男子高校生ヒロサダの毎日極楽

2020年

年越し後の夜中に一体何が？(男子部屋編)

　「男子は皆、ワシの部屋で寝るといいじゃ～」
　時間は少し遡って、年越し煮麺を食べた後に。
　
　現在時刻は日付が変わり1月1日の午前0時53分。母ちゃんを含めたメンバー全員でにぎやかに年を越し、少々談笑した後に、男女それぞれ寝室へと向かった。

　「おぃ～、ヒロサダぁ～。お前の部屋、快適だなぁ～、おぃ～」
　「このようにステキなベッドルームを提供いただき、感謝ですよヒロサダ君」
　「ホー！！！」
　一足先にヒロサダが部屋に布団を敷いており、寝る準備はバッチリだ。
　
　「1番奥にワシが寝るから、皆は好きなところに寝てくれじゃ～！」
　ヒロサダがそう言うと、3人は相談を始めた。
　
　3人が相談を始めて7秒後、ヒロサダの部屋にあの2人が入って来た。
　「あらヒロサダ君、お布団敷いて待ってくれてたのね！ヒロサダ君の隣はもちろん私よね！！グフフフフ！！！」
　「松野も、ヒロサダ君の隣がいいかなぁ～」
　もちろん、眞名井まないちゃんと松野さんだ。
　「ふ、2人はここじゃなくて、他の空いている部屋で寝てくれじゃ～」
　「…………そうね。そうしましょう」
　「…………松野も、分かったかなぁ～」
　ヒロサダの言葉に対し、素直に従い、中国へ修行に行って空いている姐御の部屋に向かった2人。
　「ほ、本当に行ったんじゃか～！？」
　普段の言動からして簡単には引き下がらないと思っていたヒロサダにとっては、少し拍子抜けだったようだ。

　「おぃ～、おぃ～、おぃ～」
　「ホー！」
　「良いコーヒーとは、悪魔のように黒いのですよ」
　話し合いの結果、奥から順にヒロサダ、プロテイ、フミタケ、珈琲麻呂の並びで寝ることに決まったようだ。

　現在時刻は深夜1時15分。男子4人は各自布団に入り、ヒロサダも部屋の電気の明るさを常夜灯にした。
　「3人とも、一緒に年を越してくれてありがとうじゃ～！去年も良い年じゃったが、今年はもっと良い年になりそうじゃ～！！！」
　「おぃ～、ヒロサダぁ～。俺たちの仲で水臭いぞぉ～、おぃ～」
　「そうですよヒロサダ君！私達の方がお礼を言いたいくらいですよ」
　「ホー！！！！」
　男子4人の絆が一段と深まったようだ。

　「じゃあ皆、おやすみじゃ～」
　「おぃやぁすみぃ～」
　「皆さん、グンナイですよ」
　「ホー」
　談笑も終わり、皆眠りに就いた。

　これから朝まで、各々は一体どのような夜を過ごしたのか！？