君は最後も微笑んだ

RIN

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確信

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第一印象は、「明るく心優しい少女」
その美貌も相まってか、とても裏があるようには思えない。

だが僕は、そんな彼女に裏があると確信していた。
根拠はあるのか?と言われたら、あるとは言えないし、
勘なのか?と言われたら、否定は出来ない。

そうこれは、確信という名の「決めつけ」にすぎないのだ。

現に彼女の裏はまだ掴めていない。
むしろ、その確信が揺らぐほどに、
彼女はずっと「明るく心優しい少女」のままだった。

このままでは悔しい。
絶対彼女の裏を掴んでみせる。
これほど彼女の裏は無いに等しいと証拠が出てるのに、
諦めきれない僕は、きっと「負けず嫌い」なんだと思う。


まぁ、人気者の彼女の裏を、
いわゆる「陰キャ」である僕が、掴めるはずもないけれど。
住む世界が違うって、こういう事なのかな。




気づけば入学式から3ヶ月が経っていた。
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