女神に愛された女の子と、女の子を愛した男の子の話

あおくん

文字の大きさ
3 / 5

新しい居場所

しおりを挟む




暗闇の中、アメミヤは目を覚ました。

そして、ここが地下室だったこと、自身が閉じ込められたことを思い出す。

アメミヤは冷静だった。
目を閉じて意識を集中させる。


「…くる」


そう呟いた瞬間、どたどたとうるさい足音を響かせて一人の男が地下室へと降りてきた。


「起きていたか」


まるで憎らし気に睨みつける父親。

「連れてこい」と父は後ろで控えていた傭兵たちに指示した。

剣を腰に括り付けた傭兵たちはアメミヤの腕を掴み、地下室から連れ出した。

だがどこに向かっているのかアメミヤはわからなかった。

ただ引きずられるように歩いている間、父は様々なことを教えてくれた。

アメミヤとジェラルドとの婚約が解消されたこと
代わりに妹のアイリスがジェラルドと婚約をしたこと
侯爵家は親戚から後継ぎを貰い受けること

そして

平民だったアメミヤの居場所はもうこの家にはなくなったこと

その時アメミヤは思った。


(私は最初からこの家の家族ではなかったのね…)


おかしいと思っていた。

当時は王家の者と婚姻をするからだと思っていたが、差別的な程に厳しくしつけられたことも。

”力が使えなくともお前は愛されているから”と告げられた言葉と裏腹に、調子はどうだと確認され続けたことも。


(もしかして、”女神”に愛されているから…という意味だったのでは…)
 

お母様じゃなく、お父様でもなく、ジェラルド王子でもなく、ただただこの銀髪と紅色の瞳をもっていただけで、”女神に愛されている”と言われていたのではなかったのか。


「立ち去れ。…そしてお前がシルンダを名乗ることを今後禁ずる」


そしてアメミヤは捨てられた。

何も持たされることなく、身一つで放り投げられたアメミヤは、ゆっくりと起き上がった。


「………はは…」


両親だと思っていた親とは一滴たりとも血は繋がっておらず、可愛いと思っていた妹には何故か”嵌められる”程に疎まれていた。

全てが嘘だった。


「…いや、嘘じゃない、か」


侯爵家の者たちが訝し気に私をみるあの目だけは。

アメミヤは立ち上がり、そして裸足のまま侯爵家に背を向けて歩き出す。



◆◆◆◆



”汚した”ドレスの代わりとして、ジェラルドはアイリスに代わりのドレスを贈った。

”第二王子”からプレゼントを受け取ったアイリスは華やかな笑顔を浮かべて喜びを表す。


「あのドレスは私が初めて仕立てたドレスだったのですが、まさか殿下にこんな素敵なドレスを贈っていただけるなんて、とても光栄ですわ」


ニコニコと男好きする表情を浮かべるアイリスに、ジェラルドは優しく微笑んだ。


「今まで助けられずに申し訳なかった。
これは私からの詫びの印なんだ。君が喜んでくれて嬉しいよ」


そう告げたジェラルドの言葉に嘘はなかった。

王子という立場と言えども、私財として気軽に使える金は多くはなかった。

それも婚姻していない”ただの婚約者候補”に使う金は。


王家の者と婚約するには様々な試練が待っている。

礼儀作法も教養も、高位貴族を納得させるほどの実力を持たなければならない。

アメミヤを厳しく育て上げた侯爵家とならば、妹のアイリスにも同様の教育が期待できるであろうとジェラルドは考えた。

だが、他の高位貴族が納得までは、まだアイリスは婚約者”候補”であった。

ジェラルドが使える私財もあるにはある。

だがそれは民からの税によるもので、使う際には報告が義務付けられているのだ。

だからこそ、元々婚約者であったアメミヤにもドレスやアクセサリーを贈ることはしていなかった。

それでも真面目に取り組んできたアメミヤとなら今後もよい関係をと思い、会うたびに花を送っていたが。


今回アイリスに贈った理由は、今まで元婚約者であったアメミヤから酷い扱いを受けていたことに対する詫びであった。

気付かなかった為というのもあるが、元婚約者として代わりに詫びなければとジェラルドは思った理由が強かった。


アイリスは「ジェラルド様からのプレゼント」とドレスを体に当ててくるりと回転させる。

ひらひらとドレスの裾がふわりと舞った。

ジェラルドはそんなアイリスの姿に、”詫びを受け入れてもらえた”と認識し、「これからよろしく」と手を差し出す。

アイリスもにこやかに笑顔を浮かべ、ジェラルドの手を取った。

そんな時だった。

急な地響きが侯爵家を、いや、国全体を襲った。

皆が皆、窓に駆け寄り状況を把握する。

肉眼では確認できなかった者が、フィールドスコープを覗き込んだ一人の傭兵が声を荒げた。


「た、大量の魔物がこの町にやってきています!!!」


自体は騒然となった。

女神が世界を救ったように、女神の愛し子として力が使える者はこの国を救うために集められ、戦場へと送られる。

それが”大事にされる”者たちの義務だった。

アイリスも例外ではなかった。

攻撃が出来なくとも、治癒の力は戦場では大いに役立つのだ。


「さぁ!アイリスも早く支度をするんだ!」


ジェラルドがドレスを握りしめているアイリスの肩を掴む。

アイリスは顔を青褪め、ぶるぶると首を振った。


「い、いやよ!なんで私がそんなところにいかなくちゃいけないの!?」

「貴族として、そして女神の愛し子としての責務だろう!それとも自領のこともどうでもいいというのか!」


魔物の大軍が押し寄せる先は、アイリスの父であるシルンダ侯爵が納める領地でもある。


「そうだわ!お姉さまに行かせればいいのよ!」

「…は?」

「ただでさえ使えないんですもの!こんな時に役に立ってもらわなくちゃ!」


特徴をもつ元婚約者は力を持たなかった。

そして、”貴族令嬢を虐げた”という理由から貴族から除籍された彼女に、責任転嫁しようとするアイリスをジェラルドは信じられなかった。


「もういい!お前はここにいろ!!」


ジェラルドは今更ながらに思い出す。


(もしかして私は思違いをしていたのではないだろうか)


月に数回のお茶会の時間が終わる度に、どこか悲しそうにしていた彼女は、私との別れを悲しんでいたわけではなく、この”家”に帰りたくないと、思っていたのではないか。

ある時から同じドレスを身に纏うようになったが、それは彼女が遠慮したのではなく、彼女の元家族が許さなかったのではないか。

…私は


(私は彼女が、アメミヤがアイリスに熱湯を浴びせる現場をみてはいない)


見たのはただ、ポットを手にしたアメミヤと、泣き叫ぶアイリスの姿だけだ。

ガタガタと青ざめた表情で、震えながら私を見上げるアメミヤの姿を思い出す。

なのに私は彼女ではなく、泣き叫ぶ妹の方を信じてしまった。

彼女に一度も贈ったことがないドレスを、彼女の妹に贈ったことが、私を罪悪感の海に突き落とす。

ずんずんと早歩きで歩きを進めるジェラルドを呼びかける声があった。

ジェラルドはその声の主を探し当て、そして縋る。


「あ、に上!私は、私は…!」

「落ち着け!何があった!?」


第一王子であるユリウス・シュタインは、ジェラルドの背中を撫でながら落ち着かせた。

だが、ジェラルドは言葉が詰まるだけで、何を言っていいのか、いや何も言えなかった。


「い、いえ…、それより状況は!?」

「スタンピードだ。今は王家の所有する騎士団を派遣し終えたところで、これから教会にも要請を行う。お前もくるか?」


教会には様々な人物が集まる。

その一部には力を使う者もいるのであろうとジェラルドは思った。


「はい!ついて行きます!」






時は少し遡る。

アメミヤは侯爵家を去ったその足で教会へと向かった。

この国では子供一人では生きていけない。

なにをするにも保護者が必要だからだ。

だが例外として、受け入れられる場所がある。

教会と、はぐれ者が集まるスラム街だ。
勿論、スラム街という選択はアメミヤにはなかった。

アメミヤは迷いなく教会へと向かう。

教会に所属するには第一に悪行を行っていない事。そして女神を信じていることが求められる。

力がなくてもいい。
髪や瞳に色を持っていなくてもいい。

ただ、女神にその命を捧げる。その気持ちが重要視されていた。

アメミヤはまず悪行を行っていないか確かめられた。

どんな小さなことでも、同じ人間に無粋なことを行っていないのかを判断出来るとされる水晶に手を乗せる。

何も反応しない水晶に、司教はアメミヤを中に通した。

信仰心を確かめるためには、形だけだが行われていることがあった。

それは直接祀られた女神像に手を合わせ、祈りをささげること。 

アメミヤは膝をつき、手を合わせる。

通常ならばここでなにも起こらない筈だったが、この時だけは違った。

アメミヤの体を光が包み込む。

まるでアメミヤを抱きしめているかのような優しい光が、アメミヤを包み込んでいた。

そんなアメミヤを両手を広げて司教は受け入れた。
いや、受け入れなければならなかった。


「私はなにをすればいいですか?」


アメミヤは一番近くにいた司教に尋ねる。


「まず自己紹介をしようか。
私はこの教会の司教を務めているドュワルス。
皆から司教と呼ばれているから君もそう呼んでいいよ。
君の名前は?」

「私はアメミ……、いいえ。私に名はありません」

「そうか、…名前がないのか…」


明らかに言いかけたアメミヤを気にすることもせず、司教は顎に手を当てた。


「では、ココという名はどうだろうか?」

「ココ…。はい、ありがとうございます。司教様」


アメミヤは新しい名前を司教に頂けたことが嬉しく思った。

まるでアメミヤからココに生まれ変わったかのような、新しい人生への再出発ともいえる様な気分になった。


「ココ、君にはまずこの教会になれるところから始めてもらうよ。
…ウルス司祭。彼女を頼むよ」

「はい。じゃあココ、行こうか」


司教からココを任せられたウルス司祭と呼ばれた男性は、ココに笑みを向けながら教会の中を案内する。

女神像を祀り祈りを捧げるための礼拝堂を抜けると、教会に住んでいる者たちの住居スペースに進んだ。

多数の本を並べ書類仕事をする事務スペース、食事を作るキッチンスペース、身を清めるバスルーム等といったように次々と紹介していく中、顔を見合わせた司祭や助祭の紹介も怠らなかった。

教会に受け入れられた者は悪行を行っていないことが証明されている為、紹介されたどの人もココには好意的だった。

ココはどんなこともやった。

貴族令嬢時代にはやったこともなかった掃除に洗濯、調理の下作業も進んでやった。

早く教会での暮らしになれるために、ココを受け入れてくれた教会の人たちの役に立つために、進んで仕事を貰いこなしてきた。


「ネージュさんは凄いですね」


ココは隣で同じように芋の皮を剥いている女性の手元を見て感心したように呟いた。


「あ、こら、またさん付けして!
私のことは呼び捨てで構わないっていってるだろ?それに敬語も不要!
同じ助祭同士で気を使いたくないって何度言えばわかるんだい?」

「あ、…ふふ。ごめんね」

「わかればいいって…、あんたこれ皮分厚すぎるだろ!アハハハハハ!おかしいね!」


そうして一人が笑うと、他の者も様子を見に集まり、そして笑いの輪が広まる。

自分をネタにされているはずなのに、ココは不思議と暖かい気持ちになった。

そして


「もう!これでも上達したんだよ!?」


そう気軽に反論できる自分自身の変化にも嬉しく思った。

人に弱みを見せてはならない。

そんな貴族ならではの教えはここにはない。
それに、……ここでは弱みに付け入れられることも、嵌めて陥れられることもない。


「ふふふ…、ふふ、…あ」


いつの間にかココの目から涙が流れていた。

ゴシゴシと乱暴に袖で涙を拭うココに、一人の男の子がココの腕を止める。

柔らかいハンカチをココの目に当てながら「今日もおやつは皮つきポテトフライか?」と茶化す男の子。

揶揄っている言葉なのにも、行動はこんなにも優しい。


「ゴーユ、ありがとうね」


ココは当てられたハンカチを受け取りながら赤くなってしまった目で、ゴーユと呼んだ男の子にお礼を告げた。

教会で過ごすうちに、ココは教会の人たちが家族以上の存在に思えるようになった。

嬉しい時は皆で笑って。
誰かが困ると手を伸ばして支えてあげたり、助けてあげたり。
誰かが泣くと、励ましてくれたり、慰めてくれたり、時には共に泣いたりしてくれる。

そんな存在がこんなにも近くにいることが、ココにはとても幸せだった。

そんな時だった。

地鳴りのような音が鳴り響き、教会は激しく揺れた。

状況を把握できないからこそ、慌てふためく皆にココは一先ずネージュたちの手から包丁を抜き取る。


「落ち着いて、慌てても何も解決しないわ!」


ココの声に一度は落ち着きを見せたが、それでも不安な気持ちは徐々に大きくなる。

再び混乱し始める前に、ココは指示をだした。


「バラン!あなたは司教様に状況を聞いてきて!
私達は一か所に集まったほうがいい!ネージュとフランは他の人たちを呼んできて!」


ココは一部の者たちに指示を出した後、皆を連れて多目的ルームへと向かう。

そして、状況を把握する為に魔力を大きく広げて、周囲を確認した。

教会の外も似たような状態だった。

慌てふためく人たちでごった返す町は、町の中を警備していた騎士の手に負えない状況だった。

だが早くに状況を把握した者らしき人物が、徴集をかけているのか、一部に人が集まっていた。


ココは更に探索の範囲を広げた。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

失踪していた姉が財産目当てで戻ってきました。それなら私は家を出ます

天宮有
恋愛
 水を聖水に変える魔法道具を、お父様は人々の為に作ろうとしていた。  それには水魔法に長けた私達姉妹の協力が必要なのに、無理だと考えた姉エイダは失踪してしまう。  私サフィラはお父様の夢が叶って欲しいと力になって、魔法道具は完成した。  それから数年後――お父様は亡くなり、私がウォルク家の領主に決まる。   家の繁栄を知ったエイダが婚約者を連れて戻り、家を乗っ取ろうとしていた。  お父様はこうなることを予想し、生前に手続きを済ませている。  私は全てを持ち出すことができて、家を出ることにしていた。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

【完結】私は聖女の代用品だったらしい

雨雲レーダー
恋愛
異世界に聖女として召喚された紗月。 元の世界に帰る方法を探してくれるというリュミナス王国の王であるアレクの言葉を信じて、聖女として頑張ろうと決意するが、ある日大学の後輩でもあった天音が真の聖女として召喚されてから全てが変わりはじめ、ついには身に覚えのない罪で荒野に置き去りにされてしまう。 絶望の中で手を差し伸べたのは、隣国グランツ帝国の冷酷な皇帝マティアスだった。 「俺のものになれ」 突然の言葉に唖然とするものの、行く場所も帰る場所もない紗月はしぶしぶ着いて行くことに。 だけど帝国での生活は意外と楽しくて、マティアスもそんなにイヤなやつじゃないのかも? 捨てられた聖女と孤高の皇帝が絆を深めていく一方で、リュミナス王国では次々と異変がおこっていた。 ・完結まで予約投稿済みです。 ・1日3回更新(7時・12時・18時)

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります

真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」 婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。  そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。  脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。  王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

没落貴族とバカにしますが、実は私、王族の者でして。

亜綺羅もも
恋愛
ティファ・レーベルリンは没落貴族と学園の友人たちから毎日イジメられていた。 しかし皆は知らないのだ ティファが、ロードサファルの王女だとは。 そんなティファはキラ・ファンタムに惹かれていき、そして自分の正体をキラに明かすのであったが……

裏庭係の私、いつの間にか偉い人に気に入られていたようです

ルーシャオ
恋愛
宮廷メイドのエイダは、先輩メイドに頼まれ王城裏庭を掃除した——のだが、それが悪かった。「一体全体何をしているのだ! お前はクビだ!」「すみません、すみません!」なんと貴重な薬草や香木があることを知らず、草むしりや剪定をしてしまったのだ。そこへ、薬師のデ・ヴァレスの取りなしのおかげで何とか「裏庭の管理人」として首が繋がった。そこからエイダは学び始め、薬草の知識を増やしていく。その真面目さを買われて、薬師のデ・ヴァレスを通じてリュドミラ王太后に面会することに。そして、お見合いを勧められるのである。一方で、エイダを嵌めた先輩メイドたちは——?

【完結】小さなマリーは僕の物

miniko
恋愛
マリーは小柄で胸元も寂しい自分の容姿にコンプレックスを抱いていた。 彼女の子供の頃からの婚約者は、容姿端麗、性格も良く、とても大事にしてくれる完璧な人。 しかし、周囲からの圧力もあり、自分は彼に不釣り合いだと感じて、婚約解消を目指す。 ※マリー視点とアラン視点、同じ内容を交互に書く予定です。(最終話はマリー視点のみ)

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

処理中です...