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第四十五話:敬意
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「お前は……、仙子だな? 赫界旅団とかいう、家無しだろう?」
開口一番に言われた言葉に、わたしは苦笑いするしかなかった。
胡仙の案内で訪れた夏家と秋家の領地の境にある発掘現場には、両家の人々のみならず、考古学者や発掘師、昆虫学者、地質学者、病理学者、法人類学者などが大勢おり、ちょっとした祭のような人出だ。
現場には綺麗にトレンチが掘ってあり、墳墓の中へと続く入口にはすでに木材による補強もほどこされている。
胡仙に紹介され、両家の長老への挨拶を終えたところで、その側近と思われる男性から言われたのが、さきほどの嫌味。
久しぶりに言われた「家無し」という蔑称。これは人間界の国には属さないことが多い仙子族に対するものとしては、最大の暴言と言っても過言ではない。
「周波数渡航者と言う意味ならば、ええ、そうです。でも、家はちゃんとありますよ。杏守家は代々、葦原国皇帝家に仕えてきましたから。ご心配頂きましてどうもありがとうございます」
夏家の人々も、秋家の人々も、わたしという、仙子が気に入らないようだ。
それもそのはず。華丹国は太古から大妖怪や聖獣、戦神に守られ発展してきた大国。
その弥栄の大国に仕え、自分たちの力があって国を守り抜くことが出来たという自負と誇りから、四季族は、国民と同じ血が通っていないのに王家に重用されてきた仙子族のことを疎ましく思っているのだ。
所詮、余所者ということなのだろう。
「仙子ごときが我ら四季族の助けになろうなどと烏滸《おこ》がましい……」
瞬きするほどの瞬間。
突如として四季族の身体が沈み、まるで首を垂れているかのような姿勢になった。
「頭が高いぞ、愚民ども」
胡仙の背後に扇のように広がる美しい毛並みの銀九尾。
天狐には精神的重圧を操る能力があるという。
まさに、今目の前で起こっているのがそれだ。
「妾の友人は好意で来てくれたのだ。お前たちの力になろうとな。それをそんな薄汚い言葉で迎えるのなら、妾は帰る。戦争でもなんでも好きにすればいい。ただし、他の種族を一人でも巻き込み怪我をさせたら……」
胡仙は爪を尖らせ口から黄金の炎を吐き出しながら言った。
「四季族ごと滅ぼすぞ」
わたしが躾けられているわけではないのに、背中に流れる冷や汗。
竜胆は口元に薄笑いを浮かべ、楽しそうにこの光景を眺めている。
まるで、胡仙がやらなければ自分がやっていたとでもいうように。
「も、申し訳ありませんでした……」
「それは誰に言っている?」
空気が重い。口を開くにも、体力を使うほどに。
「あ、杏守様に……。誠に申し訳ありませんでした」
わたしは自分一人に向けられた嫌味ならば、すぐに彼らの身を起しに近寄っただろう。
でも、一族全体を邪険にされる言葉はただ躱すわけにはいかない。
家族を馬鹿にされるのが一番嫌いだ。でも、さすがにこれは……。
「その謝罪を受け入れます。お互いに敬意をもってまいりましょう」
「ありがとうございます……」
空気が変わった。
周囲の音が耳に戻って来た。鳥の鳴き声、川のせせらぎ。木々が風で触れ合う音。
夏家と秋家の人々が大きく呼吸を繰り返し、地面に手を突いたままゼェゼェと息をした。
「立て。これまでにわかったことをすべて話すのだ」
「は、はい。すぐに報告書を持ってまいります」
「口頭説明は専門家から……」
両家に雇われている考古学者が数名、恐る恐る近づいてきて、現状を説明してくれた。
「では、埋まっていた墳墓と棺の様式、そしてご遺体は夏家祖先のものだけれど、副葬品はすべて秋家の遺物だと、そういうことなんですね?」
「いえ、墳墓と棺の様式は夏家、副葬品は秋家ですが、あのご遺体がどちらの家の者なのかはまだわかっていないのです。なにぶん、ミイラ化してしまっており、判別には法医学者や病理医など、たくさんの人々の鑑定が必要なものですから……」
「着ていた服は……」
「酷く劣化しており、それに……。あまりに時代が古く、まだ屍来族と呼ばれていた頃のものだと思われます……。色もただ一色で染められているので……」
屍来族は王家の影であり闇の歴史そのもの。
服装に華美な装飾がされることはなく、基本的には闇夜に紛れる黒一色。王宮に出向く際の服も、上質な布ではあるものの、色は黒。
今回見つかった遺体は、つまり、そういうことなのだ。
まだ春・夏・秋・冬の四家に分かれる前の時代のものというわけだ。
「当時からやんわりとした区別はあったものの、明確な分化はなされておりませんでした」
「おかしいな。屍来族はその遺体から情報が漏れないよう、仲間を必ず火葬にしていたと聞くが……」
「胡仙様の言う通りです。なので、まずはご遺体の調査から始めないことには、何もわからないというのが我ら学者の意見です」
「まだ何もわからない……。そんな段階で争っていたのか、お前たちは」
胡仙の鋭い目線が両家の長老へと注がれた。
長老たちはそれでもこれは危機的状況なのだと、必死な形相で訴えた。
「ここは代々夏家が護ってきた土地。そこから秋家の副葬品が出たとあれば、これまでの歴史と領地の境界線が脅かされるというもの……。熱くもなりましょう」
「秋家はただでさえ四家の中で一番領地が狭いのですから。広げられるチャンスは貴重なのです。それに、伝承によれば秋家にはまだまだ見つかっていない財宝が多く残っているはずなのです。祖霊の皆々様方のためにも、探し出さなければなりません」
「何が『領地が狭い』だ! 清らかな水源の多くはお前たちの土地にあるのだぞ! 水に金を払う我々の身にもなってみろ!」
「見苦しいぞ夏家! 平地の多くはお前たちがせしめているというのに! 我らは神々が住まう山々を心苦しくも切り開かねば家も建てられなかったのだぞ!」
ぎゃあぎゃあと言い争う声は次第に人数も声量も増していき、あたりは騒々しくなっていった。
胡仙はうんざりしたような顔で大きくため息をついた。
「阿呆どもは放っておいてさっそく遺体を運ぼうか。奎星楼には鑑定に必要な機材が揃っている。妾の領地で行えば、どちらの土地のどちらの施設で鑑定したからインチキだなどと妄言も吐かれなくて済むだろう」
学者たちは顔を見合わせ、頷いた。
「それもそうですね……。では、お邪魔させていただきます」
「運ぶのは翼禮に頼もう。誰よりも中立だからな」
「わかりました。任せてください」
わたしは空枝空間を開くと、法人類学者から言われた通りの湿度と温度に設定した部屋を作り、そこに遺体を寝かせた。
そして学者たちに空枝空間内の家へ入ってもらった。
「これで空を飛んで帰れます」
「さすが翼禮! 私も運んでもらおうかな」
「竜胆は自分で飛んでくださいね」
「ちぇっ。はぁい」
「では、行くぞ」
わたしたちは空へと飛び立ち、奎星楼へ向かった。
地上ではまだ両家が言い争っている。
その声はあまりに大きく、聞こえなくなるまでに結構な距離を有した。
開口一番に言われた言葉に、わたしは苦笑いするしかなかった。
胡仙の案内で訪れた夏家と秋家の領地の境にある発掘現場には、両家の人々のみならず、考古学者や発掘師、昆虫学者、地質学者、病理学者、法人類学者などが大勢おり、ちょっとした祭のような人出だ。
現場には綺麗にトレンチが掘ってあり、墳墓の中へと続く入口にはすでに木材による補強もほどこされている。
胡仙に紹介され、両家の長老への挨拶を終えたところで、その側近と思われる男性から言われたのが、さきほどの嫌味。
久しぶりに言われた「家無し」という蔑称。これは人間界の国には属さないことが多い仙子族に対するものとしては、最大の暴言と言っても過言ではない。
「周波数渡航者と言う意味ならば、ええ、そうです。でも、家はちゃんとありますよ。杏守家は代々、葦原国皇帝家に仕えてきましたから。ご心配頂きましてどうもありがとうございます」
夏家の人々も、秋家の人々も、わたしという、仙子が気に入らないようだ。
それもそのはず。華丹国は太古から大妖怪や聖獣、戦神に守られ発展してきた大国。
その弥栄の大国に仕え、自分たちの力があって国を守り抜くことが出来たという自負と誇りから、四季族は、国民と同じ血が通っていないのに王家に重用されてきた仙子族のことを疎ましく思っているのだ。
所詮、余所者ということなのだろう。
「仙子ごときが我ら四季族の助けになろうなどと烏滸《おこ》がましい……」
瞬きするほどの瞬間。
突如として四季族の身体が沈み、まるで首を垂れているかのような姿勢になった。
「頭が高いぞ、愚民ども」
胡仙の背後に扇のように広がる美しい毛並みの銀九尾。
天狐には精神的重圧を操る能力があるという。
まさに、今目の前で起こっているのがそれだ。
「妾の友人は好意で来てくれたのだ。お前たちの力になろうとな。それをそんな薄汚い言葉で迎えるのなら、妾は帰る。戦争でもなんでも好きにすればいい。ただし、他の種族を一人でも巻き込み怪我をさせたら……」
胡仙は爪を尖らせ口から黄金の炎を吐き出しながら言った。
「四季族ごと滅ぼすぞ」
わたしが躾けられているわけではないのに、背中に流れる冷や汗。
竜胆は口元に薄笑いを浮かべ、楽しそうにこの光景を眺めている。
まるで、胡仙がやらなければ自分がやっていたとでもいうように。
「も、申し訳ありませんでした……」
「それは誰に言っている?」
空気が重い。口を開くにも、体力を使うほどに。
「あ、杏守様に……。誠に申し訳ありませんでした」
わたしは自分一人に向けられた嫌味ならば、すぐに彼らの身を起しに近寄っただろう。
でも、一族全体を邪険にされる言葉はただ躱すわけにはいかない。
家族を馬鹿にされるのが一番嫌いだ。でも、さすがにこれは……。
「その謝罪を受け入れます。お互いに敬意をもってまいりましょう」
「ありがとうございます……」
空気が変わった。
周囲の音が耳に戻って来た。鳥の鳴き声、川のせせらぎ。木々が風で触れ合う音。
夏家と秋家の人々が大きく呼吸を繰り返し、地面に手を突いたままゼェゼェと息をした。
「立て。これまでにわかったことをすべて話すのだ」
「は、はい。すぐに報告書を持ってまいります」
「口頭説明は専門家から……」
両家に雇われている考古学者が数名、恐る恐る近づいてきて、現状を説明してくれた。
「では、埋まっていた墳墓と棺の様式、そしてご遺体は夏家祖先のものだけれど、副葬品はすべて秋家の遺物だと、そういうことなんですね?」
「いえ、墳墓と棺の様式は夏家、副葬品は秋家ですが、あのご遺体がどちらの家の者なのかはまだわかっていないのです。なにぶん、ミイラ化してしまっており、判別には法医学者や病理医など、たくさんの人々の鑑定が必要なものですから……」
「着ていた服は……」
「酷く劣化しており、それに……。あまりに時代が古く、まだ屍来族と呼ばれていた頃のものだと思われます……。色もただ一色で染められているので……」
屍来族は王家の影であり闇の歴史そのもの。
服装に華美な装飾がされることはなく、基本的には闇夜に紛れる黒一色。王宮に出向く際の服も、上質な布ではあるものの、色は黒。
今回見つかった遺体は、つまり、そういうことなのだ。
まだ春・夏・秋・冬の四家に分かれる前の時代のものというわけだ。
「当時からやんわりとした区別はあったものの、明確な分化はなされておりませんでした」
「おかしいな。屍来族はその遺体から情報が漏れないよう、仲間を必ず火葬にしていたと聞くが……」
「胡仙様の言う通りです。なので、まずはご遺体の調査から始めないことには、何もわからないというのが我ら学者の意見です」
「まだ何もわからない……。そんな段階で争っていたのか、お前たちは」
胡仙の鋭い目線が両家の長老へと注がれた。
長老たちはそれでもこれは危機的状況なのだと、必死な形相で訴えた。
「ここは代々夏家が護ってきた土地。そこから秋家の副葬品が出たとあれば、これまでの歴史と領地の境界線が脅かされるというもの……。熱くもなりましょう」
「秋家はただでさえ四家の中で一番領地が狭いのですから。広げられるチャンスは貴重なのです。それに、伝承によれば秋家にはまだまだ見つかっていない財宝が多く残っているはずなのです。祖霊の皆々様方のためにも、探し出さなければなりません」
「何が『領地が狭い』だ! 清らかな水源の多くはお前たちの土地にあるのだぞ! 水に金を払う我々の身にもなってみろ!」
「見苦しいぞ夏家! 平地の多くはお前たちがせしめているというのに! 我らは神々が住まう山々を心苦しくも切り開かねば家も建てられなかったのだぞ!」
ぎゃあぎゃあと言い争う声は次第に人数も声量も増していき、あたりは騒々しくなっていった。
胡仙はうんざりしたような顔で大きくため息をついた。
「阿呆どもは放っておいてさっそく遺体を運ぼうか。奎星楼には鑑定に必要な機材が揃っている。妾の領地で行えば、どちらの土地のどちらの施設で鑑定したからインチキだなどと妄言も吐かれなくて済むだろう」
学者たちは顔を見合わせ、頷いた。
「それもそうですね……。では、お邪魔させていただきます」
「運ぶのは翼禮に頼もう。誰よりも中立だからな」
「わかりました。任せてください」
わたしは空枝空間を開くと、法人類学者から言われた通りの湿度と温度に設定した部屋を作り、そこに遺体を寝かせた。
そして学者たちに空枝空間内の家へ入ってもらった。
「これで空を飛んで帰れます」
「さすが翼禮! 私も運んでもらおうかな」
「竜胆は自分で飛んでくださいね」
「ちぇっ。はぁい」
「では、行くぞ」
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