5 / 18
05
しおりを挟む
ドーム球場には多くのファンが詰めかけていた。ジュラシックスのチームカラーの緑色に客席が染まっている。
六月なのでセ・パ交流戦の真っ只中である。本日の相手はパ・リーグ二位の埼玉ライジングサンズ。長打を得意とするバッターが多い、攻撃力に優れたチームだ。
陽翔は、玲司とともに内野席に座った。
本日の玲司は白いシャツにブルージーンズというカジュアルな格好である。
イケメンにもいろいろなタイプがいるが、玲司は知的で落ち着いている。エスプレッソマシーンのCMに出演したら、商品が大ヒットするのではなかろうか。
玲司の目に自分はどう映っているのだろう。
陽翔のルックスには特筆すべき点が何もない。街を歩いていてよく道を聞かれるが、それは隙のある雰囲気を漂わせているからだろう。
「陽翔くん、どうしたの? ジュラシックスはきっと勝つよ。そんな不安そうな顔しないで」
「すいません。俺、玲司さんと一緒にドームに来られて嬉しいのに……」
「予想スコアは八対ゼロ。強気すぎるかな?」
「今年のジュラシックス打線ならいけると思いますよ」
試合開始前に、マスコットによるパフォーマンスが披露された。恐竜をモチーフにしたマスコットがぴょんぴょんと飛び回る。
「すごいね。よくあんなにジャンプできるなあ」
「体のバネが素晴らしいですね」
やがて始球式が終わり、プレイボールとなった。
ホームのジュラシックスはエースが打たれ、一回の表に三失点という厳しい立ち上がりになった。レフト側の外野席に集った埼玉ライジングサンズの応援団が歓喜の歌を奏でている。
「うーん。辛い展開だな……」
「まだ始まったばかりですよ。四番の渕上に期待しましょう!」
一回裏、先頭打者のライナー性の当たりは相手チームの守備に阻まれ、アウトとなった。
二番打者はライトフライに倒れた。このまま三者凡退かと思っていると、三番打者がセンター返しを放った。
ツーアウト一塁というシチュエーションで四番の渕上に打順が回った。ここでホームランが出れば、点差は一点に縮まる。
打席に立った渕上は、昨年の本塁打王である。筋骨隆々とした体はとても貫禄があり頼もしい。渕上は二十九歳、野球選手として脂が乗っている。
「打て打て、渕上ー!」
「行け行け、渕上ー!」
「燃え上がれ、緑の戦士!」
レフトスタンドの応援団が渕上の応援歌を歌い上げる。
ボール、ファウル、ファウル。ボール、またしてもボール。
スリーボール、ツーストライク。いわゆるフルカウントになった。
「渕上、頼んだぞ!」
陽翔は拳を握りしめた。
相手ピッチャーがインコースにストレートを放った。渕上がバットを強振する。
しかし、渕上のバットがボールを捉えることはなかった。
「渕上めーっ! この給料泥棒が!!」
「ブンブン回るだけなら扇風機だってできるぞー!」
陽翔のすぐ後ろの席からヤジが聞こえてきた。
振り返れば、ジュラシックスの緑の半被を着た中年男性がふたり、赤い顔をしてビールを飲んでいた。
「抹消だ、抹消! ファームに落ちろ! 渕上のピークはもう終わったんだよ」
陽翔の隣に座っている女性と男児が怯えた表情を浮かべている。
いくら口下手な自分でも、この状況を見過ごすわけにはいかない。陽翔は振り向くと、ふたり組の男性に声をかけた。
「あの。小さいお子さんも来ているし。キツいことを言うのはやめてもらえませんか?」
「ああん? なんだよ、あんた。学級委員かよ」
「こっちはカネ払ってるんだぞ。お粗末なゲームを見せられたら、怒って当然じゃねーか!」
「俺はヤジは苦手です」
「あんたの好みなんて聞いちゃいねーよ」
ふたり組が舌打ちをした。これ以上、何か言ったら喧嘩になってしまうかもしれない。陽翔が次の手を考えていたその時、玲司が口を開いた。
「僕もヤジはちょっと……。せっかくドームに来たんだから、前向きな言葉でジュラシックスを応援しませんか」
子ども連れの女性が、「私からもお願いします!」と言って話に加わった。
「うちの子、初観戦なんです。ドームには怖い人がいたってことが、今日の思い出になったら嫌だから……」
周囲の客が、ふたり組に白い目を向ける。
ふたり組は「けっ」と吐き捨てると、席を立った。
「あんたらみたいなニワカが甘やかすから、ジュラシックスは弱くなったんだよ!」
「酔いが醒めちまった。ションベン行こうぜ」
後ろの席からふたり組がいなくなった。
子ども連れの女性が、陽翔に頭を下げた。
「ありがとうございます。あの人たちのヤジ、怖くて。困ってたんです」
「いえ、俺の方こそ加勢してもらって助かりました」
「陽翔くんって勇気があるね」
玲司に褒められたが、陽翔は首を横に振った。
「全然違いますよ! あの人たちに話しかける時、心臓がバクバクしてました」
「それでも放っておけなかったんだ」
「……はい」
その後、ふたり組が席に戻ってきた。
相変わらずビールを飲みながらボヤいているが、汚いヤジを飛ばすことはなかった。
男児は笑顔で試合を観戦している。
ゲームは早いテンポで進み、終盤を迎えた。三対ゼロでジュラシックスは敗北を喫してしまうのだろうか。
いや、このまま終わるわけがない。ジュラシックスは何度も劣勢を跳ね返してきたではないか。
陽翔は玲司とともに、グラウンドに声援を送った。選手が躍動し、連打が生まれる。ライト席にいるジュラシックスの応援団がチャンステーマを奏で、反撃のムードを盛り上げた。
八回の裏、ツーアウト満塁の好機で渕上に打順が回ってきた。
ファウルで粘ったあと、渕上は高めに浮いたストレートを仕留めた。打球が伸びていき、レフトスタンドに入った。
ドームは大歓声に包まれた。
陽翔は玲司と拳を合わせて、渕上の一発を讃えた。
「やっぱり渕上ならやってくれると思ってたぜー!」
「さすがジュラシックスの四番!」
ふたり組が手のひらを返して、無邪気に喜んでいる。陽翔は思わず笑ってしまった。玲司も口元を押さえている。
ジュラシックスは一点差を守りきり、見事勝利を収めた。
「いやー、いい試合だったね!」
ドームからの帰り道、玲司はご機嫌だった。
一方、陽翔は気分が沈みかけていた。玲司はまた自分と会ってくれるだろうか。
電車の走行音をかき消して、心臓の音がトクントクンと響いている。
「陽翔くん、どうしたの。疲れた?」
「あの……玲司さん。俺、また玲司さんと会いたいです」
「僕もだよ」
陽翔は天にも昇るような喜びを感じた。しかし、すぐに心がしぼんだ。玲司は陽翔を単なるゲイ仲間として見ているに決まっている。地味で平凡な自分が、玲司の恋人候補になれるわけがない。
大型書店でも、今日のドームでも玲司は陽翔を助けてくれた。でも、玲司はきっと誰にでも優しいのだろう。
「今度はどこがいい?」
「玲司さんのお気に入りの店に行ってみたいです」
「いいよ。陽翔くん、コーヒーは好き?」
「はい」
「よかった。それじゃあ、また連絡するから」
玲司は優しい微笑みを残して、電車を降りていった。
陽翔は吊り革を握りしめた。
玲司との縁をなんとか確かなものにして、できることならば恋人になりたい。そのためにはもっと魅力的な自分にならないとダメだ。
インテリの玲司との会話についていけるように、陽翔はスマートフォンを操り、雑学に関するクイズに挑戦して知識を増やした。
六月なのでセ・パ交流戦の真っ只中である。本日の相手はパ・リーグ二位の埼玉ライジングサンズ。長打を得意とするバッターが多い、攻撃力に優れたチームだ。
陽翔は、玲司とともに内野席に座った。
本日の玲司は白いシャツにブルージーンズというカジュアルな格好である。
イケメンにもいろいろなタイプがいるが、玲司は知的で落ち着いている。エスプレッソマシーンのCMに出演したら、商品が大ヒットするのではなかろうか。
玲司の目に自分はどう映っているのだろう。
陽翔のルックスには特筆すべき点が何もない。街を歩いていてよく道を聞かれるが、それは隙のある雰囲気を漂わせているからだろう。
「陽翔くん、どうしたの? ジュラシックスはきっと勝つよ。そんな不安そうな顔しないで」
「すいません。俺、玲司さんと一緒にドームに来られて嬉しいのに……」
「予想スコアは八対ゼロ。強気すぎるかな?」
「今年のジュラシックス打線ならいけると思いますよ」
試合開始前に、マスコットによるパフォーマンスが披露された。恐竜をモチーフにしたマスコットがぴょんぴょんと飛び回る。
「すごいね。よくあんなにジャンプできるなあ」
「体のバネが素晴らしいですね」
やがて始球式が終わり、プレイボールとなった。
ホームのジュラシックスはエースが打たれ、一回の表に三失点という厳しい立ち上がりになった。レフト側の外野席に集った埼玉ライジングサンズの応援団が歓喜の歌を奏でている。
「うーん。辛い展開だな……」
「まだ始まったばかりですよ。四番の渕上に期待しましょう!」
一回裏、先頭打者のライナー性の当たりは相手チームの守備に阻まれ、アウトとなった。
二番打者はライトフライに倒れた。このまま三者凡退かと思っていると、三番打者がセンター返しを放った。
ツーアウト一塁というシチュエーションで四番の渕上に打順が回った。ここでホームランが出れば、点差は一点に縮まる。
打席に立った渕上は、昨年の本塁打王である。筋骨隆々とした体はとても貫禄があり頼もしい。渕上は二十九歳、野球選手として脂が乗っている。
「打て打て、渕上ー!」
「行け行け、渕上ー!」
「燃え上がれ、緑の戦士!」
レフトスタンドの応援団が渕上の応援歌を歌い上げる。
ボール、ファウル、ファウル。ボール、またしてもボール。
スリーボール、ツーストライク。いわゆるフルカウントになった。
「渕上、頼んだぞ!」
陽翔は拳を握りしめた。
相手ピッチャーがインコースにストレートを放った。渕上がバットを強振する。
しかし、渕上のバットがボールを捉えることはなかった。
「渕上めーっ! この給料泥棒が!!」
「ブンブン回るだけなら扇風機だってできるぞー!」
陽翔のすぐ後ろの席からヤジが聞こえてきた。
振り返れば、ジュラシックスの緑の半被を着た中年男性がふたり、赤い顔をしてビールを飲んでいた。
「抹消だ、抹消! ファームに落ちろ! 渕上のピークはもう終わったんだよ」
陽翔の隣に座っている女性と男児が怯えた表情を浮かべている。
いくら口下手な自分でも、この状況を見過ごすわけにはいかない。陽翔は振り向くと、ふたり組の男性に声をかけた。
「あの。小さいお子さんも来ているし。キツいことを言うのはやめてもらえませんか?」
「ああん? なんだよ、あんた。学級委員かよ」
「こっちはカネ払ってるんだぞ。お粗末なゲームを見せられたら、怒って当然じゃねーか!」
「俺はヤジは苦手です」
「あんたの好みなんて聞いちゃいねーよ」
ふたり組が舌打ちをした。これ以上、何か言ったら喧嘩になってしまうかもしれない。陽翔が次の手を考えていたその時、玲司が口を開いた。
「僕もヤジはちょっと……。せっかくドームに来たんだから、前向きな言葉でジュラシックスを応援しませんか」
子ども連れの女性が、「私からもお願いします!」と言って話に加わった。
「うちの子、初観戦なんです。ドームには怖い人がいたってことが、今日の思い出になったら嫌だから……」
周囲の客が、ふたり組に白い目を向ける。
ふたり組は「けっ」と吐き捨てると、席を立った。
「あんたらみたいなニワカが甘やかすから、ジュラシックスは弱くなったんだよ!」
「酔いが醒めちまった。ションベン行こうぜ」
後ろの席からふたり組がいなくなった。
子ども連れの女性が、陽翔に頭を下げた。
「ありがとうございます。あの人たちのヤジ、怖くて。困ってたんです」
「いえ、俺の方こそ加勢してもらって助かりました」
「陽翔くんって勇気があるね」
玲司に褒められたが、陽翔は首を横に振った。
「全然違いますよ! あの人たちに話しかける時、心臓がバクバクしてました」
「それでも放っておけなかったんだ」
「……はい」
その後、ふたり組が席に戻ってきた。
相変わらずビールを飲みながらボヤいているが、汚いヤジを飛ばすことはなかった。
男児は笑顔で試合を観戦している。
ゲームは早いテンポで進み、終盤を迎えた。三対ゼロでジュラシックスは敗北を喫してしまうのだろうか。
いや、このまま終わるわけがない。ジュラシックスは何度も劣勢を跳ね返してきたではないか。
陽翔は玲司とともに、グラウンドに声援を送った。選手が躍動し、連打が生まれる。ライト席にいるジュラシックスの応援団がチャンステーマを奏で、反撃のムードを盛り上げた。
八回の裏、ツーアウト満塁の好機で渕上に打順が回ってきた。
ファウルで粘ったあと、渕上は高めに浮いたストレートを仕留めた。打球が伸びていき、レフトスタンドに入った。
ドームは大歓声に包まれた。
陽翔は玲司と拳を合わせて、渕上の一発を讃えた。
「やっぱり渕上ならやってくれると思ってたぜー!」
「さすがジュラシックスの四番!」
ふたり組が手のひらを返して、無邪気に喜んでいる。陽翔は思わず笑ってしまった。玲司も口元を押さえている。
ジュラシックスは一点差を守りきり、見事勝利を収めた。
「いやー、いい試合だったね!」
ドームからの帰り道、玲司はご機嫌だった。
一方、陽翔は気分が沈みかけていた。玲司はまた自分と会ってくれるだろうか。
電車の走行音をかき消して、心臓の音がトクントクンと響いている。
「陽翔くん、どうしたの。疲れた?」
「あの……玲司さん。俺、また玲司さんと会いたいです」
「僕もだよ」
陽翔は天にも昇るような喜びを感じた。しかし、すぐに心がしぼんだ。玲司は陽翔を単なるゲイ仲間として見ているに決まっている。地味で平凡な自分が、玲司の恋人候補になれるわけがない。
大型書店でも、今日のドームでも玲司は陽翔を助けてくれた。でも、玲司はきっと誰にでも優しいのだろう。
「今度はどこがいい?」
「玲司さんのお気に入りの店に行ってみたいです」
「いいよ。陽翔くん、コーヒーは好き?」
「はい」
「よかった。それじゃあ、また連絡するから」
玲司は優しい微笑みを残して、電車を降りていった。
陽翔は吊り革を握りしめた。
玲司との縁をなんとか確かなものにして、できることならば恋人になりたい。そのためにはもっと魅力的な自分にならないとダメだ。
インテリの玲司との会話についていけるように、陽翔はスマートフォンを操り、雑学に関するクイズに挑戦して知識を増やした。
45
あなたにおすすめの小説
その首輪は、弟の牙でしか外せない。
ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。
第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。
初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。
「今すぐ部屋から出ろ!」
独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。
翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。
「俺以外に触らせるな」
そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。
弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。
本当にこのままでもいいのか。
ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。
その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。
どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。
リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24)
※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。
三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。
ヒートより厄介な恋をα後輩に教え込まれる
雪兎
BL
大学三年のΩ・篠宮湊は、何事も理屈で考えるタイプ。
ヒート管理も完璧で、恋愛とは距離を置いてきた。
「フェロモンに振り回されるのは非合理的」
そう思っていたのに――。
新学期、同じゼミに入ってきた後輩は、やたら距離の近いα・高瀬蒼。
人懐っこくて優秀、なのに湊にだけ妙に構ってくる。
「先輩って、恋したことないでしょ」
「……必要ないからな」
「じゃあ俺が教えますよ。ヒートより面倒なやつ」
余裕のあるα後輩と、恋に不慣れなΩ先輩。
からかわれているはずなのに、気づけば湊の心は少しずつ乱されていく。
これは、理屈ではどうにもならない
“ヒートより厄介な恋”を教え込まれる物語。
ランドセルの王子様(仮)
万里
BL
大学生の森下優太(20)は、ある日の夕暮れ、ひったくり犯に襲われ絶体絶命のピンチに陥る。そんな彼を救ったのは、鮮やかなシュートで犯人を撃退した小学生の少年、日向蒼だった。
ランドセルを背負いながらも、大人顔負けの冷徹さと圧倒的なカリスマ性を持つ蒼。その姿に、優太はあろうことか「一目惚れ」をしてしまう。「相手は小学生、これはただの尊敬だ」と自分に言い聞かせる優太だったが、蒼のクールな瞳と救われた手の温もりが頭から離れない。
親友には「自首しろ」と呆れられながらも、理性と本能(ときめき)の狭間で葛藤する。禁断(?)のドキドキが止まらない、20歳男子による「かっこよすぎるヒーロー(小学生)」への片思い(自認はリスペクト)。
死ぬほど嫌いな上司と付き合いました【完結】
三宅スズ
BL
社会人3年目の皆川涼介(みながわりょうすけ)25歳。
皆川涼介の上司、瀧本樹(たきもといつき)28歳。
涼介はとにかく樹のことが苦手だし、嫌いだし、話すのも嫌だし、絶対に自分とは釣り合わないと思っていたが‥‥
上司×部下BL
泣き虫だったはずの幼なじみが再会したら僕を守るために完璧超人になっていた話。
ネギマ
BL
気弱で泣き虫な高校生、日比野千明は、昔からいじめられっ子体質だった。
高校生になればマシになるかと期待したが状況は変わらず、クラスメイトから雑用を押し付けられる毎日を送っていた。
そんなある日、いつものように雑用を押し付けられそうになっている千明を助けたのは、学校中が恐れる“完璧超人”の男子生徒、山吹史郎だった。
文武両道、眉目秀麗、近寄りがたい雰囲気を纏う一匹狼の生徒だったが、実は二人は、幼い頃に離れ離れになった幼なじみだった――。
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~
柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】
人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。
その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。
完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。
ところがある日。
篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。
「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」
一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。
いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。
合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる