経験値10000倍~ハズレスキル放置プレイヤーが覚醒したらレベル上限なし! 最強で最速のレベルアップ~

島風

文字の大きさ
91 / 93

91邪神クトゥルフの従者

しおりを挟む
「私の力……侮るないでね。終末の化け物なんて私の劣化コピーに過ぎないんだから。さあ、絶望に満ちて、死ね!」 

アンネ、いや邪神クトゥルフの従者はその体から終末の化け物のように小さな球状の自身の一部を俺やみんなに向かって発射する。 

もちろん慌ててイージスシステムを起動する。 

しかし。 

終末の化け物の時と同じだった。 

黒い球体は迎撃すると破裂して酸の毒を撒き散らかす。 

そして毒の強さは終末の化け物の比では無かった。 

俺はとにかくスライム達を召喚する。 

「みんな、総攻撃だ!」 

白い光と共に現れたスライム達は声を揃えて答える。 

「「「「「「「「「「「「はーい♪ アル様♪」」」」」」」」」」」」 

元気よく答えてナイトスライムとロードスライムに管制されてアークウィザードスライムからは極超音速マジックミサイルが次々と打ち込まれて行く。 

例え最強の魔物、ドラゴンだとしても1発で即死するマジックミサイルを受けたアンネは。 

「無駄だ。その程度の攻撃。私には効かん」 

「アル様♪ 私達のドローン攻撃でやってみまーす♪」 

4号達アークプリースト達が数百のドローンを生み出して、小さなドローンスライム達がアンネ、いやクトゥルフの従者に向かって攻撃を開始する。 

ドローンスライムはその1匹がファイタースライムに相当する力を持っている。 

この攻撃に耐えられるとは思えない。 

しかし。 

突然、クトゥルフの従者から無数の細い蔦の剣が矢印のように現れて、ジグザグと進んで、ドローン達を迎撃してしまう。 

こちらに被害は出ないものの、俺は焦りを覚えた。 

「アル! レールガンよ! スライムちゃん達に時間を稼いでもらって、レールガンで一気に勝負を決めるのよ!」 

クリスの叫びが聞こえる。 

確かにこいつにはスライム達の力が効かない。 

唯一の対抗手段は。 

スキル【レールガン】しかない。 

「アイリス、みんな! 時間を稼いでくれ! 俺がレールガンで勝負を決める!」 

「はい! わかりましたアル様♪」 

そして、アイリス達ナイトウィザード達は姿を消した。ステルスのスキルを使ったんだ。そしてロードスライムのクララ達はイージスのスキルでウィザードスライムのマジックミサイルで支援する。更にクララ達のドローンスライムが次々とクツゥフに従者に向かって襲い掛かって行く、だが。 

クトゥルフの従者から現れた数百の蔦、矢印のような形をした剣によってたちまち迎撃される。 

スライム達が遅れをとっている。 

しかし、今はスライム達を気遣う余裕はなかった。 

俺はレールガンを起動していた。 

巨大なバスターランチャを背負い、魔力を注ぎ込んで行く。 

凄まじい魔力の翻弄が渦巻き、クリス達の髪を靡かせ、それは発射準備が整った。 

「アイリス、ベティ、クララ、デリカ! よくやってくれた! 今決めるぞ!」 

俺はそう叫ぶと、クトゥルフの従者に向かってレールガンを発射した。 

しかし。 

クトゥルフの従者は終末の化け物と同じように防御の姿勢をとらなかった。 

まさかな。 

この威力に耐えるなんてな。 

俺はそう信じたかった。 

だが。 

「ふふふ、1000年前の勇者もその技では私を倒せなかったわよ、観念するのね」 

信じがたいことにレールガンの着弾点からおびただしい魔力と黒煙が上がり凄まじいエネルギーを受けた筈のクトゥルフの従者はなおも平然とそこに居続けた。 

「ば、馬鹿な……」 

俺は思わず呟いた。 

しかし、その時、また天の声が聞こえた。 

『ごめんごめん。さっきのスタンビードの起きたダンジョンの経験値計算ミスしてたわぁ。経験値1000億だった。一桁間違えちゃった、てへ』 

てめえ! そんなの冒険者だとか、致命傷になるぞ。 

『そんなに怒らないでよ。特別に経験値2000億にしとくから。どうせ女神様も見て見ぬふりすると思うから大丈夫よ』 

なんか、真面目に経験値稼いでた自分が馬鹿みたいに思えてきた。 

『レベルが5000になりました。どうでもいいスキルはパスして、いいスキルだけ教えるね。先ずはスキル【ワンウェイ】、自分の攻撃は行くけど敵の攻撃は全部敵にはね返るわよ。これだけで邪神の僕でも勝てないわよ。後ね、【女神の杖】これ衛生軌道上から魔力がこもったタングステン製の特殊金属棒を地上に撃ち落とすヤツよ。1000年前に女神様が全ての力を注いで人となる代わりに作ったこの世界最強の武器よ。連射も可能だからね』 

えっと。 

それ聖伝にある女神様の天罰、【女神の杖】のことじゃねえ? 

マジか? 
しおりを挟む
感想 30

あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました

御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。 でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ! これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。

勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~

名無し
ファンタジー
 突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。  自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。  もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。  だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。  グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。  人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。

幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』 電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。 龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。 そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。 盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。 当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。 今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。 ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。 ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ 「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」 全員の目と口が弧を描いたのが見えた。 一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。 作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌() 15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

処理中です...