俺に7人の伴侶が出来るまで

太郎月

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学園編 2年目

学年末パーティー1

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2学年最後の日、ハンスは去年と同色のキャラメルスーツに身を包んだ。刺繍と小物は大人っぽく黒に近いダークブラウンで纏め、いつもはふわふわしてる髪を整髪料で斜め分けに整えた。

使用人を使わないハンスは早めに着替え終わり、会場入り前の控室に一番乗りになる。座ると皺になるので窓辺に寄り掛かる程度にし、ぼんやりと外を眺めていた。

「あれ、ハンス。早いな」

入り口を振り返るとテオドールが立っていた。すらりとした身を黒い剣士服で包んでいる。去年と同じだが、去年よりも濃い赤の差し色と装飾。黒いペリースにも赤いラインが入っている。

「着替えは得意っすから。テオも早くねぇっすか?剣士服もなかなか時間掛かりそうっすけど」

「着替えに得意不得意あんの?俺は着替えに入ったのが早かったから」

「楽しみにしてたっすもんね。ジンレッドの剣士服」

揶揄う口調にテオドールは顔を真っ赤にした。

「ジンレッドって言うなよ!ちょっと赤色を濃いめにしただけだろ」

「ジンに確認してたじゃねぇっすか、赤色の濃さ、目の色に近付けて良いかって」

「へっ…えっ!?き、聞こえてたのかよ!」

今年も例外なく開催された商業ギルドの卒業前の行商。去年と違い、ハンスはテオドールとイルラも誘い、ジンを含めた4人で行った。その時、赤色の布を持ってテオドールがジンへと尋ねていたのを聞いていた。

「耳が良いんす」

ニヤリと笑うハンスにテオドールは戦慄くが、すぐに諦めて脱力した。どう足掻いたってハンスに口では勝てない。

「……あんま良くねぇ事ってのは分かってんだ」

「えっ!?何が??」

しおらしくなってしまったテオドールにハンスは焦る。戯れ合いのつもりだったので、本当に傷付けてしまったのならば本意ではない。思わず身を起こす。
ハンスの横で、テオドールが窓辺に寄り掛かった。

「…好きだからって、相手の色を身に付けるの。ほんとは恋人や夫婦がする事だから」

「いや、でもジンもオッケー出したんだから気にする事ねぇっすよ。それにジンの目、普段は茶色にも見える赤茶系だから、その赤がジンの色って誰も気付かないって。テオのカラーリングだって思うっすよ」

黒目に赤髪のテオドールだから、黒も赤も自己を象徴しているのと変わらない。ハンスは慰めのつもりで言ったのだが、テオドールはますますしょげてしまった。

「………それはそれで、意味ねぇつか」

「良いじゃねぇっすか、堂々と好きな奴の色身に付けられて。俺なんかが赤やら黒やら付けたら、すぐ勘繰られちゃうっすよ。だからほら、せめてもの抵抗」

ハンスはネクタイを引っ張り出してテオドールへと見せた。シンプルなネクタイピンに、小粒のルビーが付いている。

「俺もジンにお願いして、赤い宝石を付けさせて貰ったんす」

「それ良い、ジンの目にすげぇ近い」

「結構良い値段したっすもん!安っぽい赤だとなんか違うし、赤味が濃くて少し黒っぽく見えるの探してたら高くついたんすよね…」

「いくら?」

ハンスは口元に手を当てがった。内緒話のような仕草にテオドールは耳を向ける。ごにょごにょと言ってる時、着替え終わったクラスメイト数名が入って来る。

「……はっ!!?たッッッかッッッ!」

テオドールの叫びに全員が驚き、窓辺の2人を見る。テオドールは口を押さえ、ハンスはカラカラと笑っていた。

「お前ホント金持ちなんだな…うちより余裕ありそう」

クラスメイト達の視線が離れた頃、テオドールが姿勢を正しながら呟いた。

「まあ、そうかもしんねぇっすね。逆に金しかない一家っすよ。由緒も権力もないんで」

「…そんなん、あっても良い事ねぇよ」

「テオって、家のことあんまりよく思ってないっすよね?」

「前はンな事なかったんだけどな。…じいちゃんが死んでから、親父も兄貴達も偉そうにしてさ、面倒なんだよ色々と。相変わらず外面だけ良くて……って、やめようぜこんな話。それよりイルラは?」

「イルラは今年もアレ」

「ああ、祝人いわいびとか」

「そう、オンザウェルが居なくなって学園にいる公爵家はイルラだけになったし、相変わらず成績優秀な優等生なんで、そりゃ選ばれるっすよね」

「出来が違い過ぎるよなアイツ…よく俺らと話してくれるなって思う」

身分も違うし出来も違う。テオドールもハンスも成績は良い方だが、常に首位争いに名前を並べるイルラには勝てる気がしない。それなのに対等な友人として扱ってくれているのが分かる。

「そこはやっぱジンのおかげじゃねぇっすか。同室だし、あんなだし」

「……不思議だよなあ」

「うん?何がっすか?」

「前、ギルと話してて気付いたんだけど、やっぱ変なんだよな。お前らの関係って。何だかんだ、皆ジンに惹かれてて、しかも…結構深い仲な訳じゃん」

「…………え、何が言いたいんすか?」

ハンスは声を落としつつ、認識阻害の魔術を展開した。聞かれるとあらぬ(でもないだろうが)噂の種になりそうだ。

「取り合おうとかしねぇじゃん。普通なら少しは空気悪くなりそうなもんなのに」

「……それは…テオこそどうなんすか、俺らの事、嫌にならねぇの?」

明確に、誰よりも、ジンに惚れ込んでるのが分かるテオドール。婚約者が居るからと、ジンは一定の線を踏み越えないらしい。ハンスはテオドールを見ていると無性に切なくなる時がある。言わないでいるが。
テオドールは笑った。吊り目が細くなり、柔らかくなった表情には胸を打つものがある。

「ならねぇよ。俺、お前らの事も好きだもん」

「……」

「そりゃ、ちょっとは羨ましいなって思う時はあるけど、ジンが俺とそういう事してくれないのは、俺側の問題だし。なのに嫉妬してハンス達を嫌うのは違うじゃん?お前らも、俺のこと邪魔に思ったりしないでくれるし」

「俺は偶に嫉妬してるっすよ、誰彼構わず」

「えっ!!?」

ハンスはしれっとした顔のまま、当然の如く話した。あまりにも顔色がいつもと変わらないので、テオドールは困惑する。ハンスは首を傾げた。

「イルラも嫉妬なんかしないって言ってたんすけど、何でそんな聖人なんすか?」

「……え?マジで言ってんのか?お前が1番仲良いのに?嫉妬してんの?」

「うん。偶に。1番って全然そんな事ないっすよ。イルラとの方が仲良いし、テオにめちゃくちゃ甘いだろ。ギルバートの事もなんだかんだ面倒見てるし、シヴァ先輩には言いなりだし、ロキ先生には甘えてるし。俺が1番、普通って感じ」

「……い、いやいや、お前が1番仲良いようにしか見えないって。入学した時からずっとベッタリじゃん!」

「だから偶にっすよ?た・ま・に」

ハンスは悪戯っぽく笑った。その笑顔のせいで真偽が分からなくなる。段々ハンスがジンに似てきている。増えて来たクラスメイト達へと視線を投げ、寄り掛かっていた窓から離れた。

「それよりギルバートと何の話してたのか気になるんすけど」

「俺はロキ先生の名前が出た事が気になんだけど」

テオドールの発言とほぼ同時に扉からロキが入って来た。2人は顔を見合わせて笑い、ハンスは認識阻害の魔術を解いた。



入場だ。



在校生達が全員入場し終えると、進行役の教員が拡声魔術でパーティー中の注意事項などの説明をし、ついに始まった。

卒業生達は2階の横扉から入場し、1・2学年の集まる1階に向かって一礼を見せた後、来賓と教師のいる3階に上がり、今年も参加している国王と後ろに立つ学園長に再び一礼する。その後、2階へ戻る際に祝人である下級生がそれぞれの科の先輩へ花束を贈る。花は1輪だけ装飾品として体の何処かに着け、残りは使用人が受け取り後ほど部屋に送られる。

祝人の並びに一際目立つ、美しい大きな刺繍の入った大盤の肩掛布に同色の暗赤色のターバンを頭に巻いているイルラがいる。珍しい衣装と肌の色、堂々とした佇まいから溢れる気品とオーラに、小柄にも関わらず人々の目を多く引き付けた。

入場の順番は毎年ランダムで、今年は貴族科が最初だった。

最初の1人は第二王子のユリウスだ。真っ白なスーツに真紅のマントを羽織り、鮮やかな金の刺繍と白い襟巻きと言う衣装は王族の気品を醸し出しているのだが、どこか気怠げな空気はいつもと変わらない。

拍手喝采の中で緩やかで浅めの礼を見せ、階段を上り、国王の前で頭を下げる。軽薄にも見える彼の態度に国王の顔に苦笑いが浮かんだ。返すように微笑むユリウスに反省の色はなく、国王は諦めたように首を小さく左右に振った。王宮からの使者達はそんなユリウスの様子を渋い顔で見ていたが、気にする素振りもなく踵を返し、並ぶ祝人達の前へと進む。ユリウスへ花束を渡す役はイルラだった。手渡す際、ユリウスはイルラの手ごと掴んだ。びっくりして目を丸くするが大きくは動揺を見せないイルラ。
品定めするような目線を向けていたユリウスだったが、ゆっくりと微笑む。

「…僕ももう1年、後に入学すれば良かったな」

「……?」

「花束をありがとうイルラ公子。残りの1年、楽しんで」

「…はい、有意義な時間を過ごしたいと思います。お言葉ありがとうございます。殿下にとっても、これからの時間がより良いものであられますよう、お祈り申し上げます。改めて、ご卒業おめでとうございます」

イルラは公爵家跡取りらしい顔をして祝辞を送った。ユリウスは笑みを深めて手を離す。ふと、横目にロキが窘めるような目線を送っている事に気付いて、更に愉快に思うが何でもない顔を作って2階へと戻った。

その後、次々と呼ばれる名に拍手の音は鳴り止まない。

貴族科が終えれば、次は騎士科の卒業生が入場して来る。最も人数が多いのでいつも少し巻き気味となり、行進のような動きに見えなくもない。

そして最後、神学科の入場となった。

全員が白いカソックにそれぞれの宝光を纏う十字架を胸に下げている。エスコート役の兄弟フラーテル達も同じ格好だった。

最後に『シヴァ』と会場に響いた。一際大きな拍手が鳴り響く。第二王子の時と殆ど変わらない大きさだ。

ピクリと掌に乗せられた細い指が跳ねた。
緊張しているフラーテルに微笑み、そっと耳打つ。

「大丈夫、今日も最高に綺麗だよ」

こくこくと頷く金髪に目を細め、「行きましょう」と踏み出された足に付いて行く。薄暗かった廊下と違い、会場は光で眩い。目を細めたシヴァの耳に、騒めきが押し寄せる。

真っ白なカソックに、首席である事を示す金刺繍の入ったストラと共に、青い宝光を纏う白い十字架を胸に下げ、颯爽と歩くシヴァは光を放つかに美しく微笑んだ。その片手を担うのはフラーテルのジンだ。
黒糸の刺繍が随所に散りばめられた赤紫のスーツにウエストコート、黒シャツに黒ネクタイ。胸には赤い宝光を纏う黒い十字架を下げていた。

2人は中央に立ち、下級生達へ優雅に礼を見せる。一歩引いた場所に立つジンへ、一度は離した手を差し出して再びエスコートされて3階へと向かう。

パーティーの数日前、ジンの服装について神学科で話し合いがなされた。貴族ではあるが兄弟フラーテルとして神学科の道を歩くなら、せめて黒いカソックを着て欲しいと。
しかしシヴァがこれでもかと抵抗したので、ジンは仕立てたスーツでの参加を許可されたのだ。シヴァはその時はまだスーツを見てなかったのだが。

スーツを見たシヴァは誰よりも興奮していた。

「やっぱり此方で正解ですね!貴方らしくて素敵です!」と。

以前の彼ならばカソックを着ることを勧めて来ただろう。そんなシヴァがあまりにも可愛らしくはしゃぐので、入場ギリギリまでキスしてしまった。

苦言を呈していた神官教員達も2人の姿を見て、呆気に取られている。シヴァは自分の意見が正しかっただろうと胸を張り、ふふんと鼻を鳴らして国王の前へと立った。ジンはその横顔を見て小さく笑った。

2人で最敬の礼を見せ、シヴァは神学科の祝人から花束を受け取り、ジンはその間イルラを眺めた。目が合ったのでウインクしたが、ジッと見詰め返されるだけで照れる。イルラはやはり猫のようだ。

入場時から刺さるように感じる視線のひとつに、来賓の席に立つディル・アルヴィアンも居た。勘の良いロキやイルラにバレたくないので、ジンは敢えて視線さえ向けずに居たが、視界の端に映る義父は何処か茫然としているように見えた。心境など分からない。ただ、良くはないのだろう。色々と。

ジンは考えない事にした。今日は年に一度の、しかもシヴァの大事な門出であり、皆で過ごす最後のパーティーになるのだから。

花束を誇らしげに抱えたシヴァと共に2階へと戻り、給仕係からグラスを貰う。神学科が飲むのは聖水だと言う。全員の手にグラスが回った事を確認すると、国王にもグラスが渡された。
ゆっくりと椅子から立ち上がり、階段の手前に立った。階下を見下ろす目は強く威厳があり、同時に優しい親のようでもある。

「3年」

国王が喋り出す。

「人生に於いて、この3年はあまりにも短い。そして2度と手に入る事のない時間だ。楽しかっただろうか?辛かっただろうか?今日ここを去る君達にとってどの様な時間だったろうか。それを見送る君達にとってはーー」

低音は拡声魔術で降り注ぐように響いた。ずしりと重みを感じる声は、国王の人柄と踏み締めてきた歴史が垣間見えるようだ。

「ーー君達は大人の仲間入りだ。明日からは成人として扱われる。決して楽しい事ばかりではないだろう。だが今日はまだ、子供と大人の境である。大いに楽しみなさい。今日この日に立ち会えた事を嬉しく思う。どのような未来へ向かおうとも、皆に幸あらん事を。

祝おう、この巣立ちの時を」

掲げられたグラス、誰ともなく乾杯の音が上がった。それぞれ天に向けたグラスを口に付ける。一気に飲み干す者、ゆっくり飲む者と様々だが、一様に言えるのは、グラスが口を離れた瞬間から本格的なパーティーが始まると言う事だ。

賑わい出した会場内で、ハンスはテオドールと食事を楽しんでいる。

「……ジン、かっこよかったな」

「そりゃあ俺らが選んであげたんすから、かっこいいに決まってるんすよ!」

相変わらず恋は盲目的にポーッとしてるテオドールに対し、ハンスはまるで自分の手柄のような口調で言った。フォークでサイコロ型に切り分けられた肉を刺す。テオドールは葡萄の果実水を飲みながら横目にハンスを眺めた。ジンが横に居ない時、ハンスに声を掛ける人間は引っ切りなしになる。

クラスメイトや身分を問わず、何処で仲良くなったんだと思う人数に声を掛けられている。
その誰にも分け隔てなく、フランク且つ失礼のないギリギリで会話を熟すハンスは、自分よりもずっと大人に見えた。

「テオ」

そんな事を考えていたテオドールにも、友人達が集まって来る。他愛もない話をしながら、2人とも視線は時々階段へと向いてしまう。

ジンは降りて来るだろうか。
少しは一緒に過ごせるだろうか。

『降りるよ、お前らともパーティー楽しみたいし』

と言っていたが、兄弟フラーテルが兄の傍を簡単に離れられるとは思えない。そもそもパーティー中に用もなく階層をうろうろする人など居ないので、気安く移動は出来ないだろう。

数分後、階段に人影が現れた。思わず顔を向けるが、祝人達が降りて来ているだけだった。ガッカリしている所にイルラが悠然と歩いて来る。去年と同じく周りを囲まれているが、去年と違って余裕のある対応としている。

「ではオレは友と過ごすので」

するりと人の輪を抜けて、ハンスとテオドールの元に歩み寄って来る。ハンスが給仕の盆から攫ったグラスをイルラへと差し出す。礼を言って受け取り、イルラはグラスを呷った。

「おー、良い飲みっぷりっすね」

「………緊張した」

グラスを空にしたイルラが呟いた。通り掛かりの給仕係の盆へと空グラスを返す。テオドールがくるくるとグラスを回しながら頷いた。

「第二王子殿下への花束贈呈役だもんな、そりゃ緊張もするよ」

「かなり余裕ある感じに見えてたっすけどね。お疲れ様っすイルラ」

「そう、そう見えていたなら良い」

2人の言葉に小さく頷いて微笑む。緊張が解けて腹が空き、「オレも食う」と2人の間に入って料理を取る。暫くは談笑を続けていたが、ついにジンが降りて来る事はないまま音楽が変わった。

有名なダンス曲だ。

至る所でダンスを誘う声が聞こえ始めた。女性陣は声が掛からないかとソワソワし出し、男性陣は声を掛けようかソワソワしている。何組かが中央の空いたフロアに飛び出し、手と手をとって踊り出す。ゆったりとしたダンスだ。

「イルラってダンス選択してたっすよね?行かないんすか?」

「…万が一に備えて学んだだけだ。誘うつもりはない」

「そうなんすか?折角踊れるなら踊った方が良くないっすか?因みにどんなダンスが好きなんすか?」

「……スローペースのダンスだ。この曲とか」

「じゃあ俺と踊ってくれませんか、イルラ公子」

「うわっ!」
「…っ!?」
「えっ!!」

突然降って湧いた声に3人は同時に驚いて振り返り、声の主を見上げた。ジンだ。首にカカココを乗せ、足元にはフィルが居る。イルラは何となくカカココの顔の前にドラゴがいる気配を察した。
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