45 / 85
44
しおりを挟む
四鵬が白閻に吸収された経緯を話すと。彼は俯き力なく呟いた。
「だから、俺は興味範囲でとか、親父から言われていた禁を軽視したつもりも無いんだ……。そこしか……そこしか逃げ場がないと思ったんだ!」
手にしていたナイフを土の床に落とし、弱弱しく項垂れ両手を握り締める四鵬の姿を、瀬菜と紅砂は言葉もなく見守った。
「……全ては俺が禁域に入り、お袋に拳を振るった事がいけなかったんだ!あの瞬間さえ我慢出来れば、拳を振るうのではなく、別の選択をしていれば……結果は違っていたかもしれない……。だけど、あの時の俺は、そんな風にしか、出来なかったんだ……。羅遠の拳を振るう事が、どんな結果を招くか?重々承知していたのに……、それでも俺は拳を止める事が出来なかった!そのせいで、お袋は死んだ!お袋を殺したのは、俺なんだ!」
四鵬は膝を付き、その場で泣き崩れた。
「そ、そんなこと……」
瀬菜は何か慰めの言葉をかけてやりたかったが、なんと言っていいのか分からなかった。
四鵬がゆっくりと顔を上げ、紅砂を睨みつけ、憎しみと怒りを込めて尋ねる。
「だから紅砂!!お前が羅閻だって言うのなら、お前とお袋の関係は何だ?!お袋が俺の上に乗って呟いた名は『らえん』!!俺はずっと俺達家族以外の『らえん』が誰なのか分からなかった。それが、お前か!!お前は──お袋に一体何をしたんだ!?」
悲痛ともいえる四鵬の叫びは、無表情に冷たく沈む紅砂の瞳に何の影響も与えなかった。
紅砂はただ一言。
「何も……」
と、静かに言っただけだった。その態度に四鵬は顔を歪ませ、さらに怒りが爆発する。
「嘘をつけ!!……手を出したんじゃないのか?お袋はあの時、俺の上に乗りながら『ずっとこうしていたかった……』と、そう言ったんだ!それはすなわち……お前と……そういう関係だったんじゃないのか!?」
ぎりぎりと拳を震わせ、それでも四鵬は怒りを必死に抑えているようだ。
紅砂は腕を組み、ため息を付きながら首の後ろを掻くと右手を口元に当て、静かな声で尋ねた。
「それはお前の思い込みに過ぎないんだが、そう思うのも無理ないな……だが、四鵬。例えば僕がそうだったとして、お前は何に怒りを感じているんだ?」
「は?」
紅砂の言わんとしていることが分からない……。
「何故、僕に対して怒りを感じる?」
紅砂は同じ事を繰り返した。
四鵬は眉を吊り上げ、
「それは、お前がお袋の事を唆したんじゃないのか?……手を付けておいて、蔑ろにしたんじゃないのか?!」
「僕は手を付けてもいないし、蔑ろにしたつもりはないよ。ただ、時期的に此処に来てはいけないと諭しただけだ。確かに彼女の気持ちは承知していたよ。知っていて、僕は拒否した。僕の答えは明確に出ている。ならば、その気持ちに決着をつけるのは彼女の問題だ。僕に怒りの矛先を向けるのはお門違いだろう……。お前の僕に対する怒りは他のところにある。……違うか?」
「他のところ……?」
四鵬は眉間にしわを寄せ問い返す。
紅砂はそんな四鵬を冷たい視線で見つめながら
「お前は僕に対して、何に怒りを覚える?その根本にお前は自覚があるのか、ないのか?」
と言った。
「自覚だと……お前の方こそ、自覚あるのか!!お袋がそうまでしてお前を求めるにはそれなりの理由があるんだろう!お袋と会ってお前は何をしたんだ!!どう接したんだ!!お前の接し方によって、お袋の気持ちはまた違っていただろう!親父が居ながらお前に惚れるって言う事は、お前が唆したんだろ!!」
「違う!唆してなどいない!!そうやって僕に怒りを転化するんじゃない!お前は何が厭だったんだ!まずは自分自身をよく見つめろ!!お前の怒りの根源を──、それは単に厭だったからだろう!その時の母が、母親として!!」
紅砂の言葉に四鵬は体を強張らせ、沈黙した。
「お、俺は……」
呟きならが、四鵬の脳内で様々な感情が駆け巡る。
彼の内面で沈んでいた泥のようなものがかき乱され、内面の全てが交じり合い、濁り、何が何だか分からない。
そして、その泥のさらに下層にある心とは──?
──俺は……そう……
父ならまだ分かる!
しかし、母が想う相手は父以外の男……
四鵬は独り言のように、身を震わせながら呟く。
「俺が……許せないのは……、何より父以外の男を追いかける母の……不謹慎で不埒な行いが……」
──許せない!!
しかも、自分はその男の身代わり。
自分の息子としての存在を無視するまでの……
その男に対する欲望。
それが、許せない!!
何のために産んだ?
俺は何だ?母にとっての、何なんだ?
そうだ……分かっている……自分の本当の怒りは、母に対する怒り……
父が居ながら、他の男に恋焦がれる母を穢れとして憎む代わりに、そうまでして母が求める男を憎んだ。母を誑かした者として、邪なものとして──。そう……思い込みたかった。
本来なら、母自身の問題として、母が決着をつけるべきところだ。しかし、母は自分で決着が付けられなかった。事故に遭うまでは、心の奥に締まっておけたのだろう……しかし、事故に遭ってから、その押さえが利かなくなった。その、抑えの効かなくなった母の不埒な行いが……
女としての母が……自分は許せなかったのだ。
これは、紅砂のせいではない。
四鵬はその場に膝を付き、自身の身を抱え込み、ぶつけようのない感情をありったけの声で叫んだ。その声は、社の地下道に反響する、痛々しいまでの慟哭。
そして、力なくうな垂れたまま、ゆっくり口を付いた。
「分かっているよ……。俺は母が、女ではなく、母であって欲しかったんだ!それだけなんだ……。母の女である一面を見たくなかったんだ……だから……だから……」
……だから、拳を振るった。
厭だったから……
……母の、女としての一面を認められなかったのは自分自身。
「俺が…俺が殺したんだ!……殺したんだ!……殺したんだ!……殺したんだ、殺したんだ!!その一面だけ見て、短絡的に……」
四鵬が堰を切り、狂ったように叫びだす。
膝を付き、指を地面に食い込ませ咽び泣く痛々しいまでの四鵬の叫びに瀬菜の胸も締め付けられる。
女としての母は、厭だったのだ。
母の中から自分が消えてしまうような気がして……。
紅砂が泣き崩れた四鵬の傍らに立ち、彼の両肩を掴み呼びかける。
「四鵬、よく聞け!!お前の拳が母を死なせた訳じゃない!違うんだ!──例え出血量が多いといっても白閻がその部分から血を啜った以上、ましてや体内に入り込んだ以上、そう簡単に死にいたる事はない!お前が母を殺した訳じゃない!だから、そこまで自分を責めるな。悠里の死は、また別の問題だ」
「……え?」
「それに、お前がそのように思うことも当然だ!だが、母親は母である以前に女でもあるのだ、その母の女である部分を許せ」
紅砂が四鵬の肩を揺さぶりながら続ける。
「許せ!それが今のお前の苦悩を救う事にもなる。悠里は、お前の事を息子として、大切に想っていたはずだ。それも本当の事なのだ。そうでなければ、白閻は悠里から産まれた後、お前ではなく、僕のところに来るはずなのだ!」
紅砂の言葉に、四鵬の瞳が見開かれる。
顔を上げ、紅砂の目を見て再度問う。
「それは……その時、俺の事をお前だと思い込んでいたとしても、お前のところへ行くはずなのか?」
「そうだ!お前の言うように、悠里がずっと僕の事を想っていたとしたら、白閻は僕の元に飛んでくるはずなんだ!……しかし来なかった。それに、お前と白閻の関係も犠牲者として、いささか妙な関係なのだ。白閻に吸収された者として、お前は自由すぎる。その上、白閻がお前の元で6年間大人しくしているなど、本来ならありえないのだ!それは……すなわち、お前を吸収する以前、悠里の女としての想いより、母としての想いのほうが強かった証明だ。恐らく、あの時崖下へと落ちてゆくお前を見て、彼女は正気に戻ったのだろう……。そして、お前を助けたいと……何よりそう強く願った。だから、白閻はお前を吸収し、体内で再生させたのだ。それは……紛れもなく、悠里の母としてのお前に対する想いだ」
紅砂の話をただ黙って聞いていた四鵬であったが、次第に彼は体を震わせた。
「だから……許してやってくれ……女であった母の事も……」
紅砂が穏やかに声をかけると、四鵬は黙って頷いた。
「だから、俺は興味範囲でとか、親父から言われていた禁を軽視したつもりも無いんだ……。そこしか……そこしか逃げ場がないと思ったんだ!」
手にしていたナイフを土の床に落とし、弱弱しく項垂れ両手を握り締める四鵬の姿を、瀬菜と紅砂は言葉もなく見守った。
「……全ては俺が禁域に入り、お袋に拳を振るった事がいけなかったんだ!あの瞬間さえ我慢出来れば、拳を振るうのではなく、別の選択をしていれば……結果は違っていたかもしれない……。だけど、あの時の俺は、そんな風にしか、出来なかったんだ……。羅遠の拳を振るう事が、どんな結果を招くか?重々承知していたのに……、それでも俺は拳を止める事が出来なかった!そのせいで、お袋は死んだ!お袋を殺したのは、俺なんだ!」
四鵬は膝を付き、その場で泣き崩れた。
「そ、そんなこと……」
瀬菜は何か慰めの言葉をかけてやりたかったが、なんと言っていいのか分からなかった。
四鵬がゆっくりと顔を上げ、紅砂を睨みつけ、憎しみと怒りを込めて尋ねる。
「だから紅砂!!お前が羅閻だって言うのなら、お前とお袋の関係は何だ?!お袋が俺の上に乗って呟いた名は『らえん』!!俺はずっと俺達家族以外の『らえん』が誰なのか分からなかった。それが、お前か!!お前は──お袋に一体何をしたんだ!?」
悲痛ともいえる四鵬の叫びは、無表情に冷たく沈む紅砂の瞳に何の影響も与えなかった。
紅砂はただ一言。
「何も……」
と、静かに言っただけだった。その態度に四鵬は顔を歪ませ、さらに怒りが爆発する。
「嘘をつけ!!……手を出したんじゃないのか?お袋はあの時、俺の上に乗りながら『ずっとこうしていたかった……』と、そう言ったんだ!それはすなわち……お前と……そういう関係だったんじゃないのか!?」
ぎりぎりと拳を震わせ、それでも四鵬は怒りを必死に抑えているようだ。
紅砂は腕を組み、ため息を付きながら首の後ろを掻くと右手を口元に当て、静かな声で尋ねた。
「それはお前の思い込みに過ぎないんだが、そう思うのも無理ないな……だが、四鵬。例えば僕がそうだったとして、お前は何に怒りを感じているんだ?」
「は?」
紅砂の言わんとしていることが分からない……。
「何故、僕に対して怒りを感じる?」
紅砂は同じ事を繰り返した。
四鵬は眉を吊り上げ、
「それは、お前がお袋の事を唆したんじゃないのか?……手を付けておいて、蔑ろにしたんじゃないのか?!」
「僕は手を付けてもいないし、蔑ろにしたつもりはないよ。ただ、時期的に此処に来てはいけないと諭しただけだ。確かに彼女の気持ちは承知していたよ。知っていて、僕は拒否した。僕の答えは明確に出ている。ならば、その気持ちに決着をつけるのは彼女の問題だ。僕に怒りの矛先を向けるのはお門違いだろう……。お前の僕に対する怒りは他のところにある。……違うか?」
「他のところ……?」
四鵬は眉間にしわを寄せ問い返す。
紅砂はそんな四鵬を冷たい視線で見つめながら
「お前は僕に対して、何に怒りを覚える?その根本にお前は自覚があるのか、ないのか?」
と言った。
「自覚だと……お前の方こそ、自覚あるのか!!お袋がそうまでしてお前を求めるにはそれなりの理由があるんだろう!お袋と会ってお前は何をしたんだ!!どう接したんだ!!お前の接し方によって、お袋の気持ちはまた違っていただろう!親父が居ながらお前に惚れるって言う事は、お前が唆したんだろ!!」
「違う!唆してなどいない!!そうやって僕に怒りを転化するんじゃない!お前は何が厭だったんだ!まずは自分自身をよく見つめろ!!お前の怒りの根源を──、それは単に厭だったからだろう!その時の母が、母親として!!」
紅砂の言葉に四鵬は体を強張らせ、沈黙した。
「お、俺は……」
呟きならが、四鵬の脳内で様々な感情が駆け巡る。
彼の内面で沈んでいた泥のようなものがかき乱され、内面の全てが交じり合い、濁り、何が何だか分からない。
そして、その泥のさらに下層にある心とは──?
──俺は……そう……
父ならまだ分かる!
しかし、母が想う相手は父以外の男……
四鵬は独り言のように、身を震わせながら呟く。
「俺が……許せないのは……、何より父以外の男を追いかける母の……不謹慎で不埒な行いが……」
──許せない!!
しかも、自分はその男の身代わり。
自分の息子としての存在を無視するまでの……
その男に対する欲望。
それが、許せない!!
何のために産んだ?
俺は何だ?母にとっての、何なんだ?
そうだ……分かっている……自分の本当の怒りは、母に対する怒り……
父が居ながら、他の男に恋焦がれる母を穢れとして憎む代わりに、そうまでして母が求める男を憎んだ。母を誑かした者として、邪なものとして──。そう……思い込みたかった。
本来なら、母自身の問題として、母が決着をつけるべきところだ。しかし、母は自分で決着が付けられなかった。事故に遭うまでは、心の奥に締まっておけたのだろう……しかし、事故に遭ってから、その押さえが利かなくなった。その、抑えの効かなくなった母の不埒な行いが……
女としての母が……自分は許せなかったのだ。
これは、紅砂のせいではない。
四鵬はその場に膝を付き、自身の身を抱え込み、ぶつけようのない感情をありったけの声で叫んだ。その声は、社の地下道に反響する、痛々しいまでの慟哭。
そして、力なくうな垂れたまま、ゆっくり口を付いた。
「分かっているよ……。俺は母が、女ではなく、母であって欲しかったんだ!それだけなんだ……。母の女である一面を見たくなかったんだ……だから……だから……」
……だから、拳を振るった。
厭だったから……
……母の、女としての一面を認められなかったのは自分自身。
「俺が…俺が殺したんだ!……殺したんだ!……殺したんだ!……殺したんだ、殺したんだ!!その一面だけ見て、短絡的に……」
四鵬が堰を切り、狂ったように叫びだす。
膝を付き、指を地面に食い込ませ咽び泣く痛々しいまでの四鵬の叫びに瀬菜の胸も締め付けられる。
女としての母は、厭だったのだ。
母の中から自分が消えてしまうような気がして……。
紅砂が泣き崩れた四鵬の傍らに立ち、彼の両肩を掴み呼びかける。
「四鵬、よく聞け!!お前の拳が母を死なせた訳じゃない!違うんだ!──例え出血量が多いといっても白閻がその部分から血を啜った以上、ましてや体内に入り込んだ以上、そう簡単に死にいたる事はない!お前が母を殺した訳じゃない!だから、そこまで自分を責めるな。悠里の死は、また別の問題だ」
「……え?」
「それに、お前がそのように思うことも当然だ!だが、母親は母である以前に女でもあるのだ、その母の女である部分を許せ」
紅砂が四鵬の肩を揺さぶりながら続ける。
「許せ!それが今のお前の苦悩を救う事にもなる。悠里は、お前の事を息子として、大切に想っていたはずだ。それも本当の事なのだ。そうでなければ、白閻は悠里から産まれた後、お前ではなく、僕のところに来るはずなのだ!」
紅砂の言葉に、四鵬の瞳が見開かれる。
顔を上げ、紅砂の目を見て再度問う。
「それは……その時、俺の事をお前だと思い込んでいたとしても、お前のところへ行くはずなのか?」
「そうだ!お前の言うように、悠里がずっと僕の事を想っていたとしたら、白閻は僕の元に飛んでくるはずなんだ!……しかし来なかった。それに、お前と白閻の関係も犠牲者として、いささか妙な関係なのだ。白閻に吸収された者として、お前は自由すぎる。その上、白閻がお前の元で6年間大人しくしているなど、本来ならありえないのだ!それは……すなわち、お前を吸収する以前、悠里の女としての想いより、母としての想いのほうが強かった証明だ。恐らく、あの時崖下へと落ちてゆくお前を見て、彼女は正気に戻ったのだろう……。そして、お前を助けたいと……何よりそう強く願った。だから、白閻はお前を吸収し、体内で再生させたのだ。それは……紛れもなく、悠里の母としてのお前に対する想いだ」
紅砂の話をただ黙って聞いていた四鵬であったが、次第に彼は体を震わせた。
「だから……許してやってくれ……女であった母の事も……」
紅砂が穏やかに声をかけると、四鵬は黙って頷いた。
0
あなたにおすすめの小説
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる