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しおりを挟む月夜に浮かぶ、1匹の悪魔。
眠るように死んでいくマリアを眺め、ほくそ笑む。
楽しそうにニヤリと形を作る真紅の唇。舌舐めずりしている血の色をした不気味な舌。獲物を見つめる漆黒の瞳。
望みは叶えて差し上げました。
契約は施行され、貴女の魂は私のもの。
夢か現か幻か……
ほんのサービスですよ……ほんのね。
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