25 / 31
第25話 結婚式 下
しおりを挟む
二頭立ての馬車が舗道を走り出す。
パレードが始まった。
「王太子殿下、おめでとうございまーす!」
「アズリール様! お綺麗ですねー」
沿道に集まった民が祝福の声を寄せてくれた。僕は車窓に顔を向けると、微笑みを浮かべながら手を振った。みなさん、今日はお祝いしてくれてありがとうございます。僕は誠心誠意、レヴィウス様を支えますね。
未熟者だなんてうつむいている暇はない。この人たちの平和な暮らしを守るために努力しなきゃ。
レヴィウス様も同じ想いのようだった。
「王家にこれだけの期待を寄せてくれるとは。身が引き締まるな」
「そうですね」
「俺は今日という日を忘れない。俺がこの先、民を裏切るような真似をしたら、アズリール。俺を断罪してくれ」
「そんな日は来ませんってば!」
僕たちは王都の大通りをぐるりと巡ったあと、宮殿に戻った。
庭では、盛大な宴が繰り広げられていた。
「さあさあ、国王陛下。まだまだいけますぞ。セレスティの名にかけて、この勝負、勝たせていただきます」
「私は勝利を譲る気はないぞ」
お父様!?
国王陛下と飲み比べをしている……。どちらもザルだから、この勝負は決着がつかないだろう。
僕にほっそりとした人影が近づいてきた。
王妃様だ。
「アズリール。おめでとう」
「王妃様。お加減はいかがですか」
「それが最近、調子がいいの。可愛らしい息子が増えたからね」
「嬉しいお言葉、ありがとうございます」
「レヴィウス。アズリールがいくら愛しくても、夜はちゃんと寝かせてあげるのよ」
「善処します」
「おや。イチゴ坊やにはならないのね」
「ふふっ。俺は大人の男ですよ。ちょっとやそっとのことでは……」
王妃様が何事かをレヴィウス様に耳打ちした。レヴィウス様はすると、見事なイチゴ坊やに様変わりした。
「は、母上! 貴婦人がそんなことをおっしゃいますな!」
「何を言われたんですか」
「きみは知らなくていい。いや……いずれ知ることになるのか? ううっ。悩ましい」
なんの話だろう。レヴィウス様はイチゴ坊やになったきり、僕と目を合わせてくれない。
そこにナナセがやって来た。
「アズリール。おめでとう」
「ナナセ。ありがとう。エルリックさんもお忙しいところ、ありがとうございます」
「可愛いナナセの親友のためならば、どこへだって喜んで参りますよ」
「きみのお式ももうすぐだね」
「ああ」
ナナセは綺麗になった。
僕が最初にブランシェール学院で出会った時の凛とした姿はそのままで、そこに柔らかさが加わった。エルリックさんとナナセは剣の手合わせをして、一緒に汗を流すらしい。素敵なカップルだなあ。
「エルリックは私に、剣を諦めるなと言ってくれた」
「うん。よかったね」
「アズリール、公務で忙しくなるな。手紙を書くから、時間がある時に読んでほしい」
「あのさ、ナナセ。僕、隣国サンダスの言語や文化について学ぶサロンを開くことになったんだ。サンダスの武術の話も出ると思う。よかったら参加してくれないか」
「それは興味深いな」
「アズリール様。サンダスのお話をされていたのですか?」
サンダスの国家元首、ミローネ様が近づいて来た。ミローネ様は華やかな織り物でできたローブをまとっている。
僕はサンダス語で話しかけた。
「それはサンダスの伝統的な衣装ですね? とても美しいです」
「アズリール様。サンダス語を学ばれたのですか。発音も文法も完璧ですね」
ナナセが「すごいな」とつぶやいた。
「アズリール。いつの間にサンダス語を」
「えへへっ。王太子妃教育の一環だよ、ナナセ。平和外交のためには、相手の文化を理解しないとね」
「ナナセ殿はアズリール様のご友人ですか」
「はい。花嫁学校で知り合いました」
「ミローネ様、ナナセと申します。お初にお目にかかります」
ナナセもミローネ様も武術の心得があるので、初対面だけど話が合うようだ。僕は人と人の輪が繋がっていくことに喜びを感じた。
レヴィウス様が両腕を広げた。
「アズリール。みんなの笑顔を見ろ。きみが引き出してくれたんだ」
「いいえ。レヴィウス様のおかげです」
「おーい、アズリールくーん。久しぶりだね」
「マルセル先生!」
「レヴィウス様、このたびはおめでとうございます」
「ありがとう。今日の式の料理も衣装も、ツィノー商会が手配してくれたものだ。とても助かったよ」
「旦那に伝えておきます。アズリールくん。僕の教えは間違っていたね。きみはツンデレにはほど遠いけど、こうやって幸せを掴んだ」
僕は「いえいえ」と言って恐縮した。
「マルセル先生の教えは強烈でしたけど、僕にアルファとオメガの関係について考えさせるきっかけをくれました」
「そう? ならよかった。いつかブランシェール学院に教えに来てよ。『愛されオメガの処世術』という講義タイトルでさ」
「僕……愛されてますかね?」
「何を今更。まだキスが足りないか?」
レヴィウス様が僕の唇を奪ったので、この場が熱狂に包まれた。
「熱いねーっ」
「これは、赤ちゃんがすぐにできるかもしれませんな」
「ヨアキム。アズリールに重圧をかけるな」
「あーら。心配はないわよ。アタシの占いだと、二人の間には可愛い赤ちゃんがポンポンと生まれるんだから」
「シマ先生。そうなんですか?」
「俺は励まねばならないな。よし、精をつけるために肉を食べてくる」
「レヴィウス様ったら」
宮廷楽団の演奏が切り替わった。
僕たちが初めてダンスを踊った時の曲が流れる。
心の中で歌う。あなたは私の憧れ。この舞を踊っている間は私だけのあなたでいてください。
あの日、僕の初恋は始まった。
そして僕の恋心は今日、実を結んだ。
「伝令です。アズリール様。キリエ・フィレンカよりお手紙が届いております」
僕はキリエからの手紙を開いた。
『アズリールくんへ。いろいろとごめん。そしてありがとう。きみに言いたいことはいっぱいあるけど、今回はこれだけ。幸せにならなかったら怒るからね!』
彼らしい文面に口元がほころぶ。
僕は大切な友からの手紙を懐に抱きしめた。
太陽がゆっくりと高度を下げている。いつの間にか光に茜色が混じるようになった。
夜が近づきつつある。
パレードが始まった。
「王太子殿下、おめでとうございまーす!」
「アズリール様! お綺麗ですねー」
沿道に集まった民が祝福の声を寄せてくれた。僕は車窓に顔を向けると、微笑みを浮かべながら手を振った。みなさん、今日はお祝いしてくれてありがとうございます。僕は誠心誠意、レヴィウス様を支えますね。
未熟者だなんてうつむいている暇はない。この人たちの平和な暮らしを守るために努力しなきゃ。
レヴィウス様も同じ想いのようだった。
「王家にこれだけの期待を寄せてくれるとは。身が引き締まるな」
「そうですね」
「俺は今日という日を忘れない。俺がこの先、民を裏切るような真似をしたら、アズリール。俺を断罪してくれ」
「そんな日は来ませんってば!」
僕たちは王都の大通りをぐるりと巡ったあと、宮殿に戻った。
庭では、盛大な宴が繰り広げられていた。
「さあさあ、国王陛下。まだまだいけますぞ。セレスティの名にかけて、この勝負、勝たせていただきます」
「私は勝利を譲る気はないぞ」
お父様!?
国王陛下と飲み比べをしている……。どちらもザルだから、この勝負は決着がつかないだろう。
僕にほっそりとした人影が近づいてきた。
王妃様だ。
「アズリール。おめでとう」
「王妃様。お加減はいかがですか」
「それが最近、調子がいいの。可愛らしい息子が増えたからね」
「嬉しいお言葉、ありがとうございます」
「レヴィウス。アズリールがいくら愛しくても、夜はちゃんと寝かせてあげるのよ」
「善処します」
「おや。イチゴ坊やにはならないのね」
「ふふっ。俺は大人の男ですよ。ちょっとやそっとのことでは……」
王妃様が何事かをレヴィウス様に耳打ちした。レヴィウス様はすると、見事なイチゴ坊やに様変わりした。
「は、母上! 貴婦人がそんなことをおっしゃいますな!」
「何を言われたんですか」
「きみは知らなくていい。いや……いずれ知ることになるのか? ううっ。悩ましい」
なんの話だろう。レヴィウス様はイチゴ坊やになったきり、僕と目を合わせてくれない。
そこにナナセがやって来た。
「アズリール。おめでとう」
「ナナセ。ありがとう。エルリックさんもお忙しいところ、ありがとうございます」
「可愛いナナセの親友のためならば、どこへだって喜んで参りますよ」
「きみのお式ももうすぐだね」
「ああ」
ナナセは綺麗になった。
僕が最初にブランシェール学院で出会った時の凛とした姿はそのままで、そこに柔らかさが加わった。エルリックさんとナナセは剣の手合わせをして、一緒に汗を流すらしい。素敵なカップルだなあ。
「エルリックは私に、剣を諦めるなと言ってくれた」
「うん。よかったね」
「アズリール、公務で忙しくなるな。手紙を書くから、時間がある時に読んでほしい」
「あのさ、ナナセ。僕、隣国サンダスの言語や文化について学ぶサロンを開くことになったんだ。サンダスの武術の話も出ると思う。よかったら参加してくれないか」
「それは興味深いな」
「アズリール様。サンダスのお話をされていたのですか?」
サンダスの国家元首、ミローネ様が近づいて来た。ミローネ様は華やかな織り物でできたローブをまとっている。
僕はサンダス語で話しかけた。
「それはサンダスの伝統的な衣装ですね? とても美しいです」
「アズリール様。サンダス語を学ばれたのですか。発音も文法も完璧ですね」
ナナセが「すごいな」とつぶやいた。
「アズリール。いつの間にサンダス語を」
「えへへっ。王太子妃教育の一環だよ、ナナセ。平和外交のためには、相手の文化を理解しないとね」
「ナナセ殿はアズリール様のご友人ですか」
「はい。花嫁学校で知り合いました」
「ミローネ様、ナナセと申します。お初にお目にかかります」
ナナセもミローネ様も武術の心得があるので、初対面だけど話が合うようだ。僕は人と人の輪が繋がっていくことに喜びを感じた。
レヴィウス様が両腕を広げた。
「アズリール。みんなの笑顔を見ろ。きみが引き出してくれたんだ」
「いいえ。レヴィウス様のおかげです」
「おーい、アズリールくーん。久しぶりだね」
「マルセル先生!」
「レヴィウス様、このたびはおめでとうございます」
「ありがとう。今日の式の料理も衣装も、ツィノー商会が手配してくれたものだ。とても助かったよ」
「旦那に伝えておきます。アズリールくん。僕の教えは間違っていたね。きみはツンデレにはほど遠いけど、こうやって幸せを掴んだ」
僕は「いえいえ」と言って恐縮した。
「マルセル先生の教えは強烈でしたけど、僕にアルファとオメガの関係について考えさせるきっかけをくれました」
「そう? ならよかった。いつかブランシェール学院に教えに来てよ。『愛されオメガの処世術』という講義タイトルでさ」
「僕……愛されてますかね?」
「何を今更。まだキスが足りないか?」
レヴィウス様が僕の唇を奪ったので、この場が熱狂に包まれた。
「熱いねーっ」
「これは、赤ちゃんがすぐにできるかもしれませんな」
「ヨアキム。アズリールに重圧をかけるな」
「あーら。心配はないわよ。アタシの占いだと、二人の間には可愛い赤ちゃんがポンポンと生まれるんだから」
「シマ先生。そうなんですか?」
「俺は励まねばならないな。よし、精をつけるために肉を食べてくる」
「レヴィウス様ったら」
宮廷楽団の演奏が切り替わった。
僕たちが初めてダンスを踊った時の曲が流れる。
心の中で歌う。あなたは私の憧れ。この舞を踊っている間は私だけのあなたでいてください。
あの日、僕の初恋は始まった。
そして僕の恋心は今日、実を結んだ。
「伝令です。アズリール様。キリエ・フィレンカよりお手紙が届いております」
僕はキリエからの手紙を開いた。
『アズリールくんへ。いろいろとごめん。そしてありがとう。きみに言いたいことはいっぱいあるけど、今回はこれだけ。幸せにならなかったら怒るからね!』
彼らしい文面に口元がほころぶ。
僕は大切な友からの手紙を懐に抱きしめた。
太陽がゆっくりと高度を下げている。いつの間にか光に茜色が混じるようになった。
夜が近づきつつある。
26
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる