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第9話 思い出づくり
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「どうしてレヴィウス様が犠牲にならないといけないんですか。そんなの間違ってる!」
僕が思いの丈をぶちまけると、レヴィウス様がハッと目を見開いた。
「……アズリール。俺のことをそこまで想ってくれているのか」
「僕はレヴィウス様のお優しくてユーモアたっぷりなところが大好きです! それに、他の一面も知りたいなって思います。僕、花嫁学校に通ってるけど、ツンデレになんてなれません。レヴィウス様のために尽くしたいです」
僕が泣きそうになると、レヴィウス様がハンカチを渡してくれた。僕は震える手でハンカチを受け取った。でも、僕はレヴィウス様のイニシャルが入ったハンカチを使うことはなかった。
泣いてる暇なんてない。
レヴィウス様のお姿をこの目に焼きつけておきたい。それに今ここで僕が泣いたらレヴィウス様が悪者みたいじゃないか。
「……ハンカチの出番はなかったようだな」
「あ、すみません。お返しします」
「いや。きみにあげるよ。それを見るたび俺を思い出してくれ。……いや、それではきみを縛りつけることになってしまうな。俺はもうすぐ死ぬというのに」
「その運命って絶対に逃れられないものなのですか? 宮廷には魔法使いがいるでしょう。時魔法でなんとかなりませんか」
「手を尽くしてもらったが無理のようだ」
僕は深呼吸をした。
興奮して思いつくままに言葉を投げかけてしまったが、レヴィウス様の負担になるだけだ。死神に取り憑かれたという運命をなんとかしてもらいたいのは当のレヴィウス様だろう。
レヴィウス様は僕に柔和な笑みを向けた。
「俺は悔いなく安らかに死にたいと思っている。アズリールよ。俺の思い出づくりに協力してくれるか?」
「僕でよければ喜んで!」
「この公園をきみと散策したい」
僕は嬉しさのあまり、またしても泣きそうになった。でも、必死で涙を流すまいと努力する。
「きみの瞳は朝露に濡れた新緑のように美しいな」
「……僕は別に美形というわけでは」
「きみの美しさに周りの人間は気づいていないのか?」
「あっ……」
レヴィウス様が僕と手を繋いでくれた。
指先を軽く掴まれて、僕は恥じらった。かすかに伝わってくるぬくもりが僕の心を落ち着かせていく。
この人といると……安らぐ。
レヴィウス様は僕の瞳を見つめたまま、ほうっと息を吐いた。
「きみは不思議な人だ。死神に負けるなと俺を叱咤する姿は頼もしくてまるで兄のように感じるし、こうやって手を繋いでいると弟のように感じる」
「僕……直言を許された立場じゃないのに、すみません」
「気を遣うことはない。ご覧、誰も俺に気づかないだろう?」
「そういえば……そうですね」
僕たちは海の見える丘を下りた。
周囲にはカップルや家族連れが何組も歩いていたが、レヴィウス様を発見して騒ぎ出す人はいない。
「みな、軍装でなければ俺に気づかない。はははっ。王太子レヴィウスの本体とは、軍服なのかもしれんな」
「何をおっしゃいますか!」
軽妙な冗談に僕は笑みをこぼした。
すると、レヴィウス様が僕をそっと抱きしめた。軽い抱擁だったけれども、僕は心臓が止まりそうになった。密着したから、シトラスの香りを嗅がれてしまったかもしれない。
「……アズリール。きみはなんと愛らしいんだ。きみの笑顔をずっと見守っていたい……」
「レヴィウス様……」
「俺は……運命に抗いたい。嫌だよ、きみと会えなくなるだなんて」
「僕も一緒に戦います! 僕はどうなってもいいから、レヴィウス様をお助けします!」
「きみがいなくなってしまったら生き続ける意味がないだろう」
レヴィウス様は僕を抱きしめると、そっと身を引いた。
「口づけはとっておこう。生きながらえた時のために」
「レヴィウス様。生きてください……。死神になんて負けないで!」
「れゔぃうす? えーっ!? お兄さん、レヴィウス王太子殿下なの!?」
近くにいた子どもたちがワーッと押し寄せてきた。
僕たちは揉みくちゃにされた。
「なんか、このお兄さんからカンキツ類のいい匂いがする!」
「ねえねえ。二人は恋人なの?」
「キスしてるところ見せて!」
「きみたちは元気だなあ。学校は楽しいか?」
「全然! 勉強ってつまんなーい」
「早く働きたいよ」
「そうか。生活の場で学ぶのもまた、得難い経験だな」
レヴィウス様は輪に入れなかった子どもを抱き上げた。
優しい心遣いを受けて、小さな頬っぺたがほわんとゆるむ。
「もしも俺が王太子だったとしたら、きみたちは何を希望する?」
「お金ちょうだい」
「うん。宝石もちょうだい」
「はははっ。世の中をよく理解しているな」
「私はヘイワな国がいい!」
「そうだよ。隣国のサンダスみたいに内戦ばっかりしてる国は嫌だ」
「心しておこう。だが、サンダスの民は同じ世界を生きるきみたちの仲間だ。もしも気持ちに余裕がある時は、サンダスの民と出会ったらどんな会話を交わしたいか考えてみてほしい」
いつしか大人たちも集まりはじめた。
そばにいた老婦人が、大粒の涙をこぼす。僕は自分のイニシャルが入ったハンカチを手渡した。老婦人の隣では、夫君とおぼしき老紳士が目頭を押さえている。僕はレヴィウス様からもらったハンカチを老紳士に差し出した。
「それでこそ俺のアズリールだ」
「アズリール様とおっしゃるのですか。ご結婚はいつですか」
「いや、僕はただのオメガです」
僕が恐縮していると、たくましい体つきをした女性が話にまざってきた。剃髪に、全身を飾る煌びやかなアクセサリーと入れ墨。聖と俗を体現したその姿から、女性が凄腕の占い師だと分かる。
「アタシは辻占い師のシマっていうんだけどさ。お二人の間には橋が見えるよ。でっかくて太い橋だ。運命の番じゃないと見えない相だよ」
「えぇっ!?」
「アズリールが俺の運命……?」
レヴィウス様は複雑そうだった。
そうだよな。僕みたいに地味なオメガとくっつけられても困るだろう。
「俺がきみの運命だとしたら……俺はきみを置いて消えるわけにはいかないな」
「レヴィウス様……」
僕たちが見つめ合ったその時のことだった。
光り輝くような美少年が近づいてきた。
キリエの登場だ。
僕が思いの丈をぶちまけると、レヴィウス様がハッと目を見開いた。
「……アズリール。俺のことをそこまで想ってくれているのか」
「僕はレヴィウス様のお優しくてユーモアたっぷりなところが大好きです! それに、他の一面も知りたいなって思います。僕、花嫁学校に通ってるけど、ツンデレになんてなれません。レヴィウス様のために尽くしたいです」
僕が泣きそうになると、レヴィウス様がハンカチを渡してくれた。僕は震える手でハンカチを受け取った。でも、僕はレヴィウス様のイニシャルが入ったハンカチを使うことはなかった。
泣いてる暇なんてない。
レヴィウス様のお姿をこの目に焼きつけておきたい。それに今ここで僕が泣いたらレヴィウス様が悪者みたいじゃないか。
「……ハンカチの出番はなかったようだな」
「あ、すみません。お返しします」
「いや。きみにあげるよ。それを見るたび俺を思い出してくれ。……いや、それではきみを縛りつけることになってしまうな。俺はもうすぐ死ぬというのに」
「その運命って絶対に逃れられないものなのですか? 宮廷には魔法使いがいるでしょう。時魔法でなんとかなりませんか」
「手を尽くしてもらったが無理のようだ」
僕は深呼吸をした。
興奮して思いつくままに言葉を投げかけてしまったが、レヴィウス様の負担になるだけだ。死神に取り憑かれたという運命をなんとかしてもらいたいのは当のレヴィウス様だろう。
レヴィウス様は僕に柔和な笑みを向けた。
「俺は悔いなく安らかに死にたいと思っている。アズリールよ。俺の思い出づくりに協力してくれるか?」
「僕でよければ喜んで!」
「この公園をきみと散策したい」
僕は嬉しさのあまり、またしても泣きそうになった。でも、必死で涙を流すまいと努力する。
「きみの瞳は朝露に濡れた新緑のように美しいな」
「……僕は別に美形というわけでは」
「きみの美しさに周りの人間は気づいていないのか?」
「あっ……」
レヴィウス様が僕と手を繋いでくれた。
指先を軽く掴まれて、僕は恥じらった。かすかに伝わってくるぬくもりが僕の心を落ち着かせていく。
この人といると……安らぐ。
レヴィウス様は僕の瞳を見つめたまま、ほうっと息を吐いた。
「きみは不思議な人だ。死神に負けるなと俺を叱咤する姿は頼もしくてまるで兄のように感じるし、こうやって手を繋いでいると弟のように感じる」
「僕……直言を許された立場じゃないのに、すみません」
「気を遣うことはない。ご覧、誰も俺に気づかないだろう?」
「そういえば……そうですね」
僕たちは海の見える丘を下りた。
周囲にはカップルや家族連れが何組も歩いていたが、レヴィウス様を発見して騒ぎ出す人はいない。
「みな、軍装でなければ俺に気づかない。はははっ。王太子レヴィウスの本体とは、軍服なのかもしれんな」
「何をおっしゃいますか!」
軽妙な冗談に僕は笑みをこぼした。
すると、レヴィウス様が僕をそっと抱きしめた。軽い抱擁だったけれども、僕は心臓が止まりそうになった。密着したから、シトラスの香りを嗅がれてしまったかもしれない。
「……アズリール。きみはなんと愛らしいんだ。きみの笑顔をずっと見守っていたい……」
「レヴィウス様……」
「俺は……運命に抗いたい。嫌だよ、きみと会えなくなるだなんて」
「僕も一緒に戦います! 僕はどうなってもいいから、レヴィウス様をお助けします!」
「きみがいなくなってしまったら生き続ける意味がないだろう」
レヴィウス様は僕を抱きしめると、そっと身を引いた。
「口づけはとっておこう。生きながらえた時のために」
「レヴィウス様。生きてください……。死神になんて負けないで!」
「れゔぃうす? えーっ!? お兄さん、レヴィウス王太子殿下なの!?」
近くにいた子どもたちがワーッと押し寄せてきた。
僕たちは揉みくちゃにされた。
「なんか、このお兄さんからカンキツ類のいい匂いがする!」
「ねえねえ。二人は恋人なの?」
「キスしてるところ見せて!」
「きみたちは元気だなあ。学校は楽しいか?」
「全然! 勉強ってつまんなーい」
「早く働きたいよ」
「そうか。生活の場で学ぶのもまた、得難い経験だな」
レヴィウス様は輪に入れなかった子どもを抱き上げた。
優しい心遣いを受けて、小さな頬っぺたがほわんとゆるむ。
「もしも俺が王太子だったとしたら、きみたちは何を希望する?」
「お金ちょうだい」
「うん。宝石もちょうだい」
「はははっ。世の中をよく理解しているな」
「私はヘイワな国がいい!」
「そうだよ。隣国のサンダスみたいに内戦ばっかりしてる国は嫌だ」
「心しておこう。だが、サンダスの民は同じ世界を生きるきみたちの仲間だ。もしも気持ちに余裕がある時は、サンダスの民と出会ったらどんな会話を交わしたいか考えてみてほしい」
いつしか大人たちも集まりはじめた。
そばにいた老婦人が、大粒の涙をこぼす。僕は自分のイニシャルが入ったハンカチを手渡した。老婦人の隣では、夫君とおぼしき老紳士が目頭を押さえている。僕はレヴィウス様からもらったハンカチを老紳士に差し出した。
「それでこそ俺のアズリールだ」
「アズリール様とおっしゃるのですか。ご結婚はいつですか」
「いや、僕はただのオメガです」
僕が恐縮していると、たくましい体つきをした女性が話にまざってきた。剃髪に、全身を飾る煌びやかなアクセサリーと入れ墨。聖と俗を体現したその姿から、女性が凄腕の占い師だと分かる。
「アタシは辻占い師のシマっていうんだけどさ。お二人の間には橋が見えるよ。でっかくて太い橋だ。運命の番じゃないと見えない相だよ」
「えぇっ!?」
「アズリールが俺の運命……?」
レヴィウス様は複雑そうだった。
そうだよな。僕みたいに地味なオメガとくっつけられても困るだろう。
「俺がきみの運命だとしたら……俺はきみを置いて消えるわけにはいかないな」
「レヴィウス様……」
僕たちが見つめ合ったその時のことだった。
光り輝くような美少年が近づいてきた。
キリエの登場だ。
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