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第14.5話 新能力その4
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夏休みも1/3ほどが過ぎ、8月に入ったある日、俺の前に久しぶりに例の女神が現れた。
「久しぶりね」
「今回はどんな能力なんだ?」
「まあ焦らないで。先に聞きたいんだけど、あなたってパラレルワールドって概念分かる?」
「まあ分からなくもないって感じだな。この世界とある点で分岐した無数に存在する平行世界のことだったか?」
「まあそういうことね。知ってるなら早いわ。とりあえず能力授けるから、目を閉じなさい」
そう言われて俺が目を閉じると、女神はいつも通り俺の肩に手を置いた。
「それで、結局今回はどんな能力なんだ?」
「名前で言うなら、【マルチルート】ってところかしら」
「【マルチルート】?」
「あなたが誰かに能力を使っている間のどこかから分岐する別の展開を擬似体験できる能力よ。まあ要するに、1度の能力使用で同じ相手なら何回でも別パターンを見れるってことね。一応補足しておくと、あなたの【マルチルート】はあくまでもあなたの空想みたいな扱いだから現実に影響は与えないから、安心しなさい」
「なるほど」
「まあ、使えばわかると思うわ。じゃあね」
そう言って女神は俺の前から消えた。
─────────
感想などよろしくお願いします!
「久しぶりね」
「今回はどんな能力なんだ?」
「まあ焦らないで。先に聞きたいんだけど、あなたってパラレルワールドって概念分かる?」
「まあ分からなくもないって感じだな。この世界とある点で分岐した無数に存在する平行世界のことだったか?」
「まあそういうことね。知ってるなら早いわ。とりあえず能力授けるから、目を閉じなさい」
そう言われて俺が目を閉じると、女神はいつも通り俺の肩に手を置いた。
「それで、結局今回はどんな能力なんだ?」
「名前で言うなら、【マルチルート】ってところかしら」
「【マルチルート】?」
「あなたが誰かに能力を使っている間のどこかから分岐する別の展開を擬似体験できる能力よ。まあ要するに、1度の能力使用で同じ相手なら何回でも別パターンを見れるってことね。一応補足しておくと、あなたの【マルチルート】はあくまでもあなたの空想みたいな扱いだから現実に影響は与えないから、安心しなさい」
「なるほど」
「まあ、使えばわかると思うわ。じゃあね」
そう言って女神は俺の前から消えた。
─────────
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