスさんに感謝ね。」
あの後、
道の左右の崖の上に、ローレンスさんの部隊が到着し、そこから、弓矢で助太刀してくれた。それでなんとか、魔物軍を撃退した。
「後、師匠にも」
「え?」
「石壁の道、昔教えてもらったんだ。あそこだったら一対多数でも大丈夫だっていうことを。おかげでたくさんの魔物にうまく対応できたよ。それに行き止まりだから、逃げたい気持ちを押さえられた」
「そっか、師匠が」
ラーナはゆっくりうなづいた。
「私、最近変な夢を見たの。でも変な夢じゃなかった。その夢は私にそのことを教えてくれた思い出だった。」
「そう」
「後それともう一人」
「もう一人?」
「ユーリ、私を目覚めさせてくれてありがとう。特訓してくれてありがとう。」
それを言われ、ユーリは笑みを浮かべた。
「なんか昔のラーナに戻った気がする」
「本当!?」
「嘘かな」
「うそかーい」
二人は笑いあった。
「助けてもらったから、英雄じゃないかな?」
「そんなことはないわ。皆あなたに感謝してたわよ。英雄ラーナ様っていってたでしょ」
「そうだったね……じゃあこれからも私は英雄?」
「調子乗っちゃだめよ」
「分かってるよー」
「それと師匠の話だけど、スライムはもういないから、魔物が襲ってくることはないって。安心して今まで通り、暮らせるって」
「そっか! 良かった。」
ラーナはガッツポーズをとった。
「そういえば今日オープンじゃないの」
「ええそうよ。名付けて英雄パークよ!」
スライムが出なくなった後
土地の一部を子供達の遊び場として開放することにした。
「ラーナ様、遊ぼう!」
「鬼ごっこしよう!」
いつのまにか子供達がラーナの元にやってきて、ラーナの手を引っ張った。
「いいよ!じゃぁまずは私が鬼よ。ユーリも参加ね。」
「え? 私も、めんどくさいわねぇ」
「後、ジイも」
「えっ、わたくしもですか?!」
「10、数えるよ。」
ラーナは目をつぶった。
1,2、3、4……
「ええ、もう?!」
「早く逃げないと!」
「十秒しかないの?」
子供達がはしゃぐ声が耳に入る。
5、6,7,8……
「私は魔法で透明になろうかしら」
「だめですよ、ユーリ様。それでは鬼ごっこになりません」
「冗談よ、ジイ」
ユーリとジイの声も聞こえる。
ふふ、なんだか蜃気楼箱より、
9、10!
こっちのほうが楽しいかも
「さぁ、皆!」
ラーナは目を開けた。目の前に広がる広大な農場には人がたくさんいた。
「英雄ラーナの走りをとくと見るが良い!」
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