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第24話 手頃な魔物探してます(ドラゴン位)
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「と、いう訳で、新しいパーティの手頃な魔物を討伐する依頼を受けたいのですが」
「どのランクの魔物をご希望ですか?」
ギルドの受付フィーナさんが討伐依頼の相談にのってくれる。
「ドラゴンでいいんじゃないでしょうか? すぐに終わるし」
イェスタがブッ飛んだ事を言う。
「えっ、ド、ドラゴンですか?ドラゴンが手頃なんですか......」
「あ、すいません、この街の近くだとドラゴンはいないのでしょうか? 私は以前、辺境で毎日ドラゴンを狩っていましたので、つい」
「ド、ドラゴンって毎日倒せるものなんですか......」
受付のフィーナはだんだん、目に涙が......
そうですよね、そんな冗談みたいな話、びっくりですよね。でも、この人マジなんです。
「あの、ドラゴンじゃなくても、レッサーデーモンとかでも」
いや、それもいないって、ここは辺境の立ち入り禁止区域じゃないから......
イェスタって戦い以外もしかして天然?
だんだん、俺は呆れてきたので、受付のお姉さんに助け舟をだす。
「あの、イェスタはともかく、俺達は未だレベル低いから、もう少し、弱い魔物にしたいな」
お姉さんは一筋の希望が見えたかの様に俺の顔を見て笑顔が輝く。
「あ、はい、この辺には低級の魔物しか依頼はありませんが、それでよければ」
「この辺だと、どの位が一番強い魔物なの?」
お姉さんは書類に目を通す。
「この王都から馬車で1日行った街の近くにリッチが住み着きまして、その討伐依頼が最も難易度が高いです」
「「「じゃ、その討伐依頼をお願いします」」」
みんなの意見がかぶる。
「あ、あの、すいませんが、皆さんはE等級の冒険者でして、その、つまり」
お姉さんが言い澱む、俺は察した。
「イェスタ、すまない、俺達のパーティできたばかりだから、まだE等級なんだ。だから、討伐を受けるレベルには達してないみたいだ」
「なんと!」
イェスタが魂が抜けた様な顔をする一方で、お姉さんの笑顔が俺を向く。
「えっと、それじゃ、現在受諾が可能な討伐依頼をかたっぱしから受ければいいんじゃないでしょうか?」
と、エリス。
「そうですな!」
イェスタが同意した。
「わかった、そうしよう」
こうして、俺達のパーティは初めての魔物討伐の旅にでた。
「どのランクの魔物をご希望ですか?」
ギルドの受付フィーナさんが討伐依頼の相談にのってくれる。
「ドラゴンでいいんじゃないでしょうか? すぐに終わるし」
イェスタがブッ飛んだ事を言う。
「えっ、ド、ドラゴンですか?ドラゴンが手頃なんですか......」
「あ、すいません、この街の近くだとドラゴンはいないのでしょうか? 私は以前、辺境で毎日ドラゴンを狩っていましたので、つい」
「ド、ドラゴンって毎日倒せるものなんですか......」
受付のフィーナはだんだん、目に涙が......
そうですよね、そんな冗談みたいな話、びっくりですよね。でも、この人マジなんです。
「あの、ドラゴンじゃなくても、レッサーデーモンとかでも」
いや、それもいないって、ここは辺境の立ち入り禁止区域じゃないから......
イェスタって戦い以外もしかして天然?
だんだん、俺は呆れてきたので、受付のお姉さんに助け舟をだす。
「あの、イェスタはともかく、俺達は未だレベル低いから、もう少し、弱い魔物にしたいな」
お姉さんは一筋の希望が見えたかの様に俺の顔を見て笑顔が輝く。
「あ、はい、この辺には低級の魔物しか依頼はありませんが、それでよければ」
「この辺だと、どの位が一番強い魔物なの?」
お姉さんは書類に目を通す。
「この王都から馬車で1日行った街の近くにリッチが住み着きまして、その討伐依頼が最も難易度が高いです」
「「「じゃ、その討伐依頼をお願いします」」」
みんなの意見がかぶる。
「あ、あの、すいませんが、皆さんはE等級の冒険者でして、その、つまり」
お姉さんが言い澱む、俺は察した。
「イェスタ、すまない、俺達のパーティできたばかりだから、まだE等級なんだ。だから、討伐を受けるレベルには達してないみたいだ」
「なんと!」
イェスタが魂が抜けた様な顔をする一方で、お姉さんの笑顔が俺を向く。
「えっと、それじゃ、現在受諾が可能な討伐依頼をかたっぱしから受ければいいんじゃないでしょうか?」
と、エリス。
「そうですな!」
イェスタが同意した。
「わかった、そうしよう」
こうして、俺達のパーティは初めての魔物討伐の旅にでた。
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