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アレン視点④
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暫く時間が経つと客室へ案内してくれた人じゃない違うメイドが現れた。
そして護衛も兼ねている俺をミレーナ様から引き離そうとするメイドに不信感を覚えた。
「……今回のお茶会は男子禁制と伺っております。
他の令嬢たちもその旨を了承しており、男性の従者については別室でお待ちいただいています。
どうかご了承願います」
その言葉と心の声に齟齬がないことを確かめた俺はミレーナ様に判断を任せた。
正直に言えば離れたくはない。
ミレーナ様を守るために筋肉をつけ、体を鍛えた。
そしていかなる武器の扱いも学んだ。
「…大丈夫よ、私行ってくるわ」
不安そうに告げるミレーナ様。
心の中では【他の人も承諾しているのだから私だけわがまま言ってはいけないわ】と告げていた。
離れたくはないがミレーナ様が受け止めているのならこれ以上俺に言えることはなかった。
「何かありましたら声を上げてください。ミレーナ様の声なら聞き漏らしません」
これは本当のことだ。
心の中の声が聞こえると知ってから、俺はこの特性を伸ばすことも視野に入れていた。
知識を蓄えても、体を鍛えても、ミレーナ様に迫る危険に間に合わなければ意味がない。
だからこそ能力を伸ばした。
俺のこの能力は旦那さまと執事のセバス様にだけ伝えている。
あの女の家から来た引き抜きを断る際に二人に告白した。
(ミレーナ様には伝えられていないが…)
この能力をミレーナ様が知ったとき、どう思われるのかが怖かった。
『心の整理ができたら、ミレーナにも話してあげなさい』
と告げた旦那様に俺は頷くだけで、心の整理なんていつまでも出来そうになかった。
「ふふ、それならとても頼もしいわね。
任せて、鍛え上げた肺活を聞かせてあげるわ」
少しでもミレーナ様の不安が薄まったことを悟った俺は、冗談のように告げられた言葉に笑みを浮かべた
上手く笑えているかわからないが、ミレーナ様の肺活は確かにある。
普通の令嬢よりも大きな声も余裕で出せるだろうことを知っている。
だから、…というわけではないが、なにかあったらすぐに助けに向かう自信がある。
だけど傍を離れるのは心苦しかった。
そして俺はミレーナ様を見送り、他の令嬢たちの護衛たちと合流するため別の案内の者についていったのだった。
「どういうことですか、これは」
案内の者についていった先には、今頃ミレーナ様と茶会をしているだろう主催者がいたのである。
俺は困惑しながらも、女の心の声、そして周りの心の声を聞いた。
そして知る。
【何故こんな男のために】と妬む声。
【どうせ顔で選んでいるのだろう】と侮る声。
女の声はわざわざ耳を澄ませて聞かなくてもわかった。
自ら口にし始めたからだ。
「どういうこと?それはこちらのセリフよ。
バルオット侯爵家からの誘いを断るだなんてそんなこと許されないもの。
だから貴方が自ら来たいと懇願するように機会を設けた。それだけのことよ」
家の力が通じないことを理解した女は、実力行使にでたようだった。
俺を痛めつけ、逆らえない環境に陥れ、そして自ら望むように。
その気もないのにミレーナ様に謝罪の為と偽りの言葉を並べ、持て成す気持ちもないのに茶会へと呼びつけたのだ。
この女は。
【え…?】
と呟く声が背後から聞こえた。
俺をこの部屋に案内した者の声だ。
どうやらこいつだけは詳細を知らされていなかったらしい。
だから気づかなかった。
女の指示で部屋で待機していた男たちが同時に剣を抜いた。
痛みつける、というのはある程度動けなくなるほどの負傷を負わせるというような意味なのだろうと理解した。
ならば俺も手加減しない。
胸ポケットに常備しているペンを取り出す。
「ハハ!この男ペンなんて取り出してどうする気だよ!」
「もう降参か?それでサインでもするつもりかよ」
好き勝手言いながら嘲笑う男たちの声に俺は口端を上げた。
「弱い奴ほどよく喋るな。自分で実力がないと言っているようなものだぞ」
笑っていた男たちは顔色を変えた。
怒りに染まった男たちに俺は消えない余裕を見せつける。
一斉に斬りかかる男たちに俺は構えた。
【ヒィ!】と心の中か本当の声なのか怯える声を小さくして足に力を入れて床を蹴った。
死ぬのなんて怖くないと昔は思っていた。
だがミレーナ様と出会い、ミレーナ様に尽くそうとそう決めた俺はミレーナ様だけに忠誠を誓った。
強くなるために仕方ない事とはいえ傷ついた俺の姿にミレーナ様は悲しんだ。
擦った肌の傷にも、青く色づいた肌にも、ミレーナ様は悲しんでくれたのだ。
『無理はしないで』と綺麗な心でミレーナ様は俺に願った。願ってくれた。
俺は強くなった。
ミレーナ様の剣になるために、ミレーナ様の盾になるために。
これから先の人生をミレーナ様と共にいる為だけに強くなった。
そして今もう死ぬのが嫌だと考えている。
死ぬのだけは嫌だと思っているんだ。
こんな男たちに負けることも、こんな女の元につくこともそうだが、ミレーナ様に悲しい顔をさせることが一番嫌だ。一番したくないことなのだ。
冷静な頭の中、男たちの心の声に耳を傾け、斬りかかる剣を次々と躱していった。
そして人の急所となる部分にペンを食い込ませる。
次々と倒れていく男たちに、女は顔を引きつらせていった。
【そんな…!この“キャラ”はこの時点では“まだ”弱い筈よ!
ここまで強くなっていないはず…!それなのに何故!?】
心の中の女の声を聞き、俺はペンを胸ポケットへと戻した。
どうやらこの部屋に案内したメイドが何も知らなかったのは、俺に対する対策ではなかったらしい。
ミレーナ様の推測では、アイテムを介して…という誤った部分があったが俺が心の声が聞こえることをこの女は知っている。
だがそれがいつからなのかを知らないようで、寧ろ最初から聞こえているという事実なんて予想もできていないようだ。
そして俺が自分の能力を活かすことも、強く体を鍛えたこともまだ先だと考えていたらしい。
それならもういい。
(こんな汚い奴の声なんて聞きたくもない…)
人を人として見ない。
ミレーナ様が推測したようにこの女は初めから“作品のキャラクター”としか認識していないのだ。
俺の気持ちも、ミレーナ様の気持ちも、周りの気持ちも理解しようとしない。
そんな女の声などもう聴きたくなかった。
そしてまだ扉付近で待機しているだろう案内人のメイドへと振り返り平然と告げる。
「それで、他の令嬢たちの護衛たちがいる部屋はどこでしょう?
まさかここではないですよね?」
ガタガタと震えていた女は何度も頷き、自分の主であるだろう女の指示を仰ぐことなく部屋を出た。
(このメイドも、仕える人を間違えたようだな)
暫く時間が経つと客室へ案内してくれた人じゃない違うメイドが現れた。
そして護衛も兼ねている俺をミレーナ様から引き離そうとするメイドに不信感を覚えた。
「……今回のお茶会は男子禁制と伺っております。
他の令嬢たちもその旨を了承しており、男性の従者については別室でお待ちいただいています。
どうかご了承願います」
その言葉と心の声に齟齬がないことを確かめた俺はミレーナ様に判断を任せた。
正直に言えば離れたくはない。
ミレーナ様を守るために筋肉をつけ、体を鍛えた。
そしていかなる武器の扱いも学んだ。
「…大丈夫よ、私行ってくるわ」
不安そうに告げるミレーナ様。
心の中では【他の人も承諾しているのだから私だけわがまま言ってはいけないわ】と告げていた。
離れたくはないがミレーナ様が受け止めているのならこれ以上俺に言えることはなかった。
「何かありましたら声を上げてください。ミレーナ様の声なら聞き漏らしません」
これは本当のことだ。
心の中の声が聞こえると知ってから、俺はこの特性を伸ばすことも視野に入れていた。
知識を蓄えても、体を鍛えても、ミレーナ様に迫る危険に間に合わなければ意味がない。
だからこそ能力を伸ばした。
俺のこの能力は旦那さまと執事のセバス様にだけ伝えている。
あの女の家から来た引き抜きを断る際に二人に告白した。
(ミレーナ様には伝えられていないが…)
この能力をミレーナ様が知ったとき、どう思われるのかが怖かった。
『心の整理ができたら、ミレーナにも話してあげなさい』
と告げた旦那様に俺は頷くだけで、心の整理なんていつまでも出来そうになかった。
「ふふ、それならとても頼もしいわね。
任せて、鍛え上げた肺活を聞かせてあげるわ」
少しでもミレーナ様の不安が薄まったことを悟った俺は、冗談のように告げられた言葉に笑みを浮かべた
上手く笑えているかわからないが、ミレーナ様の肺活は確かにある。
普通の令嬢よりも大きな声も余裕で出せるだろうことを知っている。
だから、…というわけではないが、なにかあったらすぐに助けに向かう自信がある。
だけど傍を離れるのは心苦しかった。
そして俺はミレーナ様を見送り、他の令嬢たちの護衛たちと合流するため別の案内の者についていったのだった。
「どういうことですか、これは」
案内の者についていった先には、今頃ミレーナ様と茶会をしているだろう主催者がいたのである。
俺は困惑しながらも、女の心の声、そして周りの心の声を聞いた。
そして知る。
【何故こんな男のために】と妬む声。
【どうせ顔で選んでいるのだろう】と侮る声。
女の声はわざわざ耳を澄ませて聞かなくてもわかった。
自ら口にし始めたからだ。
「どういうこと?それはこちらのセリフよ。
バルオット侯爵家からの誘いを断るだなんてそんなこと許されないもの。
だから貴方が自ら来たいと懇願するように機会を設けた。それだけのことよ」
家の力が通じないことを理解した女は、実力行使にでたようだった。
俺を痛めつけ、逆らえない環境に陥れ、そして自ら望むように。
その気もないのにミレーナ様に謝罪の為と偽りの言葉を並べ、持て成す気持ちもないのに茶会へと呼びつけたのだ。
この女は。
【え…?】
と呟く声が背後から聞こえた。
俺をこの部屋に案内した者の声だ。
どうやらこいつだけは詳細を知らされていなかったらしい。
だから気づかなかった。
女の指示で部屋で待機していた男たちが同時に剣を抜いた。
痛みつける、というのはある程度動けなくなるほどの負傷を負わせるというような意味なのだろうと理解した。
ならば俺も手加減しない。
胸ポケットに常備しているペンを取り出す。
「ハハ!この男ペンなんて取り出してどうする気だよ!」
「もう降参か?それでサインでもするつもりかよ」
好き勝手言いながら嘲笑う男たちの声に俺は口端を上げた。
「弱い奴ほどよく喋るな。自分で実力がないと言っているようなものだぞ」
笑っていた男たちは顔色を変えた。
怒りに染まった男たちに俺は消えない余裕を見せつける。
一斉に斬りかかる男たちに俺は構えた。
【ヒィ!】と心の中か本当の声なのか怯える声を小さくして足に力を入れて床を蹴った。
死ぬのなんて怖くないと昔は思っていた。
だがミレーナ様と出会い、ミレーナ様に尽くそうとそう決めた俺はミレーナ様だけに忠誠を誓った。
強くなるために仕方ない事とはいえ傷ついた俺の姿にミレーナ様は悲しんだ。
擦った肌の傷にも、青く色づいた肌にも、ミレーナ様は悲しんでくれたのだ。
『無理はしないで』と綺麗な心でミレーナ様は俺に願った。願ってくれた。
俺は強くなった。
ミレーナ様の剣になるために、ミレーナ様の盾になるために。
これから先の人生をミレーナ様と共にいる為だけに強くなった。
そして今もう死ぬのが嫌だと考えている。
死ぬのだけは嫌だと思っているんだ。
こんな男たちに負けることも、こんな女の元につくこともそうだが、ミレーナ様に悲しい顔をさせることが一番嫌だ。一番したくないことなのだ。
冷静な頭の中、男たちの心の声に耳を傾け、斬りかかる剣を次々と躱していった。
そして人の急所となる部分にペンを食い込ませる。
次々と倒れていく男たちに、女は顔を引きつらせていった。
【そんな…!この“キャラ”はこの時点では“まだ”弱い筈よ!
ここまで強くなっていないはず…!それなのに何故!?】
心の中の女の声を聞き、俺はペンを胸ポケットへと戻した。
どうやらこの部屋に案内したメイドが何も知らなかったのは、俺に対する対策ではなかったらしい。
ミレーナ様の推測では、アイテムを介して…という誤った部分があったが俺が心の声が聞こえることをこの女は知っている。
だがそれがいつからなのかを知らないようで、寧ろ最初から聞こえているという事実なんて予想もできていないようだ。
そして俺が自分の能力を活かすことも、強く体を鍛えたこともまだ先だと考えていたらしい。
それならもういい。
(こんな汚い奴の声なんて聞きたくもない…)
人を人として見ない。
ミレーナ様が推測したようにこの女は初めから“作品のキャラクター”としか認識していないのだ。
俺の気持ちも、ミレーナ様の気持ちも、周りの気持ちも理解しようとしない。
そんな女の声などもう聴きたくなかった。
そしてまだ扉付近で待機しているだろう案内人のメイドへと振り返り平然と告げる。
「それで、他の令嬢たちの護衛たちがいる部屋はどこでしょう?
まさかここではないですよね?」
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