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2020年
ステイホーム3「3人の乙女の思惑」
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「3人とも、一体何しに来たんじゃ~!?」
少し落ち着いたヒロサダは、3人の乙女を問い詰める。
「皆は学校臨時休校だけど、私たち教員は仕事だから、毎日生徒の居ない学校に居たの。でも臨時休校が長引くにつれてだんだんとすることがなくなってきて………………。そんな時に眞名井さんから連絡があったの!!!」
「グフフッ、私が、ヒロサダ君と一緒にどこか遊びに行きたいって言ったら、2人共賛成してくれて。グフッ」
「松野も、まなりんの提案には大賛成だったけど、皐月先生の行動力の速さには、びっくりしたかなぁ~」
眞名井ちゃんからの連絡があり、ヒロサダに会いたい衝動を抑えきれなかった皐月先生は、業務中だった職員室内で発狂し、すぐさま有休を取り学校を後にしたのだった。そして、眞名井ちゃんと松野さんに招集をかけ、学校の隣のブブゼラ広場に集合して、皐月先生の車でヒロサダ宅へと向かい、今に至るのであった。
「だから皐月先生は、そんな恰好なんですじゃな~」
「ふふっ、学校の外で、スーツ姿でヒロサダ君に会えるなんて、なんだか萌えるわね~!!!」
色白の肌に、黒のスーツがよく似合う皐月先生。スカートについているシワからも、生徒の居ない学校で業務に励んでいたことが見受けられる。
「先生、萌えるはもう死語ですよ~!!!」
「松野も、使わないかなぁ~!!!」
「なによ~!!!私がおばさんって言いたいの!?私まだ今年で24よ!!!あなたたちとそんなに変わらないでしょ!!!」
3人の言い争いにデジャヴを感じたヒロサダは、先手を打ち、3人の肩を軽くたたきなだめた。そんなことで3人の気持ちが鎮まるのかというと………。
「ひ、ヒロサダ君。私、おばさんじゃないわよね!?ふふっ」
「グフッ、グフフフッ」
「死語かどうかなんて、もうどうでもいいかなぁ~」
無論、鎮まるのである。
「じゃあ世間話はこのくらいにして、皆、行きましょうか!」
「グフフッ!」
「ぉー!」
皐月先生を先頭に、3人でヒロサダを取り囲みながら車に乗った。この3人と一緒に外出したいかしたくないかの意思決定権は、ヒロサダには与えられていないようだ。
「あ、あの、、、一体どこに行くんじゃか???どこかに行くにしても、これじゃあ一向に着きませんじゃ~」
後部座席の2人席に、4人がギュウギュウに乗り込んでいる。
「皐月先生が運転しないと、出発できないじゃないですか~!!!」
「松野も、そう思うかなぁ~」
「なによ~!!!私だってヒロサダ君の隣がいいの!!!」
これではらちが明かないと思ったヒロサダは、自ら助手席を志願した。
「こ、これなら争わなくて済みますじゃ~!!!」
後部座席に座れば、ヒロサダの隣の席の奪い合いでさらなる争いが起きてしまう。そう考えたヒロサダは先手を打ったのだ。しかし、これでヒロサダに対して欲情している3人の乙女は納得するのかというと………。
「ふふっ!私はどうせ運転手だから、大賛成よ、ヒロサダ君~!!!!」
「………!確かに、後部座席からヒロサダ君を眺めながら、松ミョンと語り合うのもいいわね!!!」
「まなりん~。松野もまなりんといっぱいお話したいかなぁ~!!!」
言わずもがな、納得するのである。
こうして、助手席にヒロサダ、後部座席に眞名井ちゃんと松野さんを乗せた皐月先生の車は、ヒロサダの家を出発した。
「そういえば、3人は一体どうやって連絡を取り合っていたのですかじゃ~???」
眞名井ちゃんと松野さんの2人だけならわかるのだが、そこに教員の皐月先生が加わっているため、自然な疑問を持ったヒロサダ。
「ふふっ、私たちのLINEグループで連絡取り合っているのよ~」
「ら、LINEグループですじゃか~!?!?!?!」
教員と生徒の関係では考えられないと、驚きを隠せないヒロサダ。
「グフッ、私たち3人意気投合しちゃって、LINEグループ作っちゃったの~!!グフフッ、グフッ」
「学校が臨時休校になる前だから、もう何ヶ月もこのLINEグループでやり取りしているかなぁ~。松野、こういうこと初めてだったから、すごく嬉しかったかなぁ~」
ヒロサダを取り巻き、LINEグループを作るほど親密な関係になっていた眞名井ちゃん、松野さん、皐月先生の3人。多少の恐怖を感じながら、助手席で揺られるヒロサダ。一行はどこへ向かうのか!?
少し落ち着いたヒロサダは、3人の乙女を問い詰める。
「皆は学校臨時休校だけど、私たち教員は仕事だから、毎日生徒の居ない学校に居たの。でも臨時休校が長引くにつれてだんだんとすることがなくなってきて………………。そんな時に眞名井さんから連絡があったの!!!」
「グフフッ、私が、ヒロサダ君と一緒にどこか遊びに行きたいって言ったら、2人共賛成してくれて。グフッ」
「松野も、まなりんの提案には大賛成だったけど、皐月先生の行動力の速さには、びっくりしたかなぁ~」
眞名井ちゃんからの連絡があり、ヒロサダに会いたい衝動を抑えきれなかった皐月先生は、業務中だった職員室内で発狂し、すぐさま有休を取り学校を後にしたのだった。そして、眞名井ちゃんと松野さんに招集をかけ、学校の隣のブブゼラ広場に集合して、皐月先生の車でヒロサダ宅へと向かい、今に至るのであった。
「だから皐月先生は、そんな恰好なんですじゃな~」
「ふふっ、学校の外で、スーツ姿でヒロサダ君に会えるなんて、なんだか萌えるわね~!!!」
色白の肌に、黒のスーツがよく似合う皐月先生。スカートについているシワからも、生徒の居ない学校で業務に励んでいたことが見受けられる。
「先生、萌えるはもう死語ですよ~!!!」
「松野も、使わないかなぁ~!!!」
「なによ~!!!私がおばさんって言いたいの!?私まだ今年で24よ!!!あなたたちとそんなに変わらないでしょ!!!」
3人の言い争いにデジャヴを感じたヒロサダは、先手を打ち、3人の肩を軽くたたきなだめた。そんなことで3人の気持ちが鎮まるのかというと………。
「ひ、ヒロサダ君。私、おばさんじゃないわよね!?ふふっ」
「グフッ、グフフフッ」
「死語かどうかなんて、もうどうでもいいかなぁ~」
無論、鎮まるのである。
「じゃあ世間話はこのくらいにして、皆、行きましょうか!」
「グフフッ!」
「ぉー!」
皐月先生を先頭に、3人でヒロサダを取り囲みながら車に乗った。この3人と一緒に外出したいかしたくないかの意思決定権は、ヒロサダには与えられていないようだ。
「あ、あの、、、一体どこに行くんじゃか???どこかに行くにしても、これじゃあ一向に着きませんじゃ~」
後部座席の2人席に、4人がギュウギュウに乗り込んでいる。
「皐月先生が運転しないと、出発できないじゃないですか~!!!」
「松野も、そう思うかなぁ~」
「なによ~!!!私だってヒロサダ君の隣がいいの!!!」
これではらちが明かないと思ったヒロサダは、自ら助手席を志願した。
「こ、これなら争わなくて済みますじゃ~!!!」
後部座席に座れば、ヒロサダの隣の席の奪い合いでさらなる争いが起きてしまう。そう考えたヒロサダは先手を打ったのだ。しかし、これでヒロサダに対して欲情している3人の乙女は納得するのかというと………。
「ふふっ!私はどうせ運転手だから、大賛成よ、ヒロサダ君~!!!!」
「………!確かに、後部座席からヒロサダ君を眺めながら、松ミョンと語り合うのもいいわね!!!」
「まなりん~。松野もまなりんといっぱいお話したいかなぁ~!!!」
言わずもがな、納得するのである。
こうして、助手席にヒロサダ、後部座席に眞名井ちゃんと松野さんを乗せた皐月先生の車は、ヒロサダの家を出発した。
「そういえば、3人は一体どうやって連絡を取り合っていたのですかじゃ~???」
眞名井ちゃんと松野さんの2人だけならわかるのだが、そこに教員の皐月先生が加わっているため、自然な疑問を持ったヒロサダ。
「ふふっ、私たちのLINEグループで連絡取り合っているのよ~」
「ら、LINEグループですじゃか~!?!?!?!」
教員と生徒の関係では考えられないと、驚きを隠せないヒロサダ。
「グフッ、私たち3人意気投合しちゃって、LINEグループ作っちゃったの~!!グフフッ、グフッ」
「学校が臨時休校になる前だから、もう何ヶ月もこのLINEグループでやり取りしているかなぁ~。松野、こういうこと初めてだったから、すごく嬉しかったかなぁ~」
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