ヲタクと腐女子の二人旅

水無月 神楽

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一章

神様が現れる。

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 内戦中の村に向かう俺たち、羅宗と紅音は、武器商人と一緒に行動していた。
 そんなある日のことだった。神様、もといハクにあったのは。
 夜のこと、俺たちは、なんと自然に出来ていた、温泉を見つけ、ここで、一泊することになった。
 急いで向かうべきだが、夜は、奇襲の巻き添えにされるリスクも考え、一泊することに賛成した。
 紅音は、村に向かう出来だと言ったが、俺と武器商人は、賛成なので、渋々賛成をした。
 レディーファーストと言い俺は、紅音を先に温泉に行かせた。
 紅音が、風呂に入っている隙に、いい感じの木の枝を探した。
 なかなかの重さで、扱いやすく、刀っぽい形をしていた。木刀みたいなもんだ。部活でたくさん使ってきたから、基本動作などは、しっかりしている。
 早速、スキル「一閃刀」を使ってみた。
 これは、すごい。一秒間に百回は、切ることができた。何故わかったか。それは、試しに切ってみた木が、真相を物語っている。
 その木は、無数の傷で、ボロボロになっていた。
 これは、最強かと思ったが、体が思うように動かない。
 全てのMPを使う技のようだ。それにMPは、体力を持っていかれるようだ。気をつけないといけない。
 そんなことをしていたら、紅音がびしょ濡れで服を着ていた。濡れていたから、エ、こふん、さて、どうしたのかな。
 事情を聴くと、体を拭くためのタオルなどがなかったので、仕方なく拭かずに服を着たらしい。
 女子的に結構、嫌らしい。でも、ここは、異世界で、日本ではないので仕方ない。
 次に俺が入った。これは、

「いい温度ね。」

 え…………。誰かいる。
 あの銀髪は、神様もといハクだ。
 手で目を隠したふりをしながらハクの方を向いた。

「どうしたのハクさん。」
「ハクさん。まあいい、とりあえずどんな感じになったかなと思ってね。」
「今から、内戦が起こっている村に行くんですよ。」
「内戦が起こっている村に行くのか。」
「はい。」
「一つ聞いていいか。」

 俺は頷いた。どんな質問されるのかドキドキしていた。

「真面目な話だ。お前は、内戦を舐めているのか。」
「舐めていたら、内戦の起きているところになんて行きませんよ。」
「お前は、内戦を終わらせばいいと思っているのではないか。」

 俺は、驚いた。内戦は、終わらせばいいものと思っていたからだ。
 ハクは、

「終わらすことぐらい誰でも出来る。だが、終わってからが大変なのだ。親が死に、一人になる子供。愛した人をなくした孤独感。そして、終わった後の虚しさ。内戦を終わったとしても生まれるのは、憎しみだ。その生まれた憎しみが、またいつか火種となり戦いが始まる。お前たちが前にいた世界もそれだ。今は、平和を保っているが、いつかはなくなる。これが、人間が作ったサイクルだ。私は、何度も見てきた。何度も何度も何度も何度も何度も何度も見たんだ。このサイクルを。人間は命を軽く見ている。」

 ぽつ、ぽつ…………。え、目が熱い。
 涙が出ていた。ハクも涙を流していた。感動した。
 俺は、命を軽く思っていた。何故きずかなっかったのか、わからない。
 例え、年老いた人に聞いてもわからない。神様だからこそわかることなんだ。
 未完成な俺は、温泉から出て、ハクに向かって。膝をついた。そして頭を下げた。

「俺に、力をください。誰も失わない力。孤独も生まぬ。憎しみも生まない力をください。」

 ハクは、笑った。

「君が初めてだよ。私に力を求めるなんて。いいよ力をあげるよ。君に憑いてあげるよ。君の守護神になってあげる。でも、使えるのは、その時が来るまでダメだよ。」

 俺は、頷いた。

「全能神の神よ、我をこのもの守護神にされたまえ。」

 すると、俺とハクの体が光出して、重なった。
 目を開けると、ハクがいた。

「ここは、守護神の間。相談がしたくなったらいつでもここにきてね。ステータスのところに追加しておくから。」

 俺は、温泉を出た。そして、紅音に話掛けた。

「稽古しよう。命は、軽くないから。」

 紅音は、笑っていたが、命は、本当に軽くない。そのことだけは、わかって欲しかった。
 紅音は、稽古することを拒否した。
 何を言っても無駄だと思った。
 俺は、誓った。大切なものは無くさない。人は殺さないと。
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