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第13話 帰らずの森
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そうか。
僕はとうとう聖獣に生まれ変わったのか。覚悟のうえで決断したことではあるけれども、犬になった自分を見ると不安が襲ってくる。僕は果たしてレヴィウス様を助けられるだろうか?
「これって人間の姿に戻れるの?」
シュマックに訊ねれば、「うーん」という渋い声が返ってきた。
「このシュマックの見立てでは、アズリール様はラピステルと完全に同化されております。何かのきっかけがないと人間に戻るのは無理でしょうな」
「……そっか」
その時のことだった。僕の部屋がノックされた。
「アズリール。起きているか? 食堂に行かないか」
ナナセの声だった。
返事をしたかったのだけれども、僕はクーンと鳴くことしかできなかった。シュマックとは聖獣同士だから言葉を交わせたらしい。
僕は前足でドアをトントンと叩いた。
中から音がしたので、ナナセは僕がいると判断したらしい。「開けるぞ」と言って僕の部屋に入ってきた。
「きみは……一体?」
ナナセが僕の姿を見て驚いている。そりゃあそうだよな。友達の部屋に入ったら、大きな犬がでんと居座っていたのだから。
僕は尻尾を振って、ナナセに敵意がないことを伝えた。
ナナセは僕と目線の高さを合わせてくれた。
『ナナセ、僕だよ』
「アズリールの声……? 一体どこから……」
どうやら相手に言葉を投げかけると、頭の中に直接響いてしまうらしい。幻聴だと思われても困る。僕はクーンと鳴き声を上げた。
「大人しい子だな。きみはアズリールによって保護されたのか? ちょっと待っていろ」
ナナセは退室したあと、水とパンを持って戻ってきてくれた。僕はお腹が空いていたのでパンを食べた。喉の渇きを水で潤す。
見知らぬ犬にも優しいだなんて、さすがナナセだ。僕はお礼の代わりにワンワンと元気よく鳴いた。
ああ、ナナセのフローラル系の香水が強く感じられる。僕の嗅覚は相当鋭敏になっている。僕は本当に聖獣になったんだな。
「きみのご主人様、アズリールはどこへ?」
どうにかしてナナセとコミュニケーションを取らないといけない。僕は部屋の中を見渡した。何か使えるものはないだろうか?
そうだ。
机に置いてある本を開いて、そこに書かれている文字を指差せば、意思の疎通ができるのではないか?
僕の手では本を開くことができないので、ワンワンと吠えてナナセにアピールした。
「本が気になるのか?」
ナナセが本を床の上に移動させた。そしてよく見えるようにページを開いてくれた。僕は前足で文字を指差した。
『僕は無事だよ』
「……僕? ということは、きみはアズリールなのか」
ナナセの問いかけに反応するように、僕の体が光った。そして一瞬だけ人の姿に戻れた。
「今のは……幻? いや、確かにアズリールがそこにいた」
ナナセの心の揺れに呼応するように、僕の姿は人間に切り替わっては、また犬型に戻った。
「きみは……アズリールなのか?」
僕がワンと吠えたその時のことだった。
廊下から監督生の声が聞こえた。
「すべての寮生に告げます。帰らずの森がわが王国に接近しています。大変危険なので、今日の授業はすべて休講です。みなさんは食事の時以外は寮から出ずに、自室で待機してください。繰り返します。帰らずの森が接近しております……」
これはチャンスじゃないか。
大陸を探し回ることなく、帰らずの森の方から僕に近づいてきてくれるだなんて。
僕はナナセの足元に鼻先をこすりつけた。そして彼と目を合わせた。
『行ってくるね』
「アズリール? アズリールなのか!? 待ってくれ!」
ドアは閉じられていた。
でも僕は確信した。ラピステルの力によってこのドアをすり抜けられるはずだ。
僕はドアに突っ込んだ。
僕の体は衝撃を受けることは一切なく、廊下へと躍り出た。
全身に力がみなぎってくる。僕の体を蒼白い炎が取り囲んだ。
僕は廊下の窓から空に向かって跳躍した。
◇◇◇
建物が密集した王都の街並みが、僕の眼下に広がっている。
僕は今、本当に空を飛んでいるんだな。
「アズリール様! あまり力を使うと、ラピステルとの同化がますます進んでしまいますぞ!」
「シュマック。僕の願いはレヴィウス様を助けることだ」
僕は悲観していなかった。
さっきのナナセみたいに、相手に僕をアズリールだと認識してもらえれば、僕は人の姿に戻れるんじゃないかな。
この戦いが終わったら、お父様に謝りに行こう。
そして勘当してもらおう。聖獣になった僕は、公爵家にはいられない。僕は冒険者になって世界を渡り歩こうかな。そういえば、ヒエロギス大陸には獣人国があるはずだ。獣人国に移住して、ゆっくりと余生を過ごすのも悪くないかもしれない。
レヴィウス様。
僕は後悔していません。
たった2回しか会ったことがないけれども、あなたは僕の運命です。
これからもたくさん冗談を言って、周りの人を笑わせてください。命を諦めるなんて言わないで。あなたはこの国の未来に必要な方です。
レヴィウス様のことを思い描くと、僕のスピードは加速していった。
そしてついに、帰らずの森が見えてきた。
うわあ。
本当に移動する要塞なんだな。木々の緑色も見えるけれども、堅固そうな壁に囲まれている。扉はどこだろう?
『我を求めるのか、聖獣よ』
誰の声だろう。
『我は七色水晶と呼ばれている。我は創世の神が流した涙のかけら。儚き者たちの願いを叶える力を宿した存在』
「どこにいるんですか! 僕はあなたを探しに来ました!」
『ならば、帰らずの森に入るがいい』
僕の目の前に螺旋階段が現れた。これが入り口か。
螺旋階段を上った先には、重厚な扉が待っていた。僕が鼻先で触れると、扉はあっさりと開いた。
僕は帰らずの森の前庭に立った。ピンと張り詰めた空気が漂っている。獣の匂いがするな。どうやら魔獣が潜んでいるらしい。
『想いの強き聖獣よ。我はそなたのような愚者を待っていた』
七色水晶が邪悪な哄笑を僕に浴びせた。
『我が贄になれ。そこにいる愚かな人間と共にな』
えっ?
ここに誰かいるの? 冒険者かな?
僕は周囲を見渡した。
するとそこには、剣を構えたレヴィウス様の姿があった。
僕はとうとう聖獣に生まれ変わったのか。覚悟のうえで決断したことではあるけれども、犬になった自分を見ると不安が襲ってくる。僕は果たしてレヴィウス様を助けられるだろうか?
「これって人間の姿に戻れるの?」
シュマックに訊ねれば、「うーん」という渋い声が返ってきた。
「このシュマックの見立てでは、アズリール様はラピステルと完全に同化されております。何かのきっかけがないと人間に戻るのは無理でしょうな」
「……そっか」
その時のことだった。僕の部屋がノックされた。
「アズリール。起きているか? 食堂に行かないか」
ナナセの声だった。
返事をしたかったのだけれども、僕はクーンと鳴くことしかできなかった。シュマックとは聖獣同士だから言葉を交わせたらしい。
僕は前足でドアをトントンと叩いた。
中から音がしたので、ナナセは僕がいると判断したらしい。「開けるぞ」と言って僕の部屋に入ってきた。
「きみは……一体?」
ナナセが僕の姿を見て驚いている。そりゃあそうだよな。友達の部屋に入ったら、大きな犬がでんと居座っていたのだから。
僕は尻尾を振って、ナナセに敵意がないことを伝えた。
ナナセは僕と目線の高さを合わせてくれた。
『ナナセ、僕だよ』
「アズリールの声……? 一体どこから……」
どうやら相手に言葉を投げかけると、頭の中に直接響いてしまうらしい。幻聴だと思われても困る。僕はクーンと鳴き声を上げた。
「大人しい子だな。きみはアズリールによって保護されたのか? ちょっと待っていろ」
ナナセは退室したあと、水とパンを持って戻ってきてくれた。僕はお腹が空いていたのでパンを食べた。喉の渇きを水で潤す。
見知らぬ犬にも優しいだなんて、さすがナナセだ。僕はお礼の代わりにワンワンと元気よく鳴いた。
ああ、ナナセのフローラル系の香水が強く感じられる。僕の嗅覚は相当鋭敏になっている。僕は本当に聖獣になったんだな。
「きみのご主人様、アズリールはどこへ?」
どうにかしてナナセとコミュニケーションを取らないといけない。僕は部屋の中を見渡した。何か使えるものはないだろうか?
そうだ。
机に置いてある本を開いて、そこに書かれている文字を指差せば、意思の疎通ができるのではないか?
僕の手では本を開くことができないので、ワンワンと吠えてナナセにアピールした。
「本が気になるのか?」
ナナセが本を床の上に移動させた。そしてよく見えるようにページを開いてくれた。僕は前足で文字を指差した。
『僕は無事だよ』
「……僕? ということは、きみはアズリールなのか」
ナナセの問いかけに反応するように、僕の体が光った。そして一瞬だけ人の姿に戻れた。
「今のは……幻? いや、確かにアズリールがそこにいた」
ナナセの心の揺れに呼応するように、僕の姿は人間に切り替わっては、また犬型に戻った。
「きみは……アズリールなのか?」
僕がワンと吠えたその時のことだった。
廊下から監督生の声が聞こえた。
「すべての寮生に告げます。帰らずの森がわが王国に接近しています。大変危険なので、今日の授業はすべて休講です。みなさんは食事の時以外は寮から出ずに、自室で待機してください。繰り返します。帰らずの森が接近しております……」
これはチャンスじゃないか。
大陸を探し回ることなく、帰らずの森の方から僕に近づいてきてくれるだなんて。
僕はナナセの足元に鼻先をこすりつけた。そして彼と目を合わせた。
『行ってくるね』
「アズリール? アズリールなのか!? 待ってくれ!」
ドアは閉じられていた。
でも僕は確信した。ラピステルの力によってこのドアをすり抜けられるはずだ。
僕はドアに突っ込んだ。
僕の体は衝撃を受けることは一切なく、廊下へと躍り出た。
全身に力がみなぎってくる。僕の体を蒼白い炎が取り囲んだ。
僕は廊下の窓から空に向かって跳躍した。
◇◇◇
建物が密集した王都の街並みが、僕の眼下に広がっている。
僕は今、本当に空を飛んでいるんだな。
「アズリール様! あまり力を使うと、ラピステルとの同化がますます進んでしまいますぞ!」
「シュマック。僕の願いはレヴィウス様を助けることだ」
僕は悲観していなかった。
さっきのナナセみたいに、相手に僕をアズリールだと認識してもらえれば、僕は人の姿に戻れるんじゃないかな。
この戦いが終わったら、お父様に謝りに行こう。
そして勘当してもらおう。聖獣になった僕は、公爵家にはいられない。僕は冒険者になって世界を渡り歩こうかな。そういえば、ヒエロギス大陸には獣人国があるはずだ。獣人国に移住して、ゆっくりと余生を過ごすのも悪くないかもしれない。
レヴィウス様。
僕は後悔していません。
たった2回しか会ったことがないけれども、あなたは僕の運命です。
これからもたくさん冗談を言って、周りの人を笑わせてください。命を諦めるなんて言わないで。あなたはこの国の未来に必要な方です。
レヴィウス様のことを思い描くと、僕のスピードは加速していった。
そしてついに、帰らずの森が見えてきた。
うわあ。
本当に移動する要塞なんだな。木々の緑色も見えるけれども、堅固そうな壁に囲まれている。扉はどこだろう?
『我を求めるのか、聖獣よ』
誰の声だろう。
『我は七色水晶と呼ばれている。我は創世の神が流した涙のかけら。儚き者たちの願いを叶える力を宿した存在』
「どこにいるんですか! 僕はあなたを探しに来ました!」
『ならば、帰らずの森に入るがいい』
僕の目の前に螺旋階段が現れた。これが入り口か。
螺旋階段を上った先には、重厚な扉が待っていた。僕が鼻先で触れると、扉はあっさりと開いた。
僕は帰らずの森の前庭に立った。ピンと張り詰めた空気が漂っている。獣の匂いがするな。どうやら魔獣が潜んでいるらしい。
『想いの強き聖獣よ。我はそなたのような愚者を待っていた』
七色水晶が邪悪な哄笑を僕に浴びせた。
『我が贄になれ。そこにいる愚かな人間と共にな』
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