33 / 37
第33話:未踏への挑戦
しおりを挟む
2024年8月24日、土曜日。朝8時。
夏の太陽が放つ容赦のない光が、西新宿のアパートの一室に差し込んでいた。カーテンの隙間から漏れる光は、床の上で鋭い幾何学模様を描いている。平山悠真の部屋のリビングには、すでに三人の男女が集まっていた。テーブルの上には、この日のために綾瀬美琴が腕によりをかけて作った朝食が並んでいる。
「すごいな、これ。豆料理のフルコースじゃないか」
悠真が感嘆の声を漏らした。テーブルを埋め尽くしているのは、煮豆、豆ご飯、豆のサラダ、そして豆腐と油揚げが浮かぶ味噌汁。その全てに、悠真が「無限複製」で増やした「運の種」が惜しげもなく使われていた。見た目はただの大豆だが、その一粒一粒に、今日の探索への祈りが込められている。
「少しでも『生命の花』のドロップ率を高めたいですからね。やれるだけのことはやっておかないと」
美琴はエプロン姿のまま、にこやかに微笑んだ。彼女の隣では、朝霧紗夜がすでに勢いよく豆ご飯を頬張っている。
「ん、美味しい! 美琴さんの料理を食べられて、私、本当に幸せ者です!」
「紗夜ちゃん、お口に合ってよかった」
この数週間で、三人の関係は単なるパーティーメンバーという枠組みを大きく超えていた。紗夜は週に数回、この部屋で食事を共にするのが常になっており、その度に美琴の料理を絶賛する。その光景は、まるで本当の姉妹のようで、悠真はそれを穏やかな気持ちで眺めていた。
「しかし、本当に強くなったな、俺たちも」
悠真が味噌汁を啜りながら呟いた。その言葉に、紗夜が待ってましたとばかりに胸を張る。
「昨日までの探索で、悠真さんがレベル22、美琴さんがレベル19。そして私も、ついにレベル17になりました! もうお二人の足手まといにはなりませんよ」
自信に満ちた声だった。種シリーズを食べ続けた効果は絶大で、紗夜のステータスは飛躍的に向上していた。先日新調したミスリル製の剣とシルフィードレザーアーマーの感触も完全に掌握し、彼女の動きは以前にも増して洗練されている。もはや、レベル14で無謀な単独探索を繰り返していた頃の面影はなかった。
「紗夜は元々才能があったからな。ステータスが追いついてきただけだ」
悠真の客観的な評価に、紗夜は少し照れたように頬を掻いた。
食卓には、期待と緊張が入り混じった独特の空気が流れていた。今日の探索は、上級階層である25階層。目的はただ一つ、紗夜の妹・千夏の病を治すための超レアアイテム「生命の花」のドロップだ。「生命の花」は21階層以下のモンスターから極めて稀にドロップするアイテムで、これまで21階層から24階層まで順調に攻略してきたが、まだ手に入っていない。
「今日こそ、出てくれるといいんですけど……」
美琴が、祈るように呟いた。その言葉に、悠真と紗夜も無言で頷く。焦りがないと言えば嘘になる。だが、それを上回る確かな手応えが、今の彼らにはあった。今日こそは、という強い期待感が、三人の胸を満たしていた。
◇ ◇ ◇
午前9時。万全の準備を整えた三人は、新宿中央公園ダンジョンに到着した。夏休み最後の土曜日ということもあり、エントランスは多くの探索者でごった返している。その喧騒の中を、三人はまっすぐ受付カウンターへと向かった。
「転送をお願いします。25階層へ」
悠真が探索者証を提示しながら告げると、受付の若い女性職員の動きが一瞬止まった。彼女は驚きの表情を浮かべ、確認するように端末の画面と三人の顔を交互に見比べる。
「25階層……ですか?」
その声に、周囲で順番を待っていた探索者たちが、ざわめきと共に振り返った。視線が一斉に三人に集中する。その視線には、信じられないものを見るような驚きと、そして隠しようのない尊敬の色が浮かんでいた。25階層。新宿中央公園ダンジョンにおいて、未だ誰もクリアしたことのない未踏の領域。上級探索者であっても攻略は困難とされる、まさしく死地。そこに、まだ20歳そこそこの若者たちが挑もうとしている。
「平山悠真、レベル22。綾瀬美琴、レベル19。朝霧紗夜、レベル17。……確認しました」
受付の女性職員――ネームプレートには「佐藤」と書かれている――は、端末の画面を見つめたまま、心配そうな表情を浮かべた。
「失礼ですが、平山様。25階層は……その、半年前にレベル30以上の探索者5人パーティーが挑戦して全滅して以来、誰も足を踏み入れていない階層です。皆様は3人ですし、レベルも……正直に申し上げて、無謀としか言いようがありません」
佐藤の言葉には、プロとしての冷静な判断と、若い探索者たちへの純粋な心配が滲んでいた。
「ご心配ありがとうございます、佐藤さん」
悠真は落ち着いた口調で答えた。
「確かにレベルだけを見れば無謀に思えるかもしれません。しかし、俺たちは3日前に24階層をクリアしました。それも、余裕を持って。装備も万全ですし、連携も取れています。大丈夫です」
その自信に満ちた言葉に、佐藤は少し驚いたような表情を見せた。24階層を余裕を持ってクリアできるパーティーなら、確かに25階層への挑戦も不可能ではないかもしれない。
「……分かりました。ただし、くれぐれも無理はなさらないでください。転送料金は、お一人様3000円になります」
職員は緊張した面持ちで手続きを進めた。周囲の探索者たちの間では、「まさか本当に25階層に挑戦するのか」「平山悠真って、最近よく名前を聞くパーティーのリーダーだ」「マジか、化け物だな」といった囁き声が交わされている。
そんな視線を背中に受けながら、三人は転送ゲートへと足を踏み入れた。一瞬の浮遊感の後、彼らの体を包む光が収まる。
次の瞬間、三人が立っていたのは、これまで経験したどの階層とも異なる、幻想的な空間だった。
そこは、巨大な水晶が森のように林立する広大な洞窟だった。天井や壁から突き出した無数の水晶が、それぞれに淡い光を放ち、互いの光を乱反射させている。青、緑、紫。様々な色の光が洞窟内を乱舞し、まるで万華鏡の中に迷い込んだかのようだった。床もまた滑らかな水晶でできており、三人の姿をぼんやりと映し出している。
「きれい……」
美琴が思わず息を漏らした。しかし、その息を呑むほどの美しい光景とは裏腹に、肌を刺すような強力なモンスターの気配が、洞窟の隅々まで満ちていた。美しい薔薇には棘があるように、この幻想的な水晶の森は、訪れる者に牙を剥く危険な領域なのだ。
夏の太陽が放つ容赦のない光が、西新宿のアパートの一室に差し込んでいた。カーテンの隙間から漏れる光は、床の上で鋭い幾何学模様を描いている。平山悠真の部屋のリビングには、すでに三人の男女が集まっていた。テーブルの上には、この日のために綾瀬美琴が腕によりをかけて作った朝食が並んでいる。
「すごいな、これ。豆料理のフルコースじゃないか」
悠真が感嘆の声を漏らした。テーブルを埋め尽くしているのは、煮豆、豆ご飯、豆のサラダ、そして豆腐と油揚げが浮かぶ味噌汁。その全てに、悠真が「無限複製」で増やした「運の種」が惜しげもなく使われていた。見た目はただの大豆だが、その一粒一粒に、今日の探索への祈りが込められている。
「少しでも『生命の花』のドロップ率を高めたいですからね。やれるだけのことはやっておかないと」
美琴はエプロン姿のまま、にこやかに微笑んだ。彼女の隣では、朝霧紗夜がすでに勢いよく豆ご飯を頬張っている。
「ん、美味しい! 美琴さんの料理を食べられて、私、本当に幸せ者です!」
「紗夜ちゃん、お口に合ってよかった」
この数週間で、三人の関係は単なるパーティーメンバーという枠組みを大きく超えていた。紗夜は週に数回、この部屋で食事を共にするのが常になっており、その度に美琴の料理を絶賛する。その光景は、まるで本当の姉妹のようで、悠真はそれを穏やかな気持ちで眺めていた。
「しかし、本当に強くなったな、俺たちも」
悠真が味噌汁を啜りながら呟いた。その言葉に、紗夜が待ってましたとばかりに胸を張る。
「昨日までの探索で、悠真さんがレベル22、美琴さんがレベル19。そして私も、ついにレベル17になりました! もうお二人の足手まといにはなりませんよ」
自信に満ちた声だった。種シリーズを食べ続けた効果は絶大で、紗夜のステータスは飛躍的に向上していた。先日新調したミスリル製の剣とシルフィードレザーアーマーの感触も完全に掌握し、彼女の動きは以前にも増して洗練されている。もはや、レベル14で無謀な単独探索を繰り返していた頃の面影はなかった。
「紗夜は元々才能があったからな。ステータスが追いついてきただけだ」
悠真の客観的な評価に、紗夜は少し照れたように頬を掻いた。
食卓には、期待と緊張が入り混じった独特の空気が流れていた。今日の探索は、上級階層である25階層。目的はただ一つ、紗夜の妹・千夏の病を治すための超レアアイテム「生命の花」のドロップだ。「生命の花」は21階層以下のモンスターから極めて稀にドロップするアイテムで、これまで21階層から24階層まで順調に攻略してきたが、まだ手に入っていない。
「今日こそ、出てくれるといいんですけど……」
美琴が、祈るように呟いた。その言葉に、悠真と紗夜も無言で頷く。焦りがないと言えば嘘になる。だが、それを上回る確かな手応えが、今の彼らにはあった。今日こそは、という強い期待感が、三人の胸を満たしていた。
◇ ◇ ◇
午前9時。万全の準備を整えた三人は、新宿中央公園ダンジョンに到着した。夏休み最後の土曜日ということもあり、エントランスは多くの探索者でごった返している。その喧騒の中を、三人はまっすぐ受付カウンターへと向かった。
「転送をお願いします。25階層へ」
悠真が探索者証を提示しながら告げると、受付の若い女性職員の動きが一瞬止まった。彼女は驚きの表情を浮かべ、確認するように端末の画面と三人の顔を交互に見比べる。
「25階層……ですか?」
その声に、周囲で順番を待っていた探索者たちが、ざわめきと共に振り返った。視線が一斉に三人に集中する。その視線には、信じられないものを見るような驚きと、そして隠しようのない尊敬の色が浮かんでいた。25階層。新宿中央公園ダンジョンにおいて、未だ誰もクリアしたことのない未踏の領域。上級探索者であっても攻略は困難とされる、まさしく死地。そこに、まだ20歳そこそこの若者たちが挑もうとしている。
「平山悠真、レベル22。綾瀬美琴、レベル19。朝霧紗夜、レベル17。……確認しました」
受付の女性職員――ネームプレートには「佐藤」と書かれている――は、端末の画面を見つめたまま、心配そうな表情を浮かべた。
「失礼ですが、平山様。25階層は……その、半年前にレベル30以上の探索者5人パーティーが挑戦して全滅して以来、誰も足を踏み入れていない階層です。皆様は3人ですし、レベルも……正直に申し上げて、無謀としか言いようがありません」
佐藤の言葉には、プロとしての冷静な判断と、若い探索者たちへの純粋な心配が滲んでいた。
「ご心配ありがとうございます、佐藤さん」
悠真は落ち着いた口調で答えた。
「確かにレベルだけを見れば無謀に思えるかもしれません。しかし、俺たちは3日前に24階層をクリアしました。それも、余裕を持って。装備も万全ですし、連携も取れています。大丈夫です」
その自信に満ちた言葉に、佐藤は少し驚いたような表情を見せた。24階層を余裕を持ってクリアできるパーティーなら、確かに25階層への挑戦も不可能ではないかもしれない。
「……分かりました。ただし、くれぐれも無理はなさらないでください。転送料金は、お一人様3000円になります」
職員は緊張した面持ちで手続きを進めた。周囲の探索者たちの間では、「まさか本当に25階層に挑戦するのか」「平山悠真って、最近よく名前を聞くパーティーのリーダーだ」「マジか、化け物だな」といった囁き声が交わされている。
そんな視線を背中に受けながら、三人は転送ゲートへと足を踏み入れた。一瞬の浮遊感の後、彼らの体を包む光が収まる。
次の瞬間、三人が立っていたのは、これまで経験したどの階層とも異なる、幻想的な空間だった。
そこは、巨大な水晶が森のように林立する広大な洞窟だった。天井や壁から突き出した無数の水晶が、それぞれに淡い光を放ち、互いの光を乱反射させている。青、緑、紫。様々な色の光が洞窟内を乱舞し、まるで万華鏡の中に迷い込んだかのようだった。床もまた滑らかな水晶でできており、三人の姿をぼんやりと映し出している。
「きれい……」
美琴が思わず息を漏らした。しかし、その息を呑むほどの美しい光景とは裏腹に、肌を刺すような強力なモンスターの気配が、洞窟の隅々まで満ちていた。美しい薔薇には棘があるように、この幻想的な水晶の森は、訪れる者に牙を剥く危険な領域なのだ。
21
あなたにおすすめの小説
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる