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2020年
ステイホーム2「ドアを開けるとそこには」
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「ではお母様!!!ヒロサダ君のことは、この永遠の恋人こと眞名井にお任せ下さい!!!」
「眞名井ちゃんって言ったかしら~、HIROちゃん~、行ってらっしゃい~」
二人を見送った母ちゃんは、リビングへ走り、ゴロリと寝ころんだ。これ以上太らなければいいが………
ギィイッィ~、ガチャッリ
久しぶりに家を出たヒロサダ。庭の柿の木の緑を見ながら外の空気を堪能した後、視線を庭から前に戻すと、そこに1台の車がハザードランプを点け停まっていた。
「さあっ、行くわよ!!!」
ガコッ。ピーッ、ピー、ピー
その車の後部座席のドアを開け、無理やり車内に押し込まれるヒロサダ。これで目隠しをされ両手を縛られていたら、拉致事件である。
「ま、眞名井ちゅわ~んっ!」
いつもより強引な眞名井ちゃんに、息つく暇もないヒロサダ。夏休みをはるかに上回る長期休業によるヒロサダロスがそうさせるのである。
ドンッ、、、モニュッ
車内に放り込まれたヒロサダだったが、何か柔らかいものに体の側面から着地した。
「ふふっ、すっっっっごく久しぶりねヒロサダ君!!!いらっしゃい!!!」
「………………!!!その声は、さ、皐月先生じゃか~!?!?!?」
そう。ヒロサダ達の学校で、飼育委員会を担当している英語科の皐月先生だ。
車内後部座席で奇妙な座り方をしていた皐月先生の尻にヒロサダの胴体は着地したのだ。
「ゴフッ、、、ひ、ヒロサダ君、皐月先生だけじゃないかなぁ~」
「………ま、松野さんじゃか!!!」
皐月先生の隣で、皐月先生とはまた違った奇妙な座り方をしていた松野さん。そんな松野さんの鳩尾にヒロサダの頭部は着地したのだ。
車内後部座席で尻と鳩尾に埋もれるヒロサダ。手の置き場に困り、起き上がりたくても起き上がれずにもがいている。
「あーーーーー!!!二人ともさっきまでで運転席と助手席に乗っていたのにぃぃぃぃ~!!!」
車内でヒロサダと密接に触れ合い、歓喜のオーラが漏れ出している2人へ嫉妬心を燃やした眞名井ちゃんは、発狂しながら一度載せたヒロサダを、再び足から車外へ引き出した。
ズゴンッ!
鈍い音を立て引きずり落されたヒロサダ。
「ヒロサダ君、大丈夫だった!?!?!?」
引きずり落したヒロサダを抱え上げ、自分の胸に包んだ眞名井ちゃん
「……ンー!!!!!」
眞名井ちゃんの抱擁力によって、眞名井渓谷で遭難しているヒロサダ。その様子を見て慌てて車内から飛び出してきた皐月先生と松野さんが、窒息寸前のところでヒロサダを救助した。
「眞名井さん、何考えているの!!!危ないじゃない!!!」
「そ、そうだよまなりん~!!!」
「何言ってるの!!!皐月先生と松ミョンは車内でサプライズでヒロサダ君を迎えるって言ってたから私がヒロサダ君を呼びに行ったのに、ヒロサダ君を体で受け止める準備していたなんて、ずるいじゃない!!!」
ヒロサダのことで言い争いを始めてしまった3人。
「ブハッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ!!!ま、まあまあ、ワシは大丈夫じゃから、ワシのために争うのはやめてくださいじゃ~」
肩で息をしながらヒロサダが訴えかける。そんな訴えを受け、この3人がすぐに争いをやめるかというと………。
「そうね。私が悪かったわ………」
「松野たちも、悪かったかなぁ~」
「ごめんなさい。先生も、大人げなかったわね………」
ヒロサダから言われたので、即刻やめるのである。
眞名井ちゃんに松野さん、そして皐月先生。ヒロサダへの一途で純粋な恋心を抱える3人の乙女は、恋のライバル同士でなぜヒロサダの家に押し掛けてきたのか!?
「眞名井ちゃんって言ったかしら~、HIROちゃん~、行ってらっしゃい~」
二人を見送った母ちゃんは、リビングへ走り、ゴロリと寝ころんだ。これ以上太らなければいいが………
ギィイッィ~、ガチャッリ
久しぶりに家を出たヒロサダ。庭の柿の木の緑を見ながら外の空気を堪能した後、視線を庭から前に戻すと、そこに1台の車がハザードランプを点け停まっていた。
「さあっ、行くわよ!!!」
ガコッ。ピーッ、ピー、ピー
その車の後部座席のドアを開け、無理やり車内に押し込まれるヒロサダ。これで目隠しをされ両手を縛られていたら、拉致事件である。
「ま、眞名井ちゅわ~んっ!」
いつもより強引な眞名井ちゃんに、息つく暇もないヒロサダ。夏休みをはるかに上回る長期休業によるヒロサダロスがそうさせるのである。
ドンッ、、、モニュッ
車内に放り込まれたヒロサダだったが、何か柔らかいものに体の側面から着地した。
「ふふっ、すっっっっごく久しぶりねヒロサダ君!!!いらっしゃい!!!」
「………………!!!その声は、さ、皐月先生じゃか~!?!?!?」
そう。ヒロサダ達の学校で、飼育委員会を担当している英語科の皐月先生だ。
車内後部座席で奇妙な座り方をしていた皐月先生の尻にヒロサダの胴体は着地したのだ。
「ゴフッ、、、ひ、ヒロサダ君、皐月先生だけじゃないかなぁ~」
「………ま、松野さんじゃか!!!」
皐月先生の隣で、皐月先生とはまた違った奇妙な座り方をしていた松野さん。そんな松野さんの鳩尾にヒロサダの頭部は着地したのだ。
車内後部座席で尻と鳩尾に埋もれるヒロサダ。手の置き場に困り、起き上がりたくても起き上がれずにもがいている。
「あーーーーー!!!二人ともさっきまでで運転席と助手席に乗っていたのにぃぃぃぃ~!!!」
車内でヒロサダと密接に触れ合い、歓喜のオーラが漏れ出している2人へ嫉妬心を燃やした眞名井ちゃんは、発狂しながら一度載せたヒロサダを、再び足から車外へ引き出した。
ズゴンッ!
鈍い音を立て引きずり落されたヒロサダ。
「ヒロサダ君、大丈夫だった!?!?!?」
引きずり落したヒロサダを抱え上げ、自分の胸に包んだ眞名井ちゃん
「……ンー!!!!!」
眞名井ちゃんの抱擁力によって、眞名井渓谷で遭難しているヒロサダ。その様子を見て慌てて車内から飛び出してきた皐月先生と松野さんが、窒息寸前のところでヒロサダを救助した。
「眞名井さん、何考えているの!!!危ないじゃない!!!」
「そ、そうだよまなりん~!!!」
「何言ってるの!!!皐月先生と松ミョンは車内でサプライズでヒロサダ君を迎えるって言ってたから私がヒロサダ君を呼びに行ったのに、ヒロサダ君を体で受け止める準備していたなんて、ずるいじゃない!!!」
ヒロサダのことで言い争いを始めてしまった3人。
「ブハッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ!!!ま、まあまあ、ワシは大丈夫じゃから、ワシのために争うのはやめてくださいじゃ~」
肩で息をしながらヒロサダが訴えかける。そんな訴えを受け、この3人がすぐに争いをやめるかというと………。
「そうね。私が悪かったわ………」
「松野たちも、悪かったかなぁ~」
「ごめんなさい。先生も、大人げなかったわね………」
ヒロサダから言われたので、即刻やめるのである。
眞名井ちゃんに松野さん、そして皐月先生。ヒロサダへの一途で純粋な恋心を抱える3人の乙女は、恋のライバル同士でなぜヒロサダの家に押し掛けてきたのか!?
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