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53修羅場の始まりと戦いの終わり
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俺はクリスに吹っ飛ばされて、地面に落ちた。
クリスは怒るとすぐに暴力を振るうの。
だから俺、クリスは怖いの。
「全く! たった1ヶ月で二人も浮気相手見つけるとか、ほんと村の頃から変わらないわねぇ!」
えっ? 何の話? 俺、村の頃、全然モテなかったし、満足に女の子と話したことないよ。
「ちょっと目を離すと私がいるのに違う女の子と話して……あとで脅しておくのがほんと面倒だったのに!」
いやちょっとだけ待て。
俺はほとんど女の子と喋る機会なんてなかったぞ?
「クリス、どういうこと? 俺、クリス以外の女の子と話したことなんてほとんどないぞ?」
「何言ってんの? 例えば村長の娘のエマと何度も挨拶してたでしょ? 私が殺すわよと脅してたのにあの女ときたら!」
えっ? 村長の娘さんのエマさん、俺に気があったの?
ならエマさんの方がいい、だって凄く優しいし、何より暴力をふるわないもん。
「あの、俺、気のせいか、女の子に挨拶もしてくれなかったことって?」
「私が一人ずつキッチリしめて、いえ、話をつけたからよ!」
いや、クリス、怖すぎるでち。
俺、陰キャだから女の子と満足に話せないと思ってたけど、クリスが原因だったとは。
「あの、クリスさん? やり過ぎでは? ご主人様にも人権位認めてあげないと?」
「幼馴染の男の子にそんなものは必要ありません。いい? この世界にはね2種類の男の子しかいないの。幼馴染の男の子とね、それ以外のどうでもいいクズの男の子なの」
クリス、歪み過ぎじゃねえ? クリスにこんな闇があるとは知らなかった。
なんか、アリーに似てるわ。
「クリスさん。わ、私、感服しました。やっぱり幼馴染の女の子はそれぐらいしないと駄目なのですね?」
「あなたは?」
「幼馴染の男の子に振られた者です。クリスさんの話を聞いて、私もそうすべきだったと反省してます」
なんかアリーがクリスと共感してるぞ?
どういうこと?
「クリスさん。私は自分が紹介した親友の女の子に幼馴染の男の子を寝取られたんです」
「そっか……そんな……あなたの気持ち、良くわかります。そういう場合、早めに自宅の地下に監禁して自分なしでは生きられない身体にすべきだったわね」
クリス、発想が犯罪者!
「そうですか! やはりクリスさんは違います!」
「あなたとはいい友達になれそうだわ。私、女の子の友達一人もいないし」
「クリスさん。いえ、クリスちゃんとはこれから親友だね。これから仲良くしようね?」
と言いつつ、アリーは後ろから例の黒い短剣を出した。
今、親友だと言ったよな?
「アリーちゃん、でも、女の子にはね幼馴染の女の子とアバズレしかいないの。だからアルは私のモノなのよ、わかる?」
「いえ、クリスちゃん、女の子には幼馴染の女の子とアバズレの他に真実の愛の糸で結ばれた女の子もいるのよ。だからね、アル君はね……私のモノなの!」
と言って、アリーとクリスの二人は黒い短剣とクリスの愛剣のデュランダルでギリギリとつばぜりあいをしていた。
この二人、怖すぎるでち。
「アリーちゃん。やるわね。でも殺気でバレバレよ」
「クリスちゃんの方こそ、躊躇なく私のこと真っ二つにするつもりだったでしょ?」
「「ふふ、私達やっぱり親友だね」」
この二人の親友の定義ぃー!
「ご主人様、やはり幼馴染という属性は危険です。ここは奴隷という正統なヒロイン属性である私を妻とするべきです。リーゼはもう身も心もご主人様のモノです」
「いや、リーゼはもうじき貴族に戻るんだろ?」
「戻りますけど、ご主人様の性奴隷のままでいようと思います。ご主人様は一生私に尽くす義務があるのです」
リーゼの性奴隷の定義もわけわからん。貴族なのに性奴隷って何?
それに一生尽くすとか、それほとんど結婚と同じだろ?
リーゼは奴隷の隷属を無理やり結婚関係に持ち込むつもり?
あれ? でも、尽くすのが俺の方だと奴隷なの、むしろ俺の方じゃない?
「リーゼ、リーゼの言っている関係って結婚と変わんなくない?」
「あれ? ご主人様の低脳でもわかっちゃいました? なに、男の子にとって、結婚なんて女の子の奴隷になるようなモノです」
リーゼの結婚観歪み過ぎ!
でも、あながちリアルで怖ぇ。
「まあ、3人とも落ち着け。アルは更に強くなって、真の勇者になる男じゃ、じゃから奥さんや愛人が少々多くても仕方がないじゃろう。だから4人で仲良くしよう」
「4、4人? あ!? アリーちゃんずるい、もう一本短剣隠し持ってたのね!」
「4、4人? 人数が合わないよ。あん! もう少しで止めをさせたのに!」
アリーがクリスに止めを刺そうと更にもう1本隠し持っていた短剣を落としてしまいながら、人数のことを聞いてくる。
この二人、いつまで殺し合いしているの?
「ていうか、あなた何者なんですか?」
リーゼが師匠にその正体を聞く。
「ん、我か? 我は魔王じゃ。そしてアルの嫁じゃ。1ヶ月以上同棲もしておる」
「は?」
「え?」
「嘘?」
「ぴや」
は? 師匠、何言ってんの?
「毎日同じお布団の中で寝ていた間柄じゃ」
「このクソアルぅ!」
「アル君、見損なったわよ!」
「せ、正妻はリーゼなのに!」
そして。
「ねえ? クリス、俺のこと真っ二つにしようとするの止めて? アリーもその物騒な短剣で刺そうとするの止めて? 俺と師匠は君達の思っているような関係じゃないぞ」
「じゃ、どういう関係なの?」
俺は手短に師匠に助けられた処から経緯を説明した。
「なんだ、それなら未だアルは私のモノね」
「ううん、クリスちゃん。アル君の人格を尊重しよ。だからアル君は私のモノだからね」
「いえ、奴隷という正ヒロイン属性のリーゼのモノです」
あかん、みんな俺のことモノ扱いだ。
「なあ、アル? お前、なんでこんなややこしい状況になっておるのじゃ?」
師匠! お前が言うな!
そんなさなか、スタンピードの魔物の残存を掃討し終えたスライム達が帰って来た。
「「「「「「「「アル様♪ ただいま帰りましたぁ♪」」」」」」」」
「アルぅ! てめえ、幼女にまで手を出したなぁ!!」
「い、いや違うの、ねえ、クリス、聞いて、こ、これはぁ!」
「やかましい! 問答無用だぁ!!」
ドコーン!
俺はクリスにまた殴られて空高く飛んでいた。
クリスは怒るとすぐに暴力を振るうの。
だから俺、クリスは怖いの。
「全く! たった1ヶ月で二人も浮気相手見つけるとか、ほんと村の頃から変わらないわねぇ!」
えっ? 何の話? 俺、村の頃、全然モテなかったし、満足に女の子と話したことないよ。
「ちょっと目を離すと私がいるのに違う女の子と話して……あとで脅しておくのがほんと面倒だったのに!」
いやちょっとだけ待て。
俺はほとんど女の子と喋る機会なんてなかったぞ?
「クリス、どういうこと? 俺、クリス以外の女の子と話したことなんてほとんどないぞ?」
「何言ってんの? 例えば村長の娘のエマと何度も挨拶してたでしょ? 私が殺すわよと脅してたのにあの女ときたら!」
えっ? 村長の娘さんのエマさん、俺に気があったの?
ならエマさんの方がいい、だって凄く優しいし、何より暴力をふるわないもん。
「あの、俺、気のせいか、女の子に挨拶もしてくれなかったことって?」
「私が一人ずつキッチリしめて、いえ、話をつけたからよ!」
いや、クリス、怖すぎるでち。
俺、陰キャだから女の子と満足に話せないと思ってたけど、クリスが原因だったとは。
「あの、クリスさん? やり過ぎでは? ご主人様にも人権位認めてあげないと?」
「幼馴染の男の子にそんなものは必要ありません。いい? この世界にはね2種類の男の子しかいないの。幼馴染の男の子とね、それ以外のどうでもいいクズの男の子なの」
クリス、歪み過ぎじゃねえ? クリスにこんな闇があるとは知らなかった。
なんか、アリーに似てるわ。
「クリスさん。わ、私、感服しました。やっぱり幼馴染の女の子はそれぐらいしないと駄目なのですね?」
「あなたは?」
「幼馴染の男の子に振られた者です。クリスさんの話を聞いて、私もそうすべきだったと反省してます」
なんかアリーがクリスと共感してるぞ?
どういうこと?
「クリスさん。私は自分が紹介した親友の女の子に幼馴染の男の子を寝取られたんです」
「そっか……そんな……あなたの気持ち、良くわかります。そういう場合、早めに自宅の地下に監禁して自分なしでは生きられない身体にすべきだったわね」
クリス、発想が犯罪者!
「そうですか! やはりクリスさんは違います!」
「あなたとはいい友達になれそうだわ。私、女の子の友達一人もいないし」
「クリスさん。いえ、クリスちゃんとはこれから親友だね。これから仲良くしようね?」
と言いつつ、アリーは後ろから例の黒い短剣を出した。
今、親友だと言ったよな?
「アリーちゃん、でも、女の子にはね幼馴染の女の子とアバズレしかいないの。だからアルは私のモノなのよ、わかる?」
「いえ、クリスちゃん、女の子には幼馴染の女の子とアバズレの他に真実の愛の糸で結ばれた女の子もいるのよ。だからね、アル君はね……私のモノなの!」
と言って、アリーとクリスの二人は黒い短剣とクリスの愛剣のデュランダルでギリギリとつばぜりあいをしていた。
この二人、怖すぎるでち。
「アリーちゃん。やるわね。でも殺気でバレバレよ」
「クリスちゃんの方こそ、躊躇なく私のこと真っ二つにするつもりだったでしょ?」
「「ふふ、私達やっぱり親友だね」」
この二人の親友の定義ぃー!
「ご主人様、やはり幼馴染という属性は危険です。ここは奴隷という正統なヒロイン属性である私を妻とするべきです。リーゼはもう身も心もご主人様のモノです」
「いや、リーゼはもうじき貴族に戻るんだろ?」
「戻りますけど、ご主人様の性奴隷のままでいようと思います。ご主人様は一生私に尽くす義務があるのです」
リーゼの性奴隷の定義もわけわからん。貴族なのに性奴隷って何?
それに一生尽くすとか、それほとんど結婚と同じだろ?
リーゼは奴隷の隷属を無理やり結婚関係に持ち込むつもり?
あれ? でも、尽くすのが俺の方だと奴隷なの、むしろ俺の方じゃない?
「リーゼ、リーゼの言っている関係って結婚と変わんなくない?」
「あれ? ご主人様の低脳でもわかっちゃいました? なに、男の子にとって、結婚なんて女の子の奴隷になるようなモノです」
リーゼの結婚観歪み過ぎ!
でも、あながちリアルで怖ぇ。
「まあ、3人とも落ち着け。アルは更に強くなって、真の勇者になる男じゃ、じゃから奥さんや愛人が少々多くても仕方がないじゃろう。だから4人で仲良くしよう」
「4、4人? あ!? アリーちゃんずるい、もう一本短剣隠し持ってたのね!」
「4、4人? 人数が合わないよ。あん! もう少しで止めをさせたのに!」
アリーがクリスに止めを刺そうと更にもう1本隠し持っていた短剣を落としてしまいながら、人数のことを聞いてくる。
この二人、いつまで殺し合いしているの?
「ていうか、あなた何者なんですか?」
リーゼが師匠にその正体を聞く。
「ん、我か? 我は魔王じゃ。そしてアルの嫁じゃ。1ヶ月以上同棲もしておる」
「は?」
「え?」
「嘘?」
「ぴや」
は? 師匠、何言ってんの?
「毎日同じお布団の中で寝ていた間柄じゃ」
「このクソアルぅ!」
「アル君、見損なったわよ!」
「せ、正妻はリーゼなのに!」
そして。
「ねえ? クリス、俺のこと真っ二つにしようとするの止めて? アリーもその物騒な短剣で刺そうとするの止めて? 俺と師匠は君達の思っているような関係じゃないぞ」
「じゃ、どういう関係なの?」
俺は手短に師匠に助けられた処から経緯を説明した。
「なんだ、それなら未だアルは私のモノね」
「ううん、クリスちゃん。アル君の人格を尊重しよ。だからアル君は私のモノだからね」
「いえ、奴隷という正ヒロイン属性のリーゼのモノです」
あかん、みんな俺のことモノ扱いだ。
「なあ、アル? お前、なんでこんなややこしい状況になっておるのじゃ?」
師匠! お前が言うな!
そんなさなか、スタンピードの魔物の残存を掃討し終えたスライム達が帰って来た。
「「「「「「「「アル様♪ ただいま帰りましたぁ♪」」」」」」」」
「アルぅ! てめえ、幼女にまで手を出したなぁ!!」
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