10 / 12
2日目
しおりを挟む
明るい光、鳥の鳴き声でエミリアは目が覚めた。
ベットから起き上がるとコハク達は既に起きていてお座りしてエミリアが起きるのを待っていた。
2匹におはようと声をかけるとそれに答えるようにコハクは鳴いた。
オウムも「オハヨ」と答える。
ベットから起き上がって、顔を洗ってサッパリとするエミリア。
「さて、今日もこれからの事を色々と考えなきゃ行けないけどその前にあなたの名前を考えなきゃね。」
そう言って見た先にはコハクの頭の上にいるオウム。
「名前が無いと不便だもの。あなたがいなければこのログハウスに辿り着けなかったと思うの、だからそのお礼も込めて贈らせて頂戴。」
エミリアは少し考えた素振りを見せる。
「決めたわ!あなたの名前はソラにしましょう!その翼で空を自由に飛べるように。それにあなたの体も綺麗な空色だもの。」
オウムのソラの頭をソッと撫でるとソラは分かっているのかいないのか黙って首を傾げた。
「まぁ、呼ぶのは私だけなんだけれどね。」
そう言ってクスッと笑う。
「さて、今日は何をしようかしら。」
呟くエミリアのお腹がぐーっと音が鳴る。
1人とは言えコハクとソラがいるからか恥ずかしげにお腹を抑える。
「ひとまずなにか食べられるものを探さなきゃいけないわ。数日は凌げてもこのままでは飢え死にしてしまうだろうし。」
そう呟くとおもむろにキッチンへ向かいコンロの下にある棚からやかんを探して取ると、軽く洗ってから水を入れてコンロの火をつける。
湯が沸くのを待つ間に食器棚に入っている皿やコップなどを洗う。
そうしている間に湯が沸いたので火を止めてカップに注ぎゆっくりと飲む。
飲み物で空腹を誤魔化そうと思ったのだ。
「何か果物でも見つかれば良いんだけど。腹が減っては戦はできぬって言うくらいだし、この森で暮らす上ではいつかはぶつかる壁だったのよね。」
お金を一円も持っていないことの大きさを早速感じた。
ついため息をつく。
そんな彼女を追ってキッチンまで来たコハクとソラはため息をつくエミリアを心配そうに見つめる。
2匹の頭をそっと撫でて「さて、食料を探しに出掛けましょうか。」と言うとカップをサッと洗う。
洗うと家に残されていたローブを羽織り外へ出た。
勿論その後にはコハクとソラの姿もある。
出てすぐにどちらに進もうかと迷うエミリアへ右へ進もうとでも言いたげに、服の裾をクイっと引っ張って来るコハク。
それに気づき右へ足を向けると先導するようにエミリアより数歩進み、チラッとこちらを見ている。
エミリアが歩き出すのを確認するとコハクも足を進めた。
ベットから起き上がるとコハク達は既に起きていてお座りしてエミリアが起きるのを待っていた。
2匹におはようと声をかけるとそれに答えるようにコハクは鳴いた。
オウムも「オハヨ」と答える。
ベットから起き上がって、顔を洗ってサッパリとするエミリア。
「さて、今日もこれからの事を色々と考えなきゃ行けないけどその前にあなたの名前を考えなきゃね。」
そう言って見た先にはコハクの頭の上にいるオウム。
「名前が無いと不便だもの。あなたがいなければこのログハウスに辿り着けなかったと思うの、だからそのお礼も込めて贈らせて頂戴。」
エミリアは少し考えた素振りを見せる。
「決めたわ!あなたの名前はソラにしましょう!その翼で空を自由に飛べるように。それにあなたの体も綺麗な空色だもの。」
オウムのソラの頭をソッと撫でるとソラは分かっているのかいないのか黙って首を傾げた。
「まぁ、呼ぶのは私だけなんだけれどね。」
そう言ってクスッと笑う。
「さて、今日は何をしようかしら。」
呟くエミリアのお腹がぐーっと音が鳴る。
1人とは言えコハクとソラがいるからか恥ずかしげにお腹を抑える。
「ひとまずなにか食べられるものを探さなきゃいけないわ。数日は凌げてもこのままでは飢え死にしてしまうだろうし。」
そう呟くとおもむろにキッチンへ向かいコンロの下にある棚からやかんを探して取ると、軽く洗ってから水を入れてコンロの火をつける。
湯が沸くのを待つ間に食器棚に入っている皿やコップなどを洗う。
そうしている間に湯が沸いたので火を止めてカップに注ぎゆっくりと飲む。
飲み物で空腹を誤魔化そうと思ったのだ。
「何か果物でも見つかれば良いんだけど。腹が減っては戦はできぬって言うくらいだし、この森で暮らす上ではいつかはぶつかる壁だったのよね。」
お金を一円も持っていないことの大きさを早速感じた。
ついため息をつく。
そんな彼女を追ってキッチンまで来たコハクとソラはため息をつくエミリアを心配そうに見つめる。
2匹の頭をそっと撫でて「さて、食料を探しに出掛けましょうか。」と言うとカップをサッと洗う。
洗うと家に残されていたローブを羽織り外へ出た。
勿論その後にはコハクとソラの姿もある。
出てすぐにどちらに進もうかと迷うエミリアへ右へ進もうとでも言いたげに、服の裾をクイっと引っ張って来るコハク。
それに気づき右へ足を向けると先導するようにエミリアより数歩進み、チラッとこちらを見ている。
エミリアが歩き出すのを確認するとコハクも足を進めた。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
〖完結〗旦那様には出て行っていただきます。どうか平民の愛人とお幸せに·····
藍川みいな
恋愛
「セリアさん、単刀直入に言いますね。ルーカス様と別れてください。」
……これは一体、どういう事でしょう?
いきなり現れたルーカスの愛人に、別れて欲しいと言われたセリア。
ルーカスはセリアと結婚し、スペクター侯爵家に婿入りしたが、セリアとの結婚前から愛人がいて、その愛人と侯爵家を乗っ取るつもりだと愛人は話した……
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全6話で完結になります。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
あの日々に戻りたくない!自称聖女の義妹に夫と娘を奪われた妃は、死に戻り聖女の力で復讐を果たす
青の雀
恋愛
公爵令嬢スカーレット・ロッテンマイヤーには、前世の記憶がある。
幼いときに政略で結ばれたジェミニ王国の第1王子ロベルトと20歳の時に結婚した。
スカーレットには、7歳年下の義妹リリアーヌがいるが、なぜかリリアーヌは、ロッテンマイヤー家に来た時から聖女様を名乗っている。
ロッテンマイヤーは、代々異能を輩出している家柄で、元は王族
物語は、前世、夫に殺されたところから始まる。
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
義母と義妹に虐げられていましたが、陰からじっくり復讐させていただきます〜おしとやか令嬢の裏の顔〜
有賀冬馬
ファンタジー
貴族の令嬢リディアは、父の再婚によりやってきた継母と義妹から、日々いじめと侮蔑を受けていた。
「あら、またそのみすぼらしいドレス? まるで使用人ね」
本当の母は早くに亡くなり、父も病死。残されたのは、冷たい屋敷と陰湿な支配。
けれど、リディアは泣き寝入りする女じゃなかった――。
おしとやかで無力な令嬢を演じながら、彼女はじわじわと仕返しを始める。
貴族社会の裏の裏。人の噂。人間関係。
「ふふ、気づいた時には遅いのよ」
優しげな仮面の下に、冷たい微笑みを宿すリディアの復讐劇が今、始まる。
ざまぁ×恋愛×ファンタジーの三拍子で贈る、スカッと復讐劇!
勧善懲悪が好きな方、読後感すっきりしたい方にオススメです!
私を裁いたその口で、今さら赦しを乞うのですか?
榛乃
恋愛
「貴様には、王都からの追放を命ずる」
“偽物の聖女”と断じられ、神の声を騙った“魔女”として断罪されたリディア。
地位も居場所も、婚約者さえも奪われ、更には信じていた神にすら見放された彼女に、人々は罵声と憎悪を浴びせる。
終わりのない逃避の果て、彼女は廃墟同然と化した礼拝堂へ辿り着く。
そこにいたのは、嘗て病から自分を救ってくれた、主神・ルシエルだった。
けれど再会した彼は、リディアを冷たく突き放す。
「“本物の聖女”なら、神に無条件で溺愛されるとでも思っていたのか」
全てを失った聖女と、過去に傷を抱えた神。
すれ違い、衝突しながらも、やがて少しずつ心を通わせていく――
これは、哀しみの果てに辿り着いたふたりが、やさしい愛に救われるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる