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もしかして、近いひと?
16. 恋のジグソーパズル
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貝塚さんはご機嫌だった。
「あー楽しかった!」
「迷惑じゃなかったですか? いきなりスナックに連れて行かれて」
「スナックって初めてだったし、素敵な人たちとご一緒できたし。いい経験になったよ」
「……貝塚さんってポジティブですね」
この人は俺にはないものを沢山持っている。俺は貝塚さんの横顔を見つめた。
「まさかニセモノのフリをするとは思わなかったです」
「僕のアドリブ、まあまあ上手だったでしょ?」
「素晴らしいアイディアでした。これなら、うちの母さんが早とちりしてしまったという笑い話で終わりますね」
俺は自分と違って機転が利く貝塚さんに、尊敬のまなざしを向けた。貝塚さんが照れくさそうに前髪をいじる。
「四谷さんとのハモリ、すごかったです」
「あの方、声量もあるし音程も外さないし、とってもやりやすかったなあ」
「よかった……」
俺がホッと胸を撫で下ろしていると、貝塚さんが足を止めた。そして俺の指先にそっと触れた。
「ねえ。今度は僕のお願いを聞いてもらえる?」
「……俺にできることであれば」
「休日をきみと過ごしたい」
沈黙がふたりのあいだに横たわる。
しばし逡巡したのち、俺は口を開いた。
「……マネージャーの彩子さんに怒られませんか?」
「大丈夫、説得してみせるから。僕にはきみが必要だ」
「俺には取り柄なんてないですってば」
「きみと一緒にいると気持ちが凪いでいくんだ。ヒットチャートの順位も、楽曲のダウンロード数もアンチのコメントも気にならなくなる」
貝塚さんの発言に俺はハッとなった。この人は競争の激しい業界で戦っているんだ。貝塚さんの音楽はみんなの心に寄り添ってくれる。でも、貝塚さんを癒してくれる人はいるのだろうか?
「あ、あのっ。今、お付き合いされてる方、いるんですよね?」
「いないよ。この先、きみ以外の相手とどうこうなるつもりはない」
「そう言われても……。嬉しさよりも戸惑いの方が大きいです」
「ねえ、沢辺さん。僕はミュージシャンである前にひとりの人間だ。僕とのこと、前向きに考えてもらえないかな?」
俺が気持ちに応えなかったら、貝塚さんはずっと独りぼっちになっちゃうのかな。
「貝塚さんには幸せになってもらいたいです」
「じゃあ、僕の恋人になって」
「……それは」
返すべき言葉をさぐっていると、メモを手渡された。電話番号とメールアドレスが書かれている。
「いつでも連絡して」
「貝塚さん、売れっ子なんだから多忙でしょ? そういうわけにはいきませんよ」
「僕はきみの力になりたい」
触れ合っている箇所から、貝塚さんのぬくもりが伝わってくる。これはファンサービスではない。貝塚響也という生身の青年が、この俺、沢辺誠司を切実に求めているんだ。
手をつないでいても、不快には感じない。心臓がトクントクンと高鳴っていく。なんだろう、この感じ。俺の心臓、壊れちゃったのかな。
「沢辺さん。僕のそばにいて」
「俺はただのモブですよ」
「どこが。僕の心を惹きつけてやまないのに」
貝塚さんのアーモンドアイが俺をまっすぐに見つめている。
「きみの仕事熱心なところとか、しっかりしてるところとか、控えめなところとか。もうね、きみを構成するすべての要素が大好きなんだ」
「俺、男ですよ」
「それが何か?」
「ちょっと考える時間をください。貝塚さんがおっしゃる『好き』って、そういう『好き』なんですよね? 俺……同性との恋愛経験はないから、どう答えたらいいか悩みます」
「僕はいつもきみを困らせてしまうね」
寂しそうな微笑みを見ていると、俺は胸が苦しくなった。
「それに、他のファンに顔向けできません。俺みたいに地味な凡人が、貝塚さんの相手になるだなんて」
「謙虚なところはきみの魅力だけど、あまりにも自虐的なのは許せないな。きみは愛されるに値する人だってことを僕がたっぷりと教えてあげる」
貝塚さんがマスクを外した。そして、俺の手の甲にちゅっと口付けた。
王子様のような仕草がこの人には本当に似合うなあ。
貝塚さんの唇、すごく柔らかい。もしもディープキスをされたら俺、溶けちゃうんじゃないか?
いけない想像をしていると、抱きしめられた。
「近い……! 近すぎます……!」
「きみ、結構筋肉質だなあ。力仕事を頑張ってる証だね」
「貝塚さん……っ」
「好きだ」
多くの人を魅了してきた美声が、俺のためだけに甘く囁く。俺の心は蜂蜜を垂らされたようにとろけていった。憧れていた相手から切実な表情で求められてしまった。俺はこれからどうしたらいいのだろう?
地図とコンパスよ、空から降ってきてくれ! 俺が進むべき道を示してほしい。
でも、そんなことは起きっこない。答えは自分で考えるしかないんだよな。
貝塚さんの手が遠慮がちな手つきで俺の背中を撫でた。
フレグランスのいい匂いがする。ウッディ系かな? ナチュラルで洗練されていて、貝塚さんのイメージにぴったりだ。
ぱちり、ぱちりと頭の中でジグソーパズルが出来上がっていく。
貝塚さんの素敵なところを知るたびに、俺はパズルのピースを見つける。すべてのピースが埋まった時、俺は貝塚さんとどうなってしまうのだろう。
「早く逃げて。今夜の僕、止まらなくなりそうだから」
「は、はいっ」
俺は貝塚さんの腕の中から飛び出した。
商店街を抜けると、月が淡く輝いていた。貝塚さんは「それじゃ」と言って、住宅地に続く道を歩き出した。
俺もまた帰路に着いた。
「あー楽しかった!」
「迷惑じゃなかったですか? いきなりスナックに連れて行かれて」
「スナックって初めてだったし、素敵な人たちとご一緒できたし。いい経験になったよ」
「……貝塚さんってポジティブですね」
この人は俺にはないものを沢山持っている。俺は貝塚さんの横顔を見つめた。
「まさかニセモノのフリをするとは思わなかったです」
「僕のアドリブ、まあまあ上手だったでしょ?」
「素晴らしいアイディアでした。これなら、うちの母さんが早とちりしてしまったという笑い話で終わりますね」
俺は自分と違って機転が利く貝塚さんに、尊敬のまなざしを向けた。貝塚さんが照れくさそうに前髪をいじる。
「四谷さんとのハモリ、すごかったです」
「あの方、声量もあるし音程も外さないし、とってもやりやすかったなあ」
「よかった……」
俺がホッと胸を撫で下ろしていると、貝塚さんが足を止めた。そして俺の指先にそっと触れた。
「ねえ。今度は僕のお願いを聞いてもらえる?」
「……俺にできることであれば」
「休日をきみと過ごしたい」
沈黙がふたりのあいだに横たわる。
しばし逡巡したのち、俺は口を開いた。
「……マネージャーの彩子さんに怒られませんか?」
「大丈夫、説得してみせるから。僕にはきみが必要だ」
「俺には取り柄なんてないですってば」
「きみと一緒にいると気持ちが凪いでいくんだ。ヒットチャートの順位も、楽曲のダウンロード数もアンチのコメントも気にならなくなる」
貝塚さんの発言に俺はハッとなった。この人は競争の激しい業界で戦っているんだ。貝塚さんの音楽はみんなの心に寄り添ってくれる。でも、貝塚さんを癒してくれる人はいるのだろうか?
「あ、あのっ。今、お付き合いされてる方、いるんですよね?」
「いないよ。この先、きみ以外の相手とどうこうなるつもりはない」
「そう言われても……。嬉しさよりも戸惑いの方が大きいです」
「ねえ、沢辺さん。僕はミュージシャンである前にひとりの人間だ。僕とのこと、前向きに考えてもらえないかな?」
俺が気持ちに応えなかったら、貝塚さんはずっと独りぼっちになっちゃうのかな。
「貝塚さんには幸せになってもらいたいです」
「じゃあ、僕の恋人になって」
「……それは」
返すべき言葉をさぐっていると、メモを手渡された。電話番号とメールアドレスが書かれている。
「いつでも連絡して」
「貝塚さん、売れっ子なんだから多忙でしょ? そういうわけにはいきませんよ」
「僕はきみの力になりたい」
触れ合っている箇所から、貝塚さんのぬくもりが伝わってくる。これはファンサービスではない。貝塚響也という生身の青年が、この俺、沢辺誠司を切実に求めているんだ。
手をつないでいても、不快には感じない。心臓がトクントクンと高鳴っていく。なんだろう、この感じ。俺の心臓、壊れちゃったのかな。
「沢辺さん。僕のそばにいて」
「俺はただのモブですよ」
「どこが。僕の心を惹きつけてやまないのに」
貝塚さんのアーモンドアイが俺をまっすぐに見つめている。
「きみの仕事熱心なところとか、しっかりしてるところとか、控えめなところとか。もうね、きみを構成するすべての要素が大好きなんだ」
「俺、男ですよ」
「それが何か?」
「ちょっと考える時間をください。貝塚さんがおっしゃる『好き』って、そういう『好き』なんですよね? 俺……同性との恋愛経験はないから、どう答えたらいいか悩みます」
「僕はいつもきみを困らせてしまうね」
寂しそうな微笑みを見ていると、俺は胸が苦しくなった。
「それに、他のファンに顔向けできません。俺みたいに地味な凡人が、貝塚さんの相手になるだなんて」
「謙虚なところはきみの魅力だけど、あまりにも自虐的なのは許せないな。きみは愛されるに値する人だってことを僕がたっぷりと教えてあげる」
貝塚さんがマスクを外した。そして、俺の手の甲にちゅっと口付けた。
王子様のような仕草がこの人には本当に似合うなあ。
貝塚さんの唇、すごく柔らかい。もしもディープキスをされたら俺、溶けちゃうんじゃないか?
いけない想像をしていると、抱きしめられた。
「近い……! 近すぎます……!」
「きみ、結構筋肉質だなあ。力仕事を頑張ってる証だね」
「貝塚さん……っ」
「好きだ」
多くの人を魅了してきた美声が、俺のためだけに甘く囁く。俺の心は蜂蜜を垂らされたようにとろけていった。憧れていた相手から切実な表情で求められてしまった。俺はこれからどうしたらいいのだろう?
地図とコンパスよ、空から降ってきてくれ! 俺が進むべき道を示してほしい。
でも、そんなことは起きっこない。答えは自分で考えるしかないんだよな。
貝塚さんの手が遠慮がちな手つきで俺の背中を撫でた。
フレグランスのいい匂いがする。ウッディ系かな? ナチュラルで洗練されていて、貝塚さんのイメージにぴったりだ。
ぱちり、ぱちりと頭の中でジグソーパズルが出来上がっていく。
貝塚さんの素敵なところを知るたびに、俺はパズルのピースを見つける。すべてのピースが埋まった時、俺は貝塚さんとどうなってしまうのだろう。
「早く逃げて。今夜の僕、止まらなくなりそうだから」
「は、はいっ」
俺は貝塚さんの腕の中から飛び出した。
商店街を抜けると、月が淡く輝いていた。貝塚さんは「それじゃ」と言って、住宅地に続く道を歩き出した。
俺もまた帰路に着いた。
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